令和1454日目

2023/04/23

この日のできごと(何の日)

【衆参5補欠選、統一地方選】

衆参5選挙区の補欠選挙が23日投開票された。自民党は衆院千葉5区、山口2、4区、参院大分選挙区を制した。衆院和歌山1区は日本維新の会の新人候補が自民候補を下した。自民は元の議席から1議席を上積みしたが、多くの選挙区で接戦となった。統一地方選前半戦に続き維新が伸長した一方で、野党共闘が成立した参院大分でも敗北した立民は痛手となった。

千葉5区は、「政治とカネ」の問題も注目され、逆風だった自民新人の元国連職員英利アルフィヤ氏(34)=公明推薦=が立民候補に競り勝った。和歌山1区は、大阪府知事・市長選、奈良県知事選などの勝利で勢いに乗る維新の元和歌山市議林佑美氏(41)が自民元職を振り切った。

山口2区は、世襲批判のあった岸氏の長男で自民新人の元衆院議員秘書信千世氏(31)=公明推薦=が勝利。安倍晋三元首相が死去した山口4区は、安倍氏後継を前面に打ち出した自民の元下関市議吉田真次氏(38)=公明推薦=が当選した。

参院大分は自民新人の飲食店経営白坂亜紀氏(56)=公明推薦=が組織力を生かして制した。《共同通信》

与党は23日投開票の衆参5補欠選挙を巡り、4勝1敗の結果を歓迎した。自民党の茂木敏充幹事長は「岸田政権に前向きな評価を国民から頂いた。非常に大きい」と強調。公明の石井啓一幹事長も「与党として勝利した。政権運営に一定の評価を頂けた」と述べた。一方、唯一の敗北となった衆院和歌山1区に関し、自民幹部は「日本維新の会の勢いに負けた」と落胆した。

茂木氏は和歌山の敗因を分析すると表明。「統一地方選前半戦は、大阪などで苦戦を強いられた。態勢の抜本的な強化、見直しが必要だ」と語った。

補選を受けた衆院解散の可能性を巡っては「首相の専権事項だ」と指摘した。《共同通信》

立憲民主党の岡田克也幹事長は、議席を獲得できなかった23日投開票の衆参5補欠選挙を巡り、泉健太代表の責任論を否定した。自ら引責辞任する考えはないとも強調した。日本維新の会の馬場伸幸代表は、自民党元職を退けた衆院和歌山1区に触れ、結束して対峙すれば巨大与党に勝利できるとの認識を示した。

岡田氏は党本部で記者団に「泉代表が責任を取るといった話ではない。私も代表から言われない限り、幹事長を続け、次期衆院選でしっかり結果を出したい」と訴えた。

馬場氏は和歌山市で「自民以外に託してみようとの雰囲気が、かなり大きなうねりとなった」と述べた。

共産党の小池晃書記局長は「政治とカネの問題を掲げ、自民を追い詰めた」と語った。

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は維新の勢いについて「国政への影響が出てくるだろう」と指摘した。

社民党の福島瑞穂党首は、立民候補を支持した大分の敗北に関し「本当に残念だ」と話した。

3選挙区に候補を立てた政治家女子48党の斉藤健一郎参院議員は取材に「党に対する国民の関心は高まった」とした。

兵庫県明石市長選は23日、無所属新人の元市議丸谷聡子氏(59)が初当選した。暴言問題を理由に今期限りでの引退を表明した泉房穂市長が後継指名していた。無所属の元市議林健太氏(40)=自民、公明推薦=ら新人2人との争いを制した。

泉氏が力を入れてきた子育て支援策の継承などが争点となった。丸谷氏は「子どもを核とした町づくりを後退させるわけにはいかない」とし、市民目線の市政を掲げた。

当選確実の報を受け、市内の事務所で「泉氏が12年間守ってきた市政を継続していく」と強調。泉氏は「私が市長であるより、もっと良い明石になる。たすきをしっかりつなげる」と祝った。《共同通信》

兵庫県芦屋市長選は23日、26歳の無所属新人でNPO法人理事長の高島崚輔氏が当選を確実にした。全国市長会などによると、市長当選時の年齢でこれまで最も若かった27歳を更新。現職首長としても最年少となる。投票率は55.11%で、前回を6.42ポイント上回った。

高島氏は無所属現職の伊藤舞氏(53)を含む3人との争いを制した。市長当選時の最年少は、1994年に東京都武蔵村山市長に当選した志々田浩太郎氏の27歳だった。高島氏は昨年、米ハーバード大を卒業。18歳までの医療費無償化や生徒の特性に応じた教育の必要性などを訴え、市民との対話集会を重ねて支持を広げた。《共同通信》

統一地方選後半戦の294市議選は24日午前、無投票を含め6635人の当選が決まった。日本維新の会(政治団体大阪維新の会を含む)は256人となり、前回2019年の113人から2倍超に増やした。公明党は891人で、兵庫県西宮市、高松市で1人ずつ落選し、目標としていた全員当選を果たせなかった。全員当選できなかったのは、前々回15年の長野県松本市議選以来。

自民党は710人で前回の698人から微増。立憲民主党は269人、共産党は560人で前回から55人減らした。国民民主党65人、れいわ新選組25人、社民党30人、政治家女子48党1人、参政党67人、諸派82人だった。最も多い無所属は3679人で全体の55.4%を占めた。《共同通信》

