令和620日目

2021/01/09

この日のできごと(何の日)

【富山市】積雪124センチ

9日の県内は強い冬型の気圧配置となり雪となっている。午後7時現在の積雪は富山124センチ、高岡(伏木)109センチ、氷見99センチ、朝日91センチ、砺波112センチ、魚津78センチ、猪谷90センチなどとなっている。富山で積雪が120センチを超えるのは1985年以来36年ぶり。10日午後6時までの24時間で、県東部・西部とも平野部で最大50センチ、山間部では最大60センチの降雪が予想されている。

富山地方気象台は県内全域9日午前11時50分ごろ大雪警報を再び発令。10日朝にかけてさらに大雪となる可能性もあるため、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。

8日から9日にかけて24時間の降雪量が富山57センチ、魚津66センチとなり、統計開始以来最大となった。

気温も明け方から県内全域で氷点下となり、最高気温は富山で氷点下0・9度、高岡同0・5度を記録するなど、氷見と南砺を除く8地点で最高気温が0度に達しない真冬日となった。《北日本新聞》

降り積もる雪の影響で、県内の国道8号や主な県道では9日、終日渋滞が発生した。立ち往生する車両を移動させるなどして除雪したが、作業が追い付かず交通網はまひ状態に。北陸新幹線も除雪のため一部で運休し、在来線や空の便の運転取りやめも相次いだ。県外への移動手段の多くが絶たれ、富山県は一時、「陸の孤島」と化した。

県内交通の大動脈である国道8号では、8日夜から全線で渋滞が発生。富山市手屋-同市中島間の4・6キロを災害対策基本法の道路区間に指定し、9日午前1時20分から通行止めにして除雪した。午前6時に解除したが、その後も立ち往生が相次いだ。

能越自動車道では氷見-高岡IC(インターチェンジ)間が9日午後0時半から通行止めになった。夕方には高岡北-高岡IC間で最大約80台が立ち往生。除雪、復旧作業が続いた。

県道では、富山高岡線の安野屋-野町間(約6キロ)と富山小杉線の古沢-根塚間(同)で、複数の車両が立ち往生。県は午前5時から通行規制を実施した。小杉婦中線なども一部区間で通行できなくなった。道路状況が悪い状態は10日以降も続く見通し。

北陸自動車道は9日午前8時ごろ、小杉-朝日IC間が通行止めに。午後5時時点で滑川-朝日IC間の通行止めが続いている。東海北陸自動車道の福光IC-小矢部砺波JCT(ジャンクション)間が午後7時から通行止めとなった。

公共交通もストップした。除雪作業のため、JR北陸新幹線は夜から終電までの「かがやき」(東京-金沢間)、「はくたか」(金沢-長野間)の上下線計11本を運休。JR西日本金沢支社によると、大雪でかがやきとはくたかが運休するのは初めて。

JRの在来線やあいの風とやま鉄道、富山地方鉄道の鉄道はいずれも終日運休した。加越能バス(高岡市江尻)は夕方以降の路線バスを全便運休。高岡、射水両市を走る路面電車・万葉線も終日、全線で運行を見合わせた。全日空は富山-東京便を全便欠航した。《北日本新聞》

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【北陸自動車道】立ち往生相次ぐ

大雪に見舞われた北陸では9日、福井県内の北陸自動車道の2カ所で一時、計500台以上が立ち往生し、富山県高岡市の能越自動車道でも約80台が動けなくなるなど交通網が混乱した。

富山県では除雪のため外に出た男性(81)が用水路で死亡しているのが見つかったほか、福井県でも勝山市で雪下ろしをしていた男性が屋根から転落するなど、少なくとも2人がけがをした。

中日本高速道路によると、福井県内の丸岡―福井北IC間で事故があり、一時125台が動けなくなった。付近では9日午前にも一時330台が立ち往生したという。9日夜には福井北IC付近でも390台が動けなくなった。《共同通信》

