令和1714日目
2024/01/08
【松本人志さん】活動休止
吉本興業は8日、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)が、芸能活動を当面の間、休止すると発表した。昨年12月に「週刊文春」が女性への性的行為強要疑惑を巡る記事を掲載したことを受け「裁判に注力したい」との申し出があったという。松本さんはテレビのレギュラー番組を多く抱えており、各局が対応を迫られている。
吉本興業によると、松本さんは「裁判との同時並行では、これまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、活動を休止したい」との意向を示したという。松本さんは自身のX(旧ツイッター)で「事実無根なので闘いまーす。」と投稿した。
週刊文春編集部は「一連の報道には十分に自信を持っている」などとするコメントを発表した。
昨年12月27日発売の週刊文春は、松本さんらが2015年、東京都内のホテルで複数の女性に性的行為を強要したと報じた。吉本興業は、客観的事実に反するとして「タレントの社会的評価を著しく低下させ、名誉を毀損するもので、法的措置を検討していく」との抗議コメントを発表した。《共同通信》
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人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが芸能活動を当面の間、休止すると発表した8日夜、民放各局は今後の対応について「検討中」などと答えた。
松本さんがMCを務める「クレイジージャーニー」、冠番組「水曜日のダウンタウン」を抱えるTBSは「今後については対応を検討中です」。人気番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の日本テレビは「現状を確認し、今後の対応を検討していく」とした。
「まつもtoなかい」などを放送しているフジテレビも「番組については検討中」とコメント。「探偵!ナイトスクープ」を制作する朝日放送テレビ(大阪市)の広報担当者は「現段階では全て未定です」と話した。《共同通信》
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【高校サッカー】
第102回全国高校サッカー選手権は8日、東京・国立競技場に5万5019人の観衆を集めて決勝が行われ、青森山田が近江(滋賀)を3―1で下し、2大会ぶり4度目の優勝を果たした。
青森山田は前半に福島健太が先制。1―1と追い付かれた後半に米谷壮史が勝ち越し点を挙げ、さらにオウンゴールで加点した。近江は野洲以来、滋賀県勢18大会ぶりの制覇はならなかった。
今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のために3大会続いた応援制限が設けられず、スタンドからは大きな歓声が送られた。《共同通信》
【高校バレー】
バレーボールの第76回全日本高校選手権最終日は8日、東京体育館で決勝が行われ、男子は駿台学園(東京)が福井工大福井に3―0で勝ち、2大会連続3度目の優勝を果たした。女子は就実(岡山)が高校総体、国体との3冠を狙った下北沢成徳(東京)にストレート勝ち。2大会ぶり5度目の頂点に立った。
駿台学園は第1セット、終盤の選手交代が奏功し、25―22で先取。第2セット以降は堅守が光り、25―15、25―21と連取した。就実は序盤から攻撃が好調で第1セットを25―17で制した。第2セットを25―17、第3セットも25―21で押し切った。大会は2009年までの高校総体の記録を引き継ぐ。 《共同通信》
【羽田空港衝突事故】
羽田空港、本格運用再開
羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突して炎上した事故で、事故後閉鎖されていたC滑走路が8日再開し、本格的な運用が始まった。国土交通省は事故前の発着回数を確保できるとしている。
閉鎖の影響で、7日までに日航と全日空の国内線で計1200便以上が欠航、20万人超に影響が出た。全日空は8日以降、羽田発着の欠航が解消する予定。日航は8、9日も機材繰りの問題で大阪や福岡を結ぶ路線を中心に欠航を決めている便がある。
