令和300日目

2020/02/24

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

国内新規感染13人

新型コロナウイルスの感染拡大で、北海道、東京都、神奈川、石川、熊本県で24日、新たな感染者が確認された。北海道江別市では市立学校の教員の感染が判明。クルーズ船で業務にあたっていた厚生労働省の職員ら2人を含め、同日判明した感染者は計13人に上った。

北海道では20~70歳代の男女4人の感染が確認され、道内の感染者は30人になった。新たな感染者のうち50歳代の男性は江別市立学校の教員。同市教育委員会は、男性が勤務する学校を25日から3月6日まで臨時休校とする。

さらに道などは23日に感染が確認された愛別町の70歳代男性が町臨時職員でスクールバスの運転手だったことを明らかにした。バスは園児7人、小中学生13人が利用。園児らに感染の症状は確認されていない。

道と道教委は24日、公立の幼稚園や小中高校の保護者に向け、子供の体温を朝晩に測り、発熱などの症状がある際は登校させないよう求める文書を発信した。

JR東日本は24日、相模原市で22日に感染が確認されていた50歳代の男性が横浜線相模原駅の駅員だったと明らかにした。男性は普段、駅の事務室で業務し、接客は行っていない。ただ発熱した16日には、相模線原当麻(はらたいま)駅のホームで約30分、マスク姿で列車の安全確認を行った。このほか神奈川県では50歳代の会社員男性の感染も確認された。

石川県では、県内の50歳代の医療従事者の女性と、60歳代の会社員男性の感染が確認された。県によると、女性は、21日に感染が確認された県職員の男性が受診した医療機関に勤めているという。

東京都では30~50歳代の男性会社員計3人の感染が確認された。熊本市でも同市在住の50歳代男性会社員の感染が判明。熊本県内での感染者は4人となった。

厚生労働省は24日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に派遣されていた同省の40歳代男性職員と50歳代男性検疫官の計2人の感染が確認されたと発表した。《読売新聞》

中国本土の死者、2592人に

中国政府は24日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる死者が中国本土で23日に150人増え、計2592人になったと発表した。感染者は計7万7150人に増えた。

状況が最も深刻な湖北省武漢市で死者が131人増えた。同市では重症者が8300人以上いるという。

中国メディアによると、世界保健機関(WHO)の調査団は22、23両日に湖北省を訪れ、武漢市の病院や、体育施設に設置された「野戦病院」方式の臨時病院などを視察した。《共同通信》

中国、全人代延期を正式決定

中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の常務委員会は24日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の拡大を受け、北京で3月5日から開く予定だった第13期全人代第3回会議の延期を正式に決定した。開催日は未定。肺炎の終息は見通せず、習近平指導部は重要政治日程を遅らせる異例の対応に追い込まれた。

全人代の延期は、3月開催が固定化された1985年以来初めて。習国家主席は23日の会議で「建国以来、最も困難な公衆衛生の事件」と強い危機感を示し、首都北京をウイルスから死守するよう指示。感染の拡大状況次第では、習氏の国賓訪日などにも影響しそうだ。《共同通信》

中国外務省、定例会見を再開

中国外務省は24日、新型肺炎の影響で春節(旧正月)休暇明けの3日から通信アプリ上で実施していた定例記者会見を「感染拡大防止の措置が効果を得ている」として再開した。出席者に健康状態を申告させ、参加前に体温を測定。椅子の間隔を離し、マイクの消毒もした。

米国やパキスタンで勤務した経験があり、新たに報道官に就任した趙立堅副報道局長が初めて会見した。米紙ウォールストリート・ジャーナルが掲載した新型肺炎に関する識者のコラムを「差別的だ」として、中国が北京駐在の同紙記者3人の記者証を取り消したことへの追及が相次いだ。《共同通信》

韓国の死者8人に

新型コロナウイルスの感染拡大で、韓国保健福祉省は24日、死者が2人増え計8人になったと発表した。感染者も231人増え、計833人。感染者の国会訪問も判明し、同日開催予定の本会議が延期になったほか、最高裁は全国の地高裁に緊急性のない裁判の延期を勧告。サッカーKリーグの延期も決まるなど社会生活に大きな影響が出始めた。

韓国では南東部・大邱市にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会信徒や、大邱市南方の清道郡の病院に入院していた患者らの集団感染が発生。合わせて少なくとも569人が感染した。同病院では24日発表の2人を含め計6人が死亡した。《共同通信》

