令和1465日目
2023/05/04
この日のできごと(何の日)
【日・モザンビーク首脳会談】
岸田文雄首相は4日(日本時間同)、アフリカ南部モザンビークの首都マプトでニュシ大統領と会談した。ロシアや中国の動向を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の維持へ連携し、力による一方的な現状変更は認められないとの認識で一致した。ウクライナに侵攻したロシアの核威嚇や使用はあってはならないとの立場を共有。エネルギーと経済安全保障の重要性も確認した。首相はこの後、内外記者会見を実施。アフリカ4カ国歴訪の日程を終える。
モザンビークは欧米に必ずしもくみしない「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の一つで、中ロとの関係も深い。首相は記者会見で「日本はアフリカと共に成長するパートナーだ」と強調。中間国との協力を強化し、これまでの外交成果を19日に開幕する先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の議論の糧にすると表明した。
首脳会談では、日本企業も参加するモザンビークの液化天然ガス(LNG)開発事業を巡り協議。現地の治安悪化で中断している生産設備工事の再開を後押しすると申し合わせた。《共同通信》
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岸田文雄首相は4日(日本時間同)、訪問先のアフリカ南部モザンビークの首都マプトで記者会見した。衆院解散・総選挙に関し「今は考えていない。その答えに尽きる」と語った。8日に感染症法上の位置付けを5類に移行した後の新型コロナウイルス対応に関し、新たな変異株の出現など科学的な前提が異なる状況になれば迅速に対策を行うと強調した。
先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に向け「G7とグローバルサウスの橋渡しを行い、法の支配を貫徹する」と力説。エネルギーや食料、保健、開発などの分野で協力する考えを示した。G7議長国として、アフリカ北東部スーダンの安定化に積極的に貢献するとも言明した。
衆院解散を巡っては、先月23日の衆参5補欠選挙で自民党は4勝1敗の結果となり、報道各社の世論調査で内閣支持率が回復傾向にある情勢を踏まえ、与野党内で広島サミット後の早期解散論が出ている。首相は「重要な政策課題の結果を出すことに全力を尽くしている」と述べるにとどめた。《共同通信》
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【プロ野球・4日】
ソ8―7オ
ソフトバンクが連敗を4で止めた。5―7の八回に中村晃の2ランで追い付き、延長十一回に栗原がサヨナラ適時打を放った。8番手で2回無失点のモイネロが今季初白星。オリックスは救援陣が痛打を浴び、連勝が4で止まった。
楽6―0ロ
楽天は今季初登板先発の松井友が要所を締め、5回3安打無失点でプロ初勝利。救援の4投手も得点を許さなかった。打線は0―0の五回に5得点。浅村の適時打や岡島の2点打などで畳みかけた。ロッテは五回の継投が決まらなかった。
西0―1日
日本ハムは七回に万波のソロで先制し、5人の無失点リレーで守り切った。北山は速球と落ちる球がさえて6回を無安打に封じ、今季初勝利。田中正が3セーブ目を挙げた。西武は松本が好投したが、打線が2安打に終わった。
神3―2中
阪神が逆転勝ち。0―2の七回に1点を返し、八回は大山と佐藤輝の連続適時打でひっくり返した。八回に好救援した及川が2年ぶりの勝利、岩崎が今季初セーブをそれぞれ挙げた。中日の柳は八回に中軸に3連打を浴びて力尽きた。
D3―2広
DeNAがサヨナラ勝ちで、貯金10。同点の九回、先頭の宮崎が代わった松本から右翼席に決勝本塁打を放った。九回を抑えた森原が3年ぶりの勝利。広島は今季初登板の森下が6回2失点。八回の好機を逃したのが痛かった。
巨8―7ヤ
巨人は今季2度目のサヨナラ勝ち。7―7の九回2死から丸が小沢からソロ本塁打を放ち、試合を決めた。大勢が今季初勝利。ヤクルトは七回に塩見と村上が2ランを放つなど打線が2度追い付いたが、投手陣が踏ん張れなかった。《共同通信》
【大相撲】
日本相撲協会は4日、元関脇で西前頭13枚目の逸ノ城(30)=モンゴル出身、湊部屋=の現役引退を発表した。昨年7月の名古屋場所で初優勝したが、最近は腰痛が深刻化。両国国技館で記者会見し「体が言うことを聞かない。本当に残念」と無念さをにじませた。
昨年12月に新型コロナウイルス対策のガイドライン違反で1場所出場停止処分を受け、全休明けの先場所で十両優勝。再入幕を決めたばかりだった。腰の状態は「歩くのも、横になるのもかなりつらい」と明かした。師匠の湊親方(元幕内湊富士)から現役続行へ慰留されたが翻意せず、2日に決断したという。
逸ノ城は体重200キロを超える巨体で「怪物」と呼ばれ、右四つからの豪快な攻めに威力を発揮した。横綱照ノ富士と同じ飛行機で来日して鳥取城北高に相撲留学し、2014年初場所に幕下15枚目格付け出しで初土俵。所要4場所で新入幕に昇進し、三役経験豊富な実力者として三賞を4度受賞した。
21年9月に日本国籍を取得したが、親方などとして協会には残らない。断髪式は未定。《共同通信》
【COVID-19】
