令和107日目
2019/08/15
この日のできごと(何の日)
【台風10号】
山陽新幹線は終日運休
台風10号が接近した15日、山陽新幹線の新大阪―小倉間が終日運転を見合わせる「計画運休」となるなど、各地の交通網に大きな影響が出た。
山陽新幹線の小倉―博多間は1時間に1本程度の運転にとどめた。東海道新幹線は山陽新幹線との直通運転を取りやめ、上下計55本を運休に。
九州新幹線は本数を始発から減らし、山陽新幹線との直通運転は取りやめた。
在来線は、京阪神地区を発着する特急列車約190本を運休。中国地方では、岡山、広島、山口の3県で運転を見合わせた。
空の便に影響も。日航は187便を欠航、全日空も270便の欠航を決めた。《共同通信》
愛媛県付近の海上を北上
大型の台風10号は15日、愛媛県付近の海上を北上した。夕方にかけて中国地方に上陸し、縦断する見込み。夜には日本海に抜ける見通しだが、四国や紀伊半島を中心に記録的な大雨をもたらす恐れがあり、気象庁は土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼びかけている。
読売新聞のまとめでは、15日正午現在、強風にあおられて転倒するなどして愛媛や三重など7県で13人が重軽傷を負った。また、広島や高知など8県の約24万世帯約51万人に避難指示・勧告が発令されている。
気象庁によると、台風10号は正午現在、愛媛県八幡浜市付近の海上を時速30キロで北に進んでいる。中心気圧は975ヘクト・パスカル、最大風速は30メートル。
正午までに観測した1時間雨量は最大で高知県馬路村で60・5ミリ、宮崎県日向市で43ミリなど。馬路村では14日からの24時間雨量が563ミリに達した。16日昼までの24時間予想雨量は近畿と四国で500ミリ、東海で400ミリなどとなっている。
交通も乱れ、山陽新幹線は新大阪―小倉間を終日運休。東海道新幹線は55本の運転を取りやめた。九州新幹線も一部運休した。日本航空と全日空は西日本を発着する便を中心に計457便の欠航を決めた。《読売新聞》
広島県呉市付近に上陸
気象庁によると、大型の台風10号は15日午後3時ごろ、広島県呉市付近に上陸した。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。15日夜には山陰沖に進んで西日本を縦断する。台風10号は目が大きく、その周辺に積乱雲が発達しているのが特徴。通過した後も暴風雨が続く。普段は雨が少ない瀬戸内でも大雨になる。
総務省消防庁のまとめなどによると、高知など15県で7千人以上が避難所に身を寄せ、これまでに岡山など8県で16人がけがをした。西日本から東日本の太平洋側は総雨量が1200ミリを超える記録的大雨になる恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒を呼びかけた。
JR西日本は山陽新幹線の新大阪-小倉間で15日終日の「計画運休」を実施し、岡山、広島、山口各県で在来線の運転を見合わせる。JR四国も瀬戸大橋線を含む四国のJR全線で終日運休。日航と全日空は400便以上の欠航を決めた。《産経新聞》
西日本各地で猛威
台風10号が直撃した西日本では15日、暴風雨が各地で猛威を振るい、大型の看板が落下したり、落石が道をふさいだりする被害が相次いだ。広島県の宮島や松山市の道後温泉などの観光地では臨時休業する店舗が相次ぎ、お盆シーズンにもかかわらず閑散としていた。
高知市の国道沿いにあるインターネットカフェでは、駐車場に設置された縦5メートル、横3.6メートルほどの看板が約7メートルの高さから落下した。徳島県つるぎ町では、大量の落石が山あいの県道をふさいで通行止めに。広島市西区でも強風が高さ約10メートルの街路樹をなぎ倒した。《共同通信》
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【新潟県胎内市】40.7度
大型の台風10号の影響で南から暖気が流れ込んだ15日、北陸や東北の日本海側では山越えの熱風が吹き下ろす「フェーン現象」も発生して酷暑となった。新潟県胎内市で午後1時16分に40.7度を記録し、14日に同県上越市で観測された今年の最高気温40.3度を更新した。
気象庁によると、北陸や東北は台風から遠く、晴れたことも要因。新潟県内は長岡市と三条市も40度以上だった。山形県鶴岡市で40.4度、石川県志賀町で40.1度に達した。16日は台風が日本海に進み、北陸や東北も荒天となる見通し。《共同通信》
