令和84日目

2019/07/23

この日のできごと(何の日)

【英・保守党】新党首にボリス・ジョンソン氏

英与党・保守党は23日、欧州連合(EU)からの離脱問題で引責したメイ首相の後任として、新党首にボリス・ジョンソン前外相(55)を選出した。ジョンソン氏は24日、エリザベス女王の任命を受けて新首相に就く見通しだ。ジョンソン氏は「強硬離脱派」の代表格で、EUと合意した期限である10月末に離脱を実現すると公約している。

新党首は、英国各地の党員が郵便で行う決選投票で選ばれた。ジョンソン氏は約9万2千票を獲得し、約4万6千票のハント外相(52)を大きく引き離した。投票資格がある党員は約16万人だった。

英国が国民投票でEU離脱を決めてから3年余り。党員の大半は離脱問題の膠着(こうちゃく)で国民の信頼を失うことを危惧しており、ジョンソン氏に支持が集まった。ジョンソン氏は選出後の演説で「10月末に離脱を実現し、国を一つにする」と訴えた。

メイ氏は6月7日、離脱に道筋をつけられなかった責任をとり、党首を辞任した。党首選には、ジョンソン氏を含む10人が出馬していた。下院第1党は保守党であるため、ジョンソン新党首は自動的に英国の首相となる。《産経新聞》

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【静岡県富士宮市】山田太郎氏の515票が山本太郎氏に

21日に投開票された参院選で、静岡県富士宮市選挙管理委員会は23日、比例選で当選した自民党の山田太郎氏の得票515票全てを、落選したれいわ新選組代表の山本太郎氏の得票として集計するミスがあったと発表した。総務省によると、当落への影響はないという。

市選管は当初、山田氏0票、山本氏1453票と発表していた。しかし、市民から22日夜、市選管に「山田氏に1票も入ってないのはおかしい」との指摘があり、再点検してミスが判明した。市選管は23日、得票結果を訂正した。

市選管は集計の際、候補者ごとに仕分けした票の束に候補者名を記した紙をはっていたが、山田氏の束に山本氏と書かれた紙をはってしまったという。市選管は「名前が似ていたため、チェックをすり抜けてしまった。申し訳ありません」と謝罪した。《読売新聞》

【徴用工訴訟】三菱重工の資産売却を申請

いわゆる徴用工や女子勤労挺身隊の訴訟で、韓国最高裁が三菱重工業に賠償を命じた確定判決をめぐり、原告側は23日、すでに差し押さえている韓国内の同社資産の売却を裁判所に申請し、資産の現金化手続きに入った。

同様の訴訟での日本企業資産の売却申請は、昨年10月末に判決が出た日本製鉄と、不二越(上告審が継続中)に続き3件目。三菱重工業を相手取った訴訟では昨年11月末、2件の判決が確定し、同社が韓国国内に所有するロゴマークの商標権と特許権がこれまでに差し押さえられた。

現金化の対象となるのは、原告4人分の賠償金など総額約8億ウォン(約7300万円)相当で、売却手続き完了まで少なくとも数カ月かかる見通しという。

原告側は賠償に向け同社に協議を求めていたが、期限としていた今月15日を過ぎても、回答がなかったためだと主張している。また、日本政府が協議に応じないようにしているとし、日本による対韓輸出管理の厳格化を「不当な制裁措置」と批判した。

一方、ソウルの大統領府前では23日、元徴用工への補償を韓国政府に求める市民集会が行われた。集会の主催者らは、韓国政府が把握しているとされる103万人余りの名簿の公開を要求。1965年の日韓請求権協定に従い韓国政府が日本から受け取った金を「請求権補償金」とみなし、「元徴用工の遺族らに即刻、返還せよ」と訴えた。《産経新聞》

【水泳・世界選手権】

23日に行われた水泳の世界選手権男子200メートル自由形決勝で、松元克央(セントラルスポーツ)が1分45秒22の日本新記録をマークし、銀メダルを獲得した。

波に乗れない日本チームに、生きのいい「カツオ」が勢いをもたらした。男子200メートル自由形で松元が五輪、世界選手権で日本選手初となる銀メダル。「何の失敗もない。全てが満足いく結果」。名前の克央(かつひろ)から「カツオ」と呼ばれる22歳は、水面でとびきりのガッツポーズを見せた。

150メートルを5番手でターンした後、前半でためていた力を一気に解放した。ラスト25メートル付近から抜け出すと、3番手でゴール。1位の失格でさらに順位が繰り上がり「何もかも信じられない」と喜んだ。《産経新聞》

【韓国軍】竹島周辺で露軍機に警告射撃

韓国軍合同参謀本部は23日、ロシア軍機が同日午前に領空侵犯したとして、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)周辺で、韓国軍戦闘機が警告射撃したと明らかにした。露軍機の韓国領空侵犯は初めてとしている。別の露軍機や中国軍機も韓国の防空識別圏内に侵入したという。

