令和467日目

2020/08/09

この日のできごと(何の日)

【森喜朗元首相】李登輝氏を弔問

7月30日に死去した台湾の李登輝元総統を追悼するため、森喜朗元首相が団長を務める弔問団が9日、台北市中心部にある台北賓館の追悼会場を訪れ、李氏の遺影に花を供えた。

弔問団は日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会と超党派の議員連盟、日華議員懇談会(日華懇)が派遣したもので、森氏のほか、安倍晋三首相の実弟、岸信夫衆院議員、石井章参院議員ら与野党の国会議員9人で構成している。森氏は李氏の遺影を前に「台湾と日本は、自由と民主主義、人権、そして普遍的な価値を共有する素晴らしい親善関係・友好関係を築き上げました。きっとあなたと私の友情も、次の世代へとしっかりと受け継がれ、日台の親善関係はますます強固なものになっていくでしょう」と弔辞を読み上げた。

一行は9日午後、チャーター便で日帰りの日程で台北松山空港に到着。弔問に先立ち、蔡英文総統を表敬訪問した。台湾メディアは蔡氏と弔問団が会談した様子を中継した。森氏が蔡氏に、李氏の日台友好への貢献を感謝したのに対し、蔡氏は「台湾の政府と人民は来年に開かれる東京五輪を全力で支援している。(東京五輪が)日台関係の発展に寄与することを期待している」と応じた。《産経新聞》

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【米・アザー厚生長官】台湾訪問

アザー米厚生長官が9日、チャーター機で台湾・台北市に到着した。台湾総統府は、蔡英文総統と10日午前10時(日本時間同11時)から総統府で会談すると発表した。米国の閣僚・閣僚級の訪台は6年ぶり。米政府によると、1979年に台湾と断交して以降、最高位の高官。中国が激しく反発するのは確実で、米中対立は一層先鋭化しそうだ。

アザー氏はトランプ大統領の名代として蔡氏と会談。トランプ政権として台湾の新型コロナウイルス対応を支持する立場を伝え、経済や保健医療面での協力強化を目指す考え。

台湾の感染対策部門のトップや新型コロナ専門家とも会談する。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染1444人

国内では9日、新型コロナウイルスの感染者が38都道府県と空港検疫で計1444人確認された。このうち、島根県では私立高校の生徒を中心に92人の感染が判明した。国内の1日当たりの感染者が1000人を超えたのは6日連続で、死者は千葉や石川県などで5人だった。

島根県と松江市によると、県内の感染者はこれまで31人で、約3倍の感染者が1日で確認されたことになる。

92人のうち、86人が私立高校(全校生徒約330人)のサッカー部の生徒だった。このうち80人が寮生活を送っていたという。部に関係する教員2人の感染も確認された。

前日の8日、部員の生徒1人の陽性が判明し、濃厚接触者ら149人のPCR検査を行っていた。市はクラスター(感染集団)が発生したとみて、10日も検査を進める方針。

東京都内では331人の感染が判明した。3日ぶりに1日当たり400人を下回ったものの、300人以上は4日連続で高止まりの状態が続く。

入院患者は、記録上(5月12日以降)で最多となった前日より92人増えて1601人に達し、連日の記録更新となった。重症者は2人減って23人だった。331人のうち、20~30歳代の若年層が212人と6割強を占めた。感染経路不明は3分の2に上った。

石川県では、1日当たり最多となる22人の感染がわかった。このうち13人は、7月30日に県内の飲食店で開かれたカラオケ大会の参加者やその濃厚接触者だという。沖縄県も最多の159人で、累計の感染者数は1000人を超えた。《読売新聞》

【韓国】梅雨「最長で被害最悪」

韓国で今月に入って、梅雨前線の影響で大雨が続き、河川の氾濫や土砂崩れが多発している。韓国メディアによると、政府の9日までの集計では1日以降で死者は少なくとも30人。行方不明者も10人以上で約6千人が被災した。今後も台風5号の影響などで雨が続く見通しで、被害が拡大する恐れがある。

首都圏を含む中部地方では1987年の8月10日がこれまでで最も遅い梅雨明けで、更新する見込み。梅雨の期間も過去の記録を更新する見通しで、韓国メディアは「最長で(被害は)最悪の水準」と伝えた。中部地方が梅雨入りした6月下旬以降の累計では死者・行方不明者は計50人。《共同通信》

【プロ野球・9日】

オ0―4ロ

ロッテは四回、マーティンの3試合連続となる11号ソロで先制し、1―0の九回は安田の2点適時二塁打などで3点を加えた。中村稔が6回を1安打無失点で今季初勝利。オリックスは八回1死満塁を生かせず、今季初の借金10。

楽0―5ソ

ソフトバンクが同率首位に並んだ。六回に暴投で1点を先制。八回は柳田のソロで加点、九回に甲斐の3ランで突き放した。先発の笠谷が3回無失点。4回無失点の2番手板東が2勝目を挙げた。楽天は零敗を喫した。