【韓国】光復節
日本の朝鮮半島統治からの解放記念日「光復節」の15日、韓国では歴史問題や日本政府による輸出管理厳格化などをめぐり日本を批判する抗議集会や行進が、各地で行われた。
首都ソウルの天候はこの日、朝から雨。ソウル市庁前の広場では複数の市民団体で構成する「強制動員問題解決と対日過去清算のための共同行動」が、いわゆる徴用工問題について日本に抗議する集会を開いた。集会参加者らはレインコートを着たり傘を差したりして「日本は謝罪せよ!」「安倍(晋三首相)は謝罪せよ!」などと気勢を上げた。
集会には元徴用工だったと主張する男性らも参加。亡くなった元徴用工らの遺影を掲げ、日本大使館前まで行進し、徴用工問題の解決を求める署名を大使館側に渡した。
ソウル中心部の光化門広場では、極左労組の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)が全国労働者大会を開催。夕方からは労組など750余りの市民団体共催の、安倍晋三首相を糾弾するロウソク集会が開かれた。集会では、日本政府の輸出管理厳格化を「経済報復だ」と批判し、これに対抗して韓国で展開されている日本製品の不買運動への参加を訴えた。
また、この集会は、反日ではなく「反安倍」を訴えるものであることを強調。「NOアベ」と記されたプラカードやロウソクをともした紙コップを手に、安倍首相を「アベ!」と呼び捨てにし、「アベは退陣せよ!」などと叫んだ。さらに、日本国内の反安倍政権勢力との市民同士の連帯を訴えた。
関係者は、このロウソク集会への参加者を10万人ほどと予想していたが、実際の参加者は目標を下回ったようだ。《産経新聞》
【みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会】靖国神社に参拝
超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)は15日午前、終戦の日に合わせ、東京・九段北の靖国神社に約50人が集団参拝した。
議連によると、大半が自民党議員で、日本維新の会とNHKから国民を守る党の議員も参拝した。
尾辻氏は参拝後に記者会見し、安倍晋三首相が平成25年12月以来、参拝していない現状について「首相はお参りをしたいと強く思っている1人だと信じている。お参りなさらないことは国益を考えてのご判断だろう」と語った。《産経新聞》
【全国戦没者追悼式】終戦から74年
終戦から74年となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。戦没者遺族や各界の代表者ら6497人が参列し、先の大戦で犠牲になった310万人の戦没者を悼んだ。5月に即位した天皇陛下も皇后さまとともに初めて参列、先の大戦への「深い反省」に言及するなど、上皇さまのお言葉の内容をほぼ踏襲された。
式では、正午の時報に合わせて参列者全員で黙とうをささげた。陛下はお言葉で、「過去を顧み、深い反省の上に立って」と、上皇さまが戦後70年の2015年に盛り込んだ「深い反省」に言及。戦陣に散り、戦禍に倒れた人たちに追悼の意を表し、世界の平和と国の発展を祈られた。
安倍首相は「戦争の惨禍を、二度と繰り返さない。この誓いは、昭和、平成、そして、令和の時代においても決して変わることはありません。今を生きる世代、明日を生きる世代のために、国の未来を切り拓(ひら)いてまいります」と式辞を述べた。
参列する遺族は世代交代が進んでいる。式に招かれた遺族5391人のうち、1989年(平成元年)に3269人に上った妻は、今年は5人にとどまり過去最少となった。一方、子は2751人、孫は451人、ひ孫は140人だった。
年齢別では、80歳以上が1166人で全体の21・6%に上った。一方、戦後生まれは、過去最多の1650人で全体の30・6%を占め、初めて3割を超えた。最年長は97歳、最年少は4歳だった。
戦争の記憶を若い世代に継承するため、厚生労働省は2016年から献花の補助者を設けており、今年は、9~17歳の戦没者のひ孫ら14人が、献花者に黄色い菊を手渡した。
参列予定者のうち、宮崎県遺族代表団53人は、搭乗予定だった航空機が台風10号の影響で欠航となったため参列できなかった。《読売新聞》
【津田大介氏】不自由展の混乱を謝罪
