令和443日目

2020/07/16

この日のできごと(何の日)

【将棋・藤井聡太七段】棋聖位を獲得

将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に挑戦していたタイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第4局が16日午前9時から、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、後手の藤井七段が勝ち、シリーズ3勝1敗で初タイトルとなる棋聖位を獲得した。

17歳11カ月でのタイトル獲得は、屋敷伸之九段(48)が持つ最年少記録(18歳6カ月)を30年ぶりに更新。初の現役高校生のタイトルホルダーとなった。

藤井新棋聖は今シリーズ、17歳10カ月と20日の史上最年少でタイトルに挑戦した。現役最強とされる渡辺前棋聖に対し、相手の得意戦法の矢倉戦で開幕2連勝。初タイトルに王手をかけた第3局では敗れたものの、2勝1敗で迎えた第4局は、連勝した第1、第2局と同様に矢倉戦となったが、三たび勝利し、3勝1敗で初戴冠(たいかん)を成し遂げた。

藤井新棋聖は現在行われている第61期王位戦七番勝負でも木村一基王位(47)に挑戦しており、開幕から2連勝している。

藤井新棋聖は愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下で平成28年10月、史上最年少の14歳2カ月で、5人目の中学生棋士としてプロデビューした。29年6月には史上最多の29連勝を達成。29年度の記録全4部門独占の最年少「四冠王」、史上初の3年連続で勝率8割をマークするなど数多くの記録を打ち立てた。

渡辺前棋聖は初防衛に失敗し、2冠に後退した。《産経新聞》

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【JR日田彦山線】BRT化が決定

2017年7月の九州北部の豪雨で福岡、大分両県にまたがる一部区間が被災して不通になったJR日田彦山線のバス高速輸送システム(BRT)への転換が16日、決まった。JR九州の青柳俊彦社長と福岡県の小川洋知事、大分県の広瀬勝貞知事、沿線自治体首長が、福岡市内で開いた復旧会議で了承した。今年8月にも工事を始め、早ければ2023年にも運行を始める見通しだ。

不通になっている添田(福岡県添田町)―夜明(大分県日田市)の29.2キロをBRTに転換し、うち14.1キロにバスだけが走れる専用道を敷く。《共同通信》

【東京株式市場】

16日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、終値は前日比175円14銭安の2万2770円36銭だった。新型コロナウイルスの新規感染者増加への懸念から売り注文が膨らみ、東京都の感染者急増を受けて下げ幅は一時200円を超えた。

東証株価指数(TOPIX)終値は10.45ポイント安の1579.06。出来高は約14億7500万株。

新型コロナの感染拡大が首都圏や大阪府を中心に歯止めがかかっていない。景気が一段と冷え込み企業業績の悪化が続くと不安視された。前日の平均株価は大幅高となったものの16日は一転、利益確定売りが増えた。《共同通信》

【プロ野球・16日】

楽7―4西

楽天は一回に浅村の二ゴロの間に1点を先制した。五回に浅村の適時打、六回に辰己の2ランで加点。5―4の八回に鈴木大の2点適時打で突き放した。7投手でつなぎ、2番手の安楽が3年ぶりの白星。西武は勝率5割を切った。

オ4―3ソ

オリックスは0―1の三回に太田のプロ初安打となる同点ソロ、吉田正の適時二塁打、ジョーンズの4号2ランで一挙4点を奪った。山崎福は5回2失点で先発としては3年ぶりの白星。ソフトバンクは連勝が5で止まった。

神6―4ヤ

阪神が逆転勝ちで最下位を脱した。3―4の八回1死からサンズの3号ソロで同点。梅野が安打で続き、福留が1号2ランを放った。福留は六回に代打で2点二塁打を放ち、4打点の活躍だった。ヤクルトは中継ぎ陣が打たれた。

広4―9巨

巨人が一発攻勢で3連勝を飾った。一回に大城の2ランなどで3点を先制。六回に吉川尚の2ラン、七回には岡本の3戦連発でリーグトップの8号2ランで加点した。メルセデスが6回2失点で今季初勝利。広島は今季2度目の3連敗。

中8―0D

中日が4カードぶりに勝ち越した。阿部が3安打4打点の活躍。一回に先制打、四回に適時二塁打、七回に2点中前打を放った。岡野は5回無失点で2勝目。計5投手で無失点リレーにつなげた。DeNAは今季初の零敗となった。

