令和989日目

2022/01/13

この日のできごと(何の日)

【日本列島】日本海側を中心に大雪

強い冬型の気圧配置の影響で日本列島は13日、日本海側を中心に大雪となった地域があり、除雪中の死傷者や東北新幹線の運転見合わせなど各地で影響が相次いだ。荒れた天気は14日も続き、気象庁は東日本から西日本の日本海側では高波に、北日本では猛吹雪による交通障害に警戒を呼び掛けた。

気象庁によると富山県砺波市では13日午後10時までの3時間に20センチの降雪があった。同庁は14日明け方にかけ強い雪となり砺波市付近の平地で大規模な交通障害が起きる恐れが高いとして「顕著な大雪に関する気象情報」を出した。

北海道と秋田県では13日除雪中などで計5人の死亡が確認された。《共同通信》

13日の石川県内は冬型の気圧配置で大気の状態が不安定となり、雪が降った。小松、能登の各空港で欠航が相次いだ。県警によると、午前9時までの24時間に、スリップが原因とみられる事故が33件発生し、6人が軽傷を負った。県内は14日にかけて大雪となる見込みで、気象台は交通障害などに警戒を呼び掛けている。

正午時点の積雪は、白山河内45センチ、加賀菅谷24センチ、金沢5センチだった。金沢地方気象台は県内に波浪警報、大雪、着雪、風雪、雷の各注意報を出した。金沢市内では朝から、住民が雪かきに追われた。

小松空港では、日本航空の羽田、那覇便の全14便が欠航した。全日空も除雪作業のため、午前発着の2便に最大1時間半ほどの遅れが生じた。14日は日本航空の羽田行き1便、全日空の羽田行き1便の欠航が決まっている。

能登空港発着便は、午前と午後の羽田便が全て欠航した。計139人が搭乗予定だった。《北國新聞》

道内は13日、発達した低気圧が引き続き上空に停滞し、各地で暴風雪に見舞われた。落雪や除雪中の事故で旭川市や上川管内愛別町などで4人が死亡した。新千歳空港は発着便60便が欠航し、JRは330本が運休した。14日も日本海側を中心に暴風雪となる見通し。

新千歳空港では、13日午後11時現在、積雪量が平年の約3倍の65センチに上った。同日午後を中心に、14日午前0時現在で羽田や青森行きなど60便が欠航した。

約160戸が停電のまま一夜を明かした宗谷管内豊富町は13日昼ごろまでに電力が復旧。北海道電力によると、同日午後以降も各地で断続的に停電が発生した。

道警交通管制センターによると、13日午後11時現在、吹雪などで高速道路は道央道札幌インターチェンジ(IC)−岩見沢IC間など6路線9区間、国道1路線1区間、道道18路線18区間が通行止めになっている。道によると、石狩管内当別町青山の道道で同日午後1時ごろ、斜面の雪が崩れ、長さ10メートル、幅8メートル、高さ1メートルの雪が道路をふさいだ。けが人はいなかった。《北海道新聞》

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【大相撲】

大相撲初場所5日目(13日・両国国技館)3場所連続7度目の優勝を狙う一人横綱の照ノ富士は、逸ノ城を危なげなく左上手投げで下して5連勝とした。

大関正代は玉鷲に一方的に押し出され、早くも2敗目を喫した。大関昇進の足固めを目指す関脇御嶽海が霧馬山を冷静に押し出して5戦全勝。関脇隆の勝は若隆景の突き落としに屈し、2勝3敗と黒星が先行した。

勝ちっ放しは平幕の阿炎を含めた3人となった。《共同通信》

大相撲の間垣親方(元横綱白鵬)が初場所5日目の13日、東京・両国国技館内の相撲博物館でトークイベントを開き、史上最多45度の優勝を記録した現役時代の逸話などを披露した。

連勝が63で止まった2010年九州場所の稀勢の里戦は映像を見ながら解説。土俵際に押し込んだ場面で一時停止させ「この瞬間に勝ったなと思ってしまった。その時点で負けだった」と心境を振り返った。

昨年9月の秋場所限りで引退し、装いは洋服に。ズボンのファスナーを時折閉め忘れる悩みを告白し「20年間着物だったから…」と照れ笑いを浮かべた。

博物館では自身の特別展が開催されている。《共同通信》

【東京株式市場】

13日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。終値は前日比276円53銭安の2万8489円13銭。国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が急増しており、経済活動への悪影響を懸念して幅広い銘柄で売り注文が膨らんだ。外国為替相場が円高ドル安で推移したことも相場の重しとなった。

東証株価指数(TOPIX)は13.78ポイント安の2005.58。出来高は約11億6300万株。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染1万8860人

国内で13日、新たに1万8860人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1万人を超えるのは2日連続で、今年最多。1万5千人を上回るのは昨年9月4日以来で、今年に入り新たな変異株「オミクロン株」の影響が鮮明化。特に今月11日までの1週間の新規感染者では7割を30代以下が占めた。

13日の都道府県別のコロナ感染者は東京3124人、大阪2452人、沖縄1817人、愛知1036人など。新潟、福井、長野、滋賀、和歌山、島根、広島、山口、愛媛、長崎、沖縄の11県は過去最多を更新。オミクロン株の感染者は秋田と佐賀でも報告され、これで全都道府県での感染が確認された。《共同通信》

【東京高裁】立民議員の賠償額上積み

ブログに事実と異なる内容を掲載され名誉を傷つけられたとして、政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史座長代理が、立憲民主党の篠原孝衆院議員=比例北陸信越=に550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は13日、名誉毀損(きそん)の成立を認め、篠原議員に220万円を支払うよう命じた。1審東京地裁判決の165万円から賠償額を上積みした。

中山孝雄裁判長は「現在もブログが削除されず、相当数の読者が閲覧した可能性が高いと推認される」と指摘。ブログ掲載後には、審議会の委員に選任されなくなるなど「業務に一定の支障が生じた」として、賠償額を新たに算出した。

判決によると、篠原議員は自身のブログで令和元年7月、原氏が地位を利用して特定の法人を優遇し、金銭的利益を得たなどと記載した。昨年3月の1審判決は「漫然と自ら推測した内容を提示しており、真実と信じる相当の理由は認められない」と判断。双方が控訴した。《産経新聞》

【岸田文雄首相】任命問題は「終了」

岸田文雄首相は13日、官邸で日本学術会議の梶田隆章会長と初めて会談した。梶田氏は会員候補6人の任命拒否問題の解決を要請したが、首相は会談後、記者団に菅義偉前首相が最終判断したとして「一連の手続きは終了したものと承知している。もう結論は出ている」と語った。一方で「今後、建設的な対話を重ねていくことは重要だ」と指摘した。

拒否された6人を新たに任命する考えがあるか問われ「仮定の問題だ。何か申し上げるのは控える」としたが、今後の対応について松野博一官房長官を中心に検討させる意向を示した。

梶田氏は会談後、「前向きに捉えたい」と記者団に述べた。《共同通信》

【ドイツ】元シリア大佐に終身刑

ドイツ西部コブレンツの裁判所は13日、シリアのアサド政権下で市民約4千人の拷問と数十人の拷問死に積極関与したとして、人道に対する罪に問われたシリア情報機関の元大佐アンワル・ラスラン被告(58)に終身刑の判決を言い渡した。

報道によると、シリアでの国家主導の拷問を審理する世界初の裁判で、国連が数万人死亡と指摘した拘束施設の実態がドイツで認定された。国際社会からさらなる解明を求める声が上がるのは必至だ。ドイツの法律では国外での戦争犯罪や人道に対する罪などを訴追できる。《共同通信》



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