令和174日目

2019/10/21

この日のできごと(何の日)

【松本京子さん】拉致から42年

鳥取県米子市出身の松本京子さん=失踪当時(29)=が北朝鮮に拉致されて42年となった21日、米子市役所で拉致問題の解決を願うパネル展が始まった。土日祝日を除く28日まで。市の担当者は「帰国を願う市民の気持ちが家族の心の支えになる。多くの人が見て解決を願ってもらいたい」と話している。

成人式や中学校の卒業式での松本さんの写真や、拉致問題の経緯などのパネル計30枚が並んだ。地元保育園の園児や市職員が帰国を願って折った千羽鶴も展示された。

松本さんは1977年10月21日、自宅から編み物教室に向かう途中、行方が分からなくなり、日本政府が拉致被害者と認定した。《共同通信》

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【ラグビーW杯日本代表】会見

ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で史上初の8強入りを果たした日本代表が、3-26で敗れた南アフリカとの準々決勝から一夜明けた21日、東京都内で記者会見し、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「このチームは本当にハードワーク、今まで以上の努力を重ねてトップ8に入れた。誇らしくW杯を戦うことができた」と述べた。リーチ・マイケル主将(東芝)は「このチームのキャプテンをやれて誇りに思う」と述べ、23年にフランスで開かれる次回大会に向けては「日本代表を強いまま継続することが大事」と述べた。

日本は1次リーグで強豪のアイルランドやスコットランドを破り、4戦全勝のA組1位で、目標だった8チームによる決勝トーナメントに進んだ。20日の準々決勝では前回2015年大会で金星を挙げたB組2位の南アフリカからトライを奪えずに完敗し、4強入りは逃した。《産経新聞》

第67回菊池寛賞(日本文学振興会主催)の追加発表が21日あり、ラグビー日本代表チームに贈られることに決まった。理由について、「選手たちが『ONE TEAM』となり強豪国を破る姿は、日本中に勇気を与えた」としている。《読売新聞》

【プロ野球・沢村賞】該当者なし

シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる沢村賞(読売新聞社制定)の選考委員会が21日開かれ、今季の沢村賞は「該当者なし」に決まった。該当者なしは2000年以来19年ぶりで、5度目。

候補には巨人の山口俊投手(32)、日本ハムの有原航平投手(27)らの名前が挙がったが、選考基準の完投10以上、投球回200以上などを満たしておらず、「どうしても(成績が)足りない」(堀内恒夫選考委員長)として該当者なしになった。《読売新聞》

【楽天・嶋基宏捕手】退団決定

楽天の嶋基宏捕手(34)が21日、今季限りで退団することが決まった。今季の推定年俸は1億円で、野球協約の減額制限(1億円以下は25%)を超えるダウン提示を受けていたが同意せず、他球団への移籍を目指す意向を球団に申し入れた。「もう一度、フラットに勝負させてもらう球団を探したい」と話した。

嶋は2007年に楽天に入団し、13年には球団初の日本一に貢献。今季は若手の台頭や腰の張りもあり57試合の出場にとどまった。「9月からクライマックスシリーズ進出争いをしている中で一緒に戦うことができなかった。戦力として見られていなかった」と複雑そうに語った。《共同通信》

【将棋・藤井聡太七段】羽生善治九段破る

将棋の第69期王将戦挑戦者決定リーグは21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、高校生プロの藤井聡太七段(17)が羽生善治九段(49)を破った。最年少挑戦を狙う藤井七段は通算成績をトップの3勝1敗とし、前人未到のタイトル100期を目指す羽生九段は2勝1敗となった。

藤井七段は羽生九段と昨年2月の朝日杯オープン戦以来の対戦で、公式戦2連勝とした。

対局を終えた藤井七段は「(羽生九段に)読みにない手を指されたので、自分も学んでいきたい。次も全力を尽くしたい」、羽生九段は「藤井七段に力強く指された」とそれぞれ振り返った。《共同通信》

【TBS】2番組終了

TBSは21日、画像の加工や過剰な演出などのやらせが行われていたバラエティー番組「消えた天才」(日曜後8時)と「クレイジージャーニー」(水曜後11時56分)の放送を終了すると発表した。9月に問題を公表して以降、同局は2番組を放送休止としてきたが、「番組の継続は困難」と判断し、打ち切りを決めた。

「消えた天才」では、リトルリーグの全国大会で活躍した当時12歳の少年の試合映像を早回しして、実際の投球速度より速く見せる映像加工などが計4件行われていた。「クレイジージャーニー」の爬虫類ハンター企画では、計15種類の珍しい生物を事前にスタッフが準備し、その場で見つけたかのように捕獲するやらせを繰り返していた。

