令和1466日目
2023/05/05
この日のできごと(何の日)
【石川県珠洲市】震度6強
5日午後2時42分ごろ、能登地方を震源とする地震があり、珠洲市正院町で震度6強を観測した。市内で住宅が倒壊したり、神社の鳥居が倒れたりするなどの被害が多数確認され、1人がはしごから転落して死亡した。珠洲市や石川県によると、22人がけがを負い、少なくとも家屋5棟の倒壊が見つかった。高岡市でも1人がけがを負った。県内で震度6強を観測したのは、2007年3月の能登半島地震以来。大型連休と重なり、県民や観光客でにぎわう観光地が混乱した。
気象庁によると、震源の深さは約12キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6・5と推定される。県内では能登町で震度5強、輪島市で震度5弱、穴水町から小松市までの広い地域で震度4を観測した。
その後も地震が相次ぎ、5日午後9時58分には珠洲市で震度5強を観測し、午後11時までに震度1以上が計39回発生した。緊急地震速報は計4回発表された。気象庁は緊急地震速報に、建物の高層階をゆっくりと揺らす長周期地震動の予測を初めて盛り込んで発表した。実際に珠洲市三崎町で長周期地震動の階級3を観測した。
珠洲市付近では、20年12月以降、地震活動が活発化し、震度1以上の揺れは21年70回、22年195回を観測。昨年6月19日には、震度6弱の揺れを記録した。
珠洲市正院町正院で、Aさん(65)=内灘町=がはしごから転落して死亡した。2人が骨折などで市総合病院に入院し、19人が軽傷。倒壊した家屋から救出された80代女性がドクターヘリで県立中央病院に運ばれた。
珠洲市の避難所は公民館10カ所に加えて午後11時に正院小、蛸島小、同50分に飯田小に開設され、6日午前0時15分現在、13カ所に計202人が避難した。能登町では3カ所に21人が避難した。
珠洲岬が崩れていることが確認され、須須神社では鳥居が倒壊。各地で崖崩れや落石、ブロック塀、墓石の倒壊が発生し、国道249号八世乃洞門(はせのどうもん)新トンネルと、珠洲市正院町飯塚の県道折戸飯田線の2カ所が通行止めとなっている。三崎町細屋では橋の水道管が破損し、33世帯で断水が発生した。
県と珠洲市、能登町は災害対策本部を設置。県は珠洲、輪島、能登の3市町に災害救助法の適用を決めた。
志賀町の北陸電力志賀原発1、2号機では、発電設備に異常は確認されていない。珠洲市では岩坂町の約20戸と熊谷町の約10戸が一時停電した。
北陸新幹線は金沢-富山間で上下4本が運休し、上下12本が最大2時間11分遅れ、計約8千人に影響した。長野-金沢間を走行中に地震で一時的に停電し、緊急停止した。北陸線や七尾線、IRいしかわ鉄道、のと鉄道などでも列車の運休や遅れが発生した。
気象庁は5日、前線の影響で7日にかけて石川県が大雨になる恐れがあるとして、土砂災害や浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。《北國新聞》
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【プロ野球・5日】
オ6―0西
オリックスが快勝した。山下は直球、変化球とも精度が高く、7回無失点で無傷の3勝目。打線は四回にゴンザレス、シュウィンデルの連続2点打など5連打を含む7長短打で5点を先取した。西武は2戦連続零敗で勝率5割に戻った。
日5―2楽
日本ハムが逆転勝ちで5位に浮上。1―2の八回に松本剛の犠飛で追い付き、万波の2点二塁打で勝ち越し。さらにスクイズで1点加えた。2番手で八回を無失点に抑えた新人宮内が初勝利。楽天は救援陣が崩れ、最下位に転落した。
ロ0―ソ0
両チームとも決め手を欠き延長十二回、0―0で引き分け。ロッテは佐々木朗が5回無安打12奪三振と好投したが、打線が好機を生かせなかった。ソフトバンクは七回に1死満塁から得点できず、投手は8人の継投でしのいだ。
中8―3巨
中日が終盤に逆転勝ち。1点を追う八回に細川の2点適時打でひっくり返し、さらに石川昂と福永の2ラン2発で突き放した。5番手で八回に出た福が1回無失点の好救援で今季初勝利。巨人は田中千が乱れ、3連勝はならなかった。
ヤ10―9D
ヤクルトが両軍計11本塁打の乱打戦を制した。4―9の八回に中村のソロと浜田の3ランで1点差に迫り、九回2死一塁で長岡が山崎からサヨナラ2ランを放った。DeNAは佐野の2本塁打などで優位に進めたが、救援陣が乱れた。
広0―5神
阪神が3連勝。先発大竹は7回無失点で開幕から4連勝とした。打線は一回に大山、三回に佐藤輝が2ラン、六回はミエセスがソロと3本塁打でリードした。広島は3連敗。先発遠藤が3回4失点で、打線は五回以降無安打に終わった。
【COVID-19】
国内新規感染5817人
国内で5日、5817人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京906人、神奈川542人、大阪442人など。死者は東京3人、三重と京都で各2人など計12人が報告された。
厚生労働省によると、全国の重症者数は前日から2人増えて73人だった。《共同通信》
WHO、緊急事態宣言を終了
世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を終了すると発表した。ワクチンの普及などで死者数が大幅に減ったためで、2020年1月末に始まった緊急事態は3年3カ月で終了を迎えた。今後もワクチン接種などの感染対策を通じた共存が課題となる。