【秋田市】立ち往生相次ぐ

大雪の影響で秋田市では9日、車の立ち往生が相次いだ。秋田中央署には「車が動かせない」などの通報が60件以上寄せられた。秋田地方気象台によると、秋田市では午後4時現在で平年の5倍となる55センチの積雪を観測した。

また、秋田中央交通は、安全運行ができないなどとして市内の路線バスを終日運休とした。

8日に続き、秋田市は市内7カ所に避難所を開設。道路豪雪対策本部を設置し、市内全域で除雪を急ぐよう指示した。市中心部の秋田県庁付近でも、膝下近くまで積もった雪に苦労しながら歩く人たちの姿が見られた。《共同通信》

【山形県大蔵村】積雪280センチ

強い冬型の気圧配置が続き、9日も日本海側を中心に記録的大雪となり、山形県大蔵村で積雪が280センチに達した。新幹線の運行が乱れ、車の立ち往生も発生した。今後も10日にかけて大雪の恐れがあり、気象庁は積雪や路面凍結による交通障害に警戒を呼び掛けた。

この日、最深積雪60センチを観測した秋田市では車の立ち往生が続出したほか、秋田中央交通が事故を警戒して市内の路線バスを終日運休にした。富山県では除雪中の死亡・負傷事故が相次いだ。

東北新幹線は雪が原因とみられるポイント故障で一時運転を見合わせ、北海道、秋田、山形の各新幹線も遅れなどの影響が出た。《共同通信》

【COVID-19】

岐阜県、独自に非常事態宣言

岐阜県は9日、県新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、感染拡大を受けて県独自の「非常事態宣言」を出した。県民に対し午後8時以降の外出自粛や、酒類を提供する飲食店に午後8時までの営業とするよう要請した。

古田肇知事は対策本部会議で「このままの状況では、県で維持してきた感染者の自宅待機ゼロが崩れてしまう」と強調。非常事態宣言は、新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象となるのを待たずに先回りで対策を打つためだと説明した。

決定した緊急対策では、緊急事態宣言が出された首都圏1都3県のほか、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県への移動を控えるよう呼び掛けた。《共同通信》

国内新規感染7787人

国内の新型コロナウイルスの新規感染者は9日、空港検疫を含めて計7787人確認され、3日連続で7000人を超えた。全国の死者は59人で、国内の死者の累計が4000人を超えた。厚生労働省によると、9日午前0時時点の重症者は前日より1人多い827人で過去最多だった。

東京都では新たに2268人の感染が確認された。新規感染者が2000人を上回るのは3日連続。年代別では、20歳〜30歳代が1091人と半数近くを占め、65歳以上も266人となった。重症者は最多だった8日と同じ129人。

神奈川県では999人の感染が判明した。1日当たりの新規感染者数は8日の838人を上回り、3日連続で最多を更新した。

岐阜県では新規感染者が最多の105人に上り、3度目となる県独自の非常事態宣言を出し、県民に不要不急の外出自粛などを求めた。《読売新聞》

大阪・兵庫・京都、緊急事態宣言を要請

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪、京都、兵庫の3府県知事は9日、西村経済再生相とオンラインで会談し、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を要請した。西村氏は会談後、記者団に「専門家の意見を聞いて検討する」と述べ、今後1週間程度の状況を見極めたうえで慎重に判断する考えを示した。

大阪府の吉村洋文知事は会談で「医療体制は今後さらなる逼迫ひっぱくが予想される」と訴え、東京など1都3県に続いて関西3府県でも緊急事態宣言の発令を検討するよう求めた。西村氏は「宣言が視野に入る極めて厳しい状況だという認識を共有した」と応じ、3府県を一体的に判断する意向を示した。その上で、まずは飲食店への午後8時までの営業時間の短縮要請など、1都3県に準じた感染対策を検討するよう求めた。

吉村氏は会談後、大阪市内の居酒屋などを対象に行っている時短営業要請について、14日から2月7日まで府内全域に拡大し、午後9時までとしている営業時間を午後8時までに繰り上げる方針を示した。《読売新聞》

