令和638日目

2021/01/27

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

ワクチン集団接種へ初訓練

新型コロナウイルスのワクチン接種を前に、厚生労働省と川崎市は27日、集団接種を想定した初めての訓練を実施した。

訓練には医師や看護師、市職員、接種対象者役ら約60人が参加。会場となった市立看護短期大(同市幸区)の体育館にはワクチンの保管に必要なディープフリーザー(超低温冷凍庫)も持ち込まれ、受付から予診、ワクチン接種、副反応を確認するための経過観察まで、想定される一連の流れを確認した。

65歳以上の高齢者への接種開始に向けた課題の洗い出しが目的。結果は全国の自治体で共有される。《産経新聞》

国内新規感染3971人

国内の新型コロナウイルス感染者は27日、45都道府県と空港検疫で新たに3971人確認された。死者は90人で、東京都(18人)と大阪府(23人)で過去最多。厚生労働省によると、重症者は前日より47人増え、これまでで最も多い1043人になった。

東京都では973人の感染が新たに判明した。1000人を下回るのは2日ぶり。18人の死者のうち、70歳代男性は22日に感染が判明し、都が入院先を調整したが見つからず24日に体調が急変して自宅で死亡したという。また、80〜90歳代の女性2人は高齢者施設に入所中に感染がわかり、家族の希望で施設内で療養を続けていた。

大阪府の新規感染者は357人。死亡した23人は50〜90歳代の男女で、うち12人が高齢者施設や医療機関などで発生したクラスター(感染集団)によって感染したという。《読売新聞》

英学校再開「早くて3月」

ジョンソン英首相は27日の記者会見で、新型コロナウイルス対策としてロンドンを含むイングランド全域で実施中の都市封鎖(ロックダウン)を巡り、学校を再開できるのは「早くとも3月8日になる」との見通しを示した。当初は2月中旬の再開を目指していたが、延期を余儀なくされた。

政府は学校再開を優先する考えで、他の規制が緩和されるのは3月以降とみられる。英国では感染力の強い変異種のまん延で医療態勢が逼迫し、政府は4日に封鎖を始めていた。ワクチン接種の状況や効果を見ながら方針を最終決定するとしており、封鎖期間がさらに長引く可能性もある。《共同通信》

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【天皇、皇后両陛下】熊本の豪雨被災者見舞う

天皇、皇后両陛下は27日、住まいの赤坂御所で、昨年7月の豪雨で65人が亡くなるなどの被害を受けた熊本県の被災者をオンラインで見舞われた。両陛下によるオンラインを用いた被災者との交流は初めて。両陛下はモニター越しに「大変でいらっしゃいましたね」「お体を大切に」と言葉を掛けた。

宮内庁によると、両陛下は直接の被災地訪問を希望していたが、新型コロナの感染拡大で実施困難な状況が続き、代わりにオンラインの活用に踏み切った。

両陛下は蒲島郁夫熊本県知事から被災や復興の状況について説明を受けた後、人吉市、八代市、芦北町、球磨村の被災者やボランティアらと懇談した。《共同通信》

【サッカー・香川真司選手】ギリシャ1部PAOKに加入

サッカーのギリシャ1部リーグ、PAOKは27日、元日本代表MF香川真司(31)が1年半の契約で加入すると発表した。香川は2010年夏にJ1・C大阪からドルトムント(独)に移籍し、その後はマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)などでプレー。昨季からスペイン2部のサラゴサに所属していたが、昨年10月に退団していた。《読売新聞》

【山梨県警】車に乗ったまま運転免許更新講習

山梨県警は27日、車に乗ったまま屋外のスクリーンやFMラジオを通じて映像を視聴する「ドライブインシアター」方式による、運転免許更新時の講習を、笛吹署の駐車場で実施した。室内での密集を避け、新型コロナウイルスの感染リスクを抑えるのが狙いで、県警によると、全国でも珍しい取り組み。

過去5年間に無事故、無違反などのドライバーが対象の「優良運転者講習」。受講者は受け付けから免許証交付まで一度も車から降りる必要がなく、県警は「身体障害者や高齢者にも配慮した方式」としている。

この日は午前と午後の2回、試験的に実施した。《共同通信》

【茂木敏充外相】米・ブリンケン国務長官と電話会談

茂木敏充外相は27日、米国のバイデン政権で新たに就任したブリンケン国務長官と初めて電話で会談した。日米同盟の強化や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて緊密に協力する考えで一致。茂木氏は沖縄県・尖閣諸島が米国による防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象だとする同政権の姿勢を評価し、ブリンケン氏は「姿勢に変わりはない」と表明した。

会談後、茂木氏が記者団に明らかにした。両氏は2021年度以降の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)を決める日米交渉について、早期妥結を目指し緊密に連携することで合意。早期に対面で会談する必要性を確認した。《共同通信》

【中国・習近平国家主席】香港政府を評価

中国の習近平国家主席は27日、香港政府トップの林鄭月娥行政長官からテレビ会議方式で香港情勢の定例報告を受け、香港国家安全維持法(国安法)に基づき混乱を制し、香港を「正常な軌道」に戻すよう努力したことを評価すると伝えた。国営テレビが報じた。

習氏は、香港で続いた大規模デモに林鄭氏と香港政府が「落ち着いて対応した」と指摘。新型コロナウイルスの打撃もある中、「秩序の維持に成果を上げた」と述べた。

習氏は、米国が林鄭氏や香港当局者に制裁を科したことに触れて「心からのお見舞い」も示した。林鄭氏は「中央の思いやりと支持に感謝する」と述べた。《共同通信》

【参院予算委員会】蓮舫氏「言葉伝わらない」 菅首相「失礼ではないか」

27日の参院予算委員会で菅義偉首相と立憲民主党の蓮舫代表代行が新型コロナウイルスの医療提供体制をめぐって応酬を繰り広げた。蓮舫氏は首相のコロナ対策に関する発信力不足なども含め繰り返し責め立てたが、執拗(しつよう)な追及に首相が色をなして反論する場面もあった。

「この29人の命、どれだけ無念だったでしょうか。その重みが分かりますか」

蓮舫氏は昨年12月1日から1月25日までの間、12都府県で計29人のコロナ感染者が自宅や宿泊療養中に死亡していることを踏まえ、医療提供体制の不備を追及した。

首相は「そこは大変申し訳ない思いであります」と陳謝したが、蓮舫氏は「もう少し言葉はありませんか」と追及の手を緩めなかったため、首相は再度「心から大変申し訳ない思いであります」と頭を下げた。

それでも蓮舫氏は「そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ。そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。あなたには首相としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか!」と激しい言葉で畳みかけた。

低姿勢の答弁を続けてきた首相だったが、これにはたまりかねたように「少々失礼じゃないでしょうか」と反論。「昨年9月16日に首相に就任してから、一日も早く安心を取り戻したい、そういう思いで全力で取り組んできました。緊急事態宣言も悩んで悩んで判断した。言葉が通じる、通じないとか私に要因があるかもしれませんが、精いっぱい取り組んでいるところです」と応戦した。

首相のけんまくに、蓮舫氏も「その精いっぱいは否定しません」と努力を認めたが、「ただ、伝える努力が足りないと言っているんです」と付け加えることも忘れなかった。《産経新聞》



1月27日 その日のできごと(何の日)