4日に開いた新型コロナに関する専門家の緊急委員会の議論を受けて決めた。緊急委は各地の感染状況を踏まえ、20年1月にWHOが宣言した「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」の終了を勧告した。
WHOのテドロス事務局長は5日の記者会見で新型コロナについて「緊急事態から、他の感染症への対応と並行して(流行を)制御する局面に移った」と指摘した。《日経新聞》
【日・シンガポール首脳会談】
岸田文雄首相は5日(日本時間同)、アフリカ歴訪を終えて帰国途中、シンガポールのチャンギ国際空港内でリー・シェンロン首相と会談した。ロシアによるウクライナ侵攻や、東・南シナ海への進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の維持に向けて協力する考えで一致した。
岸田首相は、日本からの防衛装備品輸出を可能にするシンガポールとの「防衛装備品・技術移転協定」交渉が進展していると説明。「安全保障、防衛協力を強化させたい」と語った。
両首脳は昼食を取りながら約1時間15分の間、会談した。岸田首相はチャンギ国際空港を政府専用機で出発し、帰国の途に就いた。《共同通信》
【日・パラグアイ外相会談】
中南米を歴訪中の林芳正外相は5日午後(日本時間6日午前)、パラグアイでアリオラ外相と会談し、2国間の投資協定の締結交渉を加速させる方針で一致した。中南米では台湾と断交し、中国と外交関係を樹立する国が相次ぐ。台湾との関係が深いパラグアイの開発努力を今後も後押しする考えだと強調した。
林氏は会談で「良好な投資環境を持つパラグアイと経済関係を強化したい」と説明。日本が進めるインフラ整備の円滑な実施に向けた連携も確認した。その後、4月末の大統領選で勝利したペニャ氏とも面会し、祝意を伝えた。《共同通信》
【英・チャールズ国王】各国の参列者を歓迎
英国のチャールズ国王は5日、ロンドンのバッキンガム宮殿で、6日午前11時(日本時間同日午後7時)の戴冠式に参列する各国の首脳らを招いてレセプションを開いた。ウィリアム皇太子夫妻らと共に、要人を歓迎。これに先立ち国王は宮殿近くの大通りを予告なく訪れて市民と交流し、親しみやすさをアピールした。
BBC放送は5日、戴冠式会場となるロンドンのウェストミンスター寺院内部の写真を報じた。花や植物が飾られ、チャールズ国王の「サイファー」と呼ばれるシンボルマークがあしらわれた椅子もあった。
レセプションには日本の秋篠宮ご夫妻、米国のジル・バイデン大統領夫人、中国の韓正国家副主席、ウクライナのオレナ・ゼレンスキー大統領夫人、フィリピンのマルコス大統領夫妻らが出席。国王ら王室メンバーと歓談した。
国王は5日、戴冠式前後の行進コースとなっている宮殿近くの大通りに出かけ、場所取りをしていた市民らと握手して笑顔で言葉を交わした。写真撮影にも応じていた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは5日、各地で行われ、パドレスのダルビッシュは本拠地サンディエゴでのドジャース戦に先発し、6回2/3を4安打2失点(自責点1)で2勝目(2敗)を挙げた。試合は5―2。
ロッキーズ戦に先発したメッツの千賀は6回2安打無失点で4勝目(1敗)をマーク。試合は1―0だった。レッドソックスの吉田はフィリーズ戦に「2番・左翼」で出場し、4打数1安打で15試合連続安打とした。チームは5―3で勝って7連勝。
レンジャーズ戦に「3番・指名打者」で出場したエンゼルスの大谷は5打数無安打。チームは延長十回、サヨナラ勝ちで5連勝とした。カブスの鈴木は4―1で勝ったマーリンズ戦に「4番・右翼」で出て、4打数1安打1打点だった。アスレチックスの藤浪は12―8で勝ったロイヤルズ戦に3番手で1/3回を投げ、3失点だった。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ワグネル、前線撤退を表明
ウクライナ侵攻に部隊を派遣するロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は5日、ロシア国防省から必要な弾薬の供給を受けられていないと批判し、激戦が続く東部ドネツク州の要衝バフムトから今月10日に部隊を撤退させると表明した。通信アプリにプーチン大統領やショイグ国防相宛ての公開書簡を投稿した。
合法化されていないワグネルと正規軍との確執が表面化した形。ロシア最大の祝日である9日の対ドイツ戦勝記念日までの制圧が難しくなり、責任の押し付け合いが始まったとみられる。
受刑者らを募集したワグネルは戦闘長期化で疲弊した正規軍を補完してきた。ワグネルが撤退すれば、バフムトの最終的制圧が不透明になりかねない。ウクライナ軍の大規模反攻が今月中にも始まるとされる中、弾薬不足に悩むロシア側の苦境と焦りが露呈した。《共同通信》
ロシア石油施設に再び無人機攻撃
タス通信によると、ロシア南部クラスノダール地方の治安当局者は5日、西部イリスキーの石油精製施設で無人機攻撃による火災が起きたと述べた。ウクライナ軍によるものかどうかは言及されていない。負傷者はいない。同じ石油精製施設には4日も無人機3機による攻撃があり、爆発と火災が起きていた。
同地方の西部沿岸にある別の石油備蓄施設では3日、無人機の衝突による火災が起きている。クラスノダール地方はロシアがウクライナから2014年に併合したクリミア半島の対岸。《共同通信》