令和259日目
2020/01/14
この日のできごと(何の日)
【菅義偉官房長官】拉致解決「全力で」
菅義偉官房長官兼拉致問題担当相は14日、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の級友でつくる「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」のメンバーらと面会し、拉致問題の早期解決に向けて「どんな小さいチャンスも逃すことなく、全力で取り組みたい」と重ねて決意を示した。
同級生の会の池田正樹代表は「(めぐみさんの拉致から)42年間がたち、本当に時間がないと焦っている。日本政府自らチャンスを作り、早期解決にあたってほしい」と求めた。
同席しためぐみさんの母、早紀江さんは「こんなに悲しいことは早く解決してほしい」と訴えた。
菅氏は早期解決を求める3000筆超の署名を受け取り、「皆さんの思いを胸に、解決に向けて全力を尽くしたい」と語った。《産経新聞》
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北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13歳)の母・早紀江さん(83)らが14日、首相官邸で拉致問題相を兼務する菅官房長官と面会し、問題の解決を求める3055人分の署名を渡した。
面会したのは、早紀江さんのほか、「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」代表の池田正樹さん(55)ら計7人。署名は、めぐみさんが拉致された新潟市にある小中学校の同級生らが昨年から約1年間かけて主に同市内で集めた。
早紀江さんは面会後、報道陣に「解決に向けて良い知恵を働かせてくださいとお願いした。これまで何度もここに来たが、何の変わりもないことが悲しい。国家として解決への本気さを見せてほしい」と訴えた。《読売新聞》
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【島根県出雲市】刃物男が立てこもり
14日午後2時半ごろ、島根県出雲市神西沖町の運送会社「上田コールド」の本社に男が刃物のようなものを持って立てこもった。県警によると、男は30代ぐらいとみられ、2階の応接室で女性従業員1人を人質に取った。社長を名指しして呼び出すよう要求している。捜査員らが事務所内に入り、説得に当たっている。けが人の情報はない。
県警によると、男は「立てこもりをしたい」と言って事務所の玄関から入ってきた。従業員数人が外に出され、そのうちの1人が通報した。男は同社の関係者ではないとみられ、刃物を持ったまま、落ち着いた様子で捜査員とやりとりしている。金品の要求はなく、県警は個人的な恨みがあったとみている。
現場はJR山陰線の出雲神西駅から北西に約1.5キロの住宅や農地が点在する地域。
民間信用調査会社などによると、上田コールドは1973年に創業し、生鮮品の低温物流に特化した運送事業を展開。出雲市や鳥取市に物流センターを構え、神戸市東灘区には関連会社がある。従業員数は約170人。《産経新聞》
【大相撲初場所】3日目
大相撲初場所3日目(14日・両国国技館)2横綱が平幕に金星を配給する波乱で、ともに2敗目を喫した。白鵬は妙義龍に突き落とされて2連敗。鶴竜は北勝富士に押し出された。2横綱時代では1997年名古屋場所3日目に貴乃花と曙が金星を与えて以来の不名誉な記録。妙義龍は5個目、北勝富士は7個目の金星を獲得した。
大関陣は貴景勝が新小結大栄翔を押し出して2勝1敗、かど番の豪栄道は遠藤に突き落とされて3連敗となった。遠藤は3連勝。新関脇朝乃山は隠岐の海を危なげなく寄り切って3戦全勝とし、1場所での大関復帰を目指す関脇高安は御嶽海をはたき込んで2勝目を挙げた。《共同通信》
【野球殿堂入り】田淵幸一氏、前田祐吉氏、石井連蔵氏
野球殿堂博物館は14日、今年の殿堂入りのメンバーを発表し、競技者表彰のエキスパート表彰に阪神、西武で通算474本塁打を放った田淵幸一氏(73)が選ばれた。選手としての功績を表彰するプレーヤー表彰は、該当者なしだった。
アマ球界などが対象の特別表彰では、東京六大学野球で、慶応大監督として1985年秋に10勝無敗でリーグ制覇を果たすなど、計8度のリーグ優勝に導いた前田祐吉氏(故人)、早稲田大監督として4度のリーグ優勝を飾り、日米大学野球選手権大会の実現に尽力した石井連蔵氏(故人)が選出された。
田淵氏は法政大から1969年ドラフト1位で阪神に入団。同年、22本塁打を放ち、新人王を獲得した。75年に本塁打王のタイトルを獲得。79年に西武に移籍し、82、83年の連続日本一に貢献し、83年には正力賞を受賞した。引退後は、ダイエー監督、阪神や楽天のコーチを務めた。通算1739試合に出場し、打率・260、474本塁打、1135打点。《産経新聞》
