2025 令和7年2月23日(日) 天皇陛下、65歳に
令和2126日目
2025/02/23
この日のできごと(何の日)
【天皇陛下】65歳に
天皇陛下は23日、65歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見し、戦後80年の節目が「日本の発展の礎を築いた人々の苦難に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、思いを新たにする機会になれば」と述べた。「戦争の記憶が薄れようとしている今日、戦争を知らない世代に、悲惨な体験や歴史が伝えられていくことが大切である」との考えも示した。
天皇、皇后両陛下が今年、被爆地の広島、長崎、太平洋戦争の激戦地となった沖縄、硫黄島を訪問することが検討されている。陛下は「各地で亡くなられた方々や、苦難の道を歩まれた方々に改めて心を寄せていきたい」と述べた。
昨年3度にわたり、石川県能登地方の被災地を見舞ったことに触れ「皆さんの心がくじけそうになっている気持ちを感じ、私たちの訪問が少しでも力になるのであればと思った」と明かした。
昨年10月に初めて単独で地方公務に臨んだ長女愛子さまに「今後、皇族としての仕事の幅も広がっていくのではないか」と期待し、戦後80年に際して戦争犠牲者に心を寄せてほしいと望んだ。《共同通信》
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天皇陛下の65歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居・宮殿で催された。陛下は、皇后さまと長女愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女佳子さまと共に長和殿ベランダに立ち、集まった人たちに笑顔で手を振った。新型コロナウイルス禍で取りやめていた祝宴も5年ぶりに開催された。
一般参賀は午前に3回実施。陛下はあいさつで、祝意に感謝した上で「全国各地の皆さん一人一人にとって、穏やかな春が訪れるよう願っています。皆さんの健康と幸せを祈ります」と述べた。各地の大雪被害に触れ「ご苦労もいかばかりかと思います」と気遣った。宮内庁によると、参賀者は計約1万8千人だった。
この日は宮殿で祝賀行事が続いた。秋篠宮ご夫妻ら皇族、石破茂首相ら三権の長などから祝賀を受けた後、大食堂「豊明殿」で「宴会の儀」が開かれた。首相や閣僚ら約120人が出席し、陛下は「この機会に国民の幸せと国の発展を願う」とあいさつした。駐日外国大使らも祝賀に訪れた。
その後、天皇、皇后両陛下は東京・元赤坂の仙洞御所に向かい、上皇ご夫妻にあいさつした。《共同通信》
【日本列島】日本海側で大雪
気象庁は23日、冬型の気圧配置が24日にかけて続き、日本海側を中心に大雪になる所があるとして、交通障害や路面凍結、電線への着雪に注意するよう呼びかけた。北陸や近畿では平地でも大雪になる恐れがあるとしている。
気象庁によると、日本の上空約5500メートルに氷点下36度以下の寒気が流れ込む見込み。予想より寒気が強まったり、雪雲が同じ地域に流れ込み続けたりした場合は警報級の大雪となる可能性がある。
一連の大雪で積雪が200センチを超えた観測地点も出ている。24日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で北陸60センチ、近畿、中国40センチ、四国20センチなどとしている。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第2節最終日(23日・エディオンピースウイング広島=1試合)昨季2位の広島が横浜Mを1―0で下し、開幕2連勝とした。後半開始早々にジャーメインのPKで奪ったリードを守り切った。横浜Mは1分け1敗。《共同通信》
【競馬】
第42回フェブラリーステークス(23日・東京11R1600メートルダート16頭、G1)2番人気のコスタノヴァ(レイチェル・キング騎乗)が1分35秒5で優勝し、1着賞金1億2千万円を獲得した。キング騎手はこのレース初勝利で、女性騎手のJRA・G1制覇は史上初の快挙となった。
木村哲也調教師はJRAのダートG1初勝利。
コスタノヴァはスタートで出遅れたが、すぐにリカバーして好位へ。ラスト約300メートルで先頭に立ち、ゴール前はいっぱいになりながらも押し切った。インから追い込んだ5番人気のサンライズジパングが3/4馬身差の2着に入った。《共同通信》
【ローマ教皇】「危機的」病状続く
ローマ教皇庁(バチカン)は23日、肺炎で入院中の教皇フランシスコ(88)の病状について、前日夕から呼吸困難は起きていないが「依然として危機的だ」と発表した。酸素投与は続けているという。血液検査の結果、軽度の腎不全を患っていると判明したが「コントロール下にある」と強調した。