問題を受け、両番組とも関係者からの聞き取り調査を実施。TBSによると、同様の加工ややらせは他には確認されなかったというが、「不適切な加工で視聴者の皆様の信頼を損なったことを重く受け止め、番組の継続は困難と判断し、放送を終了することを決めました」とコメントを発表した。《産経新聞》

【東京株式市場】

週明け21日の東京株式市場は、企業決算の改善期待から買いが強まり、日経平均株価(225種)は続伸、今年の最高値を更新した。

終値は前週末比56円22銭高の2万2548円90銭。東証株価指数(TOPIX)は6.61ポイント高の1628.60。出来高は約8億9168万株だった。《共同通信》

【N国党・浜田聡氏】繰り上げ当選

中央選挙管理会は21日の選挙会で、NHKから国民を守る党から7月の参院選で比例選に出馬し、次点だった浜田聡氏の繰り上げ当選を決めた。同党党首の立花孝志氏が今月10日告示の参院埼玉選挙区補欠選挙に出馬し、参院議員を自動失職したことに伴うもの。《読売新聞》

【国民民主党・玉木雄一郎代表】匿名アカウント特定に慎重姿勢

国民民主党の玉木雄一郎代表は21日、同党の森裕子参院議員の質問通告問題をめぐり、野党の調査チームが省庁の内部情報を提供したツイッターの匿名アカウントの特定を求めていることについて慎重な対応が必要だとの認識を示した。

玉木氏は「内部告発を保護する観点からすると、特定することで萎縮効果を与えてもいけない。今回、問題となった情報がどれだけ秘匿性の高い、保護すべき秘密だったかも含め、しっかりと検討しなければならない」と述べた。

その上で「結果として台風が近づく中、多くの霞が関の(省庁の)皆さんを待機させてしまったことは事実だ。われわれも反省しなければいけないし、おわびしなければいけないところがあれば、おわびしたい」と語った。

都内で記者団の取材に答えた。《産経新聞》

【菅義偉官房長官】「北京で邦人男性1人拘束」

菅官房長官は21日午前の記者会見で、北海道大学の40歳代の日本人男性教授が9月に中国・北京で中国当局に拘束された問題について、「北京市で邦人男性1人が中国の国内法違反があったとして、拘束されている」と述べ、拘束の事実を初めて公式に認めた。

一方で、「事柄の性質上、詳細に答えることは控えたい」として身元の特定などは避けた。「政府として邦人保護の観点から、領事面会やご家族との連絡など、できる限りの支援をしている」とも語った。《読売新聞》

【山梨県道志村】女児不明から1カ月

山梨県道志村のキャンプ場で千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)が行方不明となって21日で1か月が経過した。母のとも子さん(36)は読売新聞の取材に応じ、「どこかで生きていると信じている。必ず見つけ、『お帰り』と抱きしめたい」と言葉を絞り出した。

美咲さんは9月21日、家族や友人らと訪れたキャンプ場で、友人を追ってテントを出た後、行方不明になった。山梨県警や消防、自衛隊が今月6日まで延べ約1700人を投入して捜索。その後もボランティア団体などが捜しているが、手がかりはなく、とも子さんは「ついて行っていれば……」と自責の念を感じている。

キャンプ場は台風19号の影響で道路が陥没するなどし、立ち入りができなくなった。とも子さんは「ここにはいてほしくない」と心境を明かし、「少しでも情報を集めたい」と、美咲さんの写真や特徴を載せたチラシ3万~4万枚を作成。ボランティアの力を借りて全国の街頭で配るという。

「必ずもう一度、私たちに笑顔を見せてくれると信じている」ととも子さん。毎日、美咲さんの分の食事やおやつを用意して帰りを待っている。情報は山梨県警大月署(0554・22・0110)へ。《読売新聞》

【安倍晋三首相】マラソン会談

安倍晋三首相は21日午後、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に合わせて来日した各国・地域要人との「マラソン会談」を続行した。この日だけで、ウクライナのゼレンスキー大統領ら23の国・地域の大統領、首相らと東京都港区の迎賓館で個別に会い、地域情勢などを巡って協議した。

25日までに計約50の会談をこなす過密日程を予定している。政府は首相と中国の王岐山国家副主席との会談を23日午前に実施すると発表した。

パレスチナ自治政府のアッバス議長との会談では、中東和平問題に関し「日本として当事者間の対話再開のため、あらゆる努力を惜しまない」と表明した。《共同通信》



10月21日 その日のできごと(何の日)