令和1721日目

2024/01/15

【北朝鮮・金正恩総書記】「韓国は敵国、主敵」

北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が15日に開かれ、金正恩朝鮮労働党総書記が演説で、憲法を改正して韓国を「第1の敵国、不変の主敵」と明記すべきだと表明した。南北対話の窓口機関である祖国平和統一委員会など対韓国政策を担う三つの組織を廃止することも決定。南北の協力事業を全面的に撤廃する方針を掲げた。朝鮮中央通信が16日報じた。

韓国との平和統一を放棄する内容が法令で制度化されることで、南北が敵対する局面は長期化が避けられない公算となった。偶発的な軍事衝突の危険性も高まる。憲法改正は次回の最高人民会議で審議される見通し。

韓国の尹錫悦大統領は16日の北朝鮮報道を踏まえ、閣議で「北朝鮮当局は南北関係を同族関係でない敵対的な2国家関係と規定した」とし、北朝鮮は「反民族的、反歴史的」だと批判した。

金氏は演説で、朝鮮半島で戦争が起きた場合に韓国側を「完全に占領、平定」した後、自国領土として「編入する問題」も憲法改正の重要な課題だと指摘。「わが民族同士」といった南北統一を目指す標語は今後、使わない方針を示した。《共同通信》

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【令和6年能登半島地震】

JR七尾線、一部運転再開

JR西日本は15日、能登半島地震で線路のゆがみなどが確認され、運転を見合わせていたJR七尾線の高松(石川県かほく市)―和倉温泉(七尾市)間のうち、高松―羽咋間で普通列車の運転を再開した。上下線で本数を減らして、速度を落として運行する。

羽咋駅から金沢行きの列車に乗った千葉県習志野市のパートAさん(71)は、中能登町で1人暮らしをする姉の家を訪れていたという。「元気な姉の姿を見て安心して帰れます」と笑顔で話した。

JR西によると、七尾線の羽咋―七尾間は22日以降の運転再開を目指し、復旧作業を急いでいる。線路設備の損傷が大きい七尾―和倉温泉間は復旧の見込みが立っていない。《共同通信》

穴水町、能登町で仮設住宅着工

能登半島地震で甚大な被害が生じた石川県穴水町と能登町で15日、県が仮設住宅を着工した。穴水町では15戸、能登町で66戸を整備する予定。輪島市と珠洲市では12日に工事が始まっており、生活再建に向けた取り組みが進んでいる。

県によると、両町で計60戸を整備する計画だったが、より多くの住宅を確保するため、21戸増やした。輪島市と珠洲市でも計51戸追加した。県内6カ所で計247戸の建設が進むことになる。

15戸を建設予定の穴水町川島の川島児童公園では、15日午前10時から作業員らが敷地内にくいを打ち、仮設住宅の区割りなどを確認する作業を進めた。

完成までは1カ月程度かかる見通し。《共同通信》

馳知事「石川に来てほしい」

石川県の馳浩知事は15日、北陸新幹線金沢―敦賀の延伸開業を3月16日に控え、能登半島地震が起きたことについて「このような時こそ石川に来てほしい。被災地への支援もお願いする」と話した。県の災害対策本部会議後、報道陣の取材に答えた。

地震を受け、宴会や宿泊施設の予約取り消しが相次いでいると指摘。「観光してもらうことが、(甚大な被害があった)奥能登とは違う状況で頑張っている県民を支えることになる。過度にキャンセルしないでもらいたい」と強調した。

また、被災地でのボランティア受け入れ開始時期を近く判断する考えも示し、「道路の状況などを踏まえ、一般のボランティアが来ても大丈夫なのかを勘案し、今週中にもめどをつけたい」と述べた。《産経新聞》

【警視庁】創立150年式典

警視庁は創立150年を迎えた15日、本部庁舎(東京都千代田区)で記念式典を開き、天皇、皇后両陛下が臨席された。天皇陛下は「都民・国民の生命財産を守るため、長年にわたって職務を遂行してきた努力に敬意を表します」とあいさつ。1日に発生した能登半島地震の犠牲者を悼み「ご遺族と被災された方々に心からお見舞いをお伝えします」とも述べた。

小島裕史警視総監は「国内外における情勢は厳しく、責務の重要性を痛感する。一致団結して首都東京の治安維持のためまい進する」と決意を表明した。両陛下は式典終了後、110番を受理する通信指令センターを視察したほか、佐藤雅一鑑識課長から警察犬の活動について説明を受けた。《共同通信》

【大相撲】

大相撲初場所2日目(15日・両国国技館)3場所連続休場明けの横綱照ノ富士は若元春との力相撲の末に寄り切られ、早くも初黒星を喫した。若元春は初金星を獲得。

3大関は2日続けて安泰だった。横綱昇進に挑む霧島は小結高安を押し出して2連勝。貴景勝は熱海富士を寄り切り、豊昇龍は翠富士を押し出しで退けた。

大関昇進を狙う関脇琴ノ若は豪ノ山を上手投げで下し、関脇大栄翔は阿炎を押し出して、ともに2連勝。新小結宇良は2連敗となった。《共同通信》

【ラグビー】

1月1日付で就任したラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が15日、東京都内で記者会見し、スピードを武器とする「超速ラグビー」のコンセプトを掲げて「100%集中してやれば、世界一になれない理由はない。限界はない」と語った。

「体の大きさを大幅に変えることはできないが、速度は変えられる」と狙いを説明。走るスピードだけでなく「高い姿勢から低い姿勢にどれだけ速く移れるか。考える速度も上げないといけない」と訴えた。人工知能(AI)を使ったトレーニングの導入を検討していることも明らかにした。

