令和983日目
2022/01/07
この日のできごと(何の日)
【日米両政府】安全保障協議委員会
日米両政府は7日午前、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)をテレビ会議形式で開いた。来年度以降の在日米軍駐留経費に関する日本側負担(思いやり予算)について、5年間で年平均約2110億円とする特別協定に署名するほか、中国や北朝鮮が開発を進める極超音速ミサイルへの対抗手段などに関する研究開発協定について協議。日本側は年末に国家安全保障戦略など戦略3文書の改定を予定しており、日米間の協議を反映させる。
会合には日本側から林芳正外相、岸信夫防衛相が参加。米側からはブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席した。
林氏は「戦略的なバランスの変化、力による一方的な現状変更の試み、経済的手段を通じた不当な圧力の乱用、権威主義体制の伸長など国際社会は本質的かつ多面的な挑戦に直面している」として日米連携の重要性を強調。岸氏は「日米の強固な連携を対外的に示すこと、今後の同盟の進むべき方向について認識を共有できることは極めて意義深い」と述べた。
ブリンケン氏は研究開発協定について「極超音速の脅威への対抗から、宇宙での機能向上まで、科学者やエンジニアらが新たな防衛関連の問題について容易に協力できるための研究開発の協定を締結する」と説明。オースティン氏は「地域の平和と安定に貢献する日本の能力の高まりを反映し、われわれの役割と任務を深化させる」と語った。《産経新聞》
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【佳子内親王殿下】武蔵野陵を参拝
昭和天皇の命日となる7日、秋篠宮家の次女佳子さまが東京都八王子市の武蔵陵墓地を訪れ、昭和天皇が埋葬されている武蔵野陵を参拝された。
午前10時20分ごろ、黒いコートにマスク姿の佳子さまは、周辺に雪が残る陵の前にゆっくりと進み、深く頭を下げた。拝礼を終えると、集まった人や報道陣に会釈した。
宮内庁によると、この日午前、皇居・宮中三殿でも「皇霊殿の儀」が執り行われ、天皇陛下や秋篠宮さまらが拝礼。天皇、皇后両陛下の長女愛子さまも参列した。
昭和天皇は1989年1月7日に十二指腸乳頭周囲腫瘍(腺がん)のため87歳で亡くなり、在位期間は約62年に及んだ。《共同通信》
【桂文枝さん】「新婚さん」勇退
朝日放送テレビ(大阪市)は7日、長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」(日曜昼)の司会を1971年1月の放送開始から半世紀にわたって務める落語家の桂文枝さん(78)が、3月27日の放送で勇退すると発表した。
同局で記者会見した文枝さんは「78歳で若いカップルの話を聞くのには無理がある。最近は(椅子から)こける回数も控えていたし、この辺が潮時かなと思いました」と語り、自ら番組卒業を申し出たと明らかにした。番組は継続し、後任は今後発表される。
予選会を経て選ばれた新婚夫婦2組を迎え、軽妙なトークを繰り広げる番組。「いらっしゃーい」のポーズなどが親しまれてきた。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染6214人
国内で7日、新たに6214人の新型コロナウイルス感染者が報告された。元日の530人余りからわずか1週間で10倍以上と急増した。6000人を上回るのは昨年9月15日以来で、流行「第6波」入りがさらに鮮明となった。群馬で死者1人が報告された。
都道府県別では、「まん延防止等重点措置」の適用が決まった沖縄1414人と広島429人は過去最多となった。山口は180人だった。ほかには、東京922人、大阪676人、神奈川251人、埼玉214人など、首都圏や大阪で感染者が多い。
新潟と福井、和歌山、熊本、宮崎でオミクロン株感染が初めて報告された。《共同通信》
沖縄、広島、山口にまん延防止
政府は7日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開き、コロナ対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を沖縄、広島、山口3県に適用すると決定した。期間は9日から31日まで。新変異株「オミクロン株」の感染者急増を受け、行動制限緩和の要件としてワクチンの接種証明に全員検査も選択肢に加えて厳格化を可能とする。措置適用は岸田政権発足後初めて。
