令和579日目
2020/11/29
この日のできごと(何の日)
【H2Aロケット43号機】打ち上げ成功
政府と宇宙航空研究開発機構(JAXA)のデータ中継衛星を搭載したH2Aロケット43号機が29日午後4時25分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。打ち上げ事業者の三菱重工業によると、衛星は約30分後に分離され、打ち上げは成功した。
今回のデータ中継衛星は、政府の情報収集衛星が北朝鮮の軍事施設などを撮影した画像や、地球観測衛星による自然災害現場の画像などのデータを受信し、地上に素早く送る目的で開発された。政府とJAXAそれぞれの中継機器が、1台の衛星に格納されている。
データ中継衛星は、赤道上空の静止軌道を回り、日本へ常に情報を送信することが可能なため、データを送ることができる時間帯が広がるという。
政府は今後、中継衛星をもう1基打ち上げ、画像を撮影する光学衛星4基、レーダー衛星4基と合わせた10基体制とすることで、切れ目のない情報収集を実現させたい考えだ。《読売新聞》
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【火球】目撃投稿相次ぐ
29日未明、近畿や中部地方などで光を放つ物体が落下する様子を見たとの投稿が、会員制交流サイト(SNS)に相次いだ。専門家は、流れ星の一種の「火球」で、最大で満月級の明るさがあったとみている。
岐阜県の20代男性会社員が自宅に設置したカメラは、同日午前1時35分ごろ、南の空から白い光の筋が地表に向かって伸びた後、強い光を放ち空全体が一瞬明るく照らされた様子を捉えていた。
ツイッター上では「地鳴りのような音」「空がめちゃくちゃ光った」との投稿もあった。
明石市立天文科学館(兵庫県)の井上毅館長は「最後の強い光は満月級の明るさだったとみられる」と話した。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染2066人
国内の新型コロナウイルスの感染者は29日、39都道府県と空港検疫で新たに2066人が確認された。死者は大阪府で6人、北海道で5人など6道府県で16人。厚生労働省によると、同日午前0時現在の重症者は前日から22人増えて計462人となり、7日連続で過去最多を更新した。
東京都では418人の感染が判明した。3日ぶりに500人を下回ったが、日曜日としては初の400人超えとなった。重症者は、緊急事態宣言の解除後で過去最多となった前日と同数の67人で、うち約8割は60歳以上だった。入院患者は1580人だった。
都によると、感染経路別では家庭内が83人と最多で、職場内が30人、施設内が26人だった。全体の58%に当たる245人は感染経路が分かっていない。年代別では、20〜30歳代が180人で約4割を占めた。65歳以上の高齢者は55人だった。
大阪府では新たに381人の感染が確認された。1日の感染者が300人以上となるのは5日連続で、府内の累計は2万人を超えた。
北海道の新規感染者は192人。1日当たりの感染者数が200人を下回ったのは今月25日以来となる。《読売新聞》
【LCC・ピーチ】初の遊覧飛行
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)は29日、旅客機を貸し切りにした初の遊覧飛行を関西空港発着で開催し、地元の大阪府泉佐野市の市民らが瀬戸内海や四国、九州上空を飛ぶ約2時間半の空の旅を楽しんだ。
飛行後、森健明最高経営責任者(CEO)は記者団に「新型コロナウイルス禍でもあらゆることに取り組み、収益を回復して生き残りたい」と話し、遊覧飛行を含むチャーター機事業への参入を正式に表明した。
この日は、10月に導入した新機体「エアバスA320neo」を使用し、126人の客を乗せた。《共同通信》
【J1】
明治安田J1(29日・ヤンマースタジアム長居ほか=4試合)2位のG大阪は鳥栖と1―1で引き分け、勝ち点59とした。鹿島は上田の2ゴールなどで浦和に4―0で快勝し、勝ち点55で4位に浮上。横浜FCを1―0で下したC大阪は鹿島と同勝ち点で得失点差の5位に後退した。清水―湘南は引き分けた。《共同通信》
【競馬・第40回ジャパンカップ】
中央競馬のG1レース、第40回ジャパンカップは29日、東京都府中市の東京競馬場で行われ、一昨年の牝馬3冠でこのレースを最後に引退するクリストフ・ルメール騎乗のアーモンドアイ(5歳牝馬、国枝栄厩舎)が優勝、自らの史上最多記録を更新する芝G1で9勝目(海外1勝を含む)を挙げ、有終の美を飾った。
ディープインパクトとの父子2代のクラシック3冠を無敗で成し遂げた福永祐一騎乗のコントレイル、史上初めて無敗で牝馬3冠を達成した松山弘平騎乗のデアリングタクトも参戦。前例のない三冠馬3頭の直接対決はアーモンドアイが最後の直線で力強く伸びて快勝した。《共同通信》
【国会】議会開設から130年、衆参式典
帝国議会開設から130年を迎えた29日、衆参両院は国会で記念式典を開催し、天皇、皇后両陛下と、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが臨席された。記念式典は明治23年11月29日に帝国議会の開院式が行われたことにちなんでおり、10年ごとに開かれている。菅義偉首相や衆参両院議長、閣僚らも出席した。
天皇陛下は、新型コロナウイルス感染症が感染拡大していることに触れた上で「国内外の諸情勢に思いを致すとき、国会が、国権の最高機関として、国の繁栄と世界の平和のために果たすべき責務は、ますます重要になってきていると思います」と述べられた。
首相は祝辞で「人口減少や少子高齢化に加え、新型コロナの感染拡大などさまざまな試練に直面しているわれわれは、これらを乗り越え、新しい時代の日本を作り上げていかなければならない」と強調した。
今回は新型コロナ感染拡大防止のため、120年の記念式典の際に2日間で約1万3千人が訪れた国会の特別参観は中止となった。
与野党各会派の代表者らも参列したが、共産党は「戦前の帝国議会と戦後の国会の歴史を厳格に区別していない」との理由で党として欠席した。《産経新聞》