【ボクシング・清水聡選手】東洋太平洋タイトル防衛

ボクシングの2012年ロンドン五輪銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(大橋)が16日、東京・後楽園ホールで5度目の防衛戦に臨み、殿本恭平(勝輝)を7回2分10秒TKOで下した。

新型コロナウイルスの影響で中断されていたプロボクシングの興行再開後、国内で初のタイトル戦。

34歳の清水は昨年7月にスーパーフェザー級の試合でフィリピン選手にプロ初黒星を喫し、約1年ぶりの再起戦。1回に2度のダウンを奪った後、仕留めるのにてこずり「対人練習ができてなかった影響が出たかな。勝ててほっとした。次につなげ最終的には世界までいきたい」と話した。《共同通信》

【れいわ新選組】大西恒樹氏を除籍処分

れいわ新選組は16日、総会を国会内で開き、少子高齢化対策として「命の選別」が必要だと発言した党メンバーの大西恒樹氏を除籍処分にすると決めた。山本太郎代表が記者会見で明らかにした。

国政選挙への擁立が想定されていた大西氏は7月上旬、インターネット上に公開した動画で「命を選別しないと駄目だ」「高齢の方から逝ってもらうしかない」と発言した。

山本氏は「今回の発言は非常に重く、許されるものではない」と強調。重い身体障害がある木村英子参院議員が同席し「命の選別は絶対に許してはいけない。社会全体の問題だ」と訴えた。《共同通信》

【国民民主党・玉木雄一郎代表】新党名「民主的決定を」

国民民主党の玉木雄一郎代表は16日の記者会見で、立憲民主党との合流を巡り、新党名は民主的な手続きで決めるべきだとの見解を明らかにした。「立憲民主党」とするとの立民側の提案に条件を付けた。両党が解党して新党を結成する「新設合併方式」と、結党大会で代表選を行う提案には賛成を表明した。

新型コロナウイルス禍を踏まえ、消費税率を時限的に5%とする減税を改めて主張。憲法論議の進め方と併せ、合流前に立民側と認識を一致させたいとの考えも示した。

これに対し立民の福山哲郎幹事長は記者団に「これまで3週間以上の交渉の経緯からして、若干違和感がある」と述べた。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染622人

国内の新型コロナウイルスの感染者は16日、31都道府県と空港検疫で新たに計622人が確認された。1日あたりの新規感染者数が600人を超えるのは、過去最多だった4月11日の743人以来で、緊急事態宣言の解除後では最多となった。各地で宣言解除後、最多の感染者が判明しており、感染は拡大している。

神奈川県では新たに48人の感染が確認された。15日の43人を上回り、2日連続で宣言解除後の最多を更新した。川崎市では、集団感染が発生した「新宿シアターモリエール」の舞台公演に出演していた20歳代男性俳優の陽性が判明。横浜市などでも公演を観覧した男女計6人の感染が確認された。

埼玉県内でも宣言解除後で最多となる49人、宮城県では宣言中も含めて過去最多の14人の感染がそれぞれ判明。大阪府でも解除後の最多人数を2日連続で更新する66人が確認された。厚生労働省によると、入院や療養を要する患者は3090人。患者数が3000人を超えるのは5月19日以来となった。《読売新聞》

【石川県金沢市】コンビニオーナー、県外ナンバーの車に「出て行ってくれ」

首都圏や関西圏などで新型コロナウイルスの感染者が急増し、石川県内でも感染拡大への警戒感が強まっている。そんな中、金沢市内のコンビニ店では16日、県外ナンバーの車に乗った客の店舗利用を巡ってトラブルが起きた。

同日午前1時頃、富山県高岡市の大学教員の男性(52)が、なにわナンバーの車に乗って駐車場に止めていたところ、コンビニ店の男性オーナーから、「県外ナンバーは出て行ってくれ。お客から苦情が来る」と退去するよう促されたという。

読売新聞の取材に対し、オーナーは「時期も時期なので、東京や大阪から人が来ると不安だ。他のお客さんも心配すると思い、店のオーナーとして遠慮してほしいと言った」と説明している。

男性教員は「国の観光キャンペーンがもうすぐ始まり、人の移動も増えるだろう。県外ナンバーというだけで差別されるのはおかしい」と話している。《読売新聞》

【Go To トラベル】東京発着を除外

政府は16日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた観光支援事業「Go To トラベル」について、東京都を発着とする旅行を割引対象から除外して、予定通り22日から、感染対策を徹底させた上で実施する方針を決めた。全国一斉に始める予定だったが、東京都などで感染が拡大している状況を踏まえ、運用方法を見直す。

