令和1385日目
2023/02/13
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三元首相銃撃事件】捜査終結
安倍晋三元首相銃撃事件で、奈良県警は13日、建造物損壊のほか、武器等製造法や火薬類取締法、銃刀法、公選法の各違反の計5容疑で山上徹也被告(42)=殺人罪などで起訴=を追送検した。歴代最長政権を担った元首相が参院選の街頭演説中に銃撃され、社会に衝撃を与えた歴史的事件について捜査を終結したと発表。奈良地検は近く追起訴するとみられ、殺人罪などと併せて裁判員裁判で審理される見通し。
追送検容疑は銃撃事件前日の昨年7月7日、奈良市内の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の教会が入るビルに手製銃を発砲し、損壊した疑い。複数の銃と火薬を無許可で製造して所持し、参院選中に街頭演説をしていた安倍氏を銃撃し、選挙活動を妨害するなどした疑いもある。
捜査関係者などによると、被告の母親は教団に入信し、総額約1億円を献金したとされ、被告は「(教団を韓国から)招き入れたのが岸信介元首相。だから(孫の)安倍氏を殺した」と供述していた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【ボクシング】
人気プロ格闘家として活躍した24歳の那須川天心が4月8日に東京・有明アリーナでプロボクシングデビュー戦に臨むことが13日に発表された。同じ興行ではライトフライ級世界2団体王者、寺地拳四朗の3団体統一戦など世界戦2試合も行われる。
那須川は「やってやるぞ、かますぞという気持ちしかない」と引き締まった表情で話した。
WBA、WBC王者の31歳、寺地はWBO王者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との統一戦。「KOで決めたい」と意気込みを語った。
井上尚弥の弟の拓真は、WBAバンタム級王座決定戦でリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と顔を合わせる。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け13日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。日銀の新しい正副総裁の顔触れが前週末10日夕に報じられてから初めての取引となり、大規模な金融緩和策の修正が進むとの懸念から売り注文が広がった。下げ幅は一時400円を超えた。
終値は前週末比243円66銭安の2万7427円32銭。東証株価指数(TOPIX)は9.29ポイント安の1979.67。出来高は約11億5925万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で13日、新たに9372人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1日当たりの感染者が1万人を下回るのは、昨年6月27日以来。今年1月中旬から感染者数は減少しており、最近は流行「第8波」前の水準まで落ち着いている。
共同通信の集計では、昨年10月中旬から感染者数は増加傾向に転じた。第8波の感染拡大に伴い、昨年12月下旬や今年1月上旬には20万人を超える日も相次いでいた。
13日に報告された感染者の内訳は東京810人、大阪624人、神奈川600人など。死者は千葉15人、大阪、兵庫、福岡で各9人など計130人だった。
厚生労働省によると、全国の重症者は286人で前日から5人減った。《共同通信》
【日米韓】外務次官協議
日米韓3カ国は13日、ワシントンで外務次官協議を開き、インド太平洋地域で力による一方的な現状変更を試みる中国への対応で結束を確認した。核・ミサイル開発を推進する北朝鮮を前に、安全保障面の連携強化で一致した。ロシアによる侵攻を受けるウクライナへの支援継続についても意見交換した。
日本の森健良外務事務次官、米国のシャーマン国務副長官、韓国の趙賢東外務第1次官が出席した。
中国の軍事圧力で緊張が高まる台湾海峡の平和と安定の維持に向けて取り組むとも強調した。半導体など戦略物資の供給網強化を念頭に、経済安保分野での協力も議題に上った。《共同通信》
【中国】「米の気球が10回超飛来」
中国外務省の汪文斌副報道局長は13日の記者会見で、米国の高高度気球が昨年以降、10回超にわたり「許可なく違法に」中国の領空を飛行したと発表した。米国が世界中に偵察気球を飛ばしているほか、大規模な通信傍受も行っていると主張して「世界最大のスパイ常習犯だ」と激しく批判。「頻繁な偵察活動で中国の主権を侵害している」と述べた。
中国が「民間用」と主張する気球に通信傍受機器が搭載されていたと米国が明らかにするなどして非難する中、中国は米国の情報活動を取り上げて反撃に出た。
米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は13日「全く事実でない」とMSNBCテレビで語った。《共同通信》
【トルコ、シリア】地震の死者3万5000人超に
トルコ南部を震源とする大地震は13日、発生から1週間が過ぎた。隣国シリアを含めて確認された死者は計3万5千人を超えたが、がれきの下に取り残された人の捜索活動は続き、犠牲者数の大幅な増加が懸念されている。シリアが内戦下にあることも踏まえ、中東での歴史的規模となった惨事の全体像はいまだ不透明だ。
トルコで地震から180時間以上たった後での救出劇も報じられたが、多くの生存者の発見は絶望視されている。支援の遅れに被災者の不満が強まっており、一部被災地で略奪や強盗の発生が伝えられるなど治安悪化が危惧されている。
トルコのオクタイ副大統領は100万人以上が一時避難所にいると述べた。
国際緊急援助活動の資機材を運ぶため、航空自衛隊が運用する政府専用機が13日、北海道から出発。松野博一官房長官は両国に対し、政府開発援助による緊急支援を早急に行うため調整していると明かした。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ワグネル元戦闘員「撤退すれば殺される」
米CNNテレビは13日までに、ウクライナ軍が昨年後半に捕虜にしたロシア民間軍事会社ワグネルの元戦闘員2人のインタビューを放映した。「撤退すれば、不服従として殺された」と証言、過酷な戦場での様子を語った。
ワグネルは最近まで雇った囚人をウクライナに戦闘員として派遣。約6カ月間、働けば自由の身になるとの条件で契約を結んでいた。
証言によると、ある戦闘員が突撃を命じられ恐怖で拒否した結果、自ら墓穴を掘らされ、その後射殺された。ワグネルは負傷者への対応も不十分で、けがをしても自力で砲撃のない場所に移って自身で応急処置するしかなかった。《共同通信》
【松本零士さん】死去
「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」で知られる漫画家の松本零士さんが13日午前11時、急性心不全のため東京都の病院で死去した。85歳。福岡県出身。
スケールの大きなSF、戦争漫画を数多く手がけた。戦闘機などの詳細で独特な描写は海外のSF映画にも影響を与えたとされる。
1954年、高校在学中に「蜜蜂の冒険」でデビュー。上京後、少女漫画などを描いた。71年に雑誌で連載を始めた「男おいどん」で、東京の若者の貧しい下宿生活を描いて人気を得た。同作品も含む「大四畳半シリーズ」は、ユニークなキャラクターが広く親しまれた。
74年からテレビで放送されたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの企画に参加、漫画版を手がけ、その後のアニメブームのきっかけをつくった。宇宙への旅を叙情的に描いた代表作「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」もアニメ化され、さまざまな社会現象を起こした。《共同通信》