令和452日目

2020/07/25

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

天神祭、神事をライブ配信

日本三大祭りの一つ、大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭の神事が25日、行われ、一般には非公開だった神事の様子を千年以上の歴史で初めてライブ配信した。新型コロナウイルス感染拡大で祭りの見どころである船渡御(とぎょ)など多くの行事が中止となったが、疫病退散という神事の本来の意義を広く伝える機会にした。

25日午後、同天満宮本殿で行われた本宮祭の様子が、動画投稿サイト、ユーチューブで生中継された。御祭神・菅原道真公の御神体を納める場所につながる御扉を開ける瞬間や、宮司が祝詞を唱える様子など、例年は氏子など一部の関係者しか立ち会えない厳かな神事の様子を、複数のカメラでとらえた。映像に合わせて神職が場面ごとの説明や平安時代に始まった祭りの由来などについて解説。千年以上秘められてきた神事を丁寧に伝えた。4千近くの視聴があり「素晴らしいものを見せてもらえた」などのコメントが寄せられた。

寺井種治宮司は「今年の祭りはコロナによって縮小されたが、ライブ配信によって多くの人と神事を共有できたことはとてもよかった。国内外の人に日本の神道の文化に興味を持ってもらえる機会になったのでは。これからも祭りの映像を残していくなどの試みを続けていきたい」と話していた。

一方、午後8時ごろ、市内中心部を流れる大川では、船上から50発の花火が打ち上げられた。例年天神祭のハイライトとなる約5千発の奉納花火は見物客の密集を避けるために中止となったが、大阪出身の世界的建築家、安藤忠雄さんが「花火で大阪の町を少しでも元気づけてほしい」と提案。天神祭花火奉賛会(会長、藤尾政弘・フジオフードグループ本社社長)が代わりとなる花火をコロナ収束の願いも込めて準備し、大阪の夜空を彩った。《産経新聞》

都内での感染新たに295人

政府の緊急事態宣言が全面解除されて25日で2か月となった。東京都はこの日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに295人確認されたと発表した。繁華街が多い23区だけでなく市部でも増えており、小池百合子都知事は「感染は地域的に広がりが出ている」と警戒を呼びかけた。

都内の感染者は、過去最多だった今月23日(366人)に次ぐ多さとなり、5日連続で200人を超えた。都によると、全体の半数を超える165人の感染経路が判明していない。ホストクラブなど接待を伴う飲食店「夜の街」の関係者は疑い事例も含めて49人に上る一方で、家庭内での感染者も40人含まれるという。

20~30歳代が185人と6割強を占めたほか、40~50歳代も75人に上った。新宿区や港区など、繁華街を抱える地域の人数が依然として多いが、府中市や三鷹市など6市を管轄する保健所でも17人の感染が確認された。小池知事は「4連休の最中だが、特に高齢者や持病のある人は、できるだけ外出を控えてほしい」と述べた。《読売新聞》

国内新規感染807人

国内では25日、新型コロナウイルスの感染者が計807人確認された。累計の感染者数は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を含めて3万人を超えた。東京都、大阪府、長崎県で計3人が死亡した。

大阪府では、新たに132人が感染。24日の149人に次いで多く、府が「第2波」のピークと想定していた「1日130人」を2日連続で超えた。年代別では30歳代以下が全体の7割を占めた。 浜松市は30人が感染したと発表した。静岡県内で1日に確認された人数としては過去最多。うち29人は、接待を伴う市内の飲食店の従業員や客など関係者という。

岡山県でも、過去最多となる10人の感染を確認。10人のうち5人は岡山市のキャバクラ店の女性従業員と男性客で、市はクラスター(感染集団)が発生したと判断した。《読売新聞》

ブラジル大統領が回復

新型コロナウイルスに感染していたブラジルのボルソナロ大統領は25日、PCR検査で陰性となったとツイッターで明らかにした。今月7日に検査で陽性だと公表し、首都ブラジリアの公邸で隔離療養中だった。

ボルソナロ氏は感染後も経済を優先し、新型コロナの脅威を軽視する姿勢を崩していない。主要テレビ局グロボによると、陰性公表後には警護を連れて自らバイクに乗って外出し、マスクをせずに首都のバイク店に立ち寄った。療養中もバイクで出掛ける姿が目撃されていた。《共同通信》

立憲民主党・枝野幸男代表「(首相は)国会で説明を」

立憲民主党の枝野幸男代表は25日、新型コロナウイルス新規感染者が増加する中、安倍晋三首相が緊急事態宣言の再発令に否定的な見解を示したことに関し、国会などで根拠を説明するよう求めた。「どういう根拠に基づいているのか、時間をかけて丁寧に記者会見し、国会の質疑を通じて発信すれば困っている人も安心できる」と述べた。視察先の岐阜県下呂市で記者団に語った。