バチカンは、教皇に意識はあり病院内でミサにも参加したと説明。回復の見通しについては22日に続いて明言を避けた。
バチカンは22日、教皇の病状が前日より悪化したと発表していた。呼吸困難の症状があり、酸素を投与。血小板の減少が確認され、輸血も必要になったという。《共同通信》
【ドイツ連邦議会選挙】
ドイツ連邦議会選挙が23日投開票された。公共放送ARDの出口調査によると、メルケル前首相が所属した最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が第1党となる見通しで、2021年以来の政権復帰が確実な情勢だ。「極右」と称される反移民の右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が第2党に躍進する勢い。ショルツ首相の中道左派の与党、社会民主党(SPD)は大敗した。
最大の争点は難民・移民問題。CDU・CSUもAfDに引っ張られるように移民政策の議論を先鋭化させ、寛容から厳格化への転換を訴えた。
ARDによると、CDU・CSUの得票率は28.8%、AfDは20.2%。連立与党のSPDと緑の党はそれぞれ16.2%と12.7%。CDU・CSUは単独過半数に達せず、連立交渉が焦点。AfDとの連立は否定している。
次期首相最有力のメルツCDU党首は「われわれは勝利した」と宣言。AfDのワイデル共同代表は「歴史的な成功を成し遂げた」と語った。ショルツ氏は「苦い結果だ」と述べ、敗北を認めた。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
ウクライナ空軍は23日、ウクライナ全土にイラン製無人機「シャヘド」計267機が22日夜から23日未明に襲来したと発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領は23日「侵攻から3年を前に、最多の無人機攻撃を受けた」と交流サイト(SNS)への投稿で非難した。
空軍によると、弾道ミサイルによる攻撃も受けた。南部でけが人が出たほか、首都キーウ(キエフ)でも迎撃した無人機の破片が落下、火災で民家などに被害が出た。
ゼレンスキー氏は、過去1週間で無人機約1150機、誘導爆弾1400発超、ミサイル35発が使われたと指摘した。《共同通信》
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ロシアのプーチン大統領は23日、「祖国防衛者の日」の祝日に合わせて、ウクライナへの特別軍事作戦に参加した兵士らに「ロシア英雄」の称号を与える式典をクレムリンで開催した。「みなさんの奮闘のおかげでロシアは軍事作戦の目標を達成しつつある。国の誇りだ」とたたえた。
プーチン氏はビデオ声明も発表し、軍事作戦に参加する部隊の要望に応えることが最優先事項だと強調した。急変する世界情勢の中で「軍を強化し、発展させる戦略的方針は不変だ」と指摘。陸海軍の戦闘能力を引き続き向上させ、最新式兵器を供給していくとした。軍人の社会保障水準引き上げにも取り組むと述べた。《共同通信》
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国連のグテレス事務総長は23日、24日で3年となるロシアのウクライナ侵攻は「国連憲章と国際法の明確な違反だ」と改めて批判し、ウクライナの主権や領土の保全、戦闘の即時終了を呼びかける声明を発表した。
ウクライナでの戦闘は欧州の平和と安全に対してだけでなく、国連憲章や国際法など国連が掲げる秩序への脅威だと訴えた。
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ロシアに侵攻されるウクライナのゼレンスキー大統領は23日、同国の平和が実現するかNATO加盟が認められれば「大統領を辞任する用意がある」と述べた。侵攻開始から24日で3年。同氏はトランプ米大統領から「選挙なしの独裁者」と非難され、権力にしがみつく考えはないと反論する狙いとみられる。
首都キーウで記者会見した。ウクライナのNATO早期加盟は米国やドイツなどが否定的で可能性は極めて低く、米ロが主導する和平交渉の行方は不透明。ゼレンスキー氏は「安全保障の確保に集中する」と強調し、職務を継続する構えだ。
トランプ政権はウクライナの希少な鉱物資源を供与するよう要求しているが、ウクライナは見返りとなる安保措置が合意文書に盛り込まれていないと反発し、両政府が集中的に協議している。米側は早期に署名するよう圧力を強めており、ぎくしゃくした関係が続いている。
米政権はウクライナに対し、資源で得られる収益を使った5千億ドル規模の基金を設立して米側が所有権を持つことを提案したとされる。《共同通信》
