令和1678日目

2023/12/03

【サッカー・小野伸二選手】引退会見

サッカー元日本代表で、J1札幌の小野伸二(44)が3日、本拠地の札幌ドームで引退記者会見を開き「プロサッカー生活をやめることに関して、後悔はありません」と、すっきりした面持ちで心境を語った。

現役最後の試合の相手は、1998年に自身がプロデビューした古巣の浦和。3万人以上が集まったスタンドには試合前に背番号を表す「44」の人文字が浮かび上がった。相手サポーターからは試合後にチャント(応援歌)を贈られ「縁があるチームとの最終戦で、ピッチに立てて幸せ」と喜んだ。

98年仏大会から3大会連続でW杯に出場したMFは「経験をこれからの日本のサッカーに還元できるように、協力したい」と語った。《共同通信》

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【日本列島】太平洋沿岸で津波観測

気象庁は3日、フィリピン付近で発生したマグニチュード(M)7.7の地震に伴い、津波注意報の対象に鹿児島県の奄美群島・トカラ列島を追加した。気象庁によると、3日午前3時12分、鹿児島県奄美市で20センチの津波が到達したことを観測した。その後も東京・八丈島で40センチの他、千葉、静岡、愛知、三重、和歌山、徳島、高知の各県で津波を観測した。フィリピンのダバオでは8センチを観測した。

気象庁は3日未明に記者会見し、津波注意報が解除されるまでは海岸に近づかないように呼びかけた。地震は逆断層型で、海外の遠方の地震で津波注意報が出たのは、岩手県で78センチの津波を観測した2015年9月のチリ中部沖地震以来。

気象庁は千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、徳島県、高知県、宮崎県、鹿児島県東部、宮古島・八重山地方に津波注意報を出していた。千葉県館山市や、沖縄県石垣市、宮古島市など太平洋や東シナ海に面する各地で3日未明までに海岸付近の住民へ避難指示が出た。宮崎県は情報連絡本部を設置した。《共同通信》

【サントリー1万人の第九】

ベートーベンの交響曲第9番を歌う年末恒例のコンサート「サントリー1万人の第九」が3日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに1万人の合唱団がそろい、佐渡裕さんの指揮で「歓喜の歌」を高らかに歌い上げた。

終演後に記者会見した佐渡さんは「世の中が分断する中で、ばらばらの人たちが美しいハーモニーをつくった。人が共振を本能的に求め、音楽以上のものがあった」と話した。

人気グループ「EXILE」のTAKAHIROさんが、高校吹奏楽部などの演奏に合わせ歌唱。続いて歓喜の歌声がホールに満ち、合唱団と観客計約1万4千人から大きな拍手が起きた。メインパーソナリティーを務めた俳優の田中圭さんは「皆さん最高でした」と興奮気味だった。

コンサートは1983年に開始。41回目の今回は47都道府県から公募で6〜96歳が合唱団に参加した。20、21年は歌唱の動画を流し、22年は約2千人に限定していた。《共同通信》

【マラソン】

福岡国際マラソン2023は3日、福岡市の平和台陸上競技場発着で行われ、ケニア出身のマイケル・ギザエ(スズキ)が2時間7分8秒で優勝した。日本勢トップは細谷恭平(黒崎播磨)で2時間7分23秒の4位だった。

細谷は先頭集団でレースを進めたが、40キロ付近で離された。来年のパリ五輪男子マラソン代表の残り1枠を争うグランドチャンピオンシップ(MGC)「ファイナルチャレンジ」の対象レースとして設定された2時間5分50秒を突破できなかった。(記録は速報値)《共同通信》

防府読売マラソンは3日、山口県防府市のキリンレモンスタジアム体育館前―キリンレモンスタジアム陸上競技場のコースで行われ、男子は36歳の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が2時間8分32秒で5年ぶり5度目の優勝を果たした。40キロ過ぎのスパートで集団から抜け出した。

足羽純実(ホンダ)が5秒差の2位、竹内竜真(NDソフト)が3位に入った。

女子は筒井咲帆(ヤマダホールディングス)が2時間27分38秒で制した。

【競馬】

第24回チャンピオンズカップ(3日・中京11R1800メートルダート15頭、G1)1番人気のレモンポップ(坂井瑠星騎乗)が1分50秒6で優勝し、今年のフェブラリーステークス、地方競馬のマイルチャンピオンシップ南部杯(交流G1)に続くG13勝目で、重賞4勝目を飾った。1着賞金は1億2千万円。坂井騎手、田中博康調教師ともにこのレース初勝利。

