令和540日目
2020/10/21
この日のできごと(何の日)
【菅義偉首相】原発処理水「早期に方針決める」
インドネシア訪問中の菅首相は21日、ジャカルタ市内で記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質を含んだ処理水の対応について、「いつまでも方針を決めないで先送りすることはできない。今後、できるだけ早く責任を持って処分方針を決めたい」と述べた。
政府は月内に関係閣僚会議を開き、処理水を海洋放出する方針を決める予定だ。首相は「風評被害対策もしっかり取り組んでいきたい」とも語り、地元への対応に万全を期す考えも示した。
首相は日本学術会議が推薦した会員候補の任命を拒否した問題について、「学術会議は、国の予算を投じる機関として国民に理解されることが重要だ」と強調した。任命拒否の理由については「推薦された方々がそのまま任命されてきた前例を踏襲していいのかどうかを考えた結果だ」と説明した。
また、首相は「元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)」訴訟問題に関して、「日本企業の差し押さえ資産が現金化される事態は極めて深刻な状況を招くので、絶対に避けなければならない」と指摘し、韓国政府に適切な対応を呼びかけた。《読売新聞》
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【東京株式市場】
21日の東京株式市場は日米の景気回復を見込んだ買い注文が入り、日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比72円42銭高の2万3639円46銭。東京証券取引所第1部の売買代金は約1兆8700億円で取引規模は低調だった。活況の目安の2兆円に8営業日続けて届かなかった。
朝方から買いが優勢だった。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた米景気を支える追加経済対策の早期策定に期待が高まった。20日の米株式市場が上昇し、追い風となった。平均株価は一時130円超上昇した。
観光需要を高める政策運営が続くとの観測が広がり、鉄道や航空会社の銘柄が買われた。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染620人
国内では21日、新型コロナウイルスの感染者が33都道府県と空港検疫で新たに620人確認された。死者は東京、神奈川、大阪など5都府県で計7人だった。
東京都内では150人の感染が確認された。1日当たりの感染者が100人を上回るのは2日連続。
都によると、感染者のうち20〜30歳代が計65人で4割超を占めた。感染経路別では家庭内が18人で最も多く、施設内が13人。重症患者は前日と同じ24人で、直近1週間の平均陽性率は3・6%だった。《読売新聞》
【J1】
明治安田J1(21日・ノエビアスタジアム神戸ほか=3試合)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため変則日程となった第33節は、鹿島が上田らのゴールで神戸を3―1で下し、勝ち点42とした。横浜Mは名古屋に2―1で競り勝ち、3試合ぶり勝利で同41。
鳥栖のチーム内で新型コロナウイルスの集団感染が起きて延期となった第13節は、湘南と鳥栖が0―0で引き分けた。《共同通信》
【プロ野球・21日】
楽5―6オ
オリックスは5―5の九回に大城の1号ソロで勝ち越した。4番手のヒギンスが3勝目、ディクソンが15セーブ目を挙げた。楽天は九回に松井が打たれて4連敗。打線は八回に追い付き粘ったが、九回2死満塁で攻め切れなかった。
西2―1ロ
西武が2試合連続のサヨナラ勝ちで3連勝を飾り、7月31日以来の勝率5割に復帰した。1―1の九回、四球を起点に好機をつくり、山野辺の右前適時打で試合を決めた。増田が5勝目。ロッテは打線にあと一本が出ず3連敗を喫した。
日1―9ソ
ソフトバンクが9季ぶりの10連勝。0―1の五回に周東の適時三塁打と中村晃の犠飛で逆転し、七回に柳田の適時打とグラシアルの2点二塁打で突き放した。千賀が七回途中1失点で9勝目。日本ハムは好機を生かし切れず大敗した。
◇
パ・リーグは21日、首位ソフトバンクが日本ハムに9―1で勝って10連勝とし、2位ロッテが西武に1―2でサヨナラ負けしたため、3年ぶりの優勝へのマジックナンバーが「8」で今季初点灯した。
