令和1932日目
2024/08/13
この日のできごと(何の日)
【パリ五輪】日本選手団が帰国
パリ五輪に出場した日本選手団の本隊が13日、成田空港に帰国した。11日閉幕の大会で、海外開催では最多となる金メダル20個と活躍。メダル総数も前回東京五輪に次ぐ歴代2位の45個(銀12、銅13)と連日のメダルラッシュに沸き、人垣ができた到着ロビーは拍手と歓声に包まれた。
電光掲示板には「おかえりなさい 感動をありがとう!」と表示され、藤波朱理(日体大)文田健一郎(ミキハウス)ら1大会最多8個の金メダルを量産したレスリング勢や、セーリングで20年ぶりの表彰台に立った混合470級銀メダルの岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)吉岡美帆(ベネッセ)組を出迎えた。
初実施のブレイキンで女王に輝いた湯浅亜実(ダンサー名・AMI)や早田ひな(日本生命)ら卓球勢は羽田空港着の便で帰国した。
既に帰国していた柔道男子2連覇の阿部一二三(パーク24)らを含むメダリストは官邸を表敬訪問して岸田文雄首相と面会。首相から「果敢に挑戦し続けた。皆さんにいただいた感動に心から感謝申し上げる」とねぎらいを受けた。《共同通信》
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岸田文雄首相は13日、パリ五輪の日本選手団メダリストと官邸で面会した。柔道男子66キロ級で2連覇を果たした阿部一二三選手は「チームジャパンは一体感を持って挑み、最高のパフォーマンスの発揮を心がけた」とあいさつ。首相は「素晴らしい勇気を全ての国民に与えてくれた」と謝意を伝えた。
面会には、メダリスト計66人が参加した。スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋選手は、首相から日本の強みを問われ「諦めず、努力し続けられるところが日本人の強さだ」と回答。卓球女子団体で中国に敗れ銀メダルを得た早田ひな選手は「4年後にリベンジしたい」と強調した。
日本が銀メダルを獲得した柔道混合団体決勝で、2階級上の選手と対戦し勝利した角田夏実選手は「怖さが出て、試合前に足が震えた。チーム戦だったので皆さんに勇気をもらい、思いっきり戦えた」と振り返った。
日本選手団は海外開催の五輪で金メダル数と銀、銅を含めたメダル総数の最多記録を更新する成績を収めた。《共同通信》
【高校野球】
全国高校野球選手権大会第7日は13日、甲子園球場で2回戦4試合が行われ、石橋(栃木)霞ケ浦(茨城)滋賀学園、青森山田が3回戦に進出した。
公立校で夏初出場の石橋が、春夏通じて初出場の聖和学園(宮城)を5―0で下して、甲子園大会初勝利を挙げた。入江が11三振を奪い、4安打完封。
霞ケ浦は智弁和歌山に延長十一回タイブレークの末、5―4で競り勝った。甲子園初勝利。
滋賀学園は花巻東(岩手)に5―0で勝利。脇本が6安打完封した。
青森山田は長野日大に9―1で快勝。《共同通信》
【プロ野球・13日】
日0―6ロ
ロッテが快勝した。小島が制球良く投げて三塁を踏ませず、8回3安打無失点で約1カ月ぶりの8勝目を挙げた。打線は四回に佐藤の2点適時打で先制し、六、七回も2点ずつ加えた。日本ハムは打線がつながらず連勝が6で止まった。
オ0―3楽
楽天の早川が3年ぶりの完封で8勝目。直球、変化球ともに小気味良く操り、散発の単打2本に抑えて9三振を奪った。三回に先制打の村林が七回は2点三塁打とチームの全3打点を稼いだ。オリックスは曽谷が6回1失点で8敗目。
西1―6ソ
ソフトバンクが3連勝。0―1の四回に近藤のソロで追い付き、六回に甲斐の適時打と川村の2点三塁打で勝ち越し。七回は近藤の2ランで突き放した。モイネロは2安打1失点で完投し9勝目を挙げた。西武は投打に振るわず8連敗。
広0―6D
DeNAの東は直球に切れがあり、8回3安打無失点で9勝目を挙げた。打線は一回に佐野の適時打、オースティンの3ランで計4得点。六回に山本の適時打などで2点を加えた。広島は打線が振るわず、3失策が失点につながった。
巨5―8神
阪神は2―1の四回に木浪が3点二塁打。五回に追い付かれたが、七回1死満塁で渡辺が走者一掃の二塁打を放って勝ち越した。5回5失点の才木の後は救援陣が無失点でしのいだ。巨人は粘り負け。七回に4番手の高梨が崩れた。
ヤ4―5中
中日の高橋宏が7三振を奪い、6回2失点。4年目で初の2桁到達の10勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。四回に田中の内野ゴロの間に1点を先制し、六回に高橋宏の適時打などで3点。ヤクルトは終盤追い上げたが一歩届かず。《共同通信》