日2―1西

日本ハムが今季初の4連勝。0―1の一回に大田の適時打で追い付き、三回に中田の適時打で勝ち越した。バーヘイゲンが7回1失点で10三振を奪い4勝目、秋吉は10セーブ目。西武は外崎の本塁打の1点止まりで今季初の4連敗。

広1―5神

阪神が快勝した。1―1の三回に勝ち越し三塁打を放った大山が、八回は10号ソロ。九回は代打中谷の犠飛などで2点を加えた。秋山は直球で押して6回を1安打、犠飛による1点に抑えて自身4連勝。広島は打線に元気がなかった。

ヤ0―4D

DeNAは一回に倉本の自身初の満塁本塁打で4点を奪った。平良は7回4安打無失点で6三振を奪い、7月5日以来の3勝目を挙げた。ヤクルトは打線が振るわず零敗を喫し勝率5割に転落。山中は4回4失点で今季初黒星を喫した。

中2―2巨

中日が一回に阿部の2ランで先制し、巨人が七回にウィーラーの適時二塁打、代打亀井の犠飛で追い付いた。その後は互いに決定打を欠いて引き分けた。巨人は8投手の粘りの継投が光った。中日は初登板のロドリゲスの好投が収穫。

【F1・70周年記念GP】

自動車のF1シリーズ第5戦、70周年記念グランプリ(GP)は9日、英国のシルバーストーンで決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が今季初勝利、通算9勝目を挙げた。ホンダにとっても今季初優勝。

4番手から出たフェルスタッペンはスタート直後に3番手に浮上。その後も快調なペースで首位に立った。メルセデスの2台を抑えて逃げ切った。優勝は昨年11月のブラジルGP以来。同僚のアレクサンダー・アルボン(タイ)は5位。アルファタウリ・ホンダ勢はダニール・クビアト(ロシア)が10位、ピエール・ガスリー(フランス)が11位だった。《共同通信》

【米・オブライエン大統領補佐官】「中国が選挙サイト攻撃狙う」

オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は9日、11月の米大統領選に干渉するため中国が選挙関連のウェブサイトなどを「サイバー攻撃で狙っている」と批判した。「中国はトランプ大統領の再選を望んでいない」と指摘、攻撃はトランプ氏の再選阻止が目的との認識を示した。CBSテレビの番組で語った。

オブライエン氏は、ロシアやイランもサイバー攻撃を図っていると指摘。中国については、ツイッターや中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などを通じ、米国人の個人情報を集めたり、選挙戦に影響を与えたりしようとしていると強調した。《共同通信》

【広島県】2市長に30代新人

昨年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反の罪で起訴された前法相河井克行被告(57)からの現金受領を認めた前市長の辞職に伴う広島県三原市長選と安芸高田市長選が9日、投開票され、三原市長に無所属新人の教育関連団体代表岡田吉弘氏(35)=自民推薦=が、安芸高田市長に無所属新人の元銀行員石丸伸二氏(37)が初当選した。いずれも前市長は出馬しなかった。

三原市長選の投票率は48.39%で、前回を8.83ポイント下回った。安芸高田市長選の投票率は56.98%で、選挙戦となった2016年を1.37ポイント下回った。《共同通信》

【長崎】原爆の日

長崎は9日、被爆75年の節目となる「長崎原爆の日」を迎えた。長崎市松山町の平和公園では長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われ、安倍首相や各国の代表らが参列した。参列者は原爆投下時刻の午前11時2分、「長崎の鐘」に合わせ、黙とうをささげた。

田上富久市長は「長崎平和宣言」で、「(原爆投下から)4分の3世紀がたった今も、私たちは『核兵器のある世界』に暮らしている」と危機感を表明し、核兵器廃絶の必要性を訴えた。

また、長年にわたり核兵器の恐ろしさを訴え続けてきた被爆者に感謝と敬意を表すよう呼びかけ、参列者が約10秒間拍手を送った。

安倍首相はあいさつで「唯一の戦争被爆国として『核兵器のない世界』の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めていくことは、我が国の変わらぬ使命だ」と述べた。

新型コロナウイルスの影響で、式典会場では参列者を例年の10分の1の500人に制限するなどの対策が取られた。

原爆投下から75年の節目となる「長崎原爆の日」を迎えた9日、長崎市松山町の平和公園で、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が開かれた。新型コロナウイルスの影響で規模が縮小され、参列した被爆者や遺族ら約500人が犠牲者に黙とうをささげた。

田上富久・長崎市長は平和宣言で「(原爆投下から)4分の3世紀がたった今も、私たちは『核兵器のある世界』に暮らしている。新型コロナが広がり始めるまで怖さに気づかなかったように、核兵器が使われてしまうまで脅威に気づかなかったとしたら、取り返しのつかないことになる」と強調。各国が対話を通して実効性のある核軍縮の道筋を示すよう訴えた。

安倍首相はあいさつで「唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めていくことは、我が国の変わらぬ使命だ」と述べた。

会場は感染防止を目的に入場が規制され、参列者は例年の約5000人から約500人に制限された。被爆者団体の都道府県代表も過去最少の19人となった。《読売新聞》



8月9日 その日のできごと(何の日)