事故は2日午後5時47分ごろ発生。札幌発の日航516便と海保機が衝突し、炎上した。羽田にある4本の滑走路は一時全て閉鎖し、2日夜にC滑走路を除く3本は運用を再開していた。《共同通信》
海保乗員の遺体引き渡し
羽田空港で起きた衝突事故で死亡した海上保安庁機の乗員5人の遺体が8日、警察から遺族側に引き渡された。午後3時半すぎ、第3管区海上保安本部の羽田航空基地(東京都大田区)の前を、1人の遺体を乗せた黒色の車がゆっくりと通り過ぎると、制服姿の多くの同僚が敬礼で最後の別れをした。
また重傷を負った機長を含む乗員の家族の代理人は「夫や父親が事故に遭ったことに困惑し、深い悲しみと大きな喪失感に襲われている。事故に関する報道を耳にするたび、心がつぶれる思いで過ごしている」とのコメントを出した。
事故で亡くなった海保機の5人は副機長、通信士、探索レーダー士、整備士、整備員。《共同通信》
【令和6年能登半島地震】
降雪で2次避難の一部延期
最大震度7を観測した石川県の能登半島地震は8日で発生から1週間となった。8日午前9時現在、県内の死者は161人、連絡の取れない安否不明者は103人。避難者は2万9千人近くに上る。県は同日、被災者を県内外のホテルや旅館に移す「2次避難」に関し、行き先が決まるまでの一時滞在場所での受け入れを一部延期することを決めた。降雪の影響で道路状況が悪化している輪島市と珠洲市、穴水町、能登町の被災者が対象。
県は被災者の一時滞在場所として金沢市の運動施設を確保し、8日午前から受け付けを開始した。屋内に約250のテントを設置し、定員は約500人。高齢者や乳幼児らが優先で、希望を聞いた上でホテルなどに2次避難してもらう。全国の自治体から受け入れ表明があり、運動施設を視察した馳浩知事は「避難所の劣悪な環境を少しでも改善したい」と話した。
県内の一部自治体では民間賃貸住宅を借り上げて無償で提供する「みなし仮設住宅」の受け付けも既に始まっている。《共同通信》
被災地、停電1万7千戸
能登半島地震の被災地では8日も生活インフラの障害が続いた。斎藤健経済産業相は同日の記者会見で、石川県内で約1万7千戸が停電していると発表した。3日午前7時時点の約3万4600戸から戸数は半減した。ただ、道路の損壊で復旧作業が難航しており、電源車を使った電力供給を進めているという。
NTTドコモなど携帯電話大手4社のサービスは、8日午後も石川県の輪島市や珠洲市などで利用しづらい状況が続いた。一方、KDDIは石川県七尾市でサービスが復旧したと発表した。
北陸銀行は8日、珠洲市にある珠洲支店の窓口業務を9日午前10時に再開すると発表した。営業は正午までで、預金の払い戻しに絞る。《共同通信》
3345人孤立状態に
石川県8日、能登半島地震による道路の寸断などで、奥能登2市2町で少なくとも3345人が孤立状態にあると発表した。7日時点から約1千人増えた。
市町の集計に基づく県の報告によると、輪島市では14地区に2817人が取り残されている。7日の段階では13地区1767人だった。人数が不明だった浦上、七浦などに300人以上がとどまっていることが8日判明し、人数が増えた。
珠洲市は7地区に495人が残っている。人数が不明な集落もある。《北國新聞》
小松・粟津温泉に200人避難
小松市は8日、能登半島地震で被災した輪島市深見町の住民や帰省者計30世帯60人の広域避難を受け入れた。いずれも粟津温泉の旅館など5施設に宿泊した。小松市は6日から、孤立集落の解消を図る県の取り組みに協力しており、避難者は累計で85世帯196人に上った。
8日の避難者は、ヘリ2機で航空自衛隊小松基地まで運ばれた後、宿泊先に向かった。このうちペットの犬を連れた3世帯7人は、愛犬と宿泊できる専用ホテル「湯快わんわんリゾート粟津」に泊まった。輪島市深見町からは6日夜にも、31世帯60人が粟津温泉に避難していた。
小松市は5日に県の要請を受けて、6〜8日の3連休中に連日、職員50人体制で被災者受け入れに当たった。宮橋勝栄市長は「被災者に災害関連死が出ることが心配だった。やらない理由を探さずに、どうしたら受け入れられるかを考えて取り組んだ」と振り返った。《北國新聞》
【東京都文京区】目白御殿が全焼
8日午後3時20分ごろ、東京都文京区目白台1丁目の故田中角栄元首相の旧邸宅付近から煙が見えると110番があった。警視庁大塚署によると、出火したのは旧邸宅敷地内の2階建ての建物で、約800平方メートルを全焼した。敷地内には当時、元首相の長女で元外相の真紀子さん(79)と夫で元防衛相の直紀さん(83)の2人がいたが、けがはなかった。
