令和1282日目

2022/11/02

この日のできごと(何の日)

【北朝鮮】ミサイル23発超発射

韓国軍によると、北朝鮮は2日朝から午後にかけ、複数の場所から日本海と黄海に向け、短距離弾道ミサイルや地対空ミサイルなど23発以上を発射した。北朝鮮の1日のミサイル発射数としては過去最多。弾道ミサイル1発は韓国が海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)を越え、韓国領海に近い日本海の公海上に落下。韓国軍も対抗措置としてNLL北側に戦闘機からミサイル3発を発射した。南北がNLLを越えてミサイルを撃つのは初めて。

北朝鮮のミサイル発射は今年29回目。南北の緊張が激化している。ミサイルはいずれも日本の排他的経済水域外に落下したとみられる。《共同通信》

韓国軍合同参謀本部は2日、北朝鮮が東部の元山(ウォンサン)周辺など各地から日本海や朝鮮半島西側の黄海に向け、短距離弾道ミサイルなど少なくとも20発以上を発射したと明らかにした。うち1発は、韓国側が海上の軍事境界線とする北方限界線(NLL)南方の公海上に落下した。

韓国軍は北朝鮮の弾道ミサイルが「南北分断後初めて、NLLより南の韓国領海近くに落下した」と非難する声明を発表。発射は、韓国で米韓空軍が実施中の合同訓練への対抗措置とみられ、北朝鮮は南北合意で軍事活動が禁じられた軍事境界線付近での砲射撃も100発以上強行した。

韓国軍は同日午前、北朝鮮の弾道ミサイルに対抗し、空対地ミサイル3発をNLL北方の公海上に発射。声明では「すべての事態に対する責任は全面的に北朝鮮にあることを明確に警告する」と主張した。

韓国の尹錫悦大統領は同日に開催した国家安全保障会議(NSC)で、「実質的な領土侵害だ」と強調。「韓国社会と韓米同盟を揺さぶろうとするいかなる試みも通用しない」と述べ、北朝鮮を糾弾した。

韓国軍によると、韓国領の方向に初めて発射された今回の弾道ミサイルは、NLLの南方約26キロ、韓国東海岸から約57キロの地点に落下。日本の防衛省によると、変則軌道だった可能性があり、最高高度約100キロで飛距離は約200キロだった。韓国東部の鬱陵島(ウルルンド)では空襲警報が発令された。

北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射などを受け、米韓空軍は10月31日から、2017年以来約5年ぶりとなる大規模訓練を実施。この日のミサイル発射に先立ち、北朝鮮の軍事部門を統括する朴正天朝鮮労働党書記は1日、米韓訓練は「侵略的で挑発的」だと非難する談話を発表していた。《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【ソウル雑踏事故】管轄署などを強制捜査

韓国警察当局は2日、ソウルの雑踏事故への対応を巡り、ソウル警察庁や現場を管轄する竜山警察署、区役所など7カ所への強制捜査に踏み切り、当日の警備計画文書などを押収した。聯合ニュースが伝えた。事故前から現場の危険性を伝える通報があったのに警察が十分対応していなかったことが分かっており、詳しい経緯を調べる。

今回の事故に関する強制捜査は初めて。事故の約3時間40分前から「誰も(群衆を)統制していない」「圧死しそうだ」といった通報が市民から寄せられていた。担当の警察官らが適切に対応したのかどうかを捜査する。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】独大統領夫妻と会見

天皇、皇后両陛下は2日、皇居・御所で、来日中のドイツのシュタインマイヤー大統領夫妻と会見された。サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグで対戦する予定で、陛下は「素晴らしい試合になることを期待している」と述べた。

陛下はW杯を楽しみにしつつも「残念なことは、日本とドイツが同じグループであること」と話し、シュタインマイヤー氏は「自分も悩ましいと思っている」と応じた。

宮内庁によると、陛下はドイツで昨年夏、集中豪雨により多くの犠牲者が出たことに「心からお悔やみを申し上げる」と述べた。皇后さまは、大統領夫人とドイツ語を交えて会話したという。《共同通信》

