令和288日目
2020/02/12
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
中国本土の死者1113人に
中国国家衛生健康委員会は12日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる中国本土の死者が1113人、感染者が4万4653人になったと発表した。
共産党指導部は抑え込みに躍起だが、春節(旧正月)連休終了に伴う労働者のUターンによって感染が一層拡大する恐れもある。《共同通信》
再検査で197人全員陰性
新型コロナウイルスの感染拡大により中国湖北省武漢市から政府のチャーター機第1便で帰国し、千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」と埼玉県和光市の税務大学校に滞在していた計197人について、厚生労働省は12日、ウイルス再検査の結果全員が陰性だったと明らかにした。
結果を受け、同日午後7時ごろ、勝浦市に滞在していた176人のうち25人が大型バスでホテルを出発。帰国した1月29日以来、約2週間ぶりに帰宅の途についた。同日中にさらに約10人がホテルを離れ、残る約140人は13日に出発する見通し。《共同通信》
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【東京株式市場】
12日の東京株式市場は業績回復が期待されたIT関連株の一角がけん引し、日経平均株価(225種)は反発した。終値は休日前の10日と比べて175円23銭高の2万3861円21銭。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を懸念し、相場全体では勢いを欠いた。
東京証券取引所第1部の6割近くの銘柄が値下がりし、全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は3営業日続落した。終値は0.72ポイント安の1718.92で、1週間ぶりの安値。出来高は約13億9500万株。《共同通信》
【紀子妃殿下】結核予防講習会に出席
秋篠宮妃紀子さまは12日、東京都千代田区のKKRホテル東京で開かれた「第24回結核予防関係婦人団体中央講習会」の開講式に出席された。紀子さまは、結核予防に関する取り組みをライフワークとしている。
紀子さまは式典であいさつし、日本の結核罹患率が欧米先進国よりも高い水準にあることを紹介。「これからも結核予防の活動を積極的に推進され、広く人々のために力を尽くされますことを心より願います」と話した。
講習会は、結核対策や国際協力の強化などが目的で、紀子さまが総裁を務める結核予防会などが主催。紀子さまは13日に開かれる班別討議にも参加する予定。《共同通信》
【日産自動車】ゴーン前会長に100億円の賠償請求
日産自動車は12日、前会長のカルロス・ゴーン被告が会社資金を私的に流用したなどとして、100億円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こしたと発表した。日産が証券取引等監視委員会の勧告に基づき金融庁に支払う課徴金や、刑事裁判での罰金なども将来的に上乗せされる方向で、請求額はさらに増える見込みとしている。
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴されていたゴーン被告は、保釈中にレバノンへ逃亡。これを受け、日産はゴーン被告に対する責任追及の動きを加速している。今回の提訴に関して「不正により当社が被った損害についての責任を追及する基本方針の一環だ」と説明した。《共同通信》
【囲碁・依田紀基九段】対局停止6カ月
囲碁の日本棋院は12日、同棋院に所属する依田紀基九段(54)がツイッターなどで不適切な発言をしたとして、同日から6カ月の対局停止処分にすると発表した。タイトル獲得経験者が長期間の出場停止処分を受けるのは異例。
同棋院によると、依田九段は昨年6月からツイッターなどで小林覚理事長(60)をはじめとする執行部への批判を展開。スポンサー撤退の原因ともなり、同棋院に損害を与えた。
依田九段の弁護士は「処分通知はまだ届いていないが、6カ月の対局停止処分が事実であれば、到底承服しかねる。処分通知が届き次第精査の上、法的措置も含めた対応を検討していく」とコメントした。《共同通信》
【レッズ・秋山翔吾外野手】渡米
米大リーグ、レッズの秋山翔吾外野手が12日、成田空港からの渡米前に取材に応じ、メジャー1年目のシーズンに向け「レギュラーを取ってチームがプレーオフに出られるように準備をして1年間、戦い抜きたい」と抱負を語った。
一方で「どれだけできるかは未知数。圧倒的に不安の方が大きい」と率直な思いを口にした。オフは例年通り体づくりに重点を置いてきたそうで、18日からのキャンプへ「すぐに実戦に入れる体の準備はしてきた。実戦や練習から使いたいと思わせる取り組みや結果は求められると思う」と気を引き締めた。《共同通信》
【さかなクン】国会に出席
帽子の着用を原則として禁じている国会の審議に12日、東京海洋大客員准教授でタレントのさかなクンがハコフグの帽子姿で参考人として出席した。特例での対応に「本当にありがたい。ギョギョっと緊張してしまった」と記者団に語った。
出席したのは参院国際経済・外交調査会。参院規則は本会議場や委員会室での帽子着用を禁じている。今回、「帽子は皮膚の一部」とするさかなクンの立場に配慮し「品位や礼節を欠くものではない」として各会派が特例を認めた。
審議は、海洋の利活用と開発の在り方が主題。さかなクンは自作のイラストを使いながら海洋プラスチックごみ問題などについて意見陳述した。《共同通信》
【秋元司衆院議員】保釈
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、東京地裁は12日、衆院議員秋元司被告(48)=収賄罪で起訴=の保釈を認めた地裁決定を不服とする検察側の準抗告を棄却した。秋元被告は同日夜、東京拘置所から保釈された。被告は逮捕から50日間身柄を拘束されていた。
特捜部が立件した汚職事件で、起訴後すぐに保釈されるのは異例。弁護人が3日に請求、地裁が10日に保釈を認める決定を出して、被告側が保証金3千万円を納付していた。
関係者によると、秋元被告は起訴内容を全面否認して無罪を主張。衆院事務局によると、保釈されれば国会に出席でき、被告も登院の意向。《共同通信》
【野村克也さん】教え子らが弔問
プロ野球南海(現ソフトバンク)で戦後初の三冠王を獲得して捕手兼任監督を務め、ヤクルト、阪神、楽天でも指揮を執り3度の日本一に輝いた野村克也さんの急逝から一夜明けた12日、東京五輪で金メダルを目指す日本代表の稲葉篤紀監督らが世田谷区の自宅を弔問した。
宮崎でのオリックスのキャンプ視察を終えて駆け付けた稲葉監督は恩師と対面し「感謝の気持ちしかない。オリンピックの年なので、見守ってくださいと言いました」と話した。
ヤクルト時代に指導を受けた飯田哲也さんや、ヤクルトの衣笠剛球団社長など弔問客は後を絶たず、飯田さんは「ゆっくりお休みくださいと言いました」と話した。《共同通信》