令和1733日目
2024/01/27
【令和6年能登半島地震】
能登空港、再開
能登半島地震で運航を取りやめていた能登空港(石川県輪島市)と羽田空港を結ぶ全日空の旅客便が27日、約1カ月ぶりに再開した。午後の羽田行き臨時便には、帰省中に被災し足止めされていた人や遠隔地に避難する人の姿も。支援者やボランティアらが利用する羽田発の便と合わせ、往来の活性化が期待される。
臨時便は2月末まで週3日、1日1往復する予定。能登―羽田間が約1時間のフライトで結ばれることで、被災地支援の動きや物資の輸送が進み、2次避難の交通手段にも期待されている。ただ、空港から県内各地を結ぶバスや乗り合いタクシーは一部しか再開しておらず、空港側は交通手段を事前に確保してもらうよう呼びかけている。《共同通信》
能登のボランティア、本格始動
能登半島地震に伴って石川県が登録を受け付けたボランティアの活動が27日、七尾市と志賀、穴水両町の3自治体から本格的に始動した。初日は被災家屋の片付けや泥かきなどに参加し「できることを」と誓った。復興や生活再建に向けた取り組みが少しずつ進む中、被害が特に大きく受け入れ態勢が未整備の輪島市や珠洲市など半島先端部での活動が今後の課題となっている。
参加者は「石川県ボランティア」の目印が書かれた服を着用し、被災者にとっても認識が容易。支援の要望があった家屋に入り、損壊したり水にぬれたりした家電や畳などを互いに声をかけ合いながら運び出していた。《共同通信》
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【テニス】
テニスの全豪オープン車いすの部は27日、メルボルンでシングルス決勝が行われ、男子で第2シードの17歳、小田凱人(東海理化)が第1シードのアルフィー・ヒューエット(英国)に6―2、6―4でストレート勝ちし、大会初制覇を果たした。昨年の全仏オープン、ウィンブルドン選手権に続き四大大会3勝目。《共同通信》
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テニスの全豪オープン車いすの部は27日、メルボルンで女子シングルス決勝が行われ、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーデ・デフロート(オランダ)に5―7、4―6で敗れ、準優勝だった。2020年以来、3度目の大会制覇はならなかった。《共同通信》
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テニスの全豪オープン第14日は27日、メルボルンで女子シングルス決勝が行われ、第2シードでベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカが第12シードの鄭欽文(中国)に6―3、6―2で快勝し、2連覇を達成した。
25歳のサバレンカは四大大会通算2勝目。賞金315万豪ドル(約3億1千万円)を獲得した。
21歳の鄭欽文は四大大会初優勝を逃した。
男子ダブルスはロハン・ボパンナ(インド)マシュー・エブデン(オーストラリア)組が初優勝した。 《共同通信》
【大相撲】
大相撲初場所14日目(27日・両国国技館)大関昇進を目指す関脇琴ノ若が大関霧島を寄り切り、12勝2敗とした。横綱照ノ富士は大関豊昇龍休場による不戦勝で12勝2敗。2人が首位で並んだ。霧島は横綱昇進へ痛い3敗目を喫した。
千秋楽は照ノ富士が霧島、琴ノ若が翔猿にそろって勝てば両者による優勝決定戦。どちらかが勝てば優勝が決まり、ともに敗れれば霧島を加えた12勝3敗の3人によるともえ戦にもつれ込む。
関脇大栄翔は勝ち越し、新入幕大の里は10勝目。十両は尊富士が12勝2敗で千秋楽を待たずに新十両優勝を決めた。 《共同通信》
【プロ野球】
ロッテの佐々木朗希投手(22)が27日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉後に記者会見し、「将来的にメジャーリーグでプレーしたい思いはある」と以前から米大リーグ挑戦の夢を持っていることを明らかにした。
球団には入団時から希望を持っていることは伝えていたとし「毎年コミュニケーションは取ってやっている。球団にも理解してもらっていると思う」と話した。挑戦の時期については「目の前のシーズンをしっかりプレーすることが大事かなと思う」と語った。
