令和615日目

2021/01/04

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

菅首相、1都3県の緊急事態宣言検討

菅首相は4日、首相官邸で年頭の記者会見に臨み、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県への緊急事態宣言の再発令を検討する考えを示した。8日にも専門家の会合を開いて、週内にも発令する方向だ。宣言の期間は約1か月を想定している。

首相は1都3県の現状について「(正月の)三が日も感染者数が減少せずに極めて高い水準だ。1都3県(の感染者)で全国の半分という結果が出ている」と危機感を示した。そのうえで「こうした状況を深刻にとらえ、(宣言による)より強いメッセージが必要であると考えた」と述べた。

新型コロナは、会食など飲食の場での感染リスクが高いとされる。政府は昨年末から会食を控えるよう呼びかけているが、都内の繁華街の人出は減っていない。首相は記者会見で、「(宣言を)実効的なものにするため内容を早急に詰める」と強調した。

宣言の発令は新型インフルエンザ対策特別措置法に基づくもので、発令されれば、安倍前首相が昨年4月7日、東京など7都府県を対象に発令して以来となる。《読売新聞》

大阪府・吉村知事、首都圏との往来自粛要請へ

大阪府の吉村洋文知事は4日、政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて首都圏の1都3県に緊急事態宣言を再発令した場合、府民に対して首都圏との往来自粛を要請する考えを明らかにした。「ビジネスマンで行き来されている方は多いと思うが、宣言の期間中はリモートワークでやってほしい」と大阪市内で記者団に語った。

府は4日、286人が感染したと発表した。府内の重症患者は3日時点で169人に上り、過去最多を更新。府は独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す赤信号を点灯させ、今月11日まで不要不急の外出自粛を府民に求めている。《共同通信》

国内新規感染3324人

国内の新型コロナウイルスの感染者は4日、45都道府県と空港検疫で新たに計3324人確認された。死者は計48人で、厚生労働省によると重症者は前日より17人増えて731人だった。

東京都の新規感染者は、月曜日で最多となる884人に上った。都教育委員会によると、23区内の都立高校で生徒ら計45人の集団感染が確認されたという。

都内の重症者は、前日から7人増の108人で過去最多を更新。入院患者も過去最多の2995人に上り、病床使用率は86%に達した。自宅療養者は4007人で、初めて4000人を超えた。

一方、大阪府の新規感染者は286人で、4日連続で300人を下回った。《読売新聞》

特措法改正、2月初旬に

自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長は4日の会談で、政府が18日召集の通常国会に提出を検討する新型コロナウイルス特別措置法改正案に関し、2月初めの成立を目指す方針で合意した。会談後、森山氏は「まずは改正案の成立を期すべく、与野党一致して取り組む」と国会内で記者団に述べた。

同時に改正案は提出時期も踏まえると、2020年度第3次補正予算成立後の審議になるとの見通しも示した。

会談では新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の再発令に先立ち、事前報告を受けるための委員会開催も確認した。詳細については6日に再協議する。《共同通信》

仕事始め

新型コロナウイルス感染拡大が続く中、官庁や多くの企業が4日、仕事始めを迎えた。国内では早ければ2月下旬にもワクチン接種が始まるとみられ、早期収束が課題。3月で東日本大震災発生から10年となり、夏には東京五輪・パラリンピックの開催も控える。

東京都は大みそかに感染者が1300人を超え、年末年始も対応に追われた。出勤した担当部署の職員は「今後の予測が全くできない。例年のように明るい仕事始めというわけにはいかない」と疲れた様子を見せた。東京五輪は4日で開幕まで200日。大会組織委員会の職員は「事態が好転すると信じて、頑張るしかない」と力を込めた。《共同通信》

年末年始の国内線、57%減

航空各社は4日、年末年始期間(昨年12月25日〜1月3日)の利用実績をまとめた。国内線は前年同期比57%減の146万8千人、国際線は95%減の3万2千人だった。新型コロナウイルスの感染拡大と政府の観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止が影響したとしている。高速道路各社も年末年始の交通状況を発表。目立った渋滞はなかった。

航空各社によると、国内線では全日空が58%減で62万5千人、日航は62%減の42万7千人。

高速道路各社によると、昨年12月26日〜今年1月3日に10キロ以上の渋滞は52回発生。前年に7回あった30キロ以上の渋滞は0回だった。《共同通信》

イングランド全域で都市封鎖

英国のジョンソン首相は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人口の大半を占める南部イングランド全域で市民に厳しい外出制限を課す「ロックダウン(都市封鎖)」を実施すると発表した。《共同通信》

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【東京株式市場】

年明け最初の取引となる大発会を迎えた4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。菅義偉首相が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて首都圏を対象に緊急事態宣言発令の検討に入ると表明し、経済停滞への懸念が強まった。終値は前年末比185円79銭安の2万7258円38銭。東証株価指数(TOPIX)は10.09ポイント安の1794.59。出来高は約9億5648万株だった。《共同通信》

【サッカー・ルヴァン杯】FC東京が優勝

国内サッカー年間三大タイトルの一つ、JリーグのYBCルヴァン・カップは4日、東京・国立競技場で決勝が行われ、FC東京が柏を2―1で下し、2009年大会以来3度目の優勝を果たした。最優秀選手には先制点を奪ったレアンドロが選ばれた。

FC東京は序盤から攻勢をかけ、前半16分に先制。同終了間際に追い付かれたが、後半29分に途中出場のアダイウトンが勝ち越し点を奪った。J1復帰シーズンで3度目の大会制覇を狙った柏はオルンガが抑えられた。

決勝は昨年11月に開催予定だったが、柏に新型コロナの集団感染が発生し延期になり、国内サッカーのシーズンを締めくくる舞台になった。《共同通信》

【カタール、サウジアラビア】和解へ

中東カタールとサウジアラビアなどが2017年から断交している問題で、仲介役のクウェートは4日、カタールとサウジが封鎖していた陸海空の国境を再び開放することで合意したと明らかにした。断交から約3年半を経て、両国は和解に向かう見通しとなった。トランプ米政権も仲介に当たっていた。

ペルシャ湾岸のアラブ諸国でつくる湾岸協力会議(GCC)は5日、サウジ北西部で首脳会議を開催。中東の衛星テレビ、アルジャジーラはカタールのタミム首長が参加すると伝えた。サウジのムハンマド皇太子は4日、首脳会議がGCC諸国を「結束させる」と強調した。《共同通信》



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