ソフトバンクは残り14試合でロッテとの直接対決6試合に全敗しても8勝すれば、ロッテが残り16試合に全勝した場合でも勝率が上回る。《共同通信》
中4―2D
中日が6カード連続の勝ち越しを決めた。1―2の七回、ビシエドの来日通算100号となる16号3ランで逆転した。2番手の谷元が2年ぶりの勝利を、福がプロ初セーブを挙げた。DeNAは継投が誤算。打線も11残塁の拙攻だった。
ヤ2―1巨
ヤクルトが巨人戦の連敗を9で止めた。0―1の六回に村上の24号2ランで逆転した。石川は6回3安打1失点で2勝目を挙げ、九回は石山がしのぎ17セーブ目。巨人は坂本の本塁打の1点止まりで九回1死二、三塁も生かせなかった。
神2―0広
阪神は復帰したマルテが一回に先制の2点本塁打を放ち、5投手による無失点リレーで逃げ切った。青柳は球が走り、5回2/3を1安打に抑えて8奪三振で8月27日以来の7勝目。広島は遠藤が立て直したが、打線が単打3本に終わった。《共同通信》
【タイ・プラユット首相】非常事態宣言を解除へ
タイのプラユット首相は21日のテレビ演説で、首都バンコクを対象に発令中の非常事態宣言を解除する意向を表明した。政府は15日に宣言を出して5人以上の集会を禁止したものの、学生らは反体制デモを連日続けており、政府が強硬姿勢を緩め、初めて譲歩を示した。しかし学生らは首相府近くで政府の代表に要求書を提出し、首相の3日以内の辞任を求めた。
学生らは他に、軍の政治的影響力を保証した憲法の改正や王室改革、一連のデモで逮捕された学生団体メンバーの釈放も要求しており、デモ収束の見通しはさらに不透明になった。《共同通信》
【加藤勝信官房長官】特定失踪者の家族らと面会
拉致問題担当相を兼務する加藤勝信官房長官が21日、北朝鮮に拉致された可能性が否定できない特定失踪者の家族らと官邸で面会した。加藤氏は「(日本政府による拉致被害者との)認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で取り組みたい」と述べた。
面会したのは、新潟県佐渡市で1974年に行方不明になった大沢孝司さん=失踪当時(27)=ら特定失踪者7人の家族や支援者の計9人。
大沢さんの兄で「特定失踪者家族会」の前会長昭一さん(84)は「綿密な計画と行動で、北朝鮮の岩盤を破壊してほしい」と訴えた。《共同通信》
【岸信夫防衛相】那覇基地を視察
岸信夫防衛相は21日、就任後初めて沖縄県を訪問し、航空自衛隊那覇基地(那覇市)を視察した。陸海空3自衛隊部隊の隊員約110人を前に訓示。日本周辺での中国による軍事活動が活発になり拡大していると指摘し「日本の平和と安全は自らの双肩にかかっていると自覚してほしい」と述べ、隊員に任務に精励するように求めた。
中国による最近の軍事活動として(1)今年4月、沖縄本島―宮古島を航行する空母からの艦載戦闘機発着艦(2)6月、鹿児島県・奄美大島近くの接続水域での潜水艦潜航―を挙げた。
また、中国軍機への空自戦闘機の緊急発進(スクランブル)が非常に多い現状をねぎらった。《共同通信》
【ASEANプラス3・農相会合】コロナ下の食料流通確保を確認
東南アジア諸国連合と日中韓(ASEANプラス3)の農相会合が21日、テレビ会議形式で開かれ、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、持続可能な食料源と域内での円滑な流通の確保を再確認する共同声明を発表した。食料不足に陥った国を支援するコメの備蓄制度などの効果的な実施に向け、各国が努力を継続することで合意した。
備蓄制度は「ASEANプラス3緊急コメ備蓄」協定で、2012年に発効した。共同声明は「人々の生命や経済への前例のない影響について深く懸念した」として、食料の過度な価格変動を抑えるための情報共有に取り組むことも求めた。《共同通信》
【米大統領選挙】オバマ氏、バイデン氏支持を訴え
米大統領選まで2週間を切る中、オバマ前米大統領は21日、激戦州ペンシルベニア州で民主党候補のバイデン前副大統領の応援演説を行い、バイデン氏への支持を訴えるとともに、共和党のトランプ大統領をこれまでになく痛烈に批判した。
オバマ氏が対面式の選挙活動に姿を見せるのは初めて。
オバマ氏は、フィラデルフィアで行ったドライブイン方式のイベントで、バイデン氏と副大統領候補のハリス上院議員のために演説。社会の分断を招くトランプ氏の発言や、大統領としての実績、陰謀説をリツイートする習慣などを強く批判した。
また、トランプ氏の新型コロナウイルス対応を激しく非難し、「トランプ氏が突然、国民を守ってくれることはない。彼は自分を守るための基本的な対策すら取れないのだ」と述べた。《ロイター》