令和113日目
2019/08/21
この日のできごと(何の日)
【河野太郎外相】韓国・康京和外相と会談
河野太郎外相は21日、訪問先の中国・北京郊外で韓国の康京和外相と会談した。河野氏が元徴用工訴訟問題で解決策提示を求め、双方の主張は対立。康氏は対韓輸出規制強化の撤回を迫り、河野氏は正当と反論した。会談は平行線に終わり、対立緩和の糸口は見いだせなかったもようだ。河野氏は韓国で広がる日本製品の不買運動など反日的動きに懸念を伝達。康氏は、焦点の日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を更新するかどうかは「検討中」と述べた。
両外相の会談は、今月1日にタイで開催して以来。両国による対立の深刻さが改めて裏付けられた形だ。《共同通信》
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【エフエム東京】粉飾決算
エフエム東京(東京)は、平成29年3月期~31年3月期連結決算について、損失を抱えた子会社を連結決算から外す不正な株取引で赤字を隠す粉飾決算をしていたと発表した。調査した第三者委員会は報告書で「株式異動は実態を欠く」として、子会社を連結対象に含め、決算を修正するよう求めた。
不正会計の対象は、デジタル放送事業「i-dio(アイディオ)」の子会社。当時、エフエム東京社長だった千代勝美氏が知人に子会社の株式を一時的に購入してもらい、持ち株比率を下げていた。3カ年の決算で本業のもうけを示す営業利益計11億円分を過大に計上しており、一連の不正による損失は約6億円に上るという。
今年4月に内部告発で問題が発覚。第三者委を設置し、6月に社長や会長ら経営陣を刷新した。旧経営陣への損害賠償訴訟も検討する。《産経新聞》
【中国】英総領事館職員を拘束
中国外務省の耿爽報道官は21日の記者会見で、行方不明となっていた在香港英総領事館の男性職員が広東省深圳の警察当局に拘束されていることを認めた。治安管理処罰法違反で15日間の行政拘留処分になったという。同法違反の行為については明らかにしなかった。
香港メディアによると、香港人の男性職員は今月8日、日帰りの出張で深圳を訪問した後、鉄道で香港に戻る途中、連絡が途絶えた。英外務省が20日、懸念を表明していた。
香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正問題をめぐり、香港の旧宗主国である英国政府は対中批判を強めており、中国による報復措置の可能性がある。
耿氏は21日の会見で、男性職員は英国人ではなく中国人であり、職員の拘束は「中国内部の事案だ」と主張。英国に対し、無責任な発言や中国の内政への干渉を止めるよう要求した。《産経新聞》
【東北新幹線はやぶさ】280キロで走行中ドア開く
21日午前10時15分頃、東北新幹線の仙台発東京行き「はやぶさ46号」(10両編成)が仙台―白石蔵王駅間を時速約280キロで走行中、9号車のドアが開き、緊急停止した。列車は約40秒間、約2キロにわたりドアが開いたまま走っていた。当時、ドアの周囲に人はおらず、乗客約340人にもけがはなかった。
JR東日本によると、運転台でドアが開いたことを知らせる表示が出たため、運転士が緊急ブレーキをかけ、駆けつけた車掌がドアを閉めた。車両は宮城県柴田町の第2葉坂トンネル内で止まった。
JR東が車内の防犯カメラを確認したところ、出発前の車内清掃で作業員がドアを手動で開けられるようにする「ドアコック」という装置を操作し、元に戻し忘れていたことがわかった。その後、走行中の振動などでドアが開いたとみられる。
列車は約15分後に運転再開したが、この列車を含む上下線計7本が最大約30分遅れ、約3300人に影響した。《読売新聞》
【東京株式市場】
21日の東京株式市場は、米中関係の悪化に警戒感が漂い、当面の利益を確定する売り注文が先行して日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比58円65銭安の2万0618円57銭だった。イタリアのコンテ首相が辞表を提出し、政局が混迷すると不安視された。
東証株価指数(TOPIX)は9.26ポイント安の1497.51。出来高は約9億100万株で、取引は低調だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録公表を控えて様子見気分があった。
20日の米国株安が市場心理を冷やし、朝方は平均株価が一時190円超下落した。売りの一巡後は下げ幅をやや縮めた。《共同通信》
【クライミング・楢崎智亜選手】五輪代表に決定
2020年東京五輪で初めて採用されるスポーツクライミングで男子の楢崎智亜(23)=TEAM au=が21日、東京都八王子市のエスフォルタアリーナ八王子で行われた世界選手権の複合決勝で金メダルを獲得し、日本協会の選考基準を満たして東京五輪代表に決まった。
日本男子のエース、楢崎智は今大会、ボルダリングと合わせて2冠を達成した。昨年に始まった複合では男女を通じて日本勢初の優勝となり、来夏へ期待が高まる結果となった。
五輪で実施される複合はスピード、ボルダリング、リードの3種目全てに臨み、総合力を競う。《共同通信》
【プロ野球・21日】
西11―6日
西武は1―1の二回に山川のソロと金子侑の2ラン、源田の適時打で4点を勝ち越し、五回に山川の37号2ラン、七回にも森の適時二塁打などで4点を加点した。榎田は5回4失点で3勝目。日本ハムは5失策と拙守から失点を重ねた。
ソ4―14オ
オリックスが今季2度目の5連勝。2―4の六回、安達の2点二塁打と若月の適時打で逆転。七回以降も小田の3ラン、モヤの2ランなどで毎回得点した。2番手の吉田一が初勝利。ソフトバンクは今季最多の14失点と投手陣が崩れた。
ロ1―3楽
楽天は三回に茂木のソロで先制し、七回にブラッシュのソロ、九回には田中の適時三塁打で加点した。則本昂は七回途中1失点で3勝目を挙げ、松井が2年ぶりの30セーブ目。ロッテは小島が7回2失点と好投したが援護できなかった。
広5―4ヤ
広島が2位に浮上した。2―4の五回に菊池涼の適時二塁打と鈴木の適時打で追い付き、八回に代打安部の7号ソロで勝ち越した。2年目の遠藤が5番手で登板して1回無失点でプロ初勝利。ヤクルトは2度のリードを守れなかった。
中2―5巨
巨人が6連勝。菅野が8安打されながらも7回1失点で10勝目を挙げた。打線は岡本が2度適時打を放ち、六回は阿部とゲレーロの連続本塁打で加点。中日は小笠原が崩れて4連敗となり、借金が今シーズン最多の13に増えた。
神3―1D
阪神が継投を決めて競り勝った。秋山が5回1失点で降板後、岩崎ら4投手が無失点でつないだ。三回に高山が先制のソロ本塁打を放ち、四回に適時二塁打のマルテが六回は犠飛。DeNAは相手を上回る10安打で1点と拙攻が目立った。《共同通信》