令和1535日目
2023/07/13
この日のできごと(何の日)
【EU】日本産食品への規制撤廃
欧州連合(EU)は13日、東京電力福島第1原発事故後に日本産食品に課してきた輸入規制を撤廃すると発表した。福島県など10県の一部食品を対象に義務付けてきた放射性物質の検査証明書を不要とする。EUの撤廃により規制を維持するのは中国や韓国など11カ国・地域まで縮小する。ただ原発処理水の海洋放出計画に反発する中国や香港は逆に規制を強化する姿勢を見せており、撤廃を働きかけている日本政府にとって逆風となる。
日本とEUがベルギーで13日に開いた定期首脳協議の共同声明に明記した。日本政府関係者によると、EU内の手続きを経て早ければ8月上旬にも撤廃される見通し。岸田文雄首相は共同記者会見で「被災地の復興を大きく後押しするもので、高く評価し歓迎する」と述べた。
EUが規制対象としているのは岩手、宮城、山形、福島、茨城、群馬、新潟、山梨、長野、静岡の10県。規制品目を段階的に縮小してきており、現在は福島県の一部の水産物や野生のキノコ類、宮城県の一部の山菜類などに検査証明書を求めている。《共同通信》
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【富山県南砺市】避難呼びかけの市議死亡
活発な梅雨前線の影響で13日午前にかけて、北陸で記録的な大雨となった。富山、石川両県では12日夜、線状降水帯が発生。富山県南砺市では土砂崩れが起き、住民に避難を呼びかけていた男性市議(65)が行方不明になった。西日本では日本海側を中心に13日、東日本では14日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る所があるとして、気象庁は、土砂災害や河川の氾濫に警戒を呼びかけた。
6時間降水量は、12日夜に石川県かほく市で199ミリ、13日午前に富山県上市町で170.5ミリ、福井県坂井市で140ミリと観測史上最多を更新した。鳥取市気高付近でも午前、1時間に約90ミリの雨が降ったとみられる。《共同通信》
◇
富山県警南砺署は13日、同県南砺市の土砂崩れ現場で、大雨のため川が氾濫する恐れがあるとして、同日未明に住民に避難を呼びかけている最中、行方不明になった同市議赤池伸彦さん(65)=同市=の遺体が見つかったと発表した。
署によると、赤池さんは全壊した空き家の屋根と目の前を流れる川ののり面に挟まれていた。署が詳しい死因を調べている。
午前2時10分ごろ、近所の住民が「土砂崩れが起きている」と110番。土砂が崩落した現場近くで、赤池さんの車が見つかっていた。《共同通信》
◇
13日午後1時10分ごろ、富山県南砺市砂子谷の土砂崩れ現場で遺体が見つかった。身元について南砺署は、同日未明から行方が分からなくなっていた南砺市議の赤池伸彦さん(65)=同市高窪=と発表した。南砺署によると、赤池さんは13日未明、大雨で付近の川が氾濫する恐れがあるとして、住民に避難を呼びかけながら周辺を回っていたという。
県によると、小矢部市の子撫川ダム付近で土砂崩れや倒木で道路がふさがれ、付近の集落で41世帯101人が一時孤立状態となったが、午後5時に解消した。砺波市によると、栴檀山地区の土砂崩れで五谷集落が孤立している可能性がある。
高岡市や射水市で床下浸水、富山市で冠水の情報がある。立山町では、白岩川水系栃津川支流の高野川で堤防で護岸の一部が欠損。浦田地区で6棟が床下浸水の被害に遭った。このほか、前沢、榎地区でも1棟ずつ床下浸水した。県東部豪雨被災地の東谷地域では、谷口地区と虫谷地区を結ぶ県道の複数箇所で土砂崩れが発生し、現在通行止めとなっている。《北日本新聞》
【大相撲】
大相撲名古屋場所5日目(13日・ドルフィンズアリーナ)新大関霧島は翔猿に寄り切られ、4日目から途中出場で初黒星。初日の不戦敗を含み1勝2敗2休となった。