「第6波」とも言われる感染状況の中、医療提供体制の逼迫をどう防ぐかが課題となる。オミクロン株の市中感染が初めて確認されてから2週間余りで、国内対策は新たな局面に入った。飲み薬も活用し、早期治療を徹底する。《共同通信》
【東京株式市場】
7日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅に続落した。終値は前日比9円31銭安の2万8478円56銭。新型コロナウイルスの感染が急拡大していることが懸念され、売り注文が優勢となった。8日からの3連休や米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強かった。
東証株価指数(TOPIX)は1.33ポイント安の1995.68。出来高概算約12億8900万株。《共同通信》
【東京都】転倒搬送が525人に
積雪から一夜明けた東京都心など首都圏は7日午後、晴れ間が広がって気温も上昇した。広範囲でダイヤが乱れた鉄道は徐々に通常運転に戻り、高速道路は通行止めの解除が進むなど、交通への影響は解消に向かった。一方で負傷者が相次ぎ、東京消防庁によると、6〜7日にかけて雪による転倒で救急搬送されたのは0〜100歳の男女計525人。このうち60代女性1人が重症という。
JR東日本は首都圏主要路線で7日未明、回送列車を走らせて架線の凍結を防ぐといった対応に追われた。車両点検などによる遅れや運休が相次いだが、7日午後にはほぼ通常通りの運転となった。《共同通信》
【立憲民主党・泉健太代表】ネットメディア資金提供問題「今は類似支出ない」
立憲民主党の泉健太代表は7日の記者会見で、同党がインターネットメディアに計1000万円以上を資金提供していた問題について「西村智奈美幹事長が調査している。現時点でコメントする内容はない」と述べた。昨年の泉新体制が発足して以降は「類似の支出はない」と強調した。
立民が資金提供していたのは、国会議員や有識者が議論するインターネット報道番組を制作、配信する「Choose Life Project(CLP)」。番組の出演者らが5日、「公共メディア」をうたいながらCLPが特定の政党から資金提供を受け、それを知らせなかったことに抗議文を出した。
福山哲郎前幹事長は6日に出したコメントで「フェイクニュースに対抗するメディアの理念に共感した」と資金提供を認めている。
泉氏は7日の会見で、「(抗議文が出るまで資金提供のことを)知らなかった」とし、「経過、経緯がわからないので、何ともコメントできない」と繰り返した。《産経新聞》
【ミャンマー国軍】停戦表明
ミャンマー国軍は7日、国営テレビを通じ、全ての少数民族武装勢力と今年末まで一方的に停戦すると表明した。国軍トップのミンアウンフライン総司令官と、東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国カンボジアのフン・セン首相が同日、ミャンマー首都ネピドーで会談し合意した。
ただ国軍はタイ国境付近などで武装勢力と激しい戦闘を続けており、実効性は不明。
昨年2月のクーデターで国軍が全権を掌握して以降、外国首脳のミャンマー訪問は初めて。フン・セン氏は8日まで滞在する。国家顧問兼外相を務め現在軟禁中のアウンサンスーチー氏との面会は認められなかった。《共同通信》
【カザフスタン】デモ隊26人死亡
タス通信は7日、抗議デモが拡大した中央アジア・カザフスタンでデモ参加者26人が死亡し、3000人以上が拘束されたと報じた。地元メディアを引用して伝えた。トカエフ大統領は「憲法秩序が全土でおおかた取り戻された」と述べ、事態収拾に自信を示した。一部で衝突が続いているとみられ死者は増える可能性がある。
トカエフ氏は「テロリストを撃退するため、治安部隊と軍に警告なしに発砲するよう命じた」と表明。テロ排除を完了させると主張し、作戦を続ける考えを示した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、プーチン大統領とトカエフ氏が電話会談し協力を確認したと明らかにした。《共同通信》
【小嶺忠敏さん】死去
国見高(長崎)を率いて1987年度の初制覇を含め、全国高校サッカー選手権を6度制した小嶺忠敏さんが7日、死去した。76歳。長崎県出身。
技術だけでなく礼儀や身だしなみなど人間教育を重視。大久保嘉人、平山相太ら、多くの教え子をJリーグや日本代表に送り出した。2005年にプロサッカークラブのV・ファーレン長崎の誕生に尽力し、初代社長を務めた。長崎総合科学大付高の監督を務め、開催中の全国選手権の出場へ導いた。《共同通信》