令和541日目

2020/10/22

この日のできごと(何の日)

【自民党・石破茂元幹事長】派閥会長を辞任

自民党の石破茂元幹事長(63)は22日、自身が率いる石破派(水月会、19人)の会長を辞任した。同日の派閥会合で、9月の総裁選敗北の責任を取り辞意表明。異論はなく了承された。来年9月の次期総裁選への対応には「今の段階で、1年後に出る、出ないを言うのは少し違う」と述べ、明言しなかった。影響力低下は否めず、戦略は白紙となった。

石破氏は会合で、自身の後任や派閥運営について「鴨下一郎事務総長を中心に話し合い、決めてほしい」と要請した。

会合後、記者団に対し、過去出馬した4回の総裁選に言及。「結果を出せず、同志に多くの負担をかけた。その責任を取る」と強調した。《共同通信》

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【COVID-19】

欧州の感染者、560万人超に

欧州で新型コロナウイルス感染の第2波が拡大し、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、感染者の合計が22日時点で560万人を超えた。米国とインドに次ぐ規模で、世界で3番目に多いブラジルを上回る深刻さ。スペインとフランスでは同日までに、欧州で初めて感染者数が100万人を超えた。各国政府は拡大を防ごうと、移動制限や都市封鎖など再規制の動きを強めている。

両国に次いで感染者数が多い英国とイタリア、ドイツのほか、オーストリアやクロアチアなどでも1日当たりの新規感染者が過去最多を記録した。《共同通信》

国内新規感染617人

国内では22日、新型コロナウイルスの感染者が30都道府県と空港検疫で新たに617人確認された。死者は7都府県で計11人だった。

東京都内では185人の感染が確認された。1日当たりの感染者は3日連続で100人を上回った。

都によると、重症患者は前日と同数の24人。直近1週間の平均陽性率は3・5%だった。新規感染者のうち、20〜30歳代が84人と半数近くを占めた。感染経路別では家庭内が32人で最多だったが、全体の6割超の114人の感染経路は特定できていないという。《読売新聞》

読売旅行、ツアー客12人が感染

読売旅行(東京)は22日、今月中旬に実施した北海道ツアーの参加者と乗務員計41人のうち、40〜80代の男女12人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。感染の判明した参加者1人が体調不良を書面で申告していたのを添乗員が見落としていた。旅行中にクラスター(感染者集団)が発生した可能性がある。

感染した12人のうち、軽症者が数人であとは無症状という。陰性は17人。残り12人の検査結果は不明。関西地方から入り、北海道内を周遊するツアー。

1人がチェックシートの「せきや喉の痛みなどがある」という項目にチェックを付けたが、添乗員が気付かなかったという。《共同通信》

福井県、感染者への差別をAIで監視

福井県は22日、新型コロナウイルス感染者へのインターネット上の誹謗中傷や差別に対し、AIを活用して常時モニタリングする仕組みを11月4日から導入すると発表した。問題投稿は証拠として画像保存し、被害者から要請があれば提供する。

こうした取り組みは全国初。感染者やクラスターが発生した施設に対するネット上での中傷が後を絶たず、県の担当者は「中傷や差別の抑止や早期の投稿削除につなげたい」としている。

SNSや掲示板など膨大なネット上の情報からAIが問題のありそうな記述を選別。被害相談は県人権センターで受け付けて、画像を提供するほか、投稿の削除手続きも支援する。《共同通信》

【東京株式市場】

22日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、前日比165円19銭安の2万3474円27銭で取引を終えた。円高ドル安進行を受け、輸出関連株を中心に売られた。欧州での新型コロナウイルス感染再拡大により、経済停滞への懸念も広がった。

東証株価指数(TOPIX)は17.81ポイント安の1619.79。出来高は約8億6300万株。

外国為替市場で円相場が1ドル=104円台に上昇したことから、輸出や海外事業を手掛ける企業の収益が減る要因になると意識され、平均株価の下げ幅は一時200円を超えた。《共同通信》

【山梨県大月市】職員夫婦が660万円着服

山梨県大月市は22日、市福祉課で紛失したとしていた約217万円は、同課の女性職員(39)と保健介護課の男性職員(42)が使い込んでいたと明らかにした。2人は夫婦。ほかにも約451万円を着服していたことが判明。21日付で2人そろって懲戒免職にした。

着服したのは、65歳以上の市民から徴収した市バスの利用代金や日本赤十字社の会費や積立金で、いずれも福祉課で管理。生活費に充てたほか、競馬に使い込んでいた。

鍵がかからない机の引き出しに置いてあり、管理していたのは女性職員だけだった。小林信保市長は「心より深くおわびする」と謝罪した。《共同通信》

【プロ野球・22日】

日2―4ソ

ソフトバンクが15年ぶりの11連勝。二回に牧原の適時二塁打で先制し、五回は守備の乱れからグラシアルの適時打などで3点を追加した。ムーアは7回無失点で6勝目を挙げ、森が28セーブ目。日本ハムの吉田輝は今季初黒星を喫した。

西7―4ロ

西武が4連勝した。1―1の四回にスパンジェンバーグの2ランで勝ち越し、五回に外崎の3ラン、八回に代打山川の犠飛で加点。ニールは5回1失点で5勝目、平良は今季初セーブを挙げた。ロッテは小島が5回6失点と崩れ4連敗。