大関昇進を目指す3関脇は豊昇龍が小結阿炎を送り引き落としで退け、大栄翔は明生を押し出し、ともに1敗を守った。若元春は好調の錦木に寄り切られ、2敗目を喫した。小結琴ノ若は正代を寄り切って3勝目。
勝ちっ放しはいずれも平幕で錦木、高安、新入幕の豪ノ山の3人。十両は全勝がいなくなった。《共同通信》
【プロ野球・13日】
日2―3楽
楽天が接戦を制して8連勝。1―2の六回に伊藤裕のソロで追いつき、九回に小深田の適時打で勝ち越した。八回を三者凡退に抑えた酒居が2勝目、松井裕が21セーブ目を挙げた。日本ハムは田中正がつかまり7連敗。
ソ2―4西
西武が3連勝した。1―2の七回に源田の適時打で追い付き、八回は長谷川の遊ゴロで1点を勝ち越し。九回は源田の適時二塁打で加点した。平良が7回2失点で6勝目。ソフトバンクは救援陣が崩れ、今季ワーストの6連敗。
ヤ2―4中
中日は同点の六回に宇佐見の移籍後初本塁打となるソロで勝ち越し、八回は石川昂の二塁打で加点した。小笠原が7回を2失点で6勝目、マルティネスが21セーブ目を挙げた。ヤクルトは村上に2試合連続本塁打が出たが、競り負けた。
巨1―6広
広島が1―1の延長十一回に5点を奪って試合を決めた。2死二、三塁から坂倉の中前打で2点を勝ち越し、さらに満塁として堂林が走者一掃の二塁打。大道が2年ぶりの勝利。巨人は九回1死満塁のサヨナラ機を生かせなかった。
神0―4D
DeNAは石田が5回3安打無失点で、約3カ月ぶりの白星となる3勝目。救援4投手も無失点でつないだ。打線は五回に石田の2点打で先制し、六、八回にも1点ずつ加えた。阪神は再三の好機を生かせず、連勝が3で止まった。《共同通信》
【東京株式市場】
13日の東京株式市場は、米国の利上げ長期化による米景気後退への懸念が緩み、日経平均株価(225種)は大幅反発した。
終値は前日比475円40銭高の3万2419円33銭。東証株価指数(TOPIX)は21.51ポイント高の2242.99。出来高は約11億9918万株だった。《共同通信》
【静岡県・川勝平太知事】不信任決議案否決
川勝平太知事は12日の静岡県議会6月定例会最終本会議で、いわゆる「コシヒカリ発言」を巡って2021年11月に給与返上を表明したままになっていることについて陳謝し、9月定例会に給与返上の関連条例案を提出する意向を表明した。これに対し、最大会派自民改革会議は「県政に混乱を招き、静岡県のイメージを悪化させた」などとして、法的拘束力のある知事不信任決議案を急きょ提出した。出席議員68人による採決が13日未明に行われ、賛成50票、反対18票で、可決ラインの51票に届かず、否決された。
自民が可決に持ち込むには、知事に近い議員の切り崩しが
必至だったが、わずかに届かなかった。川勝知事は12日の最終本会議での報告で、「県議会、県民に十分に考えを伝えず、不信を抱かせてしまった」と頭を下げた。その上で「当時、条例案の議会への提案に向けて努力や調整をしたが、議員からの『辞職勧告決議は給与返上を求めるためのものではない』との意見を踏まえ、提案を見送った」と給与返上の表明後の経緯を説明。「条例案を提案したいとの思いはその後も全く変わっていない」と釈明した。《静岡新聞》
◇
静岡県の川勝平太知事は13日、自らへの不信任決議案が県議会で否決されたことに関し「大変多くの方が賛成したことは大きな意見として受け止めている」と述べた。決議案は同日未明、1票差で否決された。県庁で「職務に専念するという決意は変わらない」とも語った。
決議案の採決では賛成者が、可決に必要な出席議員の4分の3に当たる51人に達しなかった。賛成50人、反対18人だった。
川勝知事は21年、同県御殿場市を「(特産は)コシヒカリしかない」とやゆした問題で、県議会から辞職勧告決議を受けた。知事は給与など約440万円を返上するとその後表明していたが、返していないことが今月判明した。《共同通信》
【首相動静】
日・EU首脳協議