レモンポップは最初の直線で先頭に立ち、そのまま鮮やかに逃げ切った。1馬身1/4差の2着は12番人気のウィルソンテソーロ、さらに首差の3着は9番人気のドゥラエレーデだった。《共同通信》

【ゴルフ】

日本シリーズJTカップ最終日(3日・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)今季最終戦は、首位から出た22歳の蝉川泰果が4バーディー、2ボギーの68にまとめ、通算15アンダーの265で大会最年少優勝を飾った。今季2勝、通算4勝目で、賞金4千万円を獲得した。

前週に賞金王を確定させた中島啓太は69で回り、67の金谷拓実とともに1打差の2位となった。4位は宋永漢(韓国)、5位は稲森佑貴、大会3連覇が懸かった谷原秀人は6位だった。石川遼は7位。《共同通信》

【J1】

明治安田J1最終節(3日=9試合)横浜FCは鹿島に1―2で敗れ、勝ち点29の最下位で1シーズンでのJ2降格が決まった。前節初優勝を決めた神戸は1―0でG大阪を下し、勝ち点71とした。

2位の横浜Mは京都に1―3で敗れた。通算22ゴールで神戸の大迫と横浜Mのアンデルソンロペスが得点王に輝いた。広島が福岡を1―0で退けて勝ち点58の3位で終えた。浦和は2―0で札幌を下し、同57で4位。今季限りで引退する札幌の44歳、小野は先発して前半途中に退いた。

川崎は鳥栖、新潟はC大阪、FC東京は湘南に、それぞれ1―0で勝った。名古屋―柏は引き分けた。来季は町田、磐田、東京Vが昇格。《共同通信》

【YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH】

横浜スタジアム45周年記念として3日、横浜高OBの松坂大輔さんら神奈川県内の高校野球出身者と、DeNAの歴代選手らが同球場で対戦し、松坂さんは投打の活躍で2万8115人の観衆を沸かせた。

最終の五回に大歓声を浴びて登板し、高校の後輩でDeNAからドラフト1位で指名された度会隆輝外野手(ENEOS)と対戦。118キロの球で左飛に打ち取った。「これだけ多くの方が見ている中で立つマウンドは最高に気持ちいい」と感慨に浸った。打っても逆転の2点二塁打と活躍し「5年後はもうちょっと肩を仕上げておくので楽しみにしておいて」と、早くも50周年に目を向けた。《共同通信》

【柔道】

柔道のグランドスラム東京大会最終日は3日、東京体育館で男女各4階級が行われ、来年のパリ五輪代表内定で男子66キロ級の阿部一二三、女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)の兄妹がそろって優勝を果たした。

男子60キロ級は永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)が決勝で高藤直寿(パーク24)に一本勝ちし、五輪代表に内定した。女子では63キロ級で優勝の高市未来(コマツ)、78キロ級3位の高山莉加(三井住友海上)も代表に内定。永山と高山は初めて、高市は3大会連続の五輪となる。

これまでの内定者は女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が制覇。男子100キロ超級の斉藤立(国士舘大)は準決勝で敗れ、3位決定戦は右脚負傷で棄権した。

女子63キロ級の堀川恵(パーク24)は5位。準々決勝で高市との直接対決に敗れた。女子78キロ級の浜田尚里(自衛隊)は7位、梅木真美(ALSOK)は5位。男子100キロ級はウルフ・アロン(パーク24)が準々決勝と敗者復活戦で敗れ、飯田健太郎(旭化成)は2回戦敗退。18歳の新井道大(東海大)が2位だった。《共同通信》

【J1・神戸】優勝を祝う会

サッカーJ1で初優勝を果たしたヴィッセル神戸の「優勝を祝う会」が3日夜、神戸市中央区の「メリケンパーク」で開かれた。ファンら約1万5千人が集まる中、吉田孝行監督や選手、スタッフらが参加、Jリーグ杯も披露された。

三木谷浩史会長が「2回のJ2降格を経験したが、皆さんの応援のおかげでここまで来られた。来年はJリーグのみならずACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の優勝も目指して頑張りたい」と決意表明。その後、吉田監督が「やりました!」とあいさつすると、ファンらはペンライトや手作りの応援グッズを振って歓声を上げた。

