令和991日目

2022/01/15

この日のできごと(何の日)

【トンガ】海底火山が噴火

南太平洋の島国トンガ沖で15日午後5時10分(日本時間午後1時10分)ごろ、海底火山が大規模な噴火を起こした。首都ヌクアロファのあるトンガタプ島では海岸に津波が到達。沿岸部の道路や建物が浸水した。現地の通信状況が悪化しており、けが人の有無は明らかになっていない。

日本外務省によると、トンガの在留邦人は2020年10月現在で35人。安否確認を急いでいる。ヌクアロファで高さ80センチの津波が観測されたほか、米領サモアで60センチなど近隣諸国にも津波が到達した。

ロイター通信によると、噴火したのは、ヌクアロファから北約65キロにあるフンガトンガ・フンガハーパイと呼ばれる海底火山。

南太平洋のアイランズ・ビジネス誌がフェイスブックで現地からの情報として伝えたところによると、複数の爆発音が響き、雲のような灰が空に立ち込めた。

トンガは約170の島から成り、36島に人が定住。人口は約10万7000人。《共同通信》

南太平洋のトンガ沖で現地時間15日に起きた海底火山の大規模噴火で、太平洋沿岸の各国に津波が到達した。南米ペルーでは2メートルを超え、車がさらわれて女性2人が死亡した。米海洋大気局(NOAA)によると、米西部カリフォルニア州やアラスカ州で1メートル以上の津波を観測。南米チリでも1.7メートルを観測した地点があるなど、噴火の影響の大きさが示された。

トンガに近いニュージーランドや太平洋諸島では1メートル前後の津波があり、島国バヌアツで1.4メートルを観測した。《共同通信》

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【東京都文京区】東大前で受験生ら3人切られ負傷

15日午前8時半ごろ、東京都文京区弥生1丁目の東大前の歩道上で、大学入学共通テストの受験で訪れていた千葉県浦安市の男子高校生(18)と同県市川市の女子高校生(18)、東京都豊島区の男性(72)の計3人が刃物で背中を切り付けられた。3人は負傷して病院に搬送。男性は重傷で、高校生の男女は命に別条はない。警視庁は男女を切り付けたとして、名古屋市に住む私立高校2年の少年(17)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

警視庁によると、少年は「3人を切った。面識はない。勉強がうまくいかなくて事件を起こして死のうと思った」と供述している。

東京都文京区の東大前の歩道で大学入学共通テストの受験生ら3人が刃物で切り付けられた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された名古屋市の私立高2年の少年(17)が「医者になるため東大を目指して勉強していたが、成績が1年前から振るわなくなり自信をなくした」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。3人と面識やトラブルはなく、警視庁は東大周辺で無差別襲撃を図った可能性があるとみている。

捜査関係者などによると、少年は「勉強がうまくいかなくて事件を起こして死のうと思った。東大前で歩いていた通行人3人を刃物で刺した」と話している。《共同通信》

【大相撲】

大相撲初場所7日目(15日・両国国技館)3場所連続優勝を目指す横綱照ノ富士は遠藤を寄り切って連敗を免れ、6勝1敗とした。大関昇進の足固めを狙う関脇御嶽海は玉鷲を寄り切り、7戦全勝で単独首位に立った。平幕阿炎は初黒星。

大関正代は隠岐の海に寄り切られ、3連敗で4敗目と黒星先行。関脇隆の勝は小結明生を突き落として4勝目。明生は3勝4敗となった。

全勝の御嶽海を追う1敗は照ノ富士と阿炎、2敗で玉鷲ら平幕5人が続く展開となった。《共同通信》

【スノーボード】

スノーボードのワールドカップ(W杯)は15日、スイスのラークスでハーフパイプ今季最終戦の決勝が行われ、男子は冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢が93.25点で制した。2連勝で種目別も初優勝した。

平野海祝は8位、片山来夢は9位、平野流佳は10位で、昨季種目別覇者の戸塚優斗は12位。

女子は17歳の小野光希が自己最高に並ぶ2位で今季初の表彰台。冨田せなは4位、松本遥奈は5位。クロイ・キム(米国)が制した。

直近2シーズンの主要大会成績で男子は平野歩、戸塚、平野流、平野海、女子は小野、冨田せ、冨田るき、今井胡桃の北京五輪出場が確実となった。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染2万5742人

新型コロナウイルスの国内感染者は15日午後7時現在、2万5742人が確認された。これまで1日あたりの最多だった昨年8月20日の2万5990人に次いで、過去2番目の多さとなった。死者は6人増えた。国内で初めて感染者が確認されて15日で2年となったが、各地で「第6波」による感染拡大が続いている。

大阪府(3692人)、兵庫県(1191人)、広島県(1212人)、沖縄県(1829人)など、西日本を中心に10府県で1日あたりの感染者数が過去最多を更新した。東京都は4561人だった。厚生労働省によると、全国の重症者は233人となった。

静岡市は15日、12日に死亡を発表した同市の高齢男性が、新型コロナの変異株「オミクロン株」に感染していたと発表した。男性には重い基礎疾患があったといい、市は死因について「基礎疾患の悪化が考えられる」としている。千葉県でも、死亡した90代女性のオミクロン株感染を確認。県によると、女性の主な死因は別の病気という。《朝日新聞》

北京でオミクロン初確認

中国の北京市政府は15日、同市海淀区で同日、新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株の市中感染1例を確認したと発表した。北京でのオミクロン株感染確認は初めて。北京冬季五輪開幕を来月4日に控え、習近平指導部が「ゼロコロナ」政策を進める中、一層緊張が高まりそうだ。

感染経路は不明。直近2週間は市外に出ておらず、感染者との接触歴もないといい、北京で市中感染が広まっている恐れもある。

中国政府は15日の記者会見で、13〜14日に上海と広東省珠海、同省中山で報告された新型コロナ感染がオミクロン株だったと発表。感染者の行動歴が広範囲にわたっている。《共同通信》

【カザフスタン】エネルギー副大臣を拘束

カザフスタン当局は15日、西部マンギスタウ州の石油ガス価格を不当に釣り上げたとして、エネルギー省のカラガエフ副大臣を拘束したと発表した。カザフ政府も同氏の解任を発表した。燃料価格引き上げに端を発した抗議デモの責任を取らせる狙いとみられる。

ロシアメディアは15日、2019年まで長期政権を敷き、抗議デモで批判の対象となったナザルバエフ前大統領の娘婿2人が、務めていた国営石油企業の幹部を辞任したと伝えた。

デモは燃料価格が約2倍に引き上げられたことに反発し、2日に始まった。最大都市アルマトイなどで激しい暴動となり、政府は武力鎮圧に踏み切った。《共同通信》



1月15日 その日のできごと(何の日)