令和195日目

2019/11/11

この日のできごと(何の日)

【香港】警官がデモ隊に発砲

香港紙・明報(電子版)などによると、11日午前7時(日本時間午前8時)頃、香港島東部の路上で警官がデモ隊に発砲し、男性2人が負傷した。このうち1人は緊急手術を受け、重体となっているという。香港、中国両政府への抗議運動に関連するとみられる初の死者が8日に出たことを受け、香港では11日、ストライキや交通妨害が呼びかけられていた。今回の事件により、緊張がさらに高まりそうだ。

報道によると、デモ隊の1人を取り押さえようとしていた警官は、近付いてきた別のデモ参加者らに3発の実弾を発砲し、1人が腹部、もう1人が手を負傷して救急車で病院に運ばれた。うち腹部に銃弾を受けた男性(21)は、緊急手術を受けたが、危険な状況という。

香港では11日午前、各地で警官隊とデモ隊が衝突した。明報などによると、中国本土に近い新界地区では、バイクに乗った警官が3度にわたり、逃げようとするデモ隊に突っ込んだ。2人が負傷したとの情報もある。

抗議運動が今年6月に大規模化して以来、警官の実弾発砲により負傷者が出たのは今回で3度目となる。

香港では、デモ隊と警官隊の衝突現場近くで立体駐車場から転落して重体となっていた男子大学生(22)が8日に死亡したことをきっかけに、香港政府と警察に対する反発が再び高まっている。《読売新聞》

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【富山県朝日町】竹田恒泰さんの講演中止に

朝日町教育委員会は11日、同町体育文化センター・サンリーナで13日に予定していた作家で明治天皇のやしゃごに当たる竹田恒泰さんの講演会の中止を決めた。町教委によると、10日に町役場に妨害予告があり、安全確保に支障が出ると判断したという。入善署に11日、被害届を出した。

町教委は妨害予告の詳細について捜査に支障があるとして明らかにしていない。関係者によると、10日午前9時半ごろ、町役場に男の声で「講演会を中止しないとガソリンをまく」との電話があったという。

講演会は朝日中と泊高の交流を進める「中高連携事業」の一環として企画。生徒約550人の他、保護者や住民も対象で、演題は「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」だった。

町教委は町のホームページで講演の中止を掲載し、両校の保護者宛てに通知を出すなどの対応を取った。講演の前に予定していた両校生徒による活動報告は、安全面などを考慮して会場を泊高に移して行う。《北日本新聞》

【野党】「桜を見る会」追及へ

立憲民主党の安住淳国対委員長は11日、例年春に都内の新宿御苑で開催されている首相主催の「桜を見る会」に関し、安倍晋三首相が多数の地元後援会員を招いている可能性があるとして、事実関係を調査する意向を示した。安住氏は「(事実なら首相は)辞職せざるを得ない」と強調した。国会内で記者団に語った。

この問題は8日の参院予算委員会で共産党の田村智子参院議員が指摘。安住氏は11日、共産の穀田恵二国対委員長と国会内で会談し説明を受けた。今後、野党各党に呼びかけて追及チーム立ち上げなどを協議するという。

穀田氏は会談後、記者団に「首相が後援会の行事を税金で賄っているなら、ことは大ごとだ」と述べた。

桜を見る会は、旧民主党政権時代には当時の鳩山由紀夫首相が開催した。安住氏は「首相が何人かを推薦して来るのは当たり前だと思うが、自分の後援会の八百何十人も招待するのは異様ではないか」と述べた。《産経新聞》

【吉野彰さん】安倍首相を表敬訪問

安倍晋三首相は11日午前、ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏の表敬訪問を官邸で受けた。首相は、吉野氏が開発したリチウムイオン電池について「モバイル革命を起こし、携帯電話やノートパソコンに実用化された。まさに科学の力が社会を変えるということを実感させていただいた」と偉業をたたえた。

吉野氏は「今回のノーベル賞で国民の方に非常に喜んでもらった。私のこれまでの経験や知見が少しでも日本の国策のお役に立てれば」と応じた。《共同通信》

【大相撲九州場所】2日目

大相撲九州場所2日目(11日・福岡国際センター)関脇以上が総崩れの波乱。一人横綱の白鵬は平幕大栄翔に押し出されて初黒星を喫した。大栄翔は二つ目の金星獲得。

大関陣は貴景勝が新小結朝乃山の上手出し投げに屈し、かど番の高安は小結阿炎に押し出されて、ともに1勝1敗。豪栄道は左足首負傷で休場した。

成績次第で大関昇進の可能性がある関脇御嶽海は小結北勝富士に突き落とされて土がついた。関脇栃ノ心は妙義龍に敗れて2連敗。三役以上の2連勝は朝乃山だけとなった。《共同通信》

【野球・プレミア12】日本、逆転勝ち

野球の東京五輪予選を兼ねる国際大会「第2回プレミア12」は11日、2次ラウンドが開幕し、日本(1次ラウンドB組1位)はZOZOマリンスタジアムでオーストラリア(C組2位)に3―2で逆転勝ちした。日本は1次ラウンドで同組の台湾から挙げた1勝とあわせて2勝0敗となった。

日本は0―2の四回に鈴木(広島)が1次ラウンドから3試合連続となるソロ本塁打。七回に代走の周東(ソフトバンク)が二盗、三盗を決め、源田(西武)のバントが野選を誘って同点とし、八回に浅村(楽天)の押し出し四球で勝ち越した。《共同通信》

【ソフトバンク・平石洋介コーチ】入団会見

今季限りで楽天の監督を退き、新たにソフトバンクの1軍打撃兼野手総合コーチに就任した平石洋介氏(39)が11日、秋季キャンプを実施している宮崎市で入団会見に臨み「これまでも選手、チームがいい方向を向くためにと、その一心でやってきた。そのためにも腹を割って付き合える関係にならないといけない」と抱負を述べた。

