令和1136日目
2022/06/09
この日のできごと(何の日)
【岸田内閣不信任案】反対多数で否決
衆院は9日の本会議で、立憲民主党が提出した岸田文雄内閣と細田博之衆院議長に対する不信任決議案をいずれも自民、公明両党などの反対多数で否決した。内閣不信任案には日本維新の会、国民民主党も反対した。政府与党は重要視する「こども家庭庁」設置関連法案の確実な成立を期す。夏の参院選を控え、通常国会は延長されずに15日の会期末で閉会する見通しだ。
首相は、内閣不信任案の否決を受け「議会で信任をいただいた。引き続き責任を果たし、期待に応えていきたい」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
内閣不信任案をめぐっては、立民は首相の物価高騰対策が不十分だとして政権への追及姿勢を強めた。泉健太代表は内閣不信任案の趣旨弁明で「物価高と戦い、国民生活と日本経済を発展させていくために岸田内閣を継続させてはならない」と訴えた。
議長不信任案をめぐっては、立民の岡本章子氏が趣旨弁明で、週刊誌が報じた細田氏の女性記者へのセクハラ疑惑に触れ、「説明責任を果たさず疑念から逃げる姿勢の議長は国際社会からどう評価されるだろうか」と批判した。
自民、立民両党は衆院での不信任案の処理に伴い、参院で9日に予定されていた7委員会を取りやめて10日午後に開催することで合意した。「こども家庭庁」の設置関連法案は14日に内閣委員会で首相に対する質疑を行い、採決することで合意、会期末の15日に成立する見通しとなった。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【プロ野球交流戦・9日】
ロ2―0中
ロッテが4連勝。ロメロは8回を5安打無失点の好投で4勝目を挙げた。打線は二回に山口のソロで先制し、七回は荻野の適時打で2点目を奪った。中日は松葉が七回途中まで2失点と力投したが、打線が無得点で援護できなかった。
ソ4―0神
ソフトバンクはレイが5安打に抑え、昨年7月以来の完封で4勝目。コースを突き、変化球を絡めて的を絞らせなかった。一回に中村晃の三ゴロで先制し、三回はグラシアル、四回には牧原大が適時打。阪神は2試合連続15度目の零敗。
オ1―2ヤ
ヤクルトは石川が丁寧な投球。5回1失点で今季3勝目を挙げて、通算180勝。九回を締めた今野がプロ初セーブを挙げた。打線は二回に内山壮の適時二塁打と奥村の中前打で2点を奪った。オリックスは好機を生かせず。
西3―4巨
巨人が連敗を3で止めた。1―1の五回に岡本和とウィーラーの適時打で2点を勝ち越し、七回に立岡の適時打で加点。赤星が5回1失点で3勝目を挙げ、大勢が21セーブ目。西武は隅田が五回途中3失点でプロ初登板勝利後7連敗。
楽4―1広
楽天は岸が制球良く7回無失点でチームトップとなる5勝目を挙げた。四回に武藤の犠飛と西川の適時打で2点を先行。2―0の八回は武藤の2点三塁打で加点した。広島は九回に1点を返すのがやっとで、今季初めて借金1となった。
日2―4D
DeNAが逆転勝ち。1―2の五回に桑原の1号ソロで追いつき、八回に牧と宮崎の連続適時打で2点を勝ち越した。七回2死一、二塁のピンチで好救援したエスコバーが2勝目。日本ハムは4番手の玉井が崩れた。《共同通信》
【石原慎太郎さん】お別れの会
2月に89歳で死去した元東京都知事で作家の石原慎太郎さんのお別れの会が9日、東京都内のホテルで開かれた。安倍晋三元首相、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆らが発起人を務め、岸田文雄首相や細田博之衆院議長、森喜朗元首相、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長ら政財界や文壇など各界の関係者が参列した。
首相は弔辞で「歯に衣着せぬ物言い、信念を貫くための果断な行動で、強烈な個性に強く引かれた」と述懐。安倍氏は憲法改正に触れ「慎太郎先生から『何をもたもたしているのか』との声が聞こえてきそうだ。先生なきこの世で、私の責任を果たさなければならない」と強調した。《共同通信》
【東京株式市場】
9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅ながら5営業日続伸した。終値は前日比12円24銭高の2万8246円53銭。外国為替相場での円安ドル高で輸出関連銘柄の業績改善が連想されたことや、国内経済回復への期待から買い注文が優勢となった。ただ最近の株価上昇の反動から利益確定の売りも膨らみ、取引終了にかけて伸び悩んだ。
東証株価指数(TOPIX)は0.93ポイント安の1969.05。出来高は約12億8700万株。《共同通信》
【消費者庁】おとり広告でスシローに措置命令