安倍晋三首相は16日、赤羽一嘉国土交通相らと官邸で対応を協議した。その後、記者団に「現下の感染状況を踏まえてそういう判断になった。専門家の議論を踏まえて実施していきたい」と述べた。

同事業は落ち込んだ観光需要を回復させるのが狙いで、国内旅行代金の半額相当を支援する。22日以降の宿泊や日帰りツアーを対象に、35%分の代金割引を先行させる。見直しにより、東京都を目的地としている旅行、東京都に居住している人の旅行を対象から外す。

政府関係者によると、神奈川、千葉両県も対象から除外することを一時検討したが、観光名所を抱える両県の意向を尊重した。

政府は16日夜、新型コロナウイルス感染症対策分科会(会長=尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)の第2回会合を開き、専門家らに見直し内容を説明。異論はなく、了承された。

これに先立ち、尾身氏は参院予算委員会で、東京都の状況について「これからさらに感染が拡大するか、重要な時期にかかっている」との認識を示した。その上で「感染が拡大していると判断されれば、今の段階で全国的な『Go Toキャンペーン』をやる時期ではない」と述べた。東京都は感染状況に関する警戒度を4段階で最も高いレベルに引き上げている。

同事業をめぐっては、地方自治体や医療関係者らから異論が相次ぎ、与党内からも運用方法の見直しを求める声が上がっていた。《産経新聞》

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は16日、経団連主催の夏季フォーラムで講演し、「Go To トラベル」の実施に賛否が出ている中、「新幹線の中で感染は起きていない。旅行自体が感染を起こすことはない」との認識を示した。

尾身氏は、これまでに感染が確認されたのは、レストランやホストクラブ、劇場など「3密」(密閉、密集、密接)の場所だと指摘。旅行についても行った先で、3密を避ければ感染リスクは低いとの考えを示した。《共同通信》

立憲民主党の蓮舫副代表は16日、観光支援事業「Go To トラベル」の割引対象から東京都発着の旅行を除外する政府の方針について、公平性に疑問を呈した。ツイッターに「税金を使った補助事業で東京を外す根拠は何か」と投稿、割引制度を利用しない旅行や仕事の出張は問題ないのかどうか説明を求めた。

西村康稔経済再生担当相らが16日の参院予算委員会で「専門家の意見を聞く」と繰り返しながら、終了直後に首相官邸を訪れ東京除外を発表したとして「安倍内閣の国会軽視、官邸政治極まってます」と批判した。《共同通信》

【台湾】中国の侵攻阻止へ大規模演習

中国による武力侵攻を想定した台湾軍の大規模な軍事演習「漢光」が13日に台湾各地で始まり、16日、中部の台中の砂浜で行われた実弾演習が台湾や海外のメディアに公開された。中国は蔡英文総統が5月に2期目に入って以降、挑発的な行動を強めている。視察した蔡氏は兵士らを激励した上で、中国の軍事的な脅威に屈せず、台湾を防衛する決意を強調した。

16日の演習は、中国軍が台中の海岸に艦船で接近し、水陸両用戦車などによって上陸することを想定。これに対し、台湾軍が艦船のほか、戦車、砲兵、ヘリコプター部隊などを投入し、中国軍を迎撃する内容だ。米国から購入したF16V戦闘機なども参加した。同日の演習には約8千人の現役兵士のほか、約800人の予備役兵も加わった。

演習を視察した蔡氏は、「皆さんの努力によって私たちの自由と民主主義が守られている」と述べ、兵士らをたたえた。《産経新聞》

【森崎東さん】死去

「時代屋の女房」などを手掛けた映画監督の森崎東さんが16日午後10時15分、脳梗塞のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去した。92歳。長崎県出身。

山田洋次監督らの助監督を担当、「男はつらいよ」シリーズ第1作の共同脚本も担った。1969年「喜劇 女は度胸」で監督デビュー。翌年「男はつらいよ フーテンの寅」を監督した。「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」など人情喜劇の名手で知られた。

三国連太郎さんと佐藤浩市さんの親子共演作「美味しんぼ」も話題に。「ニワトリはハダシだ」は東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した。《共同通信》



7月16日 その日のできごと(何の日)