令和1472日目

2023/05/11

この日のできごと(何の日)

【自民党・麻生太郎副総裁】訪韓

自民党の麻生太郎副総裁は11日午後、韓国を訪問し、同日夜に尹錫悦大統領とソウルの大統領公邸で会談した。韓国大統領府によると、麻生氏は日韓関係改善に向けた尹氏のリーダーシップに敬意を表した。尹氏は両国関係発展への協力を要請した。会談は夕食を交え、2時間以上に及んだ。

日韓関係を巡っては岸田文雄首相が7日に訪韓し、首脳同士の相互訪問「シャトル外交」を本格的に再開した。麻生氏も訪韓を通じ、関係改善を後押しする狙いがある。

会談では尹氏は「最近の改善の雰囲気を生かし、さらなる発展に関心を持ってほしい」と伝えた。麻生氏は「大統領の努力により両国関係がこの1年余りで全く違う局面に変わった」と評価。自身も両国間の交流に積極的に役割を果たすとした。

麻生氏は訪韓に先立つ麻生派会合で、シャトル外交復活を評価した上で「皆でいろいろな形のものが出来上がってこないと、両国関係はなかなかうまくいかない」と指摘。首脳同士以外の関係構築が重要との認識を示した。《共同通信》

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【千葉県木更津市】震度5強

11日午前4時16分ごろ、千葉県木更津市で震度5強の地震があった。東京都心や横浜市でも震度4を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県南部で震源の深さは40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.2と推定される。津波はなかった。首都圏の鉄道各社は一部路線を除いて始発から平常通り運転し、通勤の足に大きな混乱はなかった。

気象庁は記者会見し「揺れの強かった地域では地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意してほしい」と呼びかけた。千葉県で震度5強を観測したのは2012年3月以来だという。

千葉県によると、寝室で転倒するなどした君津市と千葉市の70代女性がいずれも軽傷。木更津市内の住宅3軒で屋根瓦が落下した他、ビルの窓ガラスが割れる被害があった。神奈川県などによると、横浜市保土ケ谷区の女性が自宅で転倒しけが、川崎市高津区の男性が就寝中、棚から照明器具が落下し頭にけがをした。東京消防庁によると、都内で人的被害は確認されていない。《共同通信》

【北海道】震度4

11日午後6時52分ごろ、北海道で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は日高地方東部で、震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.4と推定される。各地の震度は次の通り。

震度4=浦河築地、幕別忠類錦(北海道)▽震度3=函館新浜、帯広、新冠、浦河、様似、新ひだか、音更、鹿追、芽室、中札内、更別、池田、豊頃(北海道)盛岡藪川(岩手)など▽震度2=北見(北海道)八戸(青森)軽米(岩手)など▽震度1=札幌(北海道)青森(青森)盛岡(岩手)石巻桃生(宮城)など《共同通信》

【春の園遊会】

天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が11日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、東京五輪の金メダリストや各界の功労者ら約千人が出席した。例年春と秋に催されるが、即位儀式や新型コロナウイルス禍で中止が続き、開催は2018年11月以来4年半ぶりで、令和初となった。

両陛下は雨が降る中、1時間以上にわたり笑顔で声をかけて回った。秋篠宮ご夫妻や次女佳子さまら皇族9人も加わった。両陛下の長女愛子さまは学業があるため出席せず、上皇ご夫妻も見送った。

陛下は、元車いすテニス選手で東京パラリンピック金メダリストの国枝慎吾さんを「パラスポーツの発展に大変尽力され、心から敬意を表します」とねぎらった。東京五輪金メダリストで卓球の伊藤美誠選手や北京冬季五輪で金メダルを獲得したスピードスケートの高木美帆選手、19年にノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェロー吉野彰さん、歌舞伎俳優で人間国宝の片岡仁左衛門さんらとも懇談した。

