令和345日目
2020/04/09
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
世界の死者9万人超え
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が9日、世界全体で9万人を超えた。7日に8万人を上回ったばかりだった。数日ごとに1万人以上増える状態が依然として続いており、被害拡大が下火になる気配は見えていない。感染者は9日、世界全体で150万人を超えた。
死者数が初めて1万人を超えたのは3月20日で、昨年末に世界保健機関(WHO)に感染例が初めて報告されてから約2カ月半強が経過していた。その後、死者数は急増し、3月25日に2万人を上回った後は数日ごとに、死者が1万人以上増えてきていた。《共同通信》
英・ジョンソン首相、一般病棟へ
英首相官邸の報道官は9日、声明を発表し、新型コロナウイルスに感染し入院後、病状が悪化し集中治療室(ICU)に移されたジョンソン英首相(55)が、一般病棟に移動したと明らかにした。引き続き病状を注意深く観察するという。快方に向かっているとみられる。
ジョンソン氏は3月27日に感染を公表。4月5日になっても発熱などの症状が続いたことからロンドン市内の病院に入院した。6日午後になり病状が悪化、ICUに移って酸素の供給措置などを受けていた。《共同通信》
島根県、初の感染確認
島根県と松江市は9日、同市の県立松江工業高の生徒が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。県内で感染が確認されるのは初めて。感染経路は不明という。
県によると、生徒は3月19日から鼻水やのどの痛みなどの症状があり、同22日に発熱。医療機関を3度受診し、4月9日に陽性と判明した。
島根県や松江市はこれまで休校などの対応を取っていない。丸山達也知事は「コロナ疎開という行動を県として望まない」として、新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の対象となった7都府県からの不要不急の移動を避けてもらうよう呼び掛けていた。《共同通信》
朝日新聞の論説委員が感染
朝日新聞社は9日、東京本社(東京都中央区)に勤務する論説委員の50代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同社によると、社員の感染確認は2人目。容体は明らかにしていない。
論説委員は休日だった3月28日に自宅で発熱して以降、出社せず療養していた。今月6日にPCR検査を受け、9日に陽性と判明。同じ職場で発熱などの症状を訴えている人はいないという。
最後に外部の人と直接対面して取材したのは3月19日だった。同社は「感染拡大を防止するために職場の消毒を済ませた。今後も保健所などの指導に基づき、必要な措置を取る」としている。《共同通信》
愛知県、独自に緊急事態発令へ
愛知県の大村秀章知事は9日、記者会見し、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象区域に愛知県を加えるよう政府に要請したことを明らかにした。県としても10日午後1時に独自に緊急事態宣言を発令し、県民に不要不急の移動や外出の自粛を求める方針を示した。
大村知事は、「この1週間の感染者数は非常に危惧する状況だ。県民により行動を自粛してもらう意味でも指定してもらった方がいいと判断した」と説明。政府への要請は8日に行い、官邸などと具体的な調整に入っているとした。 愛知県内の感染者は8日時点で280人で全国で5番目に多い。入院者数は168人に上る。同県内では4月に入って感染経路不明の感染者が増加し、7、8日には1日あたりの感染者が20人以上となっていた。《読売新聞》
台湾、WHO事務局長に訂正と謝罪を要求
台湾外交部(外務省)の欧江安報道官は9日、台湾が自分への中傷を行ってきたと世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が発言したとして「ありもしないでたらめな主張だ」と指摘、テドロス氏に発言の訂正と謝罪を要求した。
テドロス氏は8日の記者会見で「(自身への)人種差別を含む中傷は3カ月前に台湾から行われてきた」と述べ、外交部の関与を指摘した。報道官は「テドロス氏は台湾をWHOから排除するだけでなく、台湾を誹謗中傷した」と非難し、政治的偏見を排除して中立の立ち位置に戻るよう求めた。
台湾は中国の反対でWHOへの参加を阻まれている。《共同通信》
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【石川県・谷本正憲知事】「交流は地域活性化」