【サッカー・全国高校選手権】第5日

サッカーの全国高校選手権第5日は9日、埼玉スタジアムで準決勝2試合が行われ、決勝は山梨学院―青森山田の顔合わせに決まった。山梨学院は11大会ぶり2度目、青森山田は2大会ぶり3度目の優勝を目指し、11日午後2時5分から同会場で対戦する。

山梨学院は帝京長岡(新潟)に2点のリードを追い付かれたが、2―2からのPK戦はGK熊倉が好守を見せて3―1で制した。青森山田は安斎のハットトリックなどで矢板中央(栃木)を5―0と圧倒。3大会連続で決勝に進出した。

首都圏1都3県に緊急事態宣言が発令されたため、この準決勝から無観客での開催となった。《共同通信》

【第100回全国高校ラグビー大会】桐蔭学園が2連覇

第100回全国高校ラグビー大会は9日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、桐蔭学園(神奈川)が京都成章を32―15で下し、2大会連続3度目の優勝を果たした。2連覇は第89〜91回大会を3連覇した東福岡以来。

桐蔭学園は前半を10―10で折り返した。後半、フランカー粟飯原のトライで勝ち越し、その後も着実に得点した。初の決勝に臨んだ京都成章は、京都勢では第85回大会の伏見工(現京都工学院)以来となる頂点を逃した。

記念大会となった今大会は、史上最多の63校が出場。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全試合が無観客で実施された。《共同通信》

【インドネシア】旅客機が墜落

インドネシアの格安航空会社(LCC)スリウィジャヤ航空の国内線旅客機が9日午後、ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ国際空港を離陸した直後に消息を絶った。捜索救助当局は、ジャカルタ北方沖に墜落したとみている。同航空によると乗客乗員62人が搭乗。在インドネシア日本大使館によると、日本人搭乗の情報は入っていない。

運輸当局によると、同機はカリマンタン(ボルネオ)島西部ポンティアナク行きのボーイング737―500。捜索救助当局者は、機体の破片とみられる物体をジャカルタ北方沖で発見したと述べた。

同航空によると、62人のうち乗客は50人。《共同通信》

【米国】台湾との接触制限撤廃

ポンペオ米国務長官は9日の声明で、米国の外交官や軍人、政府関係者が台湾の当局者らと接触するのを制限してきた国務省の内規を全面的に撤廃すると発表した。各連邦省庁などに対しても、これまで台湾当局者との接触の制限を求めてきた、国務省通達による関連指針を無効化するよう指示した。

ポンペオ氏は「米政府はこれまで、北京の共産党体制との融和を図るため、こうした措置を一方的にとってきたが、もう終わりにする」と言明した。

米国務省の決定について台湾の外交部(外務省に相当)は10日、「私たちは一貫して実務的で責任のある姿勢で外交を推進し、台米間の信頼関係を高めてきた。これからも米国と自由や民主主義、人権の尊重などの価値観を共有しながら、関係をさらに深化したい」とする「歓迎と感謝」の声明を発表した。

また、ポンペオ氏は9日、米国の対台湾窓口機関である米国在台協会(AIT)を介さない台湾当局との交流を制限した国務省の外交関連の手引書の条項についても、無効にすることを明らかにした。《産経新聞》

【左藤恵さん】死去

元衆院議員で、法相や郵政相を務めた左藤恵氏が9日、死去した。96歳だった。告別式は近親者で行う。新型コロナウイルスの感染状況を見て、お別れ会などの開催を検討するという。

左藤氏は1969年の衆院選で、旧大阪6区に自民党から出馬して初当選。計10回の当選を重ね、2000年に政界を引退した。左藤章衆院議員(大阪2区)は娘婿。

1990年に海部内閣の法相に就任したが、真宗大谷派の僧侶だったため、「人の命を勝手に絶つことは許されない」として死刑の執行命令書への署名を拒み、議論を呼んだ。《読売新聞》



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