新型コロナ禍を考慮して招待者数は通常の半分程度とし、食事やアルコール類は提供を控えた。《共同通信》

新型コロナウイルス禍の影響などで4年半ぶりの開催となった11日の園遊会は雨の中、天皇、皇后両陛下が傘を差しながら出席者に丁寧に声をかけて回り、マスク越しに笑顔があふれた。

今回は五輪の金メダリストが多く招かれた。陛下は卓球の伊藤美誠選手に「いろいろ苦労も多かったのでは」と尋ね、伊藤選手は「(東京五輪が)1年延期になって自分の実力を上げることができ、優勝できたと思っています」と応じた。

北京冬季五輪で主将を務めたスピードスケートの高木美帆選手は「次の大会はコロナを気にすることなく、できたらいいなとアスリート全員が感じている」と話した。《共同通信》

【プロ野球・11日】

楽7―3オ

楽天は則本が7回3失点で今季初勝利。二回に岡島のソロ本塁打で先制。打線がつながり四回に2点、六回は4点を加え、連敗を3で止めた。オリックスは先発黒木を3回で下げて継投で勝機を探ったが、吉田、コットンがつかまった。

西0―3ロ

ロッテが4投手の無失点リレーで3連勝を飾った。西野は6回で8安打を浴びながら粘り、リーグトップに並ぶ4勝目を挙げた。藤岡が三回に先制二塁打、五回にも適時打をマークした。西武は平良を援護できず3連敗。

ソ6―3日

ソフトバンクが逆転勝ち。0―1の三回に甲斐のソロで追い付き、近藤の犠飛で勝ち越した。五回には近藤が2ラン、六回にも2点を加えた。藤井は要所を締めて6回1失点で3勝目を挙げた。日本ハムは投手陣が踏ん張れなかった。

神2―1ヤ

阪神が競り勝った。二回に木浪の適時三塁打で先制。1―1の八回に代打糸原の遊ゴロが野選となり、勝ち越した。先発伊藤将は7回6安打1失点。2番手の石井がプロ初勝利を挙げた。ヤクルトは好機であと一本が出なかった。

D1―4巨

巨人は二回にブリンソンの適時打で先制。三回に岡本和の犠飛、四回は吉川、五回はウォーカーの適時打で1点ずつを加えた。山崎伊が七回途中1失点で2勝目を挙げ、大勢が5セーブ目。DeNAは東が5回4失点で初黒星を喫した。

中2―広3

広島が3連勝。同点の延長十一回、代打松山が勝ち越しの適時二塁打を放った。5番手の矢崎が2勝目、最後を締めた松本がプロ初セーブを挙げた。中日は2点を先行したがすぐに追い付かれ、最後は田島が失点。3連敗となった。《共同通信》

【柔道】

柔道の世界選手権第5日は11日、ドーハで行われ、女子70キロ級は昨年3位の新添左季(自衛隊)が決勝でジョバンナ・スコッチマロ(ドイツ)に一本勝ちし、初優勝を果たした。来年のパリ五輪代表に前進した。

26歳の新添は初戦の2回戦から5試合に勝利。準決勝は2連覇中のバルバラ・マティッチ(クロアチア)を破った。この階級での日本勢の制覇は2018年の新井千鶴以来4大会ぶり。

男子90キロ級は第1シードの村尾三四郎(JESグループ)が3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。準決勝で21年東京五輪金メダルのラシャ・ベカウリ(ジョージア)に合わせ技で一本負け。この階級の日本勢では05年以来13大会ぶりの制覇はならなかった。今大会の日本勢の金メダルは女子3、男子1の計4個。《共同通信》

【東京株式市場】

11日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が小幅に反発した。終値は前日比4円54銭高の2万9126円72銭。企業の決算発表を好感した買いが入った一方で、円高ドル安を懸念した売りも出て、方向感に欠ける展開だった。

