令和948日目

2021/12/03

この日のできごと(何の日)

【山梨県、和歌山県】地震相次ぐ

3日午前6時37分ごろ、山梨県で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は同県東部の富士五湖で、震源の深さは約19キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4.8と推定される。関東から甲信越、東海、伊豆諸島の広い範囲においても震度4〜1の地震があった。

気象庁は同日、緊急記者会見を行い「揺れの強かった地域では、地震発生後から約1週間は、最大震度5弱程度の地震に注意が必要」と呼び掛けた。富士五湖では2012年1月にも、最大震度5弱を含む有感地震が頻発した。

富士山の火山活動については「観測データに特段の変化はない」と明らかにした。

気象庁によると、同じ震源地では、3日午前2時18分ごろに震度4の地震が発生。さらに午前2時23分ごろにも震度3の地震があった。

政府は官邸危機管理センターに情報連絡室を設置し、詳しい状況の把握を進めた。県防災危機管理課や県内27市町村、県警や消防などによると、けが人や建物などの被害の情報は入っていない。大月市は3日午前7時、小林信保市長を本部長とする災害予防本部を設置。人的被害が確認された場合、災害対策本部に格上げする。

震度5弱を観測した地震の影響で、JR東日本は在来線の一部区間で徐行運転を実施。中央線は竜王発新宿行きかいじ2号など上下線22本が最大1時間遅れ、約2700人に影響が出た。富士急行線は安全点検のため一時全線で運休し、午前6時49分に運転を再開。上下線9本が最大31分が遅れ、約660人に影響した。各新幹線は通常通り運行した。

中央自動車道は午前6時45分から大月IC−上野原IC間の上下線で最高速度を50キロに規制し、約1時間後に解除した。《山梨日日新聞》

3日午前9時28分ごろ、和歌山県御坊市で震度5弱を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は紀伊水道で震源の深さは約18キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.4と推定される。この地震による津波の心配はない。和歌山県によると午前11時半現在、人的被害の情報は入っていないという。

JR西日本和歌山支社によると、地震の影響でJR紀勢線は串本−湯浅駅間で一時運転を見合わせたが、午前10時10分に運転を再開した。関西電力によると、地震に伴う停電は起きなかった。

震度5弱を観測した御坊市では、市役所2〜4階の窓ガラスにひびが入ったり、書類が落ちたりしたという。市職員は「立っていられないほどの揺れではなかったが、10〜15秒ほど続いた。情報収集する職員以外は庁舎外に避難した」と話している。また、震度4を観測した田辺市でも、市役所本庁舎3、4階の部屋や階段踊り場など数カ所で窓ガラスがひび割れする被害が確認された。《毎日新聞》

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【プロ野球】

田中将大投手、楽天に残留

プロ野球楽天は3日、田中将大投手(33)のチーム残留を発表した。米大リーグから8年ぶりに復帰した今季に2年契約を結んだが、シーズン終了後に契約を見直すことができる条項が付帯されており、球団との話し合いで来季も国内でプレーすることが決まった。

田中将は来季大リーグに戻るのかどうかも注目されていた。4日に仙台市の楽天生命パーク宮城で行われるファン感謝イベントに参加する。球団を通じ「(イベントで)直接ご報告させていただきます。皆様にお会いできるのを楽しみにしています」とコメントした。

今季は右脚痛で開幕から3週間出遅れ、23試合の登板で4勝9敗、防御率3.01の成績だった。打線の援護に恵まれず10試合連続白星なしでレギュラーシーズンを終えた。パ・リーグ3位で臨んだクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは登板機会が訪れずチームが敗退した。《共同通信》

梅野隆太郎捕手、阪神残留

阪神は3日、梅野隆太郎捕手(30)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留すると発表した。球団を通じて「やっぱりこのチームで優勝したい。その思いが一番だった」とコメントした。

福岡工大城東高から福岡大を経て2014年にドラフト4位で阪神に入団。昨季まで3年連続でゴールデングラブ賞に輝いた。プロ8年目の今季は130試合に出場して打率2割2分5厘、3本塁打、33打点だった。東京五輪の日本代表に選出され、金メダル獲得に貢献した。

通算成績は786試合で打率2割3分5厘、40本塁打、244打点。《共同通信》

【イチローさん】高校生を指導

プロ野球オリックス、米大リーグのマリナーズなどで活躍し、2019年3月に引退したイチローさん(48)=本名鈴木一朗=が3日、千葉市の千葉明徳高を訪れ、走攻守で実演を交え、細かく助言を送った。臨時指導は11月29日の東京・国学院久我山高に続き、今年2校目。

昨年12月の智弁和歌山高での指導後、真っ先に指導の希望を訴えたのが千葉明徳高だった。「夏の(千葉)大会ベスト8の壁を越えたい」との熱意のこもったメッセージに応え、訪問が決まった。約4時間、みっちりと一緒に体を動かし、この日の打撃練習で使ったバットをプレゼント。「高校生はひと冬で変わる。しんどくなっても、これ(バット)を見て、思い出してくれれば。こんなにうまくなった、という報告を楽しみにしています」と言葉を掛けた。

岡野賢太郎監督は、練習中から精神面にめりはりをつけることなど、アドバイスをノートに記した。「われわれの足りない視点を言っていただいた。できることは全部変えていく。(バットは)大会の時は必ず持って行って、お守り代わりにさせていただく」と感謝した。《共同通信》

