令和499日目
2020/09/10
この日のできごと(何の日)
【枝野幸男氏】合流新党代表に
立憲民主、国民民主両党などで結成する合流新党の代表選は10日、新党に参加する国会議員149人による投票が行われ、代表に立民の枝野幸男代表を選出した。新党名は枝野氏が主張した「立憲民主党」に決まった。枝野氏は「ここから本当の戦いが始まる。国民の選択肢になろうではないか」と訴え、政権交代への決意を語った。15日に結党大会を行う。
代表選は枝野氏と国民の泉健太政調会長との一騎打ちとなり、投票の結果、枝野氏が107票、泉氏が42票を獲得した。枝野氏は自身が率いる立民の議員をはじめ、国民や無所属の議員らから支持を受けた。
党名選挙では、「立憲民主党」が94票、泉氏が提案した「民主党」が54票だった。
新党に参加する国会議員のうち衆院議員は106人で、旧民主党が政権交代を実現した平成21年衆院選前の115人に迫る規模になる。
枝野氏は代表選出後のあいさつで、早期の衆院解散・総選挙を念頭に「総選挙を勝ち抜くために総力を結集できるよう準備を迅速かつ着実に進めていく。新しい立憲民主党、ともに前へ進んでいこう」と訴えた。合流には国民の一部議員らが参加しないが、枝野氏は他の野党も含め「さらに深い連携をして(与党と)戦っていきたい」と述べた。
合流に参加しない国民の玉木雄一郎代表ら14人は15日に、国民の綱領などを引き継ぐ新「国民民主党」を結成する方針だ。《産経新聞》
◇
国民民主党などとの合流新党代表に選出された立憲民主党の枝野幸男代表は10日午後、記者会見し、自民党総裁就任が有力視される菅義偉官房長官への対抗心をにじませた。同じ官房長官経験者だと指摘され「私は(退任から)9年、経験をどう生かすか準備する期間があった。その準備なく総裁になられるのは大変だろう」と述べた。
官房長官当時について「政権、首相を目指す上で得難い経験をさせていただいた」とも語った。
国民の玉木雄一郎代表ら合流新党に不参加の議員との関係について「会派を共にしてきた。今まで通りの連携を呼び掛けたい」と表明した。《共同通信》
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【東京株式市場】
10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比202円93銭高の2万3235円47銭。米ハイテク株が底打ちし、国内設備投資も回復に向かうとの期待から、買い注文が優勢だった。
東証株価指数(TOPIX)は19.46ポイント高の1624.86。出来高は約11億5100万株。
ITや半導体関連の米ハイテク主力銘柄は最近、大幅下落が続いたものの、前日は総じて値上がりに転じた。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待も根強く、米ダウ工業株30種平均は大幅に上昇。東京市場の投資家に安心感が戻った。《共同通信》
【NTTドコモ】「ドコモ口座」不正利用66件
NTTドコモは10日、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を使った不正な預金引き出しの被害が11銀行の顧客で計66件、約1800万円に上ると発表した。これまでの公表分から被害が拡大。記者会見した丸山誠治副社長は、口座開設時の本人確認が不十分だったと認め「被害者におわび申し上げる」と謝罪した。銀行と連携して全額を補償する方針も表明した。
金融庁は9日付で資金決済法に基づく報告をドコモに命じ、17日までに原因などを提出するよう求めた。被害の広がりで信頼が失墜しかねず、成長分野と位置付ける金融事業に打撃となった。
ドコモによると66件は今年8月以降に発生した。《共同通信》
【COVID-19】国内感染新たに712人
国内では10日、新型コロナウイルスの感染者が29都道府県と空港検疫で新たに712人確認された。死者は北海道や大阪、福岡などで計7人だった。
東京都内では276人の感染が判明し、1日当たりの感染者は2週間ぶりに250人を超えた。都によると、伊豆諸島の八丈島(八丈町)で5人の感染が確認され、同島では初の感染例となった。
都内の入院患者は前日から66人減の1182人で、重症患者も1人減の23人。直近1週間の平均陽性率は3・3%と落ち着きをみせる一方、感染経路が特定できない人は160人と全体の58%を占めている。
大阪府では新たに92人の感染が明らかになった。新規感染者数は9日連続で100人を下回っている。《読売新聞》
【プロ野球・10日】
楽2―9ソ
ソフトバンクが3連勝。0―2の三回に柳田の3ランで逆転し、八回に柳田の22号ソロで加点。九回は甲斐の2点二塁打などで5点を挙げて突き放した。東浜が5回2失点で7月24日以来の3勝目。楽天は4連敗を喫した。
西4―12オ
オリックスが今季最多の12得点で大勝した。0―2の二回に福田の3点三塁打などで6点を奪い、四回も4点を加えた。今季初登板の竹安が5回2失点で白星。吉田一は4回2失点で4年ぶりのセーブ。西武は連勝が3で止まった。