23日投開票の宮崎市議選(定数40)で、諸派の政治団体代表「スーパークレイジー君」(本名・西本誠)氏(36)が初当選を果たした。計61人が出馬した混戦の中、子育て施策拡充を訴えて支持を集め、トップに次ぐ2番目の票を集めた。

西本氏は宮崎市出身。2021年の埼玉県戸田市議選に初当選したが、後に居住実態がないとして当選無効となった。22年12月の宮崎県知事選にも出馬し落選した。《共同通信》

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【プロ野球・23日】

ロ6―2ソ

ロッテが3連勝で単独首位に立った。三回に山口の犠飛で先制し、四回に平沢の適時打、七回には佐藤都の1号3ランで突き放した。種市は5回無失点で2勝目。ソフトバンクは大関が制球に苦しみ、5連敗を喫し、4位に転落した。

楽4―3日

楽天がサヨナラ勝ち。3―3の延長十一回に代打鈴木大の安打から好機をつくり、途中出場の辰己が二塁打で試合を決めた。7番手の内がプロ初勝利。日本ハムは三回途中から継投策で粘ったが、7番手の玉井が回をまたいでつかまった。

オ4―1西

オリックスの山下は7回3安打無失点で2勝目。150キロ超えの速球と鋭く曲がるカーブを軸に8三振を奪った。打線は六回にゴンザレスの4号2ラン、杉本の適時打などで4点を挙げた。西武はエンスが六回に崩れた。

広3―4D

DeNAが競り勝った。3―3の九回2死一、二塁で代打楠本が右前打を放って勝ち越した。4番手の伊勢が今季初勝利。広島は栗林がプロ入り後ワーストとなる3敗目。追い付かれた直後の八回1死満塁を逸したのも痛かった。

中2―1神

中日は0―1の五回に細川の2点二塁打で逆転した。福谷が七回途中4安打1失点で今季初勝利。4番手のマルティネスが6セーブ目。阪神は一回の近本のソロによる1点止まりだった。才木が5回2失点で2敗目。

ヤ3―7巨

巨人が3本塁打を含む11安打で打ち勝った。二回に岡本和のソロと秋広の適時打で2点を先制。四回は大城卓の2ラン、五回はブリンソンの2ランで突き放した。横川はテンポ良く5回2失点でプロ初勝利。ヤクルトは吉村が崩れた。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第9節最終日(23日・豊田スタジアムほか=7試合)名古屋は2点のリードを守れず、湘南と2―2で引き分けて勝ち点18とした。首位の神戸と1差の2位。4連敗中だった鹿島は鈴木のゴールなどで新潟を2―0で破り、6試合ぶりの白星を挙げた。

浦和は川崎と1―1、福岡は札幌と2―2で引き分けた。C大阪は1―0で柏を退け、鳥栖は3―2で京都に競り勝った。G大阪は横浜FCと引き分けた。《共同通信》

【ゴルフ】

フジサンケイ・レディース最終日(23日・静岡県川奈ホテルGC富士=6457ヤード、パー71)首位からスタートした20歳のルーキー、神谷そらが1イーグル、2バーディー、6ボギーの73で回り、通算4アンダーの209でプロ初勝利を挙げた。優勝賞金は1440万円。

1打差の2位が安田祐香、岩井千怜、荒川怜郁だった。ペ・ソンウ(韓国)が通算2アンダーで5位。上田桃子、吉田優利、野沢真央、平岡瑠依が1アンダーで6位だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内で23日、新たに8485人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では、東京1138人、大阪641人、神奈川613人など。死者は、東京3人、愛知2人など計12人が報告された。

厚生労働省によると、重症者数は前日から3人増えて59人となった。《共同通信》

【G7農相会合】

宮崎市で開かれた先進7カ国(G7)農相会合は23日、食料安全保障の強化に向け、農業の生産性向上と環境に配慮した持続可能な農業実現の両立に連携して取り組むとした共同声明と行動計画「宮崎アクション」を採択し、閉幕した。世界の食料供給に大きな影響を与えたとしてロシアのウクライナ侵攻を非難。破壊された農業インフラの再建などウクライナ支援の姿勢も打ち出した。

日本が資金拠出を表明している国際農業開発基金(IFAD)の途上国支援のプロジェクトに関しても、賛同を示した。

農相会合は野村哲郎農相が議長を務め、22日から2日間の日程で開催した。声明は、新型コロナウイルス禍に加えてロシアの侵攻が穀物や燃料、肥料の価格高騰を招いたとして「この戦争が世界の食料安全保障に与えている破壊的な影響を深く懸念する」と表明。気候変動による農業への影響も懸念される中、生産性を高める方法で農業・食料システムの持続可能性を迅速に向上させることが重要だと指摘した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは23日、各地で行われ、レッドソックスの吉田は敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「4番・左翼」で出場し、八回に2号ソロと3号満塁本塁打を放ち、メジャーの日本選手では初の1イニング2本塁打をマークした。4打数2安打6打点だった。

パドレスのダルビッシュはダイヤモンドバックス戦に先発し、5回2/3を投げて2安打1失点と好投し、今季初勝利を挙げた。試合は7―5。エンゼルスの大谷はロイヤルズ戦に「3番・指名打者」で出場し、5号ソロを放つなど3打数2安打2打点。

カブスの鈴木はドジャース戦に「4番・右翼」でフル出場し、4打数1安打1打点だった。



4月23日 その日のできごと(何の日)