真紀子さんは「火元の建物で線香をあげていた」と説明しているといい、東京消防庁や大塚署が出火原因を調べている。
旧邸宅は元首相の私邸で「目白御殿」と呼ばれた。角栄氏が首相の座にあった1972年から74年を中心に、陳情や政治家らの来訪が後を絶たず、国政を動かす“舞台”で、元首相の金権政治の象徴だった。敷地内にあった池のコイは1匹100万円とも言われた。
ロッキード事件では贈賄側が賄賂の申し込みをした場とされ、76年7月に逮捕された際も、東京地検特捜部の検事にここから任意同行を求められた。70年代には、当時中国の副首相だった故トウ小平氏も訪れた。《共同通信》
【佳子内親王殿下】手話狂言ご鑑賞
秋篠宮家の次女佳子さまは8日、東京・渋谷の国立能楽堂を訪れ、聴覚障害がある俳優らによる「第43回手話狂言・初春の会」を鑑賞された。秋篠宮妃紀子さまも出席予定だったが、昨年末から体調が優れず、大事を取って欠席した。佳子さまは手話で拍手を送った。
手話狂言は俳優の黒柳徹子さんの発案で始まった。舞台では俳優の動きや手話のせりふに合わせ、狂言師の声も響き、聞こえる人も聞こえない人も楽しむことができる。
佳子さまは終演後に出演者らと懇談し、「とても楽しみました」などと、手話で直接やりとりしたという。 《共同通信》
【仏・ボルヌ首相】辞任
フランス大統領府は8日、ボルヌ首相が辞任したと発表した。フランスのメディアによるとマクロン大統領は6月の欧州議会選や夏のパリ五輪を控え、内閣改造の準備を進めていた。
不法移民の追放を容易にする政権肝いりの移民法を巡り閣僚が辞任するなどマクロン氏の求心力低下の恐れが指摘される中、速やかに後任を任命し政権運営に弾みを付けられるかが焦点だ。
新首相にはアタル国民教育相やルコルニュ国防相、ドノルマンディー前農相が挙がっている。《共同通信》
【パキスタン】元首相を復権
パキスタン最高裁は8日、汚職事件を巡りナワズ・シャリフ元首相の議員資格を生涯にわたって剥奪した2018年の最高裁判断を取り消し、政治への復権を認めた。「法の規定を超え、人権侵害に当たる」と説明した。
シャリフ氏は首相返り咲きのため2月の総選挙への出馬を目指している。選挙管理委員会が立候補届を審査しており、近く出馬の可否が公表される。
首相を3度務めたシャリフ氏は18年、不正資金取得など二つの汚職事件で有罪判決を受け、英国へ事実上亡命。昨年10月に帰国し、控訴審でいずれも無罪を勝ち取った。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ウクライナ複数都市に大規模攻撃
ウクライナの複数の都市で8日、ロシアの大規模なミサイル攻撃があり、各地の当局者などによると、少なくとも4人が死亡し、30人以上が負傷した。西部フメリニツキー州、東部ハリコフ州、南部クリブイリフで死者が確認された。
東部ドニエプロペトロフスク州ノボモスコフスクでは27人が負傷した。ウクライナ空軍によると、ロシア軍の10機以上の長距離戦略爆撃機ツポレフ95MSやミグ31戦闘機が出撃。巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速ミサイル「キンジャル」などが使われた。ロシア国防省は同日、ウクライナの軍事産業施設をキンジャルなどで一斉攻撃したと発表した。
ロシア国防省は7日、ドニエプロペトロフスク州内で、ウクライナ軍のスホイ25攻撃機とスホイ27戦闘機を対空ミサイルで撃墜したと発表した。
一方、東部ドネツク州のロシア側支配地域「ドネツク人民共和国」や、国境にある西部ベルゴロド州には7日もウクライナの無人機攻撃や砲撃が続いた。《共同通信》
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ウクライナのゼレンスキー大統領は8日のビデオ声明で、各地にこの日あったロシア軍によるミサイル攻撃で4人が死亡、45人が負傷したと明らかにし「テロ国家はわれわれの返答を知るだろう」と述べ、報復を示唆した。
ロシア、ウクライナ双方の攻撃は年末以降、激化しており、報復の連鎖が懸念される。8日の攻撃は東部ハリコフ州や南部ザポロジエ州、西部フメリニツキー州などにあったが、ウクライナ軍が迎撃に成功したのはミサイル計51発のうち18発にとどまった。《共同通信》