佐々木は昨季終了後に契約更改が行われないまま春季キャンプが目前に迫っていたが、26日に契約合意が発表された。《共同通信》
【サッカー】
サッカーの第45回皇后杯全日本女子選手権最終日は27日、大阪市のヨドコウ桜スタジアムで決勝が行われ、INAC神戸が7大会ぶり7度目の優勝を果たした。三菱重工浦和と延長を終えて1―1で突入したPK戦を6―5で制した。
INAC神戸は前半19分にオウンゴールで先制を許したものの、後半終了間際に高瀬がPKを決めて追い付いた。7人目までもつれたPK戦は先蹴りで6人が成功した。
三菱重工浦和はあと一歩のところで逃げ切れず、2大会ぶりの頂点を逃した。《共同通信》
【ダウンタウン・浜田雅功さん】松本さんに言及
人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)の芸能活動休止に関し、相方の浜田雅功さん(60)が、27日未明に放送されたMBSラジオ(大阪市)の番組「ごぶごぶラジオ」で「あの人の代わりはちょっといないので、戻ってくるまで、自分ができることを一生懸命やろうかなという感じです」と言及した。
さらに、共演者に今後の対応について聞かれると「(レギュラー番組など)やらなあかんことがあるんで、頑張って待ってますよ」と述べた。
松本さんを巡っては、「週刊文春」が昨年12月以降、女性への性的行為強要疑惑を報道。松本さんは今月22日、名誉を毀損されたとして、発行元の文芸春秋と同誌編集長に5億5千万円の損害賠償などを求め、東京地裁に提訴した。8日には「裁判に注力したい」と当面の活動休止を発表していた。《共同通信》
【北朝鮮による日本人拉致問題】
北朝鮮による拉致問題を考える集会が27日、埼玉県川口市で開かれ、2002年に帰国した拉致被害者の曽我ひとみさんが「絶対に諦めることなく、拉致被害者全員が日本に帰ってくるその日まで力をお貸しください」と呼びかけた。
曽我さんは、一緒に連れ去られた母ミヨシさんに「会わせてほしい」と強調。被害者の「親世代」が高齢化している現状に「考えれば考えるほど焦る。結果を早く出してほしい」と政府に訴えた。
田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さんも講演し「家族と再会し抱き合うという真の解決に残された時間はない。政府には本気で取り組む姿勢を見せてほしい」と求めた。《共同通信》
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林芳正官房長官兼拉致問題担当相は27日、宮崎市を訪問し、1980年に原敕晁さん=失踪当時(43)=が北朝鮮に拉致されたとされる青島海岸を視察した。終了後、記者団に「いまだ帰国がかなわず申し訳ない。北朝鮮側への働きかけを絶えず行っており、一層取り組みを強めていく」と強調した。この後、同市内で政府などが開く拉致問題の集会に出席する。
原さんは80年6月、大阪市から宮崎県に誘い出され、青島海岸から工作船で拉致されたとされる。警視庁は昨年11月、拉致の実行犯として国際手配していた容疑者が死亡したとの情報を、国際刑事警察機構(ICPO)を通じ韓国警察から得たと発表した。《共同通信》
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林芳正官房長官兼拉致問題担当相は27日、宮崎市で北朝鮮による日本人拉致問題に関する集会に出席した。被害者の家族が高齢となり、時間的制約のある人権問題だと指摘。「解決には、地域や世代を超えて国民が被害者の一日も早い帰国実現への強い意志を示すことが重要だ」と強調した。
岸田首相が条件を付けずに北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と向き合う決意を示し、首相直轄のハイレベル協議に向けて働きかけていると説明。「拉致問題は、今なお被害者が自由を奪われている現在進行形の問題だと認識してもらいたい」と語った。
横田めぐみさんの弟哲也さんが講演し「政府には怒りを持って対峙してほしい」と要請した。《共同通信》
【自民党・麻生太郎副総裁】派閥存続を明言