【プロ野球】

広島の長野久義外野手(37)が巨人に移籍することが2日、両球団から発表された。無償トレードとなる。2019年に広島からFAで巨人に移籍した丸佳浩外野手の人的補償で広島に移籍して以来の巨人復帰となった。

若返りを図る広島と実績のあるベテランの復帰を望む巨人の思惑が一致した。長野はマツダスタジアムで取材に応じ「(両球団に)僕の将来のことを考えてもらった結果だと思う。またマツダスタジアムに戻って来られるようにしっかりと頑張りたい」と涙ながらに話した。巨人の原辰徳監督は「彼もジャイアンツも、いいものとして出てくるといい」と期待した。《共同通信》

【体操】

体操の世界選手権第5日は2日、英国のリバプールで男子団体総合決勝が行われ、橋本大輝(順大)谷川航、弟の翔(ともにセントラルスポーツ)神本雄也(コナミスポーツ)土井陵輔(日体大)の日本は6種目合計253.395点で銀メダルとなり、7年ぶりの優勝を逃した。2024年パリ五輪の出場権は獲得した。

中国が257.858点で圧勝し、18年大会以来の頂点。3位英国までが五輪出場を決めた。

予選1位の日本は、2種目目のあん馬で土井に続いて落下した谷川翔が11.000点と低迷。エース橋本は跳馬で着地が乱れ、鉄棒で落下した。《共同通信》

【自民党・麻生太郎副総裁】訪韓

自民党の麻生太郎副総裁は2日午後、韓国を訪問し、尹錫悦大統領とソウルで会談した。韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた元徴用工問題で悪化した両国関係の修復に向け、意見交換したもようだ。麻生氏は岸田文雄首相の意向を踏まえ、日韓首脳対話の11月開催へ環境整備を図ったとみられる。韓国大統領府によると、麻生氏は両国間の対話と協力の持続が必要だとし、関係の早急な復元と発展のため引き続き努力すると強調した。

両氏は、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応で意見交換。韓国大統領府によると、尹氏は麻生氏に対し、関係発展に向けて民間交流活性化に貢献してほしいと要請した。《共同通信》

【東京株式市場】

2日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3日ぶりに反落した。終値は前日比15円53銭安の2万7663円39銭。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策の決定を控え、様子見の姿勢が強まった。当面の利益を確保する動きが出た一方、決算発表で好業績が確認された銘柄には買い注文が入った。

TOPIXは1.96ポイント高の1940.46。出来高は約14億3千万株。

FRBは2日までの日程で連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。0.75%の追加利上げを決定するとの見方が強く、市場では12月会合以降での利上げペース減速が示唆されるかどうかに注目が集まっている。《共同通信》

【COVID-19】

国内で2日、新たに7万259人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前と比べ、約2万人増加した。都道府県別では、北海道7895人、東京6346人、愛知3988人など。死者は北海道13人、大阪7人、愛知と沖縄で各5人など、計68人が確認された。

厚生労働省によると、重症者は前日から5人増え141人となった。

岩手で集計から漏れていた感染者1113人の追加があり、広島で公表済みの1人の取り下げがあった。《共同通信》

【北朝鮮】ロシアに砲弾供与か

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は2日のオンライン記者会見で「北朝鮮が大量の砲弾を中東や北アフリカの国々に送ると見せかけて、ひそかにロシアに供与しているという情報がある」と明らかにした。 カービー氏は、北朝鮮の砲弾密輸によってロシアが侵攻を続けるウクライナの戦局が大きく影響されることはないとの見方を示した。砲弾の数、輸送方法や実際にロシアが受け取ったかどうかについては明らかにしなかった。《共同通信》

【エチオピア紛争】無期限停戦か

エチオピア北部の紛争を巡り、政府と反政府勢力による和平交渉が行われた南アフリカの首都プレトリアで2日、交渉を仲介したアフリカ連合(AU)の代表らが記者会見し、双方が「恒久的な敵対行為の停止」に合意したと発表した。無期限での停戦に合意したとみられる。2020年11月から続く紛争は大きな転換点を迎えた。

米ホワイトハウスのジャンピエール報道官は2日の記者会見で、AUが「類いまれなリーダーシップを発揮した」と称賛し、和平交渉を支え続けると述べた。《共同通信》



11月2日 その日のできごと(何の日)