東証株価指数(TOPIX)は2.82ポイント安の2083.09。《共同通信》

【G7財務相・中央銀行総裁会議】開幕

G7財務相・中央銀行総裁会議が11日夕、新潟市で開幕した。討議ではロシアが侵攻するウクライナへの支援で結束を確認。議長国を務める日本の鈴木俊一財務相は開幕に先立ち記者会見し、ウクライナ周辺国に10億ドル(約1300億円)規模の支援を表明すると述べた。支援先はポーランドやルーマニアなどを想定。国際協力銀行を活用し、ウクライナの避難民受け入れ支援や日本企業の投資促進を図る。

財務相会議はロシアへの経済制裁の「抜け穴」をふさぐ方策もテーマとなる。鈴木氏は「戦争遂行能力に圧力をかけ続けていく点から必要な対応を議論したい」と語った。米欧の金融不安を踏まえ「金融システムのさらなる強化に向けた議論を行いたい」とも述べた。

日銀の植田和男総裁も開幕前に記者会見し、金融不安に関して「足元の市場は落ち着いた動きになっている」と述べた。

財務相会議は11日、ウクライナ支援やロシア制裁のほか金融不安の影響が懸念される世界経済についても話し合い、初日の討議を終えた。《共同通信》

【WHO】サル痘の緊急事態宣言終了

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、動物由来のウイルス感染症のサル痘(エムポックス)について、昨年7月に出した緊急事態宣言を終了すると発表した。新規感染が大幅に減少して収束に向かっており、死者数も抑えられてきたことを受けた措置。

宣言発出後は、外部の専門家で構成される緊急委員会で3カ月ごとに継続の是非を検討。10日に開かれた緊急委の勧告を踏まえ、テドロス氏が終了を決断した。WHOは新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言も、5日に終了を発表した。

サル痘は昨年5月以降、以前からの流行地域だったアフリカ中西部以外で感染例が多数確認された。WHOは7月23日に最高度の警告である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、各国に感染拡大防止強化を促してきた。

感染は昨年夏に拡大したが、その後は減少傾向が続いてきた。発疹や発熱が2〜4週間続き、重症化する例も。WHOの集計では、昨年1月から今年5月8日までに、日本を含む111カ国・地域で8万7377人の感染が確認されたが、死者は140人と比較的少なく抑えられてきた。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア軍、受刑者の活用強化

英国防省は11日、ロシア国防省が今年に入りウクライナでの戦闘要員として受刑者の活用を強化し、4月だけで最大1万人が入隊契約をしたとみられるとの分析を明らかにした。国民に不人気な強制的動員の導入を回避しながら、兵力を増強する取り組みの一環との見方を示した。

英国防省によると、昨年夏以降、受刑者はロシアの民間軍事会社「ワグネル」がウクライナでの作戦を拡大するために重要になっていた。だがワグネルとロシア国防省との確執が表面化した今年2月から、ワグネルは受刑者を取り込めなくなった可能性が高いという。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは11日、各地で行われ、パドレスのダルビッシュは敵地ミネアポリスでのツインズ戦に先発し、6回を4安打2失点と好投したが、勝敗は付かなかった。2勝2敗のまま。救援陣が逆転を許し、試合は3―5で敗れた。

メッツの千賀はレッズ戦に先発し、5回を8安打5失点で2敗目(4勝)を喫した。試合は0―5。

大谷のエンゼルスと吉田のレッドソックス、鈴木のカブスは試合がなかった。《共同通信》

【中西太さん】死去

プロ野球西鉄(現西武)の強打者として黄金期を支え、選手兼任で監督も務めた中西太さんが11日に東京都内の自宅で心不全のため死去していたことが18日、分かった。90歳。高松市出身。

甲子園大会にも出場した香川・高松一高時代から豪打で「怪童」と呼ばれ、1952年に西鉄入りして新人王を獲得。稲尾和久、豊田泰光らと西鉄黄金期を築き、56年から3年連続の日本一を支えた。無類の飛距離で人気を集め、53年に36本塁打、86打点の2冠。本塁打王は4年連続を含む5度、首位打者2度、打点王3度獲得した。

62年に監督兼任となり、63年にリーグ優勝し、現役引退する69年まで西鉄で指揮を執った。



《共同通信》

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