新型コロナウイルスの感染拡大で7日に緊急事態宣言が出される中、石川県の谷本正憲知事は9日、対象地域から県内への人の流入について、「交流を増やすのは地域を活性化させる」と述べ、自粛を呼びかける考えはないことを明らかにした。政府や宣言の対象外地域の知事から往来自粛を求める声が相次ぐ中、3月末に東京都民らに石川への観光をPRしたのに続く突出した発言で、感染者が66人(8日時点)と急増する県内からは不安の声が出ている
谷本知事は3月27日に外出自粛中の東京都民らに向けて「無症状の人は石川にお越しいただければ」と発言し、県内から慎重さを求める声が上がっていた。4月9日に報道陣から宣言対象地域からの訪問自粛について聞かれた谷本知事は、積極的に呼び込むことはしないと3月の発言を一部後退させつつも、「交流をどんどん増やすというのはお互いに地域を活性化させる」と述べた。8日までの5日間で42人の感染が確認されるなど県内で急増している理由については「(3月の3連休に)コロナは峠を越えたという根拠のない臆測で多くの人が外に出た」ことを挙げた。
宣言を受けて「県境を越えての来訪をいま全く歓迎していない」(岡山県の伊原木隆太知事)など対象地域からの往来自粛や来訪者の一定期間の自宅待機を呼びかける動きが広がっている。こうした発言に対し、谷本知事は「感染しているのは都民の数%。あとの九十数%は感染していないとみないといけない」と述べ、「岡山県はよく言ったね。来る人を拒むというのは言い過ぎな気がする」と疑問視した。
谷本知事の発言には感染拡大を懸念する県民から批判が上がっている。金沢市の70代女性は「緊急事態宣言が出る中、言ってはいけない言葉。先日もまずかったが、きょうはさらにまずい。『それはおかしいでしょ』と周りに言う人がいないのか」。津幡町の会社役員の60代男性は「責任ある立場としてどうかと思う。慎重に言葉を選んで発言してほしい」と話した。「人それぞれ考え方はある。不満な人は次の知事選で選ばなければいい」(野々市市の50代男性会社員)との声もあった。《毎日新聞》
【アパマンショップ平岸駅前店爆発事故】元店長を在宅起訴
札幌市豊平区で2018年に起きた爆発で、札幌地検は9日、可燃性の消臭スプレーを噴射して店舗に充満させた上、湯沸かし器をつけて爆発させたとして、不動産仲介店のA元店長(34)=同区=を重過失激発物破裂と重過失傷害の罪で在宅起訴した。
起訴状などによると、A元店長は18年12月16日、当時店長だった「アパマンショップ平岸駅前店」の店内で、爆発しやすいガスが入った消臭スプレー缶約80~90本を噴射、手を洗うためにガス瞬間湯沸かし器を点火した。ガスに引火し爆発が起き、ビルなど8棟が損壊し、計44人にけがを負わせたとしている。《共同通信》
【N国党・立花孝志党首】在宅起訴
東京地検は9日、不正競争防止法違反などの罪で、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)を在宅起訴した。
立花党首は昨年9月14日、東京都杉並区のコンビニ駐車場で、NHKの集金業務を請け負っていた会社の元社員に19世帯分の受信料契約に関する個人情報を業務用端末へ表示させてビデオカメラで撮影。同11月、NHKに「個人情報をまき散らしていいかな」などと電話した上、個人情報をインターネットに投稿してNHKの業務を妨害した疑いで書類送検されていた。《共同通信》
【東京株式市場】
9日の東京株式市場は、国内外の新型コロナウイルスの感染状況を注視する展開となり、日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに小幅反落した。終値は前日比7円47銭安の1万9345円77銭。国内の感染拡大が警戒された一方で、欧米は流行が鈍化傾向になるとの期待もあり、前日終値を挟んでもみ合った。
東証株価指数(TOPIX)は8.49ポイント安の1416.98。出来高は約13億6800万株。
国内は感染確認者が8日まで増え続けており、景気悪化で企業業績が落ち込むと不安視された。一方、8日の米国株高が買い材料となった。《共同通信》
【関根潤三さん】死去
プロ野球の近鉄で投手、野手として活躍し、大洋(現DeNA)とヤクルトでは監督を務めた関根潤三さんが9日午前9時45分、老衰のため東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。
法政大の左投げのエースとして41勝をマークして1950年に近鉄入団。53年から3年連続2桁勝利を挙げ、57年に外野手へ転向した。巨人に移籍した65年に現役引退。オールスターに5度出場し、投手と野手の両部門でファン投票により選ばれたのは、2015年の日本ハム大谷翔平まで関根さんだけだった。《共同通信》