「飛鳥2」のクルーズ中止

クルーズ船「飛鳥2」を運航する郵船クルーズ(横浜市)は24日、3~4月に出発を予定していた国内外でのクルーズを中止すると発表した。「国内での新型コロナウイルス感染の拡大状況などを踏まえ、お客さまの安心安全を最優先に検討した」と説明した。

郵船クルーズによると、飛鳥2は日本船籍最大のクルーズ客船で、乗客定員は872人。中止の対象には、4月に国内の港を出発し、103日かけて世界を一周するクルーズも含まれる。《共同通信》

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【大相撲春場所】番付発表

日本相撲協会は24日、大相撲春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表し、2場所連続東関脇の朝乃山が大関昇進を懸ける。昇進には直近3場所計33勝が目安の一つで、2場所前に11勝、先場所に10勝を挙げている。

初場所途中休場の両横綱は白鵬が東、鶴竜が西で変わらなかった。東大関の貴景勝は1982年初場所の琴風以来38年ぶりにただ一人の大関となった。大関空位の場合は原則的に横綱が大関を兼ねるため、西の鶴竜は「横綱大関」と記載された。

琴ノ若が新入幕を果たし、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)との史上9組目の親子幕内が誕生した。。《共同通信》

【拉致問題を考える国民の集い】奈良市で開催

北朝鮮に拉致された被害者の救出を呼びかける「拉致問題を考える国民の集いin奈良」が24日、奈良市の奈良春日野国際フォーラム甍(いらか)で開かれた。横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の弟、哲也さん(51)は「拉致を自分のこととして受け止める民意が力強い後ろ盾になる」と語り、全員の即時帰国を訴えた。

今月3日には神戸市出身の有本恵子さん(60)=同(23)=の母、嘉代子さんが娘と再会を果たせないまま94歳で死去。めぐみさんの父、滋さん(87)も長らく入院生活が続いている。哲也さんは「北朝鮮は(家族を)愚弄し続けている。負けられない戦いだ」と話した。

また、欧州で拉致された松木薫さん=同(26)=の弟、信宏さん(47)は「早く私たちの元へ帰したい一心で活動を続けることしかできない」、特定失踪者家族の植村照光さん(72)は「相手は法を無視する国。政府は手法を変える必要があるのでは」と訴えた。《産経新聞》

【独・フォルクマーゼン】カーニバル見物客に車突入

ドイツ中部の町フォルクマーゼンで24日、カーニバルのパレードを見物していた人々に乗用車が突っ込み、約30人が重軽傷を負った。うち約10人が子どもという。報道によると、当局は運転していた地元のドイツ人の男(29)を逮捕。意図的に突っ込んだ殺人未遂事件として捜査している。

男は負傷し治療を受けているという。現時点で政治的な背景は見つかっておらず、詳しい動機は不明。当局は「あらゆる可能性を念頭に捜査している」としている。地元メディアによると、過去に脅迫などの問題行為を起こしていたという。《共同通信》

【マレーシア・マハティール首相】辞任

マレーシアのマハティール首相(94)は24日、国王に辞表を提出した。国王は辞任を承認し、次期首相就任までの暫定首相に任命した。同国当局が発表した。首相職の禅譲時期などを巡り与党連合「希望連盟」の内部対立が深刻化しており、電撃的な辞任により事態打開を図りたい考えだ。

マハティール氏は2018年の総選挙で首相職を譲ることを条件に宿敵だったアンワル元副首相(72)と共闘。政権交代につながった。その後、同氏の早期就任を求める勢力とマハティール氏の残留を望む勢力の対立が激化。希望連盟内で野党との再編を目指す動きがあり、足並みが乱れていた。《共同通信》

【米・トランプ大統領】インド訪問

トランプ米大統領は24日、大統領就任後初めてインドを訪問した。モディ首相の出身地、西部グジャラート州のアーメダバードで大規模集会にモディ氏と登壇し「自由で開かれたインド太平洋を守る」と訴えた。インド洋で影響力を強める中国をけん制するため、両首脳間の親密な関係を国内外にアピールする狙い。

集会は約11万人収容(地元メディア)の世界最大規模のクリケット場で開催。ほぼ満員の観衆を前にモディ氏も「トランプ氏の下で両国関係はさらに深化した」と持ち上げた。トランプ氏は、インドが民主的に経済発展を遂げていると称賛した。《共同通信》

【NYダウ終値】2年ぶり1000ドル超下落

24日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界の経済活動が停滞するとの懸念が急速に強まり、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比1031・61ドル安の2万7960・80ドルとなった。

1日の下げ幅が1000ドルを超えるのは、2018年2月以来となる。《読売新聞》



2月24日 その日のできごと(何の日)