令和491日目
2020/09/02
この日のできごと(何の日)
【自民党総裁選】菅義偉官房長官が出馬表明
菅義偉官房長官(71)は2日夕、国会内で記者会見し、安倍首相の後継を決める自民党総裁選への立候補を正式に表明した。経済政策を含めた安倍政権の基本路線を継承する考えを示した。菅氏は岸田、石破両派を除く党内5派閥から支持を受け、選挙戦を優位に進めることが確実な情勢だ。総裁選は菅氏と岸田文雄政調会長(63)、石破茂・元幹事長(63)の3氏が争う構図が固まった。
菅氏は出馬の理由について、「安倍首相が全身全霊を傾けて進めてきた取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めるために、私の持てる力をすべて尽くす覚悟だ」と述べた。
菅氏は、新型コロナウイルスへの対応に関し、「感染拡大の防止と社会経済活動の両立を図り、雇用を守り、経済の回復につなげていかなければならない」と語り、最優先で取り組む考えを強調した。首相の経済政策「アベノミクス」を引き継ぐ意向も示した。
また、北朝鮮による拉致問題の解決や、憲法改正などの課題を列挙し、「引き続き挑戦していきたい」と意欲を語った。
菅氏の出馬表明を受け、細田、麻生、竹下の3派の会長がそろって記者会見し、菅氏を支持する考えを表明した。これに先立ち、二階、石原両派の幹部は菅氏と個別に会い、派閥として支援する考えを伝えた。
安倍首相は2日、二階派の河村建夫元官房長官と首相官邸で会談した。細田派出身の首相は、総裁選対応について「細田博之会長の下でうまくまとまってくれた」と感想を語ったという。
一方、岸田氏は3日、自らの政権構想「岸田ビジョン 分断から協調へ」を発表する。経済格差の広がりで社会の分断が進んだとして、最低賃金の引き上げなどの政策を「10の約束」として掲げる。岸田氏は2日、「国民の受け止めが変われば、国会議員の心も動かすと信じている。努力を続けていきたい」と記者団に語った。
石破氏はこの日、支持拡大に向けて国会議員へのあいさつ回りなどを行った。石破氏は、記者団に「(他候補とは)どこが違うのかを分かるように伝えたい」と述べた。《読売新聞》
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【テレビ朝日】スーパー利用客はディレクターの知人
テレビ朝日の報道番組「スーパーJチャンネル」で、取材対象者がディレクターの知人だった問題について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(委員長=神田安積弁護士)は2日、放送倫理違反があったとする意見書を公表した。
対象となったのは昨年3月15日の放送。東京都内の業務用スーパーを訪れた客に密着取材する特集で、客とされた4人が、実際は取材を担当した40代の外部ディレクターが塾長を務める演技塾の生徒らだった。
意見書では「主要なエピソードを構成する登場人物のすべてが偶然に出会った利用客ではなかった。この点だけでも取材の過程が適正とは言い難く、内容においても公正さを欠いていた」として、放送倫理違反があったと指摘した。意見書によると、このディレクターは2018年3月から約1年間、同番組で計13本の特集を担当し、その約半数で演技塾の生徒らを一般人として取材していた。
記者会見した神田委員長は「ディレクターが『仕込み』の誘惑にかられたのは、テレビ局の制作現場にも問題があった」と述べた。《読売新聞》
【東京株式市場】
2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。米景気回復が期待され、電子部品関連銘柄などに買いが入った。国内政治情勢を見極めようと模様眺めの雰囲気もあった。
終値は前日比109円08銭高の2万3247円15銭。東証株価指数(TOPIX)は7.59ポイント高の1623.40。出来高は約9億7648万株だった。《共同通信》
【COVID-19】国内新規感染596人
新型コロナウイルスの感染者は2日、国内で新たに35都道府県と空港検疫で596人確認された。死者は愛知県や大阪府などで計13人だった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者らを含めた累計の感染者は7万人を超えた。
東京都では、141人の感染を確認。1日当たりの感染者は4日連続で200人を下回った。直近1週間の平均陽性率は3・8%で、発表日段階では7月1日以来約2か月ぶりに4%を下回った。
都内では、都立高1校で生徒7人の集団感染が明らかになった。この学校は消毒などのため2日から、3日間の休校措置を取った。
大阪府では96人の感染が判明。貝塚市の医療機関で計11人、東大阪市の高齢者施設で4人の集団感染が確認された。《読売新聞》
【プロ野球・2日】
オ3―3ソ
オリックスは1―3の九回2死満塁で安達が2点適時打を放って今季5度目の引き分けに持ち込んだ。ソフトバンクは九回に抑えの森が3安打され、延長十回無死一塁から松田宣のバントが投飛で併殺になったのが痛かった。
ロ2―4西
西武が4連勝した。六回に外崎の足を絡めた攻撃から失策で1点を先行し、七回に木村の4号ソロ、八回に木村と柘植の押し出し四球で2点を加点した。内海が5回2安打無失点で移籍後初勝利。ロッテは好機で攻め切れず3連敗。
日3―5楽
