令和1374日目

2023/02/02

この日のできごと(何の日)

【台湾・蔡英文総統】前米司令官と会談

台湾の蔡英文総統は2日、訪台している米インド太平洋軍のデービッドソン前司令官と総統府で会談した。双方は台湾統一圧力を強める中国に対抗するため、米台関係を一層強化することで一致した。総統府が発表した。

中国外務省の毛寧副報道局長は2日、定例記者会見で米台間の当局者の往来や軍事的連携に反対する考えを重ねて強調し「米国は台湾海峡の緊張に新たな要因を加えるのをやめるべきだ」と述べ、反発した。

デービッドソン氏は先月、共同通信の取材に、中国の習近平指導部の3期目任期が満了する2027年までに中国が台湾を攻撃する可能性があるとの見解を再確認した。《共同通信》

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【東京株式市場】

2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ停止観測が強まり、前日の米国株が上昇した流れを引き継いだ。ただ、外国為替市場の円高進行が地合いに響き、上値は重かった。

終値は前日比55円17銭高の2万7402円05銭。東証株価指数(TOPIX)は7.06ポイント安の1965.17。出来高は約11億9648万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内では2日、新型コロナウイルス感染者が新たに4万5500人確認された。死者は231人で、重症者は前日から21人減の475人だった。

東京都では3502人の感染が判明した。前週の同じ曜日から1559人減り、16日連続で1週間前を下回った。直近1週間の平均新規感染者は3776人で、前週から33%減少した。《読売新聞》

【若田光一宇宙飛行士】2回目の船外活動

国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一飛行士(59)は2日、自身2回目の船外活動を実施した。新しい太陽電池パネルの設置準備作業で、1月20日の前回と同じく米国のニコール・マン飛行士(45)と2人で6時間41分かけ、終了した。

作業を終えた若田さんは「ISSは漆黒の宇宙の中で、とても輝いて見えました。かけがえのない研究施設の希望と可能性を象徴する輝きです。国際協力をさらに進め、和の心で最大限に活用し、成果を創出していきましょう」と述べた。

若田さんは昨年10月から滞在しており、船外活動は日本人飛行士として5人目。《共同通信》

【米国】本土上空に中国の偵察気球

米国防総省のライダー報道官は2日、米本土上空を偵察用の気球が飛行しており、米軍が追跡していると明らかにした。国防当局者は「気球は中国のものだと確信している」と強調。収集できる情報は限定的だとして、破片が地上に落下して危害をもたらすリスクを考慮し、撃ち落とさず監視を続けているという。

バイデン大統領も報告を受けており、ワシントンと北京の大使館ルートを通じて中国に「米国がいかに事態を深刻に受け止めているかを伝えた」としている。米中間の新たな火種となりそうだ。

1日には西部モンタナ州上空を飛行していた。同州周辺には米軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射施設が点在している。国防当局者によると、気球の飛行ルートの下には「機密に関わる場所」が数カ所含まれているが、人工衛星で得られる以上の情報は収集できないとみられている。

モンタナ州の住民が少ない地域を飛んでいる際に撃墜も検討し、F22ステルス戦闘機も待機させたが、最終的には見送った。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア勝利「民主主義の墓場」

デヴィ夫人、支援継続訴え

ロシアの侵攻を受けるウクライナを訪問したタレントのデヴィ夫人が2日、東京都内で取材に応じ「ウクライナを負けさせるようなことは絶対あってはいけない。そうなれば、民主主義の墓場となってしまう」と強調、ウクライナへの継続的な支援の重要性を訴えた。

デヴィ夫人は1月、隣国モルドバ経由でウクライナ入り。車で首都キーウ(キエフ)や多数の民間人が虐殺されたキーウ近郊ブチャの病院などを訪れ、防寒着やおむつを届けた。現地で非常事態庁の関係者らと会い、不足している物資の説明を受けたといい「次はコメやカレーなどの食料を届けたい」と話した。

ロシア大統領、戦車供与を批判

ロシアのプーチン大統領は2日、第2次大戦の激戦の一つ「スターリングラード攻防戦」の舞台となったロシア南部ボルゴグラードで、ソ連軍がナチス・ドイツ軍に勝利してから80年の記念行事に出席した。「十字のマークを付けたドイツの戦車レオパルトが再びロシアを脅かしている」と述べ、ロシアが侵攻したウクライナに戦車供与などの軍事支援を続ける欧米を批判した。

プーチン氏は「ナチズムのイデオロギーが現代的な装いでロシアの安全に直接の脅威を与えている」と述べ、ウクライナのゼレンスキー政権を非難。「われわれはまたも、欧米の集団的侵略への反撃を迫られた」と主張した。

今月24日で開始から丸1年となるウクライナ侵攻。プーチン氏には、ナチス・ドイツ軍を破った歴史的攻防戦になぞらえることで侵攻を正当化するとともに、最終的なソ連軍勝利への転換点となった戦果を強調して前線の士気を高め、国民に団結を訴える狙いがあったとみられる。

ボルゴグラードはソ連時代、当時の独裁者スターリンの名を取ってスターリングラードと呼ばれていた。《共同通信》

【横路孝弘さん】死去

衆院議長や北海道知事を務めた元衆院議員、横路孝弘氏が2日午後8時45分、肝内胆管がんのため東京都内の病院で死去した。82歳。札幌市出身。

1966年東大卒。弁護士だった69年、社会党国対委員長などを務めた父節雄氏の急死を受けて衆院選に出馬し、28歳で初当選した。

72年の沖縄返還直前、毎日新聞記者だった西山太吉さんに託された外務省公電のコピーを衆院予算委員会で示し、軍用地の原状回復補償費を日本が肩代わりするとの日米間の密約を暴露。外務省機密漏えい事件(西山事件)の発端となった。ロッキード事件の追及でも名をはせ「社会党のプリンス」と呼ばれた。

83年、北海道知事に転じて3期務めた。96年の旧民主党結成に参加し、同年の衆院選で国政に復帰。衆院議員歴は通算12期に及んだ。

民主党では社会党グループを率いて護憲派の代表格だった。《共同通信》



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