楽6―3オ

楽天が連敗を4で止めた。一回に島内の適時打で先制し、二回に下妻のスクイズで加点。五回にロメロの3ラン、八回にもロメロのソロで差を広げた。岸は7回6安打3失点で無傷の5連勝。オリックスはCS進出が完全になくなった。

ヤ0―6巨

巨人が連敗を3で止めた。一回にウィーラーの押し出し四球で1点を先取。三回に岡本の26号2ランなどで3点を奪い、七回にも岡本の適時打などで2点を加えた。サンチェスは七回途中無失点で8勝目。ヤクルトは今季9度目の零敗。

神5―9広

広島は薮田が威力のある速球を軸に、6回2失点で2季ぶりの白星。一回に会沢の適時打、堂林の適時二塁打で2点を先制。着実に加点し、九回にピレラが3ランを放った。阪神は反撃したが及ばず。九回の岩貞の失点が痛かった。

中1―0D

中日が3連勝で貯金7とした。大野雄は無四球で今季6度目の完封、10度目の完投で10勝に到達して45イニング連続無失点。一回、ビシエドの犠飛で挙げた1点を守った。DeNAは9度目の零敗。好投した平良を援護できなかった。《共同通信》

【タイ政府】バンコクの非常事態宣言を解除

タイ政府は22日、大学生主導の反政府デモが続く首都バンコクに発令していた非常事態宣言を解除した。「深刻な状況が解消された」ことを理由としているが、大学生らはプラユット・チャンオーチャー首相の退陣を求めており、事態が沈静化する兆しは見えない。

宣言は15日に発令され、5人以上の集会などが禁止された。警察はデモ主導者らを次々と逮捕し、放水でデモ隊を強制排除した。

大学生らは反発し、宣言を無視してデモを連日強行した。21日にはプラユット氏に3日以内の辞任を要求し、応じなければ抗議活動を激化させる構えを示している。《読売新聞》

【宮城県議会】女川原発再稼働に合意

東北電力が令和4年度以降の再稼働を目指している女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)をめぐり、宮城県議会は22日の本会議で、女川町商工会が提出していた再稼働の同意表明を求める請願を賛成多数で採択した。これで県、地元2市町の議会による再稼働への同意が出そろった。再稼働には知事と地元2市町長の同意が必要で、同意すれば東日本大震災で被災した原発では初となる。

村井嘉浩知事は11月9日にも開かれる市町村長会議で、県内の全市町村長から再稼働に関する意見聴取を行い、女川町の須田善明町長、石巻市の亀山紘市長との3者会談を経て11月中にも同意を表明するものとみられる。女川原発2号機をめぐっては、女川町議会が先月7日、石巻市議会が同24日にそれぞれ再稼働に賛成する陳情を採択していた。《産経新聞》

【安倍晋三前首相】軍艦島元島民らを激励

安倍晋三前首相は22日、長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)などが日本の近代化に貢献した過程を展示紹介する産業遺産情報センター(東京都新宿区)を視察し、軍艦島の元島民らと交流した。

安倍氏は韓国側が戦時中に朝鮮人労働者が差別的な扱いを受けたと主張している問題を念頭に「いわれなき中傷をぜひはね返してもらい、日本の力強い産業化の歩みを伝えていただきたい」と語った。

軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」は安倍政権下の平成27年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。韓国側は軍艦島を含む一部施設で朝鮮半島出身者が強制的に働かされたとして、文化遺産登録の取り消しを求めている。

安倍氏は、登録施設の三菱重工業長崎造船所(長崎市)で働いた台湾人元徴用工に給料が支払われていたことを示す「給与袋」などを見た後に、「歴史の真実も、皆さんに話してもらうことで伝わっていくだろう」と元島民らを激励した。《産経新聞》

【社民党】事実上の分裂も

社民党は22日、立憲民主党との合流の是非を巡って常任幹事会で協議し、解党による合流を断念した。代替案として、希望する国会議員や地方組織が党を離れるのを容認するかどうかを問う議案を11月14日の臨時党大会で諮ると決めた。可決されれば党は事実上の分裂となる。

執行部で多数を占める合流推進派の吉田忠智幹事長らは、次期衆院選を見据えて党全体の合流を目指してきた。だが福島瑞穂党首や地方から党消滅への異論が相次いだため、解党方針を転換した。

福島氏は議案が可決した場合について「今後も党首として頑張る」と共同通信の取材に答え、党に残る意向を表明した。《共同通信》

【初鹿明博衆院議員】議員辞職願を提出

旧立憲民主党に所属していた昨年12月に強制わいせつ容疑で書類送検された無所属の初鹿明博衆院議員(51)=比例東京=は22日、議員辞職願を衆院に提出した。その後、国会内で記者会見し、「自らの意思で議席を返上することが党や有権者に対するけじめだ」と辞職の理由を説明した。政治活動は今後も続けると強調した。

初鹿氏は「不起訴になったが、告訴されるということは私の言動に相手を不快にさせる原因があった。真摯に反省し、辞職を(相手への)けじめとしたい」とも述べた。「支援者の信頼を著しく欠いた。政治家全体のイメージダウンにもつながったと感じ、大いに反省している」と陳謝した。《産経新聞》



10月22日 その日のできごと(何の日)