楽天で現役引退した後は2軍監督、監督代行などを歴任。今季は生え抜きとして初めて監督を務めた。パ・リーグでしのぎを削るチームに移り「正直多少考えるところもあったが、お話をいただいて本当にありがたかった。そういうことがあってもいいのかなと思う」と話した。《共同通信》

【日経平均終値】2万3331円84銭(前週末比60円03銭安)

週明け11日の東京株式市場は、上海、香港株の値下がりを受けて売りが強まり、日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに反落した。

終値は前週末比60円03銭安の2万3331円84銭。東証株価指数(TOPIX)は1.26ポイント高の1704.03。出来高は約12億4128万株だった。《共同通信》

【トルコ】ISメンバーの送還開始

トルコ内務省は11日、過激派組織「イスラム国」(IS)の米国人戦闘員1人の送還を完了し、ドイツ人など20人以上の欧州出身の戦闘員も送還すると明らかにした。アナトリア通信が伝えた。ソイル内相は8日、トルコが拘束するISの外国人メンバーを11日から出身国に送り返すと表明していた。

トルコは先月、シリア北部に侵攻。攻撃対象は、米軍と連携しIS掃討を進めたシリアのクルド人勢力で、IS復活や戦闘員逃亡を恐れる欧州などは侵攻を批判していた。今回の送還は、こうした批判への対抗措置の可能性もある。《共同通信》

【JR両毛線】全面運行再開

台風19号の影響で栃木県栃木市内の栃木―岩舟間で不通だったJR両毛線が11日、復旧作業を終えて約1カ月ぶりに全面的に運行を再開した。これで台風19号に伴う栃木県内の鉄道の不通区間はなくなった。

両毛線は、台風で栃木市を流れる永野川が増水し、鉄橋が壊れたり線路内に土砂が流入したりして被災。JR東日本は、代行バスを走らせるとともに、鉄橋の補修や土砂の撤去など、復旧作業を進めていた。

11日朝、栃木駅は通学する学生らで混雑。栃木市内の高校に通う1年生の男子生徒(16)は「代行バスは時間がかかった。電車が再開して良かった」と笑顔を見せた。《共同通信》

【宇高航路】12月で休止

宇高航路(玉野市・宇野港―高松港)を唯一運航している四国急行フェリー(高松市)は11日、12月16日からの航路事業の休止届を国土交通省四国運輸局に提出し、受理された。1910(明治43)年に国鉄連絡船が就航して以来、本州と四国を結ぶ大動脈であり続けた宇高航路は109年の歴史を終える。

堀川満弘社長は高松市内で記者会見し、88年開通の瀬戸大橋との競合などによる業績悪化で累積赤字が数億円に上ったと説明。「コスト削減や減便で経営改善を目指してきたが、利用者の減少に歯止めがかからず、これ以上の航路維持は困難と判断した。非常に残念」と話した。

宇高航路は瀬戸大橋開通直後、3社が運航していたが2012年までに2社が撤退。四国急行フェリーが運航を担うようになった13年度は1日22往復し、年間約43万人が利用した。

14年の瀬戸大橋料金水準引き下げが利用客減に拍車を掛け、岡山、香川県と玉野、高松市から補助金を受けても収支は改善しなかったという。減便を重ねて18年度は5往復、約14万人にまで落ち込んでいた。

四国運輸局は休止届を受け、15日に地元2県2市などとの「宇野高松間地域交通連絡協議会」を高松市内で開催。同社から休止の経緯などを聞く。《山陽新聞》

【ボリビア・モラレス大統領】メキシコに亡命

メキシコのエブラルド外相は11日、大統領選の不正疑惑を受けて辞任表明した南米ボリビアの左派モラレス大統領(60)が、メキシコに亡命したことを明らかにした。モラレス氏がメキシコ空軍機内にいる写真をツイッターで公表し「メキシコの保護下で彼の生命は安全だ」と指摘した。モラレス氏は「国を去るのはつらいが、私は強くなって戻る」と投稿した。

一方、モラレス氏の辞任劇を巡っては、メキシコなど中南米の左派政権が「クーデター」だとモラレス氏側を擁護するのに対し、ブラジルの右翼ボルソナロ政権が真っ向から否定するなど解釈が割れた。《共同通信》

【Wヤング・平川幸男さん】死去

1970年代に人気を集め、その後も活躍を続けた漫才コンビ「Wヤング」の平川幸男さんが11日、大阪市内の病院で死去した。78歳。神戸市出身。

64年に中田治雄さんと「Wヤング」を結成。だじゃれの連発やテンポの良い掛け合い、「ちょっと聞いたあ」などのギャグで一躍人気者に。74年に上方お笑い大賞金賞、75年と78年に上方漫才大賞を受賞し、80年代の漫才ブームの先駆けとなった。

79年に中田さんが死去した後は、84年に佐藤武志さん(65)と2代目「Wヤング」を結成した。《共同通信》

【米山稔さん】死去

スポーツ用品メーカー、ヨネックスの創業者で社長、会長を務めた米山稔氏が11日午前10時12分、老衰のため新潟県長岡市の病院で死去した。95歳。新潟県出身。

1946年に新潟県内で漁業用木製ウキなどの製造、販売を開始。その後、バドミントンのラケットを手掛けるようになり、58年に米山製作所(現ヨネックス)を設立した。

テニスラケットやゴルフクラブの製造にも乗りだし、女子テニスのマルチナ・ナブラチロワさんや伊達公子さんに用具を提供するなどして、同社を世界的なメーカーに育てた。97年に会長、2007年にファウンダー名誉会長に就いた。《共同通信》



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