令和698日目
2021/03/28
この日のできごと(何の日)
【大相撲春場所】千秋楽
大相撲春場所千秋楽は28日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、元大関の東関脇照ノ富士(29)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が大関貴景勝に勝ち、12勝3敗で4場所ぶり3度目の優勝を果たした。
照ノ富士は直近3場所合計で36勝とし、来場所の大関復帰を確実にした。31日の夏場所番付編成会議と日本相撲協会臨時理事会で正式決定する。21場所ぶりの返り咲きは、現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降で最長ブランク。
今場所は新型コロナウイルス感染防止の観点から、例年の大阪から東京に会場を移して開催した。《共同通信》
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大相撲春場所千秋楽の28日、三賞選考委員会が開かれ、3大関を総なめにして12勝3敗で3度目の優勝を遂げた関脇照ノ富士が3度目の殊勲賞に輝いた。三賞は3場所連続9度目で、場所後の大関復帰を確実とした。
技能賞は西前頭2枚目で2大関を破って10勝に乗せ、おっつけなどの技が評価された若隆景が初の三賞受賞を決めた。
敢闘賞は西前頭12枚目の碧山が受賞を懸けた一番で小結高安を倒して11勝をマークし、4度目の受賞となった。東前頭3枚目の明生は条件とされた10勝目を挙げ、初の三賞獲得を果たした。《共同通信》
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【上田電鉄別所線】全線で運転再開
2019年10月の台風19号で、長野県上田市の千曲川に架かる、大正時代に建造された赤い鉄橋の一部が崩落し、区間運休していた上田電鉄別所線が28日、鉄橋の復旧により、全線で運行を再開した。
赤い鉄橋は、別所線のシンボルとして住民や鉄道ファンに愛されていた。上田駅では早朝に出発式があり、児平高明駅長が「再び鉄橋を架け、さび付いたレールに輝きを取り戻すことができた」とあいさつした。
6歳の息子と鉄橋を見に来た上田市の男性会社員(46)は「新しく作り直すのではないかと心配していたが、大正時代の鉄橋が目に見える形で残って良かった」と語った。《共同通信》
【JR水郡線】全線で運転再開
一昨年10月の台風19号で鉄橋が流失し、茨城県大子町の袋田―常陸大子駅間(3・8キロ)で不通となっていたJR水郡線が27日、約1年5か月ぶりに全線で運転を再開した。同区間の久慈川に新たな鉄橋が完成し、線路がつながった。常陸大子駅前では記念式典が開かれ、通勤通学で不便を強いられていた住民や、観光関係者らが復旧を祝った。
記念式典には、赤羽国土交通相と梶山経済産業相らが出席した。赤羽国交相は「沿線の地域がにぎわいを取り戻すことを心より願っている」とあいさつした。《読売新聞》
【宮古盛岡横断道路】開通
東日本大震災で被災した岩手県宮古市と盛岡市を結ぶ宮古盛岡横断道路の全線が28日、開通した。全長約100キロ中66キロを国や県が復興支援道路として整備。2012年時点で約2時間だった両市中心部の所要時間は約40分短縮される。観光や物流の活発化による復興促進に期待がかかる。
この日開通したのは、宮古市内の3区間計21キロ。達増拓也知事は式典で「震災後、かつてないスピードで整備を進めてもらった。新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の回復の後押しにもなる」とあいさつした。《共同通信》
【COVID-19】国内新規感染1785人
国内では28日、新たに1785人の新型コロナウイルス感染が確認された。大阪323人、東京313人、宮城134人、埼玉114人など。日曜の感染者数としては、緊急事態宣言が出ていた2月7日の1630人を超える水準となった。
死者は東京で20人、福島で2人など計29人。厚生労働省によると、重症者は前日から10人増えて341人になった。
沖縄で過去の感染者1人の取り下げがあった。《共同通信》
【プロ野球・28日】
西5―1オ
西武は一回に森の2号2ランで先制し、六回に中村の2点適時打で加点した。平井は6回6安打無失点で5三振を奪い勝利。オリックスは山岡が序盤に制球に苦しんで6回4失点と踏ん張れず、打線も紅林の本塁打の1点に終わった。
ソ6―5ロ
ソフトバンクが2戦連続サヨナラ勝ちで開幕3連勝を飾った。4―5の九回2死満塁から代打川島が右前に運び2点を奪って勝負を決めた。九回に登板した岩崎が3年ぶり勝利。ロッテは九回に逆転しながら勝ちきれず3連敗となった。
楽5―0日
楽天は四回に太田の2点適時打などで4点を先制し、八回に太田の2号ソロで加点した。新人の早川は2度の満塁のピンチを切り抜けるなど要所を締め6回無失点でプロ初登板を白星で飾った。日本ハムはあと一本が出ず零敗を喫した。
広0―0中
ともに決め手を欠き、九回で引き分けた。10安打の広島は毎回走者を出したが、七回と九回の2死満塁をともに逃すなど16残塁と攻め切れなかった。わずか5安打と打線が低調だった中日は、救援陣が最後まで踏ん張った。