【東京株式市場】
連休明け14日の東京株式市場は米中対立の緩和を期待した買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は3営業日続伸した。終値は前週末比174円60銭高の2万4025円17銭で、約1カ月ぶりに終値で2万4000円台を回復した。円安ドル高の進行も株式相場を下支えした。
東証株価指数(TOPIX)は5.37ポイント高の1740.53。出来高は約12億3400万株。
米財務省は13日に中国の「為替操作国」認定を解除した。「第1段階」の貿易合意の署名を控えた米中両政府の歩み寄りを好感し、14日の東京市場は投資家の積極姿勢が目立った。《共同通信》
【共産党】党大会
共産党の第28回党大会が14日、静岡県熱海市で始まった。2017年以来3年ぶりの開催で、18日まで5日間。最終日には次期衆院選に向けた野党連携の強化を盛り込んだ大会決議を採択する。冒頭、志位和夫委員長があいさつし「安倍政権はモラル崩壊や内政・外交の行き詰まりで政権末期の様相を呈している。終わりにしないといけない」と述べ、野党で連携して政権交代を目指す考えを強調した。
大会決議案には党創立100年となる22年までの「野党連合政権」樹立を明記。衆院選の共通政策作りや選挙区調整推進を掲げた。党綱領を改定し、中国とロシアを暗に覇権主義が強まっていると批判する。《共同通信》
【立憲民主党・福山哲郎幹事長】国民民主に「合併決断を」
立憲民主党の福山哲郎幹事長は14日の記者会見で、20日召集の通常国会までに合流協議に結論を出すよう国民民主党に求めた。「国会が始まる前に野党が一つになることで迫力も違うし、総選挙への準備も加速できる。一日も早く合併に向けた決断をしてもらいたい」と訴えた。
同時に「われわれの政策や理念を大切にしつつ、国民民主党へ配慮もしなければいけない。早くしないと期待が冷める」とも語った。15日に開催される国民の両院議員懇談会の議論を見守る考えだ。
会見に先立ち、立民は常任幹事会を開催した。枝野幸男代表ら執行部が、これまで国民側との協議で確認した綱領案など説明した。《共同通信》
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立憲民主党の枝野幸男代表が国民民主党の玉木雄一郎代表との党首会談で示した両党の合流に関する合意文書案が14日、判明した。合併方式については存続政党を「立憲民主党」と明記。両党の参院側で続く対立の解消に努め「合併後、速やかに参院議員会長選を実施する」と掲げた。
立民による事実上の吸収合併を提案する一方、国民民主が求める参院での信頼醸成に向けた対応を約束し、一定の配慮を示した。だが10日の会談では結論が出ず、それぞれ党内に持ち帰った。立民は14日の常任幹事会で対応を枝野氏らに一任しており、15日の国民の会議が行方を左右しそうだ。《共同通信》
【イラン】英大使に追放警告
イラン司法府の報道官は14日、イランによるウクライナ機撃墜に抗議するイラン国内で起きたデモで「扇動的な役割を果たした」として、マケア駐イラン英大使を国外追放すべきだとの考えを表明し、同大使に警告した。イランメディアが報じた。
イラン当局は抗議デモは違法だとして、拡大に神経をとがらせている。核合意を巡り英仏独は14日、国連の対イラン制裁復活に道を開く「紛争解決手続き」発動を発表し、イランは反発。英イランのあつれきが強まっている。《共同通信》
【日、米、欧】貿易相会合
日本と米国、欧州連合(EU)は14日、ワシントンで貿易相会合を開いた。世界貿易機関(WTO)改革について協議し、市場をゆがめる産業補助金に関し、禁止する対象範囲を広げるべきだとの認識で一致した。中国が念頭にあり、技術移転強要などを含む貿易慣行の是正につなげたい考えだ。
日米欧が会合後に発表した共同声明は、WTOの産業補助金に関する現状の対策が不十分だと指摘。政府による「際限のない保証」や「一定債務の直接的な免除」などを禁止すべきとした。会合には訪米中の梶山弘志経済産業相とライトハイザー米通商代表、ホーガン欧州委員(通商担当)が出席した。《共同通信》
【河野太郎防衛相】「来年は首相としてかもしれない」
河野太郎防衛相は14日(日本時間15日)、米ワシントンのシンクタンクで講演した際、「去年は外相、今年は防衛相としてワシントンに来た。来年は首相としてかもしれない」と述べ、会場の笑いを誘う一幕があった。
河野氏は自民党総裁選への出馬経験があり、次期総裁選への対応についても「名乗りを上げたい」と発言するなど意欲を示している。
講演後の質疑では、外相と防衛相のどちらが面白いかと尋ねられ「防衛相は(担当する防衛省の)予算が大きい。だが頭が痛いことも多い」と語った。《共同通信》