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オリックスのジョーンズが10日、日米通算で2000安打に到達した。7―2の四回1死二塁で遊撃内野安打をマークして追加点につなげると、五回2死一塁では左中間へ適時二塁打。塁上で大きな拍手を受け、記念のボードを掲げてヘルメットを脱いで応えた。
米大リーグ通算1939安打、282本塁打の実績を誇る。来日1年目で67試合目に到達とやや時間がかかったが「一打席一打席、一試合一試合対応しながら打てるようになっている」と順応してきた。
ロ3―5日
日本ハムが連敗を3で止めた。一回に近藤の犠飛と中田の24号2ランで3点を先制。五、七回にも犠飛で加点した。村田が五回から2回無失点で2年ぶりの勝利、マルティネスが来日初セーブを挙げた。ロッテは連勝が6で止まった。
◇
日本ハムの中田が10日、ロッテ戦で24号2ランを放ち、通算250本塁打を達成した。1―0の一回1死二塁で、2ボールから岩下の外寄りの球を、ぐっと踏み込んで右越えへ運び「打ったのは真っすぐ。風に助けられた」とうなずいた。
4日以来、5試合ぶりの一発で4試合ぶりの打点を挙げ、節目に到達。ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチ横でテレビカメラに向かってポーズを取って待っていた杉谷から記念のボードを受け取り、場内に掲げて大きな拍手を浴びた。
プロ3年目の2010年7月20日に同じロッテ戦で初本塁打を放ってから、10年の積み重ねでの達成だった。
広2―1ヤ
広島は1―1で迎えた七回に、菊池涼の適時二塁打で勝ち越した。森下は7三振を奪い、7回1失点で6勝目を挙げた。フランスアが8セーブ目をマーク。ヤクルトは打線がつながらず、坂口のソロによる1点に終わった。
D7―8神
阪神が乱打戦を制し、連敗を3で止めた。2―2の四回に代打陽川の3ランで勝ち越し、五回には大山の犠飛で加点した。六回に一時逆転されたが直後の七回にサンズの2ランで逆転した。DeNAは打線の粘りを生かせなかった。
中2―2巨
延長十回の末に引き分けた。中日は四回、平田の適時打で先制。1―2の八回は満塁から高橋の遊ゴロの間に追い付いた。八回に吉川尚の2点三塁打で逆転した巨人は、救援の中川が2四球をきっかけに失点して逃げ切れなかった。《共同通信》
【日本サッカー協会】木村和司氏、フィリップ・トルシエ氏が殿堂入り
日本サッカー協会は10日、元日本代表の木村和司氏(62)と元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(65)の日本サッカー殿堂入りを発表した。掲額式典は日時未定。
投票で選出された木村氏は広島県出身。FKの名手として知られ、1985年の日韓戦で決めた直接FKは語り草となっている。86年には初の国内プロ選手として登録。国際Aマッチ54試合26得点をマークし、日産自動車(現横浜M)では黄金時代を支えた。
フランス出身のトルシエ氏は特別選考による選出。2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会で16強入りを果たすなど、ユース年代を含めて日本の強化を進めた。《共同通信》
【埼玉県行田市】子豚約130頭盗まれる
埼玉県警は10日、同県行田市の養豚場から子豚約130頭(325万円相当)が盗まれたと明らかにした。行田署は栃木、群馬など北関東で豚や牛が相次いで盗まれた事件との関連もあるとみて、窃盗容疑で調べている。
行田署によると、10日午後2時半ごろ、行田市下須戸にある養豚場の男性経営者(42)から「農場から子豚が盗まれた」と署に連絡があった。9日に飼育頭数の調査をしたところ、7月下旬の前回調査から約130頭少なくなっていたという。
養豚場は敷地約1万4千平方メートルで、子豚約2500頭と、成育した豚を飼育していた。《共同通信》
【台湾】防空圏に中国軍機多数進入
台湾国防部(国防省)などは10日夜、記者会見を開き、中国軍の戦闘機「スホイ30」や「殲10」など多数の軍用機が9、10両日に台湾南西の防空識別圏に進入したと発表した。台湾メディアは40回以上と伝えた。極めて異例の頻度。国防部は、中国軍が進入を繰り返す可能性があるとして、警戒を強めている。
張哲平副部長は「中国軍が地域の平和と安定に脅威を与えている」と述べ、中国に対して「厳正な非難」を表明。台湾の防空と国際航路にも重大な影響を及ぼしていると指摘した。
中国は6月以降、繰り返し台湾南西の空域に軍用機を進入させている。《共同通信》
【村上正邦さん】死去
労相や自民党参院議員会長を務めた村上正邦氏が10日午前、死去した。88歳。福岡県出身。
議員秘書を経て1980年、参院全国区で初当選し、連続4回当選。84年に中曽根内閣で防衛政務次官に就き、92年に宮澤内閣の労相として初入閣した。参院を取り仕切り「法皇」「尊師」「参院のドン」と呼ばれた。
ただ、国会質問を巡り報酬5000万円を受領したなどとされる旧ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団事件で2001年2月に議員辞職。3月に受託収賄容疑で逮捕された。東京地裁、東京高裁で実刑判決を受け、最高裁に上告したが、棄却。懲役2年2月の刑が確定した。《共同通信》