6月初旬に本格的な活動をスタートする予定。 《共同通信》

【東京株式市場】

週明け15日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)が一時、バブル経済期の1990年2月以来、約34年ぶりに節目の3万6000円を超えた。終値も前週末比324円68銭高の3万5901円79銭と約34年ぶりの高値を付けた。バブル以来の高値更新は5営業日連続。前週末終値からの上げ幅は400円を超える場面があった。日本企業の堅調な業績や、経営改革に向けた取り組みに投資家から関心が高まっている。

ユニクロを展開するファーストリテイリングや、イオンなどの好決算が前週は相次ぎ、株価の先高観が強まった。15日までの6営業日で、平均株価の上げ幅は計2600円余りに達した。《共同通信》

【サッカー】

国際サッカー連盟(FIFA)は15日、ロンドンで年間表彰式を開き、男子最優秀選手にアルゼンチン代表のメッシ(マイアミ)を選出した。36歳のメッシは2年連続で最多を更新する8度目の受賞。

男子の対象期間はワールドカップ(W杯)カタール大会終了後の2022年12月19日から23年8月20日まで。昨季フランス1部リーグでパリ・サンジェルマンの優勝に貢献したメッシが、最終候補に残ったノルウェー代表のハーランド(マンチェスター・シティー)とフランス代表のエムバペ(パリSG)を抑えた。

女子は昨年のW杯を含む22〜23年シーズンが対象で、最優秀選手にW杯で初優勝したスペイン代表のボンマティが初選出された。受賞者は各代表監督と主将、記者、ファンの投票で決まった。《共同通信》

林官房長官「台湾は大切な友人」 自由、民主主義の価値共有 2024/01/15 12:19共同通信 林官房長官「台湾は大切な友人」 自由、民主主義の価値共有 記者会見する林官房長官=15日午前、首相官邸 (共同通信)

【林芳正官房長官】「台湾は大切な友人」

林芳正官房長官は15日の記者会見で、台湾総統選で与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳氏が勝利したことを巡り「台湾は自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人だ」と強調した。上川陽子外相の頼氏への祝意に中国側が抗議したことに関し「民主的な選挙の円滑な実施に対して、これまでも祝意を表明している」と反論した。

台湾との関係について「1972年の日中共同声明を踏まえ、非政府間の実務関係として維持していくのが日本政府の一貫した立場だ」と説明。日台間の協力と交流の深化を図る考えも示した。《共同通信》

【ナウル】台湾と断交

南太平洋の島国ナウルは15日、台湾と断交し、中国を承認すると発表した。台湾外交部(外務省)も断交したと認めた。ナウル政府は声明で、台湾との断交と中国承認が「国家と国民の最善の利益」となり、ナウルの発展を前進させると訴えた。中国は経済援助を武器に、太平洋島しょ国で影響力を拡大。協力分野を安全保障にも広げたい意向だ。

中国外務省は、ナウルの発表を「歓迎する」との報道官談話を発表し「世界に中国は一つだけだ」と強調した。これにより太平洋島しょ国で台湾と外交関係のある国はツバル、マーシャル諸島、パラオの3カ国となった。《共同通信》

【フーシ派】米貨物船ミサイル攻撃

米中央軍は15日、イスラム組織ハマスに連帯を示すイエメンの親イラン武装組織フーシ派の支配地域から対艦弾道ミサイルが発射され、マーシャル諸島船籍の米貨物船に命中したと発表した。けが人はおらず、航行を続けたという。フーシ派報道官は攻撃を認め、敵対行為を続ける米英の「全ての船舶が標的だ」と主張した。

フーシ派はイスラエル関連の船を狙うとして、紅海で商船攻撃を繰り返してきた。米英両軍は11日にフーシ派の拠点を巡航ミサイルなどで破壊。今回の攻撃は米英への報復とみられ、地域の緊張がさらに高まりそうだ。《共同通信》

【米大統領選】共和党指名争い・トランプ氏、初戦アイオワで勝利

11月の米大統領選に向けた野党共和党候補を決める指名争いの初戦、中西部アイオワ州党員集会が15日夜(日本時間16日午前)開かれ、米主要メディアによると、トランプ前大統領(77)が勝利した。トランプ氏は州都デモインで支持者を前に「今こそ米国が団結する時だ」と勝利宣言し、復権に向け、世論調査で独走してきた勢いを誇示した。11月5日の大統領選投票日まで10カ月近くに及ぶ長期戦が開幕した。

AP通信によると、デサンティス・フロリダ州知事(45)が大きく後れながらも2位を確実とし、僅差の3位でヘイリー元国連大使(51)が続いた。

大統領選は、民主主義や多様性、国際協調を旗印に再選を目指す民主党バイデン大統領(81)の1期4年への審判となる。争点は経済政策や移民対策のほか、ウクライナやイスラエルへの支援など。

共和党アイオワ州支部によると、日本時間16日午後1時現在の得票率はトランプ氏が50.9%で、デサンティス氏は21.3%、ヘイリー氏は19.1%。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ゼレンスキー大統領、スイス大統領と会談

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、スイスの首都ベルンでアムヘルト大統領と会談した。共同記者会見で、自らが提唱する和平案「平和の公式」を話し合う首脳級の「世界平和サミット」をスイスで開く準備を始めると述べた。日程や形式、参加国は明らかにせず、曲折が予想される。

東部ダボスで14日に開かれた平和の公式の高官級会合では、ロシアに影響力を持つ中国が欠席した。ロシアと一定の関係を保つグローバルサウス(新興・途上国)からは外交解決の重要性を訴える意見が出て、全土奪還を唱えるウクライナや支援国との足並みは一致しなかった。《共同通信》