令和1763日目

2024/02/26

【スゥエーデン】NATO加盟が決定

米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ハンガリーの議会は26日、スウェーデンのNATO加盟を承認し、同国が32カ国目として加わることが決まった。ロシアのウクライナ侵攻開始から2年が経過。ロシアと欧州に面するバルト海をNATO加盟国が取り囲むことになり、ロシア軍の活動に対する抑止力強化につながる。

加盟には全加盟国の承認が必要で、ハンガリーが唯一終えていなかった。新規加盟は昨年4月のフィンランド以来。スウェーデンのクリステション首相は「歴史的な日だ。責任を果たす用意がある」と決意を示した。

スウェーデンはウクライナ危機を受けて長年の中立政策を転換し、フィンランドと共に22年5月に加盟申請した。

NATOのストルテンベルグ事務総長は「NATOはより強く、より安全になる」と表明した。

ハンガリーのオルバン首相は強権的な政治姿勢で知られる。「法の支配」の原則など民主主義的な価値観を巡って同国に批判的なスウェーデンへの不満が、承認手続きに時間がかかった一因だとの見方が出ていた。《共同通信》

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ボランティア拠点の運用開始 宿泊で被災地活動時間を確保 2024/02/26 18:43共同通信

【令和6年能登半島地震】

ボランティア拠点の運用開始

石川県は26日、能登半島地震の一般ボランティア用に設置した宿泊拠点の運用を始めた。半島北部の穴水町にある廃校になった中学校の校舎を活用。ホテルの多い金沢市から日帰りで往復するのに比べて被災地での活動時間を確保できるため、参加者は歓迎する。一方で安全確認に時間がかかるといった事情から、活動領域は思うように広がっていない。

穴水町比良の拠点には定員1〜2人のテント95張りを用意。参加者は寝袋を持参し、2食分の食事代千円を払う。

県は一般ボランティアへの応募殺到を防ぐため、1月6日から受け付けを一元管理。2月22日時点で延べ3891人が活動するものの、作業時間確保が課題だった。《共同通信》

下水管の過半被害

能登半島地震により、石川県輪島市など6市町の下水管延長計685キロのうち、52%に当たる359キロで汚水を流す機能を失ったことが26日、分かった。最も深刻な珠洲市は94%に上った。最大震度7の強い揺れに地盤の液状化が重なり寸断されたとみられ、被災割合は過去の大地震と比べても突出して高い。被害規模が拡大したことで復旧が遅れ、住民生活への影響が長引いている。

地震に伴う下水管の被害を抑えるためには耐震化が有効とされる。しかし国土交通省によると、全国の主な下水管8万6千キロのうち、2022年度末時点で耐震化が済んだのは56%にとどまり、対策は遅れている。

石川県によると、能登半島地震では県内17市町で総延長の27%が汚水を流す機能を喪失したり、マンホールが地上に浮き上がったりした。液状化しやすいエリアを中心に地下に埋設した管が強く揺さぶられ、広い範囲で損傷を受けたようだ。

国交省によると、16年の熊本地震で震度7を2回観測した益城町で13%。04年の新潟県中越地震は22%が最大だった。《共同通信》

杉良太郎さん、伍代夏子さん、能登島で炊き出し

 歌手で俳優の杉良太郎さんと、妻で演歌歌手の伍代夏子さんは26日、七尾市能登島を訪れ、被災者にうどんや焼きそばを振る舞った。夫妻は住民に笑顔で話しかけ「希望を捨てないで」と励ました。

 杉さんが炊き出し支援の少ない場所での活動を希望し、能登島観光協会の仲介で鰀目漁港と能登島野崎町の集会所で実施した。メニューは杉さんが提案し、高齢者でも食べやすい肉うどん、きつねうどん、焼きそばを計650食提供した。杉さん夫妻はサインや写真撮影に快く応じ、住民と交流した。

 能登島鰀目町で営む民宿が大きな被害を受けた女性(80)は「杉さんが『時間がかかっても再起できたらいいね』と励ましてくれて元気が出た。諦めないでもう少し頑張りたい」と感謝した。

 初めて能登島を訪れたという杉さんは「風光明媚な場所だと思う。住民の強い結束で、地震前よりも繁栄してほしい」と願った。27日は伍代さんが珠洲市の避難所を訪問する。《北國新聞》