自民党の麻生太郎副総裁は27日、福岡県飯塚市での国政報告会で、自身が率いる麻生派(志公会)を政策集団として存続させる意向を表明した。「政策集団として、皆さんの期待に一層応えられるよう頑張っていく」と述べた。派閥の政治資金パーティー裏金事件後、自民内の6派閥のうち存続を明言した会長は麻生氏が初めて。安倍、二階、岸田、森山の4派は解散を決定しており、残る茂木派の動向が焦点となる。
自民の政治刷新本部がまとめた中間報告では、派閥に関し「お金や人事のための集団と見られても致し方ない状況が継続してきた」と指摘。派閥から金と人事の機能を切り離すとした一方、政策集団として存続することは容認していた。
麻生氏は国政報告会で「政策集団としての役目を、さらに活発にしていかなければならない」と強調。「役人任せではなく、従来以上に政策を勉強し、新しい制度や法案を策定していく。国民の負託に応えることが、信頼回復に向けた唯一の方策だ」と語った。麻生派は26日、麻生氏に派閥の存廃を一任する方針を決めていた。《共同通信》
【アウシュビッツ強制収容所】解放79年
第2次大戦中、ナチス・ドイツにユダヤ人ら110万人以上が虐殺されたポーランドのアウシュビッツ強制収容所が27日、ソ連軍による解放から79年を迎え、跡地で犠牲者追悼の式典が開かれた。高齢となった生存者からは、ウクライナやパレスチナ自治区ガザで今も戦争が起きていることを嘆く声が上がった。
式典は収容所跡を管理するアウシュビッツ・ビルケナウ博物館が主催した。過去にはロシアの代表も出席していたが、ウクライナ侵攻後は招いていない。
生存者や家族らは式典に先立ち、多くの収容者が銃殺された「死の壁」前で献花した。《共同通信》
【連続企業爆破事件】桐島聡容疑者を名乗る男、身体的特徴矛盾せず
昭和49~50年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗る男は身長が約160センチで、身体的特徴が矛盾しないことが27日、捜査関係者への取材で分かった。桐島容疑者しか知り得ないとみられる情報を話しているという。
桐島容疑者は身長160センチで唇が厚く、強度の近視とされている。警視庁公安部はDNA型鑑定などで身元の確認を進めているが時間がかかる見込み。
男は末期がんの治療で今年に入り神奈川県鎌倉市の病院に偽名で入院。25日になって病院関係者に「桐島聡」を自称し、公安部は病院で事情を聴いている。病状が深刻なため、本人と確認された場合も逮捕や勾留に耐えられない可能性がある。「最期は本名で迎えたい」と話している。
桐島容疑者は、50年4月19日に東京・銀座の韓国産業経済研究所入り口ドア付近を手製の時限爆弾で爆破した疑いで同5月に指名手配された。《産経新聞》
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連続企業爆破事件の一つに関与したとして、重要指名手配されている過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者(70)とみられる男が、偽名で神奈川県に潜伏していた疑いがあることが27日、捜査関係者への取材で分かった。海外滞在もほのめかしており、警視庁公安部は支援者がいる可能性もあるとみて調べる。
捜査関係者によると、男は行き倒れていたところを神奈川県鎌倉市の病院に搬送されて入院。保険証を使わず自費で治療を受け、当初は別の名前を名乗っていた。25日に自身が「桐島聡」だと話し、神奈川県警からの連絡を受け公安部の捜査員が身柄を確保した。
男は入院前、神奈川県内の工務店で病院での偽名と同じ名前で勤務していたとみられ、海外に滞在していたとする趣旨の説明もしている。末期がんで「最期は本名で迎えたかった」とも話しており、公安部はDNA型鑑定で身元の特定を進めるとともに、男の容体が悪いことから逮捕後の勾留に耐えうるかどうか、慎重に見極める方針だ。
東アジア反日武装戦線は、昭和49~50年に連続企業爆破事件を起こし、公安部がメンバー10人を特定。桐島容疑者は同戦線内の3つのグループの一つ「さそり」に属し、10人の中で唯一、一度も逮捕されずに潜伏を続けている。
桐島容疑者は50年4月、東京・銀座の「韓国産業経済研究所」入り口ドアに手製爆弾1個を仕掛け、爆発させたとして、同年5月に爆発物取締罰則違反容疑で重要指名手配された。