回転ずし大手「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)が昨年9〜12月、店舗にウニやカニのすしの在庫がなく、提供できないと分かっていながらテレビCMやインターネット上で広告したなどとして、消費者庁は9日、景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出した。
調査した公正取引委員会によると、違反があったのは期間限定で販売した「新物!濃厚うに包み」「とやま鮨し人考案 新物うに 鮨し人流3種盛り」「冬の味覚!豪華かにづくし」の3商品。
あきんどスシローを傘下に置く「フード&ライフカンパニーズ」は「真摯に受け止め、再発防止に努める」などとコメントを出した。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染1万6814人
国内で9日、新たに1万6814人の新型コロナウイルス感染者が確認され、累計の感染者数は900万人を超えた。1カ月強で100万人増加した。9日の内訳は東京1876人、大阪1419人、沖縄1353人など。死者は東京と埼玉でそれぞれ4人など計23人の報告があった。
厚生労働省によると、全国の重症者は77人で、前日から2人減少した。
千葉や兵庫などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。《共同通信》
【国連安保理】日本、非常任理事国に選出
国連総会は9日、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国のうち年末で任期が切れる5カ国を改選する会合を開きアジア太平洋枠から唯一立候補している日本を選出した。184カ国が支持した。2016〜17年以来の12回目で外務省によると国連史上最多。任期は来年1月から2年間。
安保理では5月下旬に北朝鮮に対する制裁決議案が中国とロシアの拒否権行使で初めて否決された。常任理事国のロシアによるウクライナ侵攻で安保理が適切な対応を取れていない中、存在意義を示せるか日本の外交力が問われる。
安保理は常任理事国5カ国と非常任理事国10カ国で構成される。《共同通信》
【ロシア海軍】収集艦、津軽海峡抜ける
防衛省統合幕僚監部は9日、ロシア海軍の情報収集艦1隻が同日、津軽海峡を通過し、日本海側から太平洋側へ航行したと発表した。この艦艇は7日に、北海道とサハリンの間の宗谷海峡を抜けて日本海に入っていた。5月中旬には、宗谷海峡を日本海側からオホーツク海側に移動したのも確認しており、同省は行動の意図を詳しく分析している。
防衛省によると、収集艦は9日午前5時ごろ、北海道・奥尻島の南南西約90キロを航行。その後、津軽海峡を東に向かった。海上自衛隊の艦艇と哨戒機が監視に当たった。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
親ロシア派裁判所、英国人雇い兵ら3人に死刑
タス通信によると、ウクライナ東部ドネツク州の一部を実効支配する親ロ派勢力「ドネツク人民共和国」の裁判所は9日、ウクライナ側の雇い兵として同国内でロシア側と戦い、捕虜になった英国人2人とモロッコ人1人の計3人に死刑判決を言い渡した。
3人に対しては検察側が、武力による政権奪取に加わったなどと主張していた。3人の弁護人は判決を不服として上訴する方針を明らかにした。
このうち1人の英国人雇い兵(48)は2018年にウクライナに移住。ロシア軍に制圧された南東部マリウポリ在住で、内務省系軍事組織「アゾフ連隊」に所属していた。《共同通信》
ロシア大統領、制裁に対抗姿勢
ロシアのプーチン大統領は9日、モスクワで開かれた若者との対話集会で「主権を持たない国」は「厳しい地政学的争いの中で生き残ることはできない」と述べた。プーチン氏は米国など他国の影響力を排し、独自の判断ができる国を「主権を持つ国」と呼ぶ傾向があり、ウクライナ侵攻を理由とした欧米の制裁などの圧力に屈しない姿勢を強調した。
プーチン氏は、世界情勢は急激に変わっていると述べ、「指導的役割を求める国なら主権を確保する必要がある。主権ある決定ができない国は植民地であり、その中間はない」と指摘した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは9日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレッドソックス戦に「2番・投手兼指名打者」で出場し、12号2ランを放つなど投打で活躍して4勝目を挙げ、チームの連敗を14で止めた。試合は5―2だった。
大谷は先発投手としては7回を投げ、4安打1失点6奪三振と好投。打者では0―1の五回に逆転2ランを放つなど4打数2安打2打点だった。大谷が勝ち星と本塁打を同時にマークするのは、昨年8月以来。《共同通信》