【大相撲】番付発表

日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付を発表し、新大関の琴ノ若は西の2番目に座った。新大関誕生は昨年秋場所の豊昇龍以来で、日本出身力士としては2022年春場所の御嶽海以来。4大関は21年名古屋場所以来。

日大出身の尊富士が初土俵から所要9場所で新入幕。年6場所制となった1958年以降初土俵では常幸龍に並ぶ最速記録を達成した(付け出しを除く)。新十両から1場所通過の快挙だった。

先場所覇者で10度目の優勝を狙う横綱照ノ富士は東。大関は霧島と豊昇龍が東西の正位、8度目のかど番となる貴景勝は東の2番目に就いた。《共同通信》

【サッカー・岡崎慎司選手】現役引退を発表

サッカー元日本代表でワールドカップ(W杯)3大会に出場したFW岡崎慎司(37)が今季限りで現役引退すると26日、所属クラブのシントトロイデン(ベルギー)が発表した。クラブを通じ「今まで全力を尽くしてきたけど、気付いたら体がボロボロで、そして自然と自分に限界を感じました」とコメントした。

「ダイビングヘッド」が代名詞のストライカーで、歴代3位の日本代表通算50得点。2008年に日本代表デビューし、75得点の釜本邦茂、55得点の三浦知良に次ぐゴールを積み重ねた。W杯は10年南アフリカ、14年ブラジル、18年ロシア大会のピッチに立った。日本代表通算119試合出場は史上5位。《共同通信》

【警視庁】死亡の男、桐島容疑者と特定

1974〜75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗り、今年1月に病死した男について、警視庁公安部がDNA型鑑定などで身元を容疑者本人と特定したことが27日、捜査関係者への取材で分かった。指名手配容疑を含む五つの事件に関与したとして同容疑で27日にも書類送検する方針。

男と親族のDNA型鑑定で「親族関係に矛盾なし」との結果が出ていた。公安部は鑑定結果などを踏まえ、本人と判断。49年の逃亡生活の実態や支援者の有無を引き続き調べる。《共同通信》

【ダイハツ】大分工場再開

ダイハツ工業は26日、認証不正を受けて車両の生産を停止していた子会社ダイハツ九州の大分第1、第2工場(大分県中津市)で、国土交通省が安全性を確認した軽乗用車「ミラ イース」など計10車種で再開した。昨年12月25日の停止以来、約2カ月ぶりの再開となる。

生産再開の対象は他に、軽商用車「ハイゼット トラック」など。いずれも国交省が安全や環境に関する性能の基準を満たすことを確認し、出荷停止指示を解除していた。

ダイハツ九州などによると、軽乗用車「ムーヴ キャンバス」と「タフト」の残り2車種については、少なくとも来月15日まで生産を停止する。現時点で16日以降の稼働再開のめどは立っていない。《共同通信》

【東京株式市場】

連休明け26日の東京株式市場で日経平均株価(225種)が続伸し、連休前22日に付けた終値と取引時間中の史上最高値を再び更新した。終値は22日比135円03銭高の3万9233円71銭。好調な企業業績を背景に株価の先高観が依然として強く、上げ幅は一時300円に迫った。前週末の米国株の上昇や、外国為替相場の円安ドル高基調も支えとなった。

TOPIXは12.91ポイント高の2673.62を付け、バブル経済期だった1990年2月以来の高値を更新した。出来高は約18億4200万株だった。

前週末の米国市場は、ダウ工業株30種平均が終値の高値を連日更新するなど総じて堅調だった。この流れを引き継いだ26日の東京市場では、朝方から幅広い銘柄で買い注文が優勢だった。

取引時間中に東京外国為替市場で1ドル=150円台半ばまで円安が進み、輸出関連企業の業績を押し上げるとの期待も高まった。

ただ連休前に大きく値上がりした半導体関連銘柄の一部には利益を確定する売り注文が出て、平均株価は午後に上げ幅を縮めた。《共同通信》

【月探査機SLIM】通信再開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、月面着陸した探査機「SLIM(スリム)」との通信を25日に再開したと発表した。1月末に着陸地点が夜を迎えて休眠状態だったが、再び太陽光が当たる昼になって発電を始めた。夜が約2週間続く月面は氷点下170度になる過酷な環境で、復旧は困難とみられたが「越夜」に成功した。

