令和817日目
2021/07/25
この日のできごと(何の日)
【東京五輪】第3日
東京五輪第3日の25日、柔道で男子66キロ級の阿部一二三(23)と女子52キロ級の阿部詩(21)の兄妹がそろって金メダルを獲得した。日本オリンピック委員会(JOC)によると、男女のきょうだいが五輪のメダルを取るのは日本初。女子52キロ級の日本勢制覇も初めてで、男子66キロ級は2008年北京五輪以来、3大会ぶり。
競泳の女子400メートル個人メドレーは大橋悠依(25)が優勝し、女子個人メドレーで初の金メダル。新競技スケートボードの男子ストリートで堀米雄斗(22)も初代王者となり、日本は1日で金メダル4個と量産した。前日の柔道男子60キロ級の高藤直寿(28)と合わせ今大会5個。
ソフトボールの日本は1次リーグでカナダに1―0でサヨナラ勝ち。4連勝で27日の決勝に進み、銀以上が確定した。北京五輪の金に続くメダル獲得となる。卓球の混合ダブルスで水谷隼(32)、伊藤美誠(20)のペアは26日の決勝に進出し、銀以上を決めた。
サッカー男子1次リーグの日本は久保建英(20)の先制ゴールなどでメキシコを2―1で破り2連勝、決勝トーナメント進出へ前進した。
テニス女子シングルスでは、開会式で聖火点火者を務めた大坂なおみ(23)が1回戦を突破した。《共同通信》
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競泳決勝が始まり、女子400メートル個人メドレーで大橋悠依が4分32秒08で優勝し、競泳の日本勢で男女通じて今大会初のメダルを獲得した。この種目を日本勢が制したのは初めてで、表彰台は2000年シドニー五輪で銀メダルに輝いた田島寧子以来2人目となる。
平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介を育てた平井伯昌コーチに師事。貧血などに苦しんだが、人一倍の負けじ魂で乗り越えた。《共同通信》
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東京五輪第3日の25日、スケートボード男子ストリートで堀米雄斗(22)が金メダルを獲得した。国際オリンピック委員会(IOC)が若年層の人気拡大を狙って初採用したアーバンスポーツ全体の初代王者となった。今大会の日本選手団の「金」は3個目。
堀米は力を温存した予選は6位だったが、決勝は本領を発揮して難技を連発。五輪予選ランキング1位のナイジャ・ヒューストン(米国)らライバルを上回る高得点で栄冠を手にした。
会場の有明アーバンスポーツパークがある東京都江東区出身。2018年に世界最高峰のストリートリーグで日本勢初優勝を含む3戦3勝し、一気に注目を集めた。《共同通信》
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柔道男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)と、女子52キロ級の阿部詩(日体大)が兄妹で同日の金メダル獲得の快挙を果たした。性別の異なる日本のきょうだいが五輪のメダルを獲得するのは初めて。
阿部一は決勝でマルグベラシビリ(ジョージア)から大外刈りで技ありを奪い、優勢勝ちした。この階級では2008年北京五輪の内柴正人以来、日本勢3大会ぶりの金メダルとなった。
阿部詩は決勝でブシャール(フランス)に延長戦の末、崩れけさ固めで一本勝ちした。この階級で日本勢初の金メダル獲得。準決勝では前回リオデジャネイロ五輪2位のジュフリダ(イタリア)に延長で優勢勝ちした。
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【COVID-19】
国内新規感染5020人
国内で25日、新たに報告された新型コロナウイルスの感染者が5020人に上った。1日当たり5千人を超えるのは22日以来。前週の日曜日から約2千人の大幅増となり、各地で感染が広がっている。
内訳は東京1763人、神奈川531人、大阪471人、埼玉449人、千葉279人、沖縄209人など。前週の日曜日と比べ東京は755人増、大阪は209人増となった。
死者は沖縄3人、大阪1人の計4人が報告された。
厚生労働省によると重症者は448人で、前日より12人増加した。《共同通信》
【福井県北陸新幹線建設促進同盟会】総会
福井県の自治体トップらでつくる県北陸新幹線建設促進同盟会が25日、福井市で総会を開いた。2024年春の北陸新幹線金沢―敦賀(同県敦賀市)延伸開業を控え、関西方面や名古屋方面から敦賀駅でスムーズに新幹線と乗り継げる列車を確保し、利便性の高いダイヤにするよう政府、与党に求める決議を採択した。
総会で杉本達治知事は「特急と新幹線の運行本数を十分確保して、便利なダイヤ編成をお願いしたい」とあいさつ。敦賀駅で乗り換えしやすくするよう要望した。敦賀―新大阪の早期着工も改めて要望した。《共同通信》
【岸信夫防衛相】米海軍作戦部長と会談
岸信夫防衛相は25日、米海軍制服組トップのギルデイ作戦部長と防衛省で会談し、「自由で開かれたインド太平洋」構想を推進する方針を確認した。岸氏は「安全保障環境は一層厳しさを増している。地域の平和と安定のため、日米の防衛協力を一層洗練、深化したものに発展させていかなければならない」と述べた。
ギルデイ氏は「日米同盟は揺るぎないものであり、インド太平洋地域の平和と安定の礎だ」と強調した。日米で取り組むべき課題として、海上自衛隊と米海軍の共同訓練や人道災害支援を挙げた。《共同通信》
【菅義偉首相】柔道・高藤選手に祝意
菅義偉首相は25日午前、東京五輪の柔道男子60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿選手に電話で祝意を伝え、「今回の金メダルに多くの子供や若者が夢や希望をもらった」と称賛した。高藤選手は「本当に頑張ってよかったと思いました」と語った。
首相は24日の準決勝、決勝をテレビ観戦したと述べた上で「本当に粘り強い戦いで、勝利への強い執念を感じた」と述べた。また、「前回のリオの大会から5年間の努力を実らせての金メダルだった」とたたえると、高藤選手は「5年間、ちょっと長かったです」と語った。《産経新聞》