令和1386日目

2023/02/14

この日のできごと(何の日)

【豊田章一郎さん】死去

トヨタ自動車を世界的なブランドに育て上げた立役者で、旧経団連会長を務めた同社名誉会長の豊田章一郎さんが14日午後4時48分、心不全のため死去した。97歳。名古屋市出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。後日、お別れの会を行うが日時は未定。喪主は長男でトヨタ社長の章男氏。

トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)を設立した喜一郎の長男。自動織機の発明で知られるグループ創始者佐吉の孫に当たる。1947年に名古屋大工学部を卒業。52年にトヨタ自工に27歳の若さで取締役として入社し、将来の経営トップとして帝王学を学んだ。81年、トヨタ自動車販売社長に就任。翌年、トヨタ自工との「工販合併」で現在のトヨタが誕生すると、初代社長となり、会長となる92年まで在任した。

この間、米ゼネラル・モーターズ(GM)と米国で合弁生産を開始するなど海外での現地生産を推し進め、「世界のトヨタ」の基盤を確立した。

94年から4年間は旧経団連会長を務め、低迷する日本経済の立て直しや行財政改革といった課題に取り組んだ。《共同通信》

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【Jリーグ】

Jリーグは14日、東京都内でJ1の全18クラブが参加する開幕前のイベント、キックオフカンファレンスを開いた。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会日本代表の長友(FC東京)は「Jリーグで(W杯の)熱を継続させないと、日本サッカーの発展につながらない。ピッチで見せることはもちろん、ピッチ外でも魅力を発信していきたい」と宣言した。

1993年5月に開幕したJリーグは今季、30周年を迎える。スタートした当時に選手だった名古屋の長谷川監督は「少しずつ、日本のサッカーも進歩している」と言葉に実感を込めた。

J1は17日に川崎―横浜Mで開幕、J2は18日、J3は3月4日に始まる。《共同通信》

【COVID-19】

国内で14日、新たに3万2420人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前より1万人近く減った。都道府県別では愛知2401人、大阪2383人、東京2232人など。死者は神奈川17人、東京と兵庫でそれぞれ12人など計191人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は前日から16人減り270人だった。

福島が過去に公表した死者数を修正した。《共同通信》

【東京株式市場】

14日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比175円45銭高の2万7602円77銭。前日の米国市場の上昇を好感し、幅広い銘柄が買われた。次期日銀総裁に経済学者の植田和男氏を起用する案が国会に提示され、現状の金融緩和策は当面維持されるとの期待も相場の支えとなった。

東証株価指数(TOPIX)は15.42ポイント高の1993.09。出来高は約10億1900万株だった。

13日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ早期停止への期待から上昇。14日の東京市場にも波及し、半導体製造に関連する銘柄などが買われた。《共同通信》

【安倍晋三元首相銃撃事件】山上被告を大阪拘置所に移送

安倍晋三元首相銃撃事件で、奈良県警は14日、奈良地検の指揮に基づき、山上徹也被告(42)=殺人罪などで起訴=を奈良西署から大阪拘置所(大阪市)に移送した。13日に5容疑で追送検して捜査を終結したとしており、地検は近く追起訴するとみられる。

弁護側は14日、移送取り消しを求め、奈良地裁に準抗告の申立書を提出した。「遠方の大阪拘置所に収容する合理的理由は全くない。接見交通も容易でなくなり、弁護活動に支障を来す」として、昨年開庁した奈良拘置支所に収容するべきだとしている。

午前10時過ぎ、トレーナーにマスク姿の被告が署から姿を現し、無表情のまま県警の車両に乗り込んだ。大阪拘置所近くの道路では大阪府警の警察官約20人が警備に当たり、物々しい雰囲気に。被告が乗った車が到着すると、報道陣が一斉にカメラを向けた。《共同通信》

【防衛省】過去の飛行物体は中国の偵察気球

米国やカナダの上空で確認事例が相次いでいる偵察気球を巡り、2019年に鹿児島県、22年に沖縄県の上空でも似た飛行物体が目撃されていたことが14日、分かった。気象台への通報も相次いだが、正体は判明していなかった。

鹿児島では2019年11月20日、薩摩川内市にある天文施設「せんだい宇宙館」の職員が午後5時ごろ、西から東に流れる物体を見つけ、望遠鏡を通しスマホで撮影した。写真で確認すると、白っぽい球体の下に機器のような物がつるされていた。鹿児島地方気象台に問い合わせたが情報は得られなかった。

中国の偵察気球の映像を見た宇宙館職員は「そっくりだというのが第一印象」と話した。《共同通信》

防衛省は14日、2019年11月と20年6月、21年9月に日本領空内で確認された飛行物体について、中国が飛行させた無人偵察用気球だと強く推定されると判断したと発表した。《共同通信》

防衛省は14日、中国の偵察用気球に関し、外交ルートを通じて事実関係の確認と再発防止を強く求め、領空侵犯は断じて受け入れられないと申し入れたと明らかにした。《共同通信》

【中国・イラン首脳会談】

イランのライシ大統領は14日、中国を公式訪問し、習近平国家主席と北京で会談した。両首脳は両国の「全面的な戦略パートナー関係」を強化することで合意した。中国国営中央テレビが伝えた。習氏は米国との対立が激しさを増す中、反米保守強硬派のライシ師と連携を強化する考えだ。

国営イラン通信によると、イラン大統領の中国公式訪問は20年ぶり。2021年8月に就任したライシ師の初訪中は16日までの日程。両首脳は会談で「外部勢力が内政に干渉することに反対する」ことで一致し、イランの反スカーフデモ弾圧や中国の少数民族ウイグル族抑圧などの問題で両国を非難する米国をけん制した。《共同通信》

【EU】ロシアを租税回避地認定

欧州連合(EU)財務相理事会は14日、事実上のタックスヘイブン(租税回避地)認定となる「ブラックリスト」にロシアなど4カ国・地域を加えたと発表した。これでブラックリストに含まれたのは計16カ国・地域となった。EU加盟国は企業や富裕層の課税逃れを容認しないように圧力を強め、改善を促す。

財務相理事会は声明で、ロシアが2022年に適用した新たな税制について懸念が払拭できなかったのに加え、「ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアとの対話が行き詰まった」と説明した。《共同通信》

【トルコ・シリア大地震】発生から9日目

トルコ・シリア大地震は14日、発生から9日目となった。がれきの下敷きとなったままの人も多いとみられるが、トルコで相次いだ生存者の救出報道は減り、一部で捜索が終了した被災地域もある。難航する救助活動は厳しい段階に入っている。

両国当局などによると、確認された死者は3万5千人以上。3万7千人に達したとの報道もある。行方不明者数は不明。 アナトリア通信によると、トルコ南部ハタイ県で地震から200時間以上たった後で、がれきの中から女性2人が助け出されるなど、14日も複数の救出劇があった。

トルコ当局によると、大きな被害が出た同国南部・南東部の10県のうち、これまでに南部キリス県と南東部シャンルウルファ県で捜索が終了。ソイル内相は13日、カフラマンマラシュ県の七つの地域で救助活動が終わったと述べた。

トルコではがれきの撤去作業も進み、一時避難所が各地に設置された。ただ、支援の遅れに不満を強める被災者は多い。《共同通信》



2月14日 その日のできごと(何の日)