【東京株式市場】

3日の東京株式市場の日経平均株価は大幅反発した。終値は前日比276円20銭高の2万8029円57銭。米メルクの日本法人が厚労省に新型コロナの飲み薬を承認申請したことで、経済正常化に期待した買い注文が膨らんだ。

東証株価指数(TOPIX)は31.49ポイント高の1957.86。《共同通信》

【COVID-19】

国内で3日、新たに145人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では大阪18人、東京14人、埼玉と千葉で各13人など。死者は東京で計1人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は32人で、前日から6人減少した。

また過去の感染者について、大阪が1人を取り下げ、静岡は1人を追加した。《共同通信》

オミクロン、12カ国で市中感染

新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の感染が広がり、3日までにアフリカと米欧など少なくとも12カ国で市中感染が確認された。初確認された南アフリカではデルタ株からの置き換わりが急進行し、オミクロン株が主流になった。欧州ではワクチンの義務化に向けた動きが加速。WHOが命名してから1週間、感染拡大に歯止めがかからない。

これまで感染が確認されたのは少なくとも37カ国・地域。うち市中感染が確認されたのは南アのほかに米英豪など。

南アの国立伝染病研究所によると2日の新規感染者数は前日比35%増の1万1535人、死者は57%増の44人だった。《共同通信》

NZ、封鎖3カ月ぶり解除

ニュージーランドの最大都市オークランドで新型コロナウイルス対策として8月から3カ月以上実施してきたロックダウン(都市封鎖)が3日、事実上終了した。ワクチン完全接種を条件にレストランやバーの飲食も認められるようになった。

8月17日に国内では約半年ぶりとなる市中感染者が確認され、政府は都市封鎖に踏み切った。当初は感染ゼロを目指したが、デルタ株流行を食い止められず、ウイルスとの共存にかじを切った。

オークランドは12歳以上のワクチン接種率が90%を超えており、政府は感染者が増えても重症化リスクは一定程度は抑えられると判断した。《共同通信》

【小林化工】サワイHDに全工場を譲渡

ジェネリック医薬品(後発薬)大手のサワイグループホールディングス(HD)は3日、福井県あわら市の小林化工の全工場や従業員を譲り受けると発表した。小林化工は昨年12月に爪水虫などの治療薬の製造過程で睡眠導入剤成分が混入する問題が発覚し、経営立て直しが焦点だった。2022年3月末に譲り受けを完了し、23年4月から製品の出荷を始める。

譲り受け額は公表していない。サワイグループHDは3日に受け皿となる新会社「トラストファーマテック」を設立。あわら市内にある全工場や研究施設、物流センターのほか、最大500人の従業員を受け入れる。《共同通信》

【自民党・山田修路参院議員】石川県知事選出馬を表明

自民党の山田修路参院議員(67)=石川選挙区=は3日、金沢市で記者会見し、来年春の石川県知事選への立候補を正式表明した。今月の臨時国会閉会後から来年の通常国会開会までの間に参院議員を辞職する意向も示した。知事選には馳浩元文部科学相(60)も出馬予定で、自民分裂選となる公算が大きくなった。

茂木敏充幹事長ら党幹部が山田氏に自重を求めていた経緯があり、周囲の反対を押し切っての出馬表明となった。山田氏は会見に先立ち、自民石川県連に推薦願を提出。馳氏も既に提出しており、党の対応が今後の焦点となる。

知事選は来年3月中に実施される見通し。《共同通信》

【ラオス中国鉄道】開通

ラオスの首都ビエンチャンと中国国境を結ぶ「ラオス中国鉄道」が3日、開通した。ラオス初の長距離鉄道で、中国雲南省昆明につながる。事業費のほとんどが中国の投融資で賄われ、ラオスの対中依存が一層強まるのは必至。返済が滞り、中国に権益を渡す「債務のわな」に陥るとも懸念される。

長距離鉄道はラオスの悲願で、貿易拡大などによる経済効果を期待する。中国にとっては巨大経済圏構想「一帯一路」を東南アジアに広げるための重要事業。将来的にタイとマレーシア、シンガポールまでを結び、インド太平洋への陸路ルートを確保し、経済安全保障の強化を図る方針だ。《共同通信》

【ベラルーシ】難民問題で報復表明

ベラルーシのゴロフチェンコ首相は3日、ルカシェンコ政権が難民を意図的に送り込んでいるとして米国や欧州連合(EU)、英国、カナダが発表した追加制裁について「近日中に対抗措置を取る」と表明した。インタファクス通信が伝えた。

ベラルーシ外務省も同日発表した声明で、追加制裁は「難民を利用して欧州の平和と安全を脅かしたなどというでっち上げに基づく、違法で偽善的な対応」だと非難。相応の対抗策を取ると強調した。《共同通信》

【独・メルケル首相】退任式

ドイツのメルケル首相(67)の退任式が2日夜、ベルリンで開かれた。欧州債務危機など数々の難題をさばき「欧州の顔」として知られたメルケル氏は、16年に及んだ任期を8日に終える。退任式で「首相として波乱に満ち、しばしば非常に困難な歳月を送った。だが同時に充実した日々だった」と振り返った。

メルケル氏は2005年に首相に就任し、債務危機や欧州の難民危機など押し寄せる課題に安定した政治手腕で対応。民主主義や多国間主義の旗頭として各国の首脳と渡り合い、米国第一主義のトランプ前米大統領にも苦言を呈してきた。《共同通信》



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