巨1―1D
九回で引き分けた。巨人は0―1の八回2死一、二塁から梶谷の右前適時打で追い付き、九回は中川がしのいだ。DeNAは一回に牧の適時二塁打で先行し、平良が六回途中1安打無失点と好投したが、八回に石田が四球から崩れた。
ヤ2―8神
阪神が2015年以来の開幕3連勝とした。一回にサンズが先制二塁打で、三回はマルテが一発。3―0の八回はサンズの3号3ランなどで突き放した。ガンケルが6回無失点で白星。ヤクルトの奥川は2死から粘れず、5回3失点。
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強打の名捕手で鳴らしたプロ野球で監督通算1565勝を挙げ、昨年2月11日に84歳で亡くなった野村克也さんの追悼試合が28日、行われた。かつて指揮したヤクルトと阪神が東京都新宿区の神宮球場で対戦したこの日、名将が両球団でつけた背番号73を両選手ら全員が背負って臨んだ。
ヤクルトで抑えとして活躍した高津臣吾監督は野村さんの下では3度、日本一に輝いた。「こうして思い出す時間ができて良かった。まさか自分が73番でベンチに座るとは思わなかった」と感慨深げに語った。阪神の矢野燿大監督は「大きく影響を受けた。もらったものは伝えていく」と誓った。《共同通信》
【Jリーグ】YBCルヴァン・カップ1次リーグ
Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第2節最終日(28日・味の素スタジアム=1試合)前回大会を制したB組のFC東京が神戸を2―0で下し、2連勝とした。前半にディエゴオリベイラと三田が得点した。
【東京五輪】聖火リレー、栃木でスタート
東京五輪の聖火リレーが28日、栃木県でスタートした。福島県に続いて2県目のリレーで、聖火は関東に入った。日本最古の学校とされる史跡足利学校周辺の石畳を走り、本堂が国宝に指定されている足利氏ゆかりの鑁阿寺境内では、甲冑姿の「武者」と並走。蒸気機関車(SL)との共演や、舟でのリレーも実施した。
足利市の出発式では和泉聡市長が、2月の山林火災で支援を受けたことに感謝を述べた上で「聖火リレーは友情や絆の輪を全国につなぐイベントだ」と、あいさつした。
小山市では1964年の東京五輪の聖火ランナーが栃木県庁前を出発した日に生まれた本田五輪子さん(56)が走った。
【立憲民主党・枝野幸男代表】地方行脚を再開
立憲民主党の枝野幸男代表は28日、新型コロナ感染拡大により自粛していた地方行脚を緊急事態宣言の全面解除を受けて再開した。松山市で党県連幹部らに会い、次期衆院選に向けた態勢づくりを急ぐよう指示。記者会見では、菅政権が新型コロナ対応に失敗しているとして「政権を代える以外に今の危機を乗り越えられない」と訴えた。
枝野氏は状況を見ながら訪問を増やし、地方組織を固めていく考えだ。
会見では、衆院選の小選挙区について「自民、公明両党との一騎打ちをできるだけ多くする」として、共産党などとの候補者調整を進めていく考えを示した。《共同通信》
【立憲民主党】内閣不信任案を準備
立憲民主党の安住淳国対委員長は28日のNHK番組で、菅内閣に対する内閣不信任決議案の提出を検討する考えを改めて示した。「長期自民党政権に、われわれの考え方を伝える重要な方法だ。準備をしたい」と強調した。自民党の柴山昌彦幹事長代理は衆院解散・総選挙の時期について「菅義偉首相の専権事項だ。いつ首相が決断しても大丈夫なように、しっかりとした選挙準備を進めていきたい」と述べた。
安住氏は、今国会の政府提出法案にミスが相次いでいることに関し「行政に対する信頼が失われる」と批判。2021年度予算に盛り込まれた新型コロナウイルス対策費も少なすぎるとした。《共同通信》
【岸信夫防衛相】インドネシア・プラボウォ国防相と会談
岸信夫防衛相は28日、インドネシアのプラボウォ国防相と防衛省で会談した。両氏は中国が進出を強める東・南シナ海の情勢を巡り、力による一方的な現状変更の試みに強く反対するメッセージを国際社会に向けて発信していくことで一致。南シナ海で自衛隊とインドネシア軍の共同訓練を実施する方針を申し合わせた。会談後、岸氏が記者団に明らかにした。
岸氏は中国が海警局に武器使用を認める海警法の施行について、深刻な懸念を表明。両氏は「自由で開かれたインド太平洋」構想強化に向け、装備品や技術を含む防衛協力推進を確認した。
【ミャンマー】各地で犠牲者追悼
ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会」は28日、国軍のクーデター以来の弾圧による死者が、27日までの累計で423人になったと明らかにした。27日の国軍記念日には各地で反軍政デモが起き、治安部隊が参加者らを銃撃。オンラインメディア「ミャンマー・ナウ」によると、この日だけで少なくとも114人が殺害され、1日としては過去最悪の死者数になった。
一夜明けた28日は犠牲者を追悼する動きが相次いだ。地元メディアによると、第2の都市マンダレー近郊で営まれた男性(24)の葬儀では、参列者が独裁への抵抗を意味する3本指を突き出すポーズをして哀悼した。