令和1455日目
2023/04/24
この日のできごと(何の日)
【スーダン情勢】
岸田文雄首相は24日深夜、アフリカ北東部スーダンに在留する邦人とその家族計45人が自衛隊機で国外退避したと明らかにした。公邸で記者団に語った。周辺国ジブチに待機している自衛隊輸送機をスーダンに派遣し、北東部ポートスーダンで邦人を乗せてジブチに輸送した。これとは別に、フランスや国際赤十字の協力を受けて合計4人の邦人がジブチやエチオピアに移動。この結果、スーダンに在留し退避を希望している邦人は数人となった。
首相は邦人退避に関し、韓国やアラブ首長国連邦(UAE)、国連の協力があったとして謝意を表明。「関係各国とも連絡を取り、早期の退避に全力を挙げて対応したい」と述べた。武井俊輔外務副大臣がジブチに到着して退避した邦人を出迎え、それぞれの希望に基づき帰国を調整する。
関係者によると、首都ハルツームからポートスーダンに向け移動した国連職員らを乗せた退避車列に日本人も加わっていたとみられる。
フランスの外務、国防両省は24日、自国民ら計388人をジブチへ退避させ、日本人も含まれると発表した。《共同通信》
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スーダンで軍と戦闘を続ける準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は24日、米国の仲介で新たに現地時間25日午前0時(日本時間同7時)から72時間の停戦に合意したと表明した。軍はコメントしていない。ブリンケン米国務長官も24日、スーダン全土で軍とRSFが72時間の停戦で合意したとの声明を出した。
ブリンケン氏は「即時に完全な停戦を実施するよう求める」と述べ、双方に順守を要求した。RSFは、各国外交団の退避や人道回廊設置などのための新たな停戦だとしている。これまで軍とRSFの停戦合意は繰り返し破られてきた。
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国連は24日、アフリカ北東部スーダンに在留する国連や非政府組織(NGO)、各国大使館の職員とその家族ら約700人が首都ハルツームなどから陸路で北東部ポートスーダンに退避したと明らかにした。
スーダン担当のペルテス事務総長特別代表ら少人数がポートスーダンに残り、業務を継続する。ペルテス氏は声明で「治安情勢に鑑みて職員の規模を調整しているが、国連がスーダンから撤退する計画はない」とし、支援を続ける考えを強調した。《共同通信》
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【立憲民主党】執行部は引責せず
立憲民主党は23日の衆参5補欠選挙で擁立した独自候補が「全敗」に終わったが、執行部には惨敗の責任をとって退陣する考えはなく、党内は平静を保っている。一夜明けた24日に国会内で開いた執行役員会でも引責の議論はなく、岡田克也幹事長は記者団に「負けは負けとして謙虚に受け止め、次期衆院選で結果を出すために頑張ろうということを確認した」と述べた。
岡田氏は5補選の結果が出そろった24日未明に「泉健太代表が責任をとる話ではない。私も代表から言われない限りは幹事長を続ける」と明言しており、執行役員会でもその方針を追認した形だ。
役員会に先立ち記者団の取材に応じた大串博志選対委員長は「(立民は)岸田文雄政権批判票の受け皿になり得ていた。無党派層へリーチできている」と、手応えすら語ってみせた。
早期の衆院解散・総選挙がささやかれる中、立民幹部は口をそろえて「野党候補一本化」の重要性を指摘する。岡田氏は、野党候補が乱立した衆院千葉5区について「一本化できていれば余裕を持って勝てた」。日本維新の会が制した衆院和歌山1区の勝因も「共産党以外の候補者が出ていない」からだとの分析を示した。
もっとも、共産を含めて一本化に成功した参院大分選挙区では、自民候補に341票差で競り負けた。大串氏は、大票田の大分市で投票率が低かったことが影響したとするが、共闘が奏功しなかったことは結果が示している。
一本化に活路を見いだす立民に他党は冷ややかだ。維新の馬場伸幸代表は24日の記者会見で、千葉5区を念頭に「1+1+1が3になるとはかぎらない。1+1−2なら0になる」と述べ、立民との選挙協力を重ねて否定。国民民主の榛葉賀津也幹事長も「自民をやっつけるために共産を含め一本化しろというのは、まさに野合だ」と強調した。《産経新聞》
【COVID-19】
国内で24日、新たに4041人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別の内訳は、東京571人、神奈川372人、北海道270人など。死者は新潟で3人など計17人が報告された。
厚生労働省によると、全国の重症者数は前日より2人減って57人となった。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け24日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅反発した。ゴールデンウイーク(GW)期間の人出増加や、訪日外国人客の消費拡大への期待から、空運や陸運、小売銘柄が買われた。
終値は前週末比29円15銭高の2万8593円52銭。東証株価指数(TOPIX)は2.28ポイント高の2037.34。出来高は約8億2685万株だった。《共同通信》
【韓国・尹錫悦大統領】日本への謝罪要求「同意できず」
韓国の尹錫悦大統領は米紙ワシントン・ポストが24日報じたインタビューで、日本との関係を巡り「(植民地支配など)100年前の出来事のために(両国間で)何もできず、彼らが(謝罪で)ひざまずくべきだという考え方には同意できない」と述べた。安全保障上、日韓連携をこれ以上遅らせられないとも指摘した。
尹政権は3月に元徴用工訴訟問題の解決策を示し、日韓首脳会談につなげた。国内の反発も強いが、尹氏は関係改善は「決断が求められる事案。(国内の)説得の面では最善を尽くしたと思っている」とした。《共同通信》