首相は24日、官邸で短時間、記者団の取材に応じ、現段階での再発令を否定した。専門家も同意見だとした。

枝野氏は「具体的な発信がない。抽象的に『専門家に聞いた』だけでは安心できない状況だ」と批判した。《共同通信》

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【大相撲7月場所】

大相撲7月場所7日目(25日・両国国技館)一人横綱の白鵬は平幕霧馬山を寄り切り、新大関朝乃山も宝富士を危なげなく寄り切ってともに7連勝とした。

かど番の大関貴景勝は輝を突き落として5勝目。関脇御嶽海は阿炎の休場による不戦勝で全勝を守った。関脇正代は碧山を突き落として1敗をキープした。

全勝は3人で変わらず、1敗は正代に妙義龍、新入幕の琴勝峰、元大関で再入幕の照ノ富士を加えた4人となった。十両は若元春が1敗で単独トップに立った。《共同通信》

【プロ野球・25日】

ソ7―9日

日本ハムが逆転勝ちした。3―6の七回、1点を返した後に近藤の2点適時打で同点。続く中田が勝ち越しの10号3ランを放った。3番手の金子が今季初勝利。ソフトバンクは二回までに6点を先行したが、投手陣が踏ん張れなかった。

楽3―6オ

オリックスが今季初の4連勝を飾った。3―3の九回に宗の1号ランニング本塁打と小田の2点三塁打で3点を勝ち越した。八回を抑えた山田が2勝目。九回はディクソンが締めた。楽天は抑えの森原が崩れて4連敗を喫した。

西0―5ロ

ロッテは七回に安田の適時打で先制し、八回に鳥谷の2点二塁打などで4点を加えた。4年目の種市が散発4安打でプロ初完封を飾り、3連勝で3勝目。西武は本田が七回途中まで1失点と好投したが、打線が援護できなかった。

ヤ6―5巨

ヤクルトが今季3度目のサヨナラ勝ちを収めた。九回に5―5に追い付かれたが、先頭打者の青木の二塁打などで1死満塁として代打川端の左前打で試合を決めた。石山が2勝目。巨人は終盤に追い上げたが及ばなかった。

D6―2広

DeNAが3連勝で勝率5割に戻した。一回に佐野、宮崎の連続タイムリーで2点を先取し、三回はロペスが適時打。3―2の六回は代打乙坂の1号3ランで突き放した。今永が6回2失点と粘って3勝目。広島は借金が6に膨らんだ。

中1―0神

中日が無失点リレーで制し、阪神戦の連敗を4で止めた。0―0の七回2死三塁から井領の内野安打で得点した。救援の福が2勝目で、R・マルティネスが3セーブ目。阪神は7回1失点の西勇を援護できず、貯金がなくなった。

【九州豪雨】死者74人に

大分県は25日、同県由布市の大分川で23日に見つかった遺体の身元を、豪雨で行方不明となっていた旅館業Aさん(28)=同市湯布院町=と確認したと発表した。また、25日に同市庄内町庄内原で発見された遺体はAさんの母Bさん(51)と判明。豪雨による県内の死者は計5人、九州の死者は計74人になった。

Aさんらは7日深夜から8日にかけ、避難中に車ごと増水した川に流された。Aさんの遺体は、祖母Cさん(81)が見つかった対岸付近で発見された。《共同通信》

【テレビ朝日労働組合】民放労連脱退

テレビ朝日労働組合が民放労連を脱退したことが25日、分かった。テレ朝労組が申し入れ、同日開かれた民放労連大会で賛成多数で承認された。民放労連によると、キー局の脱退は初めて。

民放労連などによると、テレ朝労組は脱退理由として、運動方針に対する考え方の違いのほか、テレビ広告費の低迷や新型コロナウイルスの影響で業績が厳しくなる中、組合費の負担が重くなったことを挙げているという。

民放労連には日本テレビやTBS、フジテレビなど全国の放送局や放送関連プロダクションが加盟している。《共同通信》

【中国外務省】ヒューストン総領事館に米当局者が「強引に入った」

中国外務省の汪文斌報道官は25日に発表した談話で、米当局者がテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の建物に「強引に入った」として「強い不満と断固とした反対」を表明した。米側に対して既に厳重な申し入れを行ったとして、「中国は正当で必要な反応を行う」との方針を示した。

米国務省報道官によると、ヒューストンの中国総領事館は24日に閉鎖された。米国からの報道では、同日午後の閉鎖期限を迎えたのを待って米当局者らが総領事館の敷地に入り、館員らが全員退去したことを確認した。《産経新聞》

【中国】成都の米総領事館を閉鎖へ

中国メディアは25日、中国政府が閉鎖を求めた四川省成都にある米総領事館の門が封鎖されたと伝えた。職員とみられる人物が荷物を運び建物を後にする様子も報道。27日朝までに閉鎖される見通しだという。米政府は南部テキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を確認しており、米中対立は一層激しさを増した。

中国の習近平指導部は25日、国営通信新華社の論評記事を通じ、共産党の一党支配体制を批判したポンペオ米国務長官の演説を「イデオロギー対立をあおり、中国と米国が対抗する新冷戦をたきつけた」として拒絶する構えを見せた。《共同通信》



7月25日 その日のできごと(何の日)