【東京株式市場】
連休明け13日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続伸した。終値は前週末比1207円51銭高の3万6232円51銭で、節目の3万6000円台を回復した。円相場が円安に振れ、輸出関連株に買い注文が入った。半導体関連株も値上がりし、ほぼ全面高の展開となった。前週は記録的な急落となったが、市場の警戒感はいったん和らいだ。
終値で3万6000円を上回ったのは1日以来、7営業日ぶり。終値としての上げ幅は今年2番目の大きさだった。
東証株価指数(TOPIX)は70.25ポイント高の2553.55。出来高は約20億9300万株。
株式市場の重しとなっていた円高ドル安進行は連休明けにひとまず一服した。投資家に安心感が広がり、電機や機械、自動車など輸出関連株が買い戻された。前週後半は決算発表のピークで、好業績を示した銘柄が幅広く買われた。前日までの米国市場でハイテク株主体のナスダック総合指数が好調に推移した流れも引き継いだ。《共同通信》
【自民党・石破茂元幹事長】台湾総統と会談
自民党の石破茂元幹事長は13日、超党派メンバーで訪問した台湾の頼清徳総統と台北の総統府で会談し、インド太平洋地域が中国からの脅威にさらされている事態に、連携して対処していく考えを確認した。石破氏は出馬意向を事実上表明している党総裁選を前に、外交手腕をアピールした形だ。
軍事力を増して威圧的行動に出る中国との外交は、総裁選でも論点の一つになる。岸田政権は「建設的かつ安定的な関係構築」を目指してきた。石破氏は記者団に、岸田政権の対中外交に関し「姿勢はおおむね正しい。中国との関係を深めると同時に、地域の抑止力を構築することが大事だ」と主張した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア西部州で74集落制圧
ロシア西部クルスク州への越境攻撃を続けるウクライナのゼレンスキー大統領は13日、ロシアの計74集落を制圧したと明らかにした。ロシア国防省はクルスク州の4集落で敵の進軍を阻止したと発表。ロシア側は兵力を増強して撃退作戦を展開しており、双方の激しい戦闘が続いている。
ウクライナ外務省の報道官は、ロシア軍がクルスク州からウクライナを攻撃しているとして、越境攻撃は「市民を守ることが目的で、領土を奪うつもりはない」と主張。クルスク州にロシア軍を引き付け、ウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク州とルガンスク州)への増援を阻止する狙いがあると説明した。《共同通信》
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米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は13日、米政府関係者の話として、ロシア軍の一部がウクライナ領内から撤退したと報じた。ウクライナ軍による越境攻撃に対応するための再配置だという。越境がロシア軍を引きつけることに成功している兆しだと伝えた。
同紙によると、米政府関係者は撤退したロシア軍の規模を明らかにせず、米国は再配置の戦況への影響を精査している。
ウクライナはロシア西部クルスク州への越境攻撃で、ロシアの計74集落を制圧したと発表。少なくともロシア領内に30キロ余り進軍したという。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは13日、各地で行われ、ドジャースの大谷はミルウォーキーでのブルワーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、三回に2試合連続本塁打となる37号ソロを放った。5打数1安打1打点で、チームは7―2で勝って5連勝を飾った。
アストロズの菊池はレイズ戦に先発して5回2/3を投げ、3安打1失点で6勝目(9敗)を挙げた。試合は3―2だった。
レッドソックスの吉田はレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2打数1安打。チームは9―4で勝った。カブスの鈴木は1―2で敗れたガーディアンズ戦に「3番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。《共同通信》