令和1651日目

2023/11/06

【中豪首脳会談】

中国の習近平国家主席とオーストラリアのアルバニージー首相は6日、北京で会談し、冷え込んでいた両国関係の改善を加速させる考えで一致した。オーストラリア首相の訪中は約7年ぶり。中国には環太平洋連携協定(TPP)加盟交渉入りをオーストラリアに認めさせたい思惑がある。日本と同様に中国加盟に慎重な立場を取ってきたオーストラリアが首脳会談を契機に容認に転じるかどうか関心を集めている。

今月中旬に米中首脳会談を控える習氏は日米豪印の協力枠組み「クアッド」や米英豪の安全保障枠組みAUKUS(オーカス)を念頭に「排他的なグループ形成はアジア太平洋を混乱させる」と述べ、オーストラリアが加わる米主導の対中包囲網をけん制した。中国国営中央テレビが伝えた。

オーストラリア首相府によると習氏は会談で「健全で安定した関係は両国の利益になる」と強調。アルバニージー氏は中国との「強力な関係」が利益につながると応じ、習氏を自国に招待した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【イチローさん】旭川東高で指導

米大リーグ、マリナーズなどで活躍したイチローさん(50)が4、5日の2日間、北海道・旭川東高で野球部を臨時指導した。進学校でもある同校は、昨夏の北北海道大会で決勝まで勝ち上がるなど、何度も地方大会で上位に進出しながら甲子園出場経験はない。「ちょっとでもきっかけになれたら」と悲願達成を後押しするため訪問した。

気温10度前後の寒空の下、ウオーミングアップの段階からさっそく走り方などを教え込んだ。自らバットを持つと「小学生の頃からやっている練習」と速いトスと遅いトスを織り交ぜたティー打撃を紹介。フリー打撃では右翼防球ネット奥の4階建て校舎屋上へ何度も放り込んで喝采を浴びた。《共同通信》

【プロ野球】

プロ野球のフリーエージェント(FA)有資格者が権利行使できる手続き期間が6日、始まった。2年連続でパ・リーグセーブ王の松井裕樹投手は米大リーグへの移籍を目指し、今季資格を得た海外FAの権利を行使することを既に球団に伝えている。

新たに国内FAの資格を取得した西武の山川穂高内野手や日本ハムの加藤貴之投手、ヤクルトの田口麗斗投手、オリックスの山崎福也投手らに加え、引き続きFA権を保有している巨人の中田翔内野手や広島の西川龍馬外野手らの動向が注目される。《共同通信》

プロ野球阪神タイガースが日本シリーズを制し38年ぶりに日本一になったのを記念して、阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)は6日、「祝・日本一 阪神タイガースご声援感謝セール」を開催した。10日まで。関西のスーパーでもセールを予定している。

開店前には優勝セレモニーを実施し、「38」や「1」にちなんだ特価商品や福袋を用意。

阪神百貨店ではほかに、兵庫県内の3店舗でも開催する。スーパーの阪急オアシスやイズミヤ、カナートは、12日までセールを展開する。《共同通信》

38年ぶりに日本シリーズを制したプロ野球阪神の岡田彰布監督(65)が6日、大阪市の阪神電鉄本社で杉山健博オーナーに日本一を報告し「まずはリーグ優勝を目指してスタートして、最終的に日本一まで勝ち取ることができた」と勝利の余韻に浸った。

阪神では2008年以来の監督に復帰。就任1年目で日本一を達成した。「久しぶりにチームを預かった。開幕戦と最終戦はそれほど変わらないメンバーでできた。みんなが力を発揮して、ある程度固定できた」と理想のシーズンを送った。

大型連敗で苦しむ時期もなく「さらっと1年間いった印象。こんなに連敗をしないことはない」と振り返った。《共同通信》

【東京株式市場】

連休明け6日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。終値は連休前の2日に比べ758円59銭高の3万2708円48銭。今年最大の上げ幅となり、約1カ月半ぶりの高値水準を回復した。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの懸念が和らいだことを背景に、買い注文が膨らんだ。

東証株価指数(TOPIX)は38.07ポイント高の2360.46。出来高は約20億4400万株。《共同通信》

【米・トランプ前大統領】判事と応酬

トランプ前米大統領は6日、一族が経営する企業の資産価値を偽り不正な利益を得たとして提訴された民事訴訟で、ニューヨーク州の裁判所に出廷し、不正を否定した。判事を批判し、質問に答えなければ証言を打ち切ると警告した判事との間で応酬となった。米メディアが伝えた。大統領経験者が法廷で判事と言い争いを展開するのは極めて異例だ。

訴訟は、ニューヨーク州のジェームズ司法長官が2億5千万ドル(約370億円)の返還を求めたもので、トランプ氏は、自身が返り咲きを目指す2024年大統領選を妨害する目的があると主張。入廷前に報道陣に「不公平で、明らかな選挙妨害だ」と訴えた。

10月に始まった口頭弁論に先立つ争点整理で、裁判所はトランプ氏らが資産価値を不当に高く偽っていたと認定済みで、返還額や同州での事業禁止などが審理の焦点になっている。

トランプ氏の腹心で顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏が10月に「トランプ氏の言う通りの金額」で価値を水増ししたと証言している。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル、ガザ市で進軍

中東メディアによると、パレスチナ自治区ガザの北部ガザ市の地区最大級医療機関、シファ病院に6日、イスラエル軍の攻撃があり、死傷者が出た。軍は病院地下にイスラム組織ハマスの拠点があるとし、地上部隊を病院から数キロまで進軍させている。ガザでは6日夜も激しい空爆が続いた。

ハマスの奇襲で戦闘が始まって7日で1カ月。軍は地上侵攻でガザ地区を南北に分断し、ハマスの中核拠点とみるガザ市の包囲網を狭めている。戦闘の死者はガザ側だけで1万人を超え、イスラエル側と合わせ計1万1400人以上となった。

イスラエル政府によると、ネタニヤフ首相は6日、中部テルアビブで約80カ国の大使を前に「ハマスを打倒し解体する」と述べて支持を求めた。

報道によると、攻撃でシファ病院の太陽光パネルが破壊された。病院はイスラエルによる封鎖で燃料が届かず電力不足に陥り、患者の治療に支障が出ている。多くの住民の避難先となっており、侵攻激化による民間人被害の拡大が危惧されている。ハマスは病院を軍事利用していないとしている。 《共同通信》