楽天が逆転勝ちで連敗を3で止めた。0―3の九回に岡島の3点二塁打、田中の適時二塁打、銀次の適時打で一挙5点を奪った。八回のピンチを抑えた池田駿が移籍後初勝利。日本ハムは抑えの秋吉が乱調で勝率5割を切った。
中5―9広
3本塁打の広島が連敗を3で止めた。一回にピレラ、菊池涼の連続ソロで2点。四回も会沢が満塁アーチを放った。会沢は八回も適時二塁打を打った。野村が4勝目。中日は小笠原が6失点し、六回に5点を返す反撃も及ばなかった。
神2―3ヤ
ヤクルトが延長戦を制した。延長十回に山田哲人が中堅に勝ち越し犠飛を放った。石山が3勝目、近藤が今季初セーブ。阪神は七回にサンズの14号2ランで追い付いたが、十回に馬場が失点した。連勝は3で止まった。
巨3―1D
巨人が連勝を4に伸ばした。二回に丸のソロや吉川尚の適時三塁打などで3点を先制。サンチェスは6回1安打1失点で4勝目。七回以降は小刻みな継投でピンチをしのいだ。DeNAは終盤の好機を生かせず3連敗を喫した。《共同通信》
【サッカー・長友佑都選手】マルセイユ入団会見
サッカーのフランス1部リーグのマルセイユに加入した日本代表DF長友佑都(33)は2日、フランスのマルセイユにあるクラブ施設で入団の記者会見に臨み「簡単な道より難しい道を選びたいという自分自身の哲学がある。チーム内のスタメン争いもそうだし、CL(欧州チャンピオンズリーグ)もリーグ戦も含めて厳しい戦いが始まる」と意気込んだ。
長友はJ1のFC東京からチェゼーナを経て、2011年からインテル・ミラノ(ともにイタリア)で活躍。18年からはガラタサライ(トルコ)でプレーし、昨季限りで退団した。マルセイユには酒井宏樹も在籍する。《共同通信》
【台湾】旅券デザイン変更 「中国人」誤解回避目的
台湾の外交部(外務省に相当)は2日、来年1月に発行する旅券(パスポート)の新デザインを発表した。憲法で定められた公称の「中華民国」の英語訳「REPUBLIC OF CHINA」の表記が小さくなり、「TAIWAN」の文字が大きくなったことが特徴。外交部はデザイン変更について「旅券所有者が中国人と誤解されることを避けるため」と説明している。
中国・武漢発の新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、旅券の「CHINA」の記載を理由に台湾人が欧米などで不利益を被るケースがあったとされ、世論調査では7割以上がデザインの修正を支持。7月に立法院(国会)で関連決議が可決されていた。
今後、中国政府が「台湾独立に向けた具体的な動き」として反発する可能性もある。《産経新聞》
【社民党・福島瑞穂党首】自民党総裁選は「密室派閥政治」
社民党の福島瑞穂党首は2日の記者会見で、安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選をめぐる動きについて「密室派閥政治」と批判した。「長老たちが決めて派閥が一挙にそっちになびいていく昔の自民党政治を思い出す。こんな派閥政治で本当にいいのか」と述べた。
立憲民主党が社民党に提案した合流への対応については、立民と国民民主党などによる合流新党の代表選が国会議員のみで行われることに触れ「参加民主主義の保証は大いに議論していきたい」と述べた。《産経新聞》
【国民民主党・玉木雄一郎代表】15日に新「国民民主党」結党大会
立憲民主、国民民主両党などが合流して結成する新党に加わらない国民の玉木代表らは2日、国会内で会合を開き、別に新党を発足させ、15日に結党大会を開く方針を決めた。党名は「国民民主党」とする方向で、参加議員は20人を超える可能性がある。
会合には、玉木氏や古川元久、大塚耕平両代表代行、岸本周平選挙対策委員長のほか、連合傘下の民間労組系議員の代表を含む衆参議員計10人以上が参加した。代表選を実施することも確認し、国民からの「分党」を目指す。
合流新党に加わらない国民議員は、立民主導による合流新党の左派色の強さや、共産党との選挙協力を忌避している。
新たな「国民民主党」は、現在の党の綱領や政策を引き継ぐ。政策提案を重視する「改革中道」を掲げ、1年程度の5%への消費税率引き下げなどを主張する見通しだ。また、合流新党と協調する一方、同様に消費税減税を訴える日本維新の会やれいわ新選組との連携も模索する。
玉木氏は2日の記者会見で、現在の国民を11日に解党する方針を示し、「解決策を示す党のあり方が生き続けてほしい」と述べた。
ただ、取り巻く環境は厳しい。合流新党を支援する連合の神津里季生(りきお)会長は1日の記者会見で「『玉木新党』を支援することにはならない」と明言。合流新党側からは「政策の違いで合流しないなら、国会で共同会派は組まない」とけん制する声が上がっている。《読売新聞》
【安倍晋三首相】英・ジョンソン首相と電話会談
安倍晋三首相は2日午後、英国のジョンソン首相と電話会談し、日本と英国の新たな貿易協定に関し、早期に妥結する方針で一致した。新型コロナ感染症への対応や、自由貿易の推進で両国が主導的な役割を果たす必要性も確認した。
安倍首相は辞任意向も説明。日英関係について「近年、最も緊密な安全保障上のパートナーとなり、安保・防衛協力が飛躍的に深化した」と、協力への謝意を述べた。
ジョンソン氏も「日英関係は、これまでになく強固になった」と応じた。会談は英国側から申し入れた。
安倍首相は続けて、ヨルダンのアブドラ国王とも電話会談。中東地域の安定に向けた緊密連携を申し合わせた。《共同通信》