領空侵犯したとされる露軍機はA50空中警戒管制機で、2度にわたって侵入。韓国軍の戦闘機はA50の前方約1キロに向けて1回目に約80発、2回目に約280発の計約360発を警告射撃した。

このほか、ロシアのTU95爆撃機2機と、中国のH6爆撃機2機も韓国の防空識別圏内に入った。韓国の戦闘機がA50を含む中露機に計約30回無線で警告したが、応答はなかったという。韓国の聯合ニュースは、中露軍機が日本海上空で合流飛行するのは異例で、「中露が合同訓練をしていたとみられる」との韓国軍関係者の分析を伝えた。米韓軍が8月に計画する合同軍事演習への牽制(けんせい)との見方もある。

韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は、パトルシェフ露安全保障会議書記に「事態を非常に重く見ており、こうした行為が繰り返される場合、はるかに強い措置を取る」と警告。韓国外務省が中国の邱国洪駐韓大使を呼び抗議した。

露国防省は「領空侵犯はしていない」と韓国側を非難。「警告射撃は受けていない」とも説明した。イタル・タス通信が伝えた。《産経新聞》

【日本政府】韓露両政府に抗議

菅義偉官房長官は23日の記者会見で、竹島(島根県隠岐の島町)周辺で領空侵犯したロシア軍機に韓国が警告射撃したことに関して韓国、ロシア両政府に抗議し、再発防止を求めたと明らかにした。

領空侵犯については「二度にわたり領空侵犯したことを認識しており、厳重な抗議を行った」と説明した。警告射撃に対しても「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らして到底受け入れられず極めて遺憾だ」と強い不快感を示した。《産経新聞》

【大阪市・松井一郎市長】吉本興業に苦言

大阪市の松井一郎市長は23日、所属タレントの「闇営業」問題をめぐる吉本興業の一連の騒動について「素直に笑えない雰囲気が出ている。会社として体質改善をして出直してもらいたい」と要望した。市役所で記者団の取材に応じた。

松井氏は「そもそもの問題は反社会的勢力の会合でタレントがギャラをもらっていたこと。法令順守の指導を徹底してもらいたい」とした上で、岡本昭彦社長の会見についても「本質とは離れている」と企業としての体質改善を求めた。

市と同社は平成29年に「笑い」を通じた街の魅力発信などを目的に包括連携協定を締結。「住みます芸人」として市内24区に芸人が住んで活動している。

松井氏は「大阪は吉本という会社でお笑いの文化を醸成してきた。この一件をもって大阪への貢献を全否定することにはならない」と協定の見直しは否定しつつ、「多くのファンを落胆させているのも間違いない。再出発してほしい」と述べた。《産経新聞》

【東京株式市場】

23日の東京株式市場は、米中貿易協議の進展期待や半導体産業の業況回復観測から買い注文が入り、日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比204円09銭高の2万1620円88銭で、12日以来の高値を付けた。東証株価指数(TOPIX)は12.45ポイント高の1568.82だった。

来週に米中両政府が閣僚級貿易協議の開催を検討していると伝わり、好感された。米政権が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する制裁の緩和を図るとの見方も追い風となった。《共同通信》

【プロ野球・23日】

ソ11―7ロ

ソフトバンクが先発全員安打で打ち勝った。一回に今宮、松田宣、デスパイネの3者連続本塁打で先行。三回に松田宣の2打席連続弾、八回に栗原のプロ1号2ランなどで突き放した。高橋礼が9勝目。ロッテは投手陣が総崩れだった。

オ2―5日

日本ハムは金子が6回無安打無失点で、今季4勝目を挙げた。一回に中田と渡辺の適時二塁打で2点を先行した。二回に石井のソロ本塁打で加点。六回にも2点を加えた。オリックスは終盤に反撃したが、及ばなかった。

神6―6D

延長十二回引き分け。九回に筒香の適時二塁打で追い付いたDeNAは十二回無死一、二塁からのバント失敗が痛手となった。阪神は八回に大山の適時打などで2得点と逆転したが、ドリスが抑えに失敗。九、十回とサヨナラ機を逃した。

広6―5中

広島がサヨナラ勝ちで4連勝とした。2―5の九回に菊池涼の適時打とバティスタの2ランで同点。延長十回に安部の5号本塁打で試合を決めた。十回を抑えたフランスアが6勝目。中日は抑えの岡田が誤算で、4連敗となった。

巨6―5ヤ

巨人がサヨナラ勝ちで連敗を4で止めた。5―5の九回無死一、二塁から代打重信の左越えへの適時二塁打で勝負を決めた。九回途中から抑えた中川が4勝目。ヤクルトは八回に青木の3ランで追い付いたが、九回に守備が乱れ3連敗。《共同通信》



7月23日 その日のできごと(何の日)