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏は15日、ツイッターで、混乱を招いたとして謝罪した。元従軍慰安婦を象徴する少女像などの出品を決めた理由について、拒否すれば「事前検閲が発生」したことになると釈明した。
「最後まで現場監督としてトリエンナーレを無事終えることが自身の責任の取り方」と辞任を否定したが、進退については県が設置する検証委員会での結論を見守る考えを示した。《共同通信》
【青森県】震度4
15日午後2時33分ごろ、青森県八戸市、三沢市、東北町で震度4の地震があった。午後3時6分ごろにも、八戸市や三沢市、南部町などで震度3の地震があった。
気象庁によると、いずれも震源は青森県三八上北地方で、震源の深さは約90キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.4と4.6と推定される。
東北電力と日本原燃によると、震度4を観測した地震では、青森県にある東通原発と使用済み核燃料再処理工場などの核燃料サイクル施設に異常はなかった。
午後2時33分ごろの地震の震度は次の通り。震度4=八戸内丸、八戸南郷、三沢、東北町役場(青森)▽震度3=函館泊(北海道)など。《共同通信》
【ファミリーマート】完全予約で利益7割増
ファミリーマートは15日、食品ロス削減の一環として土用丑の日(7月27日)のウナギ弁当を完全予約制で販売したところ、予約と店頭販売を組み合わせた前年と比べ、店舗の利益が平均で約7割増えたと明らかにした。販売額は約2割減少したが、廃棄費用が大幅に減り利益を押し上げた。
今年4月に恵方巻き、ウナギ弁当、クリスマスケーキの3品目の完全予約制を打ち出し、初めて効果を検証した。廃棄削減と加盟店の利益増を両立して実現させた結果となり、売れ行きが数日に限定される季節商品の完全予約がコンビニ全体に広がる可能性もある。《共同通信》
【東京株式市場】
15日の東京株式市場は、米中貿易摩擦を背景にした世界的な景気減速を懸念する売り注文が強まり、日経平均株価(225種)は大幅反落した。終値は前日比249円48銭安の2万0405円65銭で、2月以来、約半年ぶりの安値を付けた。下げ幅は一時400円を超えた。欧米市場に続く下落となり、世界同時株安に市場の不安が渦巻いた。
東証株価指数(TOPIX)は15.65ポイント安の1483.85。出来高は約11億3800万株。
朝方は、14日の米ダウ工業株30種平均が前日比800ドル超の大幅安となった流れを引き継ぎ、東京市場でも売りが先行。ほぼ全面安の展開となった。《共同通信》
【プロ野球・15日】
楽4―3ソ
楽天は2―3の八回にウィーラーの適時打で同点とすると、延長十一回、1死満塁で銀次が適時打を放ってサヨナラ勝ち。4番手のブセニッツが3勝目。ソフトバンクは七回に勝ち越したが救援陣が粘れず、連勝が6で止まった。
西8―20オ
オリックスが今季最多の20安打20得点で連敗を4で止めた。二回にロメロのソロから一挙7点を先制し、三回にロメロの満塁本塁打などで5点を加点。張奕は5回4失点で2勝目。西武は球団最悪に並ぶ20失点で連勝が5で止まった。
日0―6ロ
ロッテが3連勝で勝率5割に復帰した。二回に荻野の3点二塁打で先制し四回に平沢の適時二塁打、五回に井上の適時打で差を広げた。佐々木は5回3安打無失点で2勝目。日本ハムは投打に精彩を欠き、9連敗で5位に転落した。
【米・トランプ大統領】中国が対抗なら「究極の報復する」
トランプ米大統領は15日、米東部ニュージャージー州で、中国からの輸入品に対する制裁関税を9月に拡大することに関連し、「中国が対抗した場合、究極の報復措置を講じる。中国の雇用が多く失われるだろう」と記者団に語った。
中国政府は15日、トランプ米政権の新たな制裁関税について「必要な報復措置を取らざるを得ない」との声明を発表した。トランプ氏は「貿易戦争が長引くほど中国は弱体化し、米国は強くなる。彼らはディール(取引)を望んでいる」と強調した。制裁関税の拡大が中国の譲歩を促す有効な手段になるとの見方を示したものだ。
しかし、中国側は一段と反発を強めている。中国共産党機関紙・人民日報は16日、「米国が最大限の圧力をかけても、中国は重大な原則問題で絶対に譲歩することはない。中国の核心的利益を勝手に損なういかなる試みも失敗に終わるだろう」と、米国をけん制する評論を掲載した。《読売新聞》