岸田文雄首相は13日(日本時間同)、ベルギーで欧州連合(EU)のミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長と定期首脳協議を開いた。半導体など重要物資の強力なサプライチェーン(供給網)構築やデジタル分野での協力強化を確認。安全保障面での協力推進へ外相級の協議枠組み「戦略対話」創設で合意した。こうした内容を盛り込んだ共同声明を発表した。
ロシアによるウクライナ侵攻や中国の覇権主義的行動で国際秩序が揺らぐ中、価値観を共有する日EU関係の深化を国際社会に示す狙い。首相は中国をにらみ、インド太平洋地域への欧州の関与を強めたい考えだ。
岸田首相は協議後の共同記者会見で「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けてEUと緊密に連携することを確認できた」と指摘。生成人工知能(AI)の普及は国際社会の重要な課題だと指摘し、今秋にも生成AIを中心議題とした先進7カ国(G7)首脳テレビ会議を開催すると表明した。
共同声明は、経済安保や海洋安保、サイバー、気候変動での協力を盛り込んだ。《共同通信》
【米国、中国】外交トップが会談
ブリンケン米国務長官と中国外交担当トップの王毅共産党政治局員は13日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合が開かれているインドネシアのジャカルタで会談した。両氏の会談は6月19日に続き2カ月連続。米国務省高官によるとブリンケン氏は米中首脳会談の実現を念頭に、対話を「次の段階」へ引き上げたいとの意向を示した。一方で台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を改めて強調した。新華社電によると王氏は台湾問題を巡り「米国は中国内政に干渉してはならない」と要求した。
双方は対立が多分野で先鋭化する現状を踏まえ、偶発的衝突の回避に向け高官対話を加速する構え。ブリンケン氏は米中対話が活発化しつつある現状を評価した。
ただ米側によると、中国が拒否している軍同士のハイレベル対話の再開に向けた中国側の同意は得られなかった。ブリンケン氏は会談で、香港民主化運動や少数民族ウイグル族抑圧を念頭に、人権問題についての懸念も伝達した。《共同通信》
【中国、ロシア】外交トップが会談
中国外交担当トップの王毅共産党政治局員とロシアのラブロフ外相は13日、インドネシアのジャカルタで会談した。ロシア側によると、両国は米国などの圧力に対抗し、結束して東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力を強め、世界秩序の多極化を目指す方針で一致した。
会談では「ウクライナ危機の現状や和平交渉開始に向けた国際社会の努力」を巡っても協議した。アジア太平洋地域で米主導の陣営を形成する動きが活発化する中、両氏はASEAN中心主義を共に擁護していく方針を確認したとしている。王氏は会談の冒頭、今年後半に2国間で重要な外交接触が予定されていると表明した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
プーチン大統領、NATOけん制
ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は「ロシアの安全保障に脅威をもたらす」と強調、首脳会議で加盟手続きの短縮で合意したNATOをけん制した。その脅威がウクライナで「軍事作戦を始めた理由の一つだ」と指摘した。ロシア国営テレビのインタビューに答えた。
NATO加盟は「ウクライナの安保を強化せず、世界をもろくし、さらなる国際的な緊張につながる」と訴えた。「どの国にも自国の安全を確保する権利がある」とした一方、自国の安全確保が他国に脅威を与えてはならないという「国際的な原則」の順守を求めた。《共同通信》