航法カメラでの写真撮影も再開でき、新たな月面の写真も公開した。

JAXAによると、25日午後7時過ぎにデータが得られ、探査機が最低限、機能していることを確認できた。太陽光が当たって一部の機器は100度を超える高温状態になっており、地球との通信は短時間で終えた。月の鉱物を観測する特殊カメラなどの状況は不明で、機体の温度が下がってから改めて確認する。

月は約2週間ごとに昼と夜が入れ替わる。大気がほとんど存在せず、日中は110度、夜間は氷点下170度にもなる。半導体などの電子機器は高温で機能を失う恐れがあり、低温に耐える設計でもない。着陸後の活動は数日間の予定で、今回の通信再開も実験的な試みとして行われた。《共同通信》

【インテュイティブ・マシンズ】月着陸船を確認

民間企業による世界初の月面着陸に成功した米インテュイティブ・マシンズは26日、着陸船「ノバC」の姿が上空からの撮影で確認されたと発表した。当初の目的地から1.5キロ以内で、これまで着陸したどの宇宙機よりも南極に近いという。

同社によると、撮影したのは米航空宇宙局(NASA)の探査機ルナ・リコネサンス・オービター。着陸地点の標高は2579メートル。ノバCは横倒しの状態とみられるが、米国の27日朝までは地球との通信ができる見込み。《共同通信》

【タリバン】4度目の公開処刑

アフガニスタンのタリバン暫定政権は26日、北部ジョズジャン州のスポーツスタジアムで、殺人罪で死刑判決を受けた男を公開処刑した。最高裁が発表した。2021年8月のタリバン復権後、公開処刑は4度目で、今月22日にも実施されたばかり。

AP通信によると数千人が集まったスタジアムで銃殺されたという。公開処刑は、被害者側に報復権を与えるイスラム法の「キサース」に基づくもので、国際社会は人権侵害だと批判している。

最高裁によると、男はナイフで男性を刺し殺したとして死刑判決を受けた。《共同通信》

【中国】フィリピン船阻止へ障害物

ロイター通信は26日、中国が南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)近くに障害物を設置したことが衛星画像で確認されたと伝えた。領有権を争うフィリピンの船舶が進入するのを阻止し、実効支配を固める狙いとみられる。

中国外務省の毛寧副報道局長は26日の記者会見で「フィリピンは中国の主権侵害を繰り返しており、中国はやむを得ず必要な措置を取っている」と述べた。スカボロー礁周辺では中国海警局の巡視船がフィリピンの船を強制退去させたり、航行を妨害したりしている。

フィリピン沿岸警備隊は25日、中国の2隻のボートが22日に障害物を設置するのを確認したと明らかにしていた。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

パレスチナ自治政府内閣総辞職へ

パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は26日、ヨルダン川西岸ラマラで記者会見し、アッバス議長に内閣総辞職の意向を伝え、辞表を提出したと発表した。パレスチナ通信などが伝えた。アッバス氏は受理するとみられ、後任には経済専門家で、パレスチナ解放機構(PLO)幹部のムハンマド・ムスタファ氏の名前が取り沙汰されている。

イスラエル軍とイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘が続く中、バイデン米政権は戦後のガザを自治政府が統治すべきだと主張し、自治政府に改革を求めていた。 《共同通信》

【MLB】

米大リーグは26日、各地でオープン戦が行われ、ブルージェイズの菊池はフロリダ州ダンイーデンでのパイレーツ戦に先発で初登板して2回を投げ、1安打無失点、3三振と好投し、勝利投手になった。

カブスの鈴木はロイヤルズ戦に「2番・右翼」で初出場し、2打数1安打。レッドソックスの吉田はフィリーズ戦に「4番・指名打者」で2打数無安打だった。

ドジャースの大谷は27日のオープン戦初出場に向けて室内で調整。

パドレスのダルビッシュはシャドーピッチングなどを行い、腰の張りを訴えている松井は全体練習に参加しなかった。カブスの今永は守備練習などに取り組んだ。《共同通信》