神戸市西区の大学生(20)は「選手と一緒に優勝を祝える機会があってうれしかった。来年も連覇を願って、応援に行きたい」と笑顔だった。

ヴィッセル神戸は川崎製鉄水島サッカー部を母体に1994年に設立され、95年から現在のチーム名になり、97年にJリーグに昇格。11月25日にJ1初優勝を成し遂げた。 祝う会は兵庫県や神戸市、神戸新聞社などでつくる実行委員会が主催した。《共同通信》

【インドネシア・マラピ火山】大規模噴火

インドネシア・スマトラ島のマラピ火山で日本時間3日午後5時40分ごろ、大規模噴火が発生した。気象庁は日本への津波の有無を調査し、同9時半時点では海外、国内の観測点ともに有意な潮位変化は確認されなかった。噴火による気圧波の影響で津波が発生した場合、早ければ同9時ごろに沖縄へ到達すると予想していた。

気象庁によると、オーストラリアのダーウィン航空路火山灰情報センター(VAAC)は、噴煙が高さ1万5千メートルに到達したとしている。

11月に南太平洋パプアニューギニアのウラウン火山で発生した大規模噴火では、日本への津波の影響はなかった。《共同通信》

【紅海】米軍艦や商業船攻撃

米国防総省は3日、紅海で米海軍の駆逐艦カーニーと複数の商業船が攻撃されたと明らかにした。AP通信が報じた。相手には言及していない。カーニーは11月29日にイエメンの親イラン武装組織フーシ派の支配地域から飛来したイラン製無人機を撃墜。フーシ派は同19日にイスラエルに関係する貨物船を乗っ取るなどして緊張が高まっている。

フーシ派は3日、警告に従わなかったため、イスラエルの船舶2隻を攻撃したと発表。「1隻目をミサイルで、2隻目を無人機でそれぞれ標的にした」としているが、カーニーへの攻撃の言及はなかった。一方、ロイター通信によると、イスラエル軍の報道官は「2隻はイスラエルと関係ない」と述べた。

米国はイスラエルと敵対するイランや親イラン勢力がパレスチナ自治区ガザ情勢の混乱に乗じて、中東で活動する米軍部隊に揺さぶりをかけているとみて警戒。APは「イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘に関連した中東での一連の海上攻撃が大幅にエスカレートした可能性がある」と報じた。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエルの治安機関、ハマス幹部の暗殺宣言

イスラエル国内治安機関シャバクのバー長官は3日に放映されたイスラエルのテレビ番組で、イスラム組織ハマス幹部を暗殺すると宣言した。カタールを拠点とするハマス指導者ハニヤ氏らが念頭にあるとみられる。治安上の脅威を理由に国際法を無視した暗殺を正当化する姿勢には、国際社会の批判が高まりそうだ。

イスラエル公共放送KANがバー氏の音声を報道。「これはわれわれのミュンヘンだ。(パレスチナ自治区)ガザであれ、レバノンであれ、トルコであれ、カタールであれ、われわれはそこに行く。数年かかるだろう」と語った。

1972年のミュンヘン五輪で、パレスチナのゲリラ「黒い9月」はイスラエル選手団の宿舎を襲撃し最終的に11人を殺害。イスラエルは「神の怒り作戦」と名付け、対外特務機関モサドを中心に暗殺チームを結成、フランスやイタリア、レバノンで黒い9月幹部らを次々に暗殺、79年に首謀者とされるアリ・ハッサン・サラメを殺害し、作戦は終了したという。《共同通信》

ガザ南部に地上侵攻

イスラエル軍のハガリ報道官は3日夜、パレスチナ自治区ガザ北部に続き、南部にも地上部隊が侵攻したと明らかにした。「軍はガザ全域に地上作戦を拡大し続けている」と述べた。イスラム組織ハマスの壊滅を目指す軍は4日、南部最大都市ハンユニスの中心部の一部を指定して住民に大規模な退避を要求した。

南部は既に避難者であふれ、民間人被害の増加が不可避の情勢だ。空爆も全域で強化し、ガザ保健当局は4日だけで300人以上が死亡し、ガザ側の死者が1万5800人以上となったと明らかにした。イスラエル側の死者は約1200人。

パレスチナのメディアは4日、イスラエル軍がガザの二つの学校を空爆し、少なくとも50人が死亡したと報じた。

一方、米中央軍は3日、紅海で3隻の商業船が攻撃され、米海軍の駆逐艦が複数の無人機を撃墜したと明らかにした。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は3日、イスラエル船舶2隻を攻撃したとの声明を出した。イスラエルは船舶との関係を否定している。