国内で4日、7081人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京994人、神奈川591人、大阪500人など。死者は東京3人、長野や大阪で各2人など計16人が報告された。
厚生労働省によると、全国の重症者数は前日と同じ71人だった。《共同通信》
【皇嗣秋篠宮同妃両殿下】英国へ出発
秋篠宮ご夫妻は4日午前、チャールズ国王の戴冠式に参列するため、英国へ向けて政府専用機で羽田空港から出発された。初の英国公式訪問で、海外王室の戴冠式参列も初めてとなる。
午前8時半過ぎ、東京・元赤坂の赤坂御用地にある宮邸を出る際、次女佳子さまと長男悠仁さまが笑顔で見送った。
ご夫妻は4日午後(日本時間5日未明)にロンドン郊外のスタンステッド空港に到着する。ロンドンでは中心部のホテル「クラリッジズ」に滞在し、5日はバッキンガム宮殿で国王主催のレセプションに出席する。戴冠式は6日午前11時(同6日午後7時)からウェストミンスター寺院で催される。ご夫妻は参列した後、帰国の途に就き、日本時間の7日午後に羽田空港に到着する予定。
宮内庁によると、天皇は慣例として外国王室の戴冠式に参列しておらず、皇位継承順1位の皇嗣秋篠宮さまが紀子さまと共に出席することとなった。
皇室と英王室は、1953年に皇太子時代の上皇さまがエリザベス女王の戴冠式に昭和天皇の名代として参列して以降、70年にわたる深い親交がある。《共同通信》
【英・ウィリアム王子夫妻】パブに登場
チャールズ英国王の戴冠式を6日に控え、ウィリアム皇太子夫妻が4日、地下鉄を利用してロンドン中心部の繁華街ソーホー地区を突然訪問した。パブに立ち寄り、集まった市民らと談笑しながら交流を深めた。英メディアが報じた。
英国では70年ぶりとなる王室の慶事を前に祝賀ムードが広がる一方、関心が低いという国民も6割を占める。人気の皇太子夫妻が親しみやすさをアピールすることで、国民との距離を縮める狙いがありそうだ。
夫妻は、昨年9月に死去した祖母エリザベス女王の名を冠した地下鉄「エリザベス線」に乗り、ロンドン中心部まで移動。到着後、飲食店が立ち並ぶソーホーへ歩いて向かった。突然の訪問に市民らは歓声を上げ、携帯電話のカメラで夫妻の姿を撮影。皇太子はノーネクタイのラフな服装で、パブでは自らビールをグラスに注いで見せた。《共同通信》
【ペルー】マチュピチュで全裸撮影、観光客2人を拘束
南米ペルーの世界遺産マチュピチュで全裸で写真撮影をしたとして、現地当局は4日、いずれも20代男性のスイス人とフランス人の観光客を拘束した。遺跡での規則に違反したため。同国文化省が明らかにした。
文化省によると、遺跡内で全裸になったスイス人男性をフランス人男性が撮影。別の観光客からの通報で2人を拘束した。遺跡は神聖な場所として敬意を欠いた行動やわいせつな行為が禁じられている。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
南部ヘルソン州、23人死亡
ウクライナ南部ヘルソン州のプロクジン知事は4日、ロシア軍が同州に3日に行った攻撃で、23人が死亡、46人が負傷したと通信アプリに投稿した。ゼレンスキー大統領は3日、同州では大型スーパーマーケットや駅、住宅が標的となり市民が殺害されたとし「犯罪者を許さない」と糾弾した。
ロシアは3日、首都モスクワの大統領府を狙ったウクライナの無人機攻撃があったとして、報復を示唆していた。
ロイター通信は、ヘルソン州での攻撃の後、スーパー周辺には血の海とがれきが広がり、駅でも多くのガラスが割れていたと伝えた。《共同通信》
ゼレンスキー氏、ICC電撃訪問
ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、戦争犯罪の容疑で3月にロシアのプーチン大統領に逮捕状を出したオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)を電撃訪問した。ハーグでは演説も行い、ウクライナに侵攻したロシアの「侵略犯罪」を裁く特別法廷の設置を要求。プーチン氏への処罰も訴えた。
ゼレンスキー氏のオランダ訪問は侵攻後初めて。トレードマークのカーキ色の服でICCを訪れ、ホフマンスキ所長の歓迎を受けた。
ゼレンスキー氏は演説で「われわれはここハーグで(プーチン氏の)別の姿を見たいと願っている」と述べ、プーチン氏がハーグの法廷で裁きを受けるよう訴えた。「ロシアの侵略犯罪は法廷によってのみ裁かれるべきだ」とも指摘した。
滞在中、ゼレンスキー氏はオランダのルッテ首相と会談する。《共同通信》 ゼレンスキー氏は3日、フィンランドを訪問し、ニーニスト大統領と会談。その後、オランダに向かった。
【MLB】
米大リーグは4日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はセントルイスでのカージナルス戦に「2番・指名打者」で出場し、三回に7試合連続安打となる右前打を放つなど3打数1安打だった。チームは乱打戦を11―7で制して4連勝。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のカージナルスのヌートバーは「1番・右翼」で自身メジャー初の1試合4安打を記録した。
カブスの鈴木はナショナルズ戦に「4番・指名打者」で出場し、4打数1安打で6試合連続安打をマークした。チームは3―4で敗れ3連敗。《共同通信》