共犯とされる大道寺あや子容疑者(75)らが日本政府の「超法規的措置」で国外に逃亡したため、桐島容疑者も時効が停止されている。《産経新聞》
【MLB】
米大リーグで昨季2度目のア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝き、今オフにエンゼルスからドジャースに移籍した大谷翔平選手(29)が27日、ニューヨークのホテルで開かれた全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の夕食会に5年ぶりに出席し、英語で「権威ある賞をいただけて光栄。今季は自分のキャリアで新しい局面を迎えることを楽しみにしている」とスピーチした。
黒いタキシードにちょうネクタイの正装で出席。スピーチでは日本のファン、周囲への感謝も口にした。
昨季は44本塁打で日本人初の本塁打王となり、投手でも10勝をマーク。オフにフリーエージェントになり、激しい争奪戦の末、10年総額7億ドル(約1015億円=為替レートは入団合意時)の大型契約でドジャース入りした。昨年9月に右肘靱帯の手術を受け、今季は打者に専念する。
今回が99回目となる歴史ある夕食会で、大谷選手が出席してスピーチをしたのは最優秀新人(新人王)を獲得した翌年の2019年以来。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア、ウクライナ侵攻を正当化
第2次大戦でナチス・ドイツに包囲されたソ連のレニングラード(現サンクトペテルブルク)の解放から80年となった27日、プーチン大統領はロシア北西部レニングラード州での慰霊碑落成式で演説し、ウクライナの政権が「ヒトラーの共犯者であるナチス親衛隊を称賛している」と述べ、侵攻を正当化した。
プーチン氏はウクライナ政権を「ネオナチ」と繰り返し主張してきた。演説で「欧州の多くの国が『ロシア嫌悪』の国策を推進している」と批判した。
式典にはベラルーシのルカシェンコ大統領が参列した。
レニングラードは1941年9月から包囲されて補給路を断たれ、44年1月の解放までに60万人以上とされる死者が出た。《共同通信》
米、ウクライナ戦略転換
27日付米紙ワシントン・ポストは、バイデン米政権がウクライナ支援を巡り、ロシアが占領した領土の奪還よりも、新たな侵攻を抑止することに注力する戦略を策定していると報じた。ウクライナによる昨年の反転攻勢で期待した戦果を得られなかったことで方針を転換した。長期的な戦力強化や、経済基盤の立て直しに重点を置く。
バイデン政権は今春、10年先までを見据えた支援策を公表する。11月の米大統領選でウクライナ支援に否定的な共和党のトランプ前大統領が再選される可能性も見据え、米国の支援を将来も保証する狙いもある。
ウクライナ軍は昨年6月に反転攻勢に出たが不本意な結果に終わった。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
戦闘継続とイスラエル首相
イスラエルのネタニヤフ首相は27日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザで「イスラム組織ハマス壊滅と人質奪還」の目標を達成すると改めて表明した。国際司法裁判所がイスラエルにジェノサイド(民族大量虐殺)を防ぐ措置を取るよう命じる仮処分を出したが、戦闘を続ける姿勢を変えない考えを示した。
ネタニヤフ氏は、ヒトラーの著書で、ナチスの反ユダヤ主義的なイデオロギーの基礎となった「わが闘争」がガザで見つかったと主張。ガザでは、反ユダヤ主義が子どもたちに教えられていると訴えた。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長は27日、「ライフライン」としてガザ住民が頼りにするわれわれの人道活動が「崩壊しつつある」とXで訴えた。
UNRWAは26日、複数のスタッフが昨年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲に関与した疑いがあるとして契約を打ち切り、調査を開始したと発表した。ロイター通信によると英国、ドイツ、米国、オーストラリアなど9カ国がUNRWAへの資金拠出を停止した。《共同通信》