令和30日目

2019/05/30

この日のできごと(何の日)

【サッカー・U-18韓国代表】優勝剥奪

中国で行われたサッカーのユース大会で、優勝したU-18韓国代表の選手が足でトロフィーを踏んで喜んでいる写真が公開された問題で、大会を主催した中国側は30日、韓国チームの優勝を剥奪した。問題を受けて韓国チームの選手やスタッフが「中国の全国民」に向けて謝罪していた。

成都で開催された年に1度のユース国際大会「パンダ・カップ(Panda Cup 2019)」で、韓国代表は29日の中国戦に3-0で勝利し優勝を決めた。だが試合後に選手が取ったこの敬意を欠く行為が批判の対象となっていた。

選手が足でトロフィーを踏む様子を捉えた写真は中国メディアやSNSで大きくとり上げられ、大会組織委員会は、韓国側の振る舞いを「重大な侮辱行為だ」と批判していた。

さらに中国メディアが、選手らがトロフィーに向かって小便するふりもしていたと伝えると、怒りの声はさらに強まり、成都サッカー協会も、謝罪では不十分だと明言。

同協会は中国版ツイッター(Twitter)「微博(ウェイボー、Weibo)」で、トロフィーを踏んだ選手の行為を「下品」と非難。「スポーツの倫理および精神に反するチームと選手の参加は歓迎されない」と警告し、韓国チームの同大会への今後の出場禁止の可能性も示唆した。《AFP》

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【厚生労働省】韓国産ヒラメなど水産物輸入規制強化

厚生労働省は30日、6月1日から韓国産のヒラメと、韓国など複数の国から輸入される生食用冷蔵むき身アカガイ、タイラギガイ、トリガイ、ウニについて、全国の検疫所で検査体制を強化すると発表した。韓国産ヒラメについては、検査量を全輸入量の20%から40%に引き上げる。他の貝類などについては10%から20%に引き上げる。

厚労省によると、昨年度はアカガイ、タイラギガイ、トリガイは全量を韓国のみから輸入し、ウニは米国や中国、韓国など計10カ国から輸入している。輸入実績を踏まえると、検査強化対象の大半は韓国産となる見通しだ。韓国は東京電力福島第1原発事故を受け福島など8県産水産物の輸入を禁止しているが、検査強化は科学的根拠に基づいた日本政府による対抗措置の意味合いが強い。《産経新聞》

【東京株式市場】

30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落し、節目の2万1000円を割り込んだ。米中貿易摩擦に伴う経済減速を懸念し、売り注文が先行した。終値は前日比60円84銭安の2万0942円53銭で、2月中旬以来約3カ月半ぶりの安値を付けた。

東証株価指数(TOPIX)は4.43ポイント安の1531.98で約4カ月半ぶりの低水準。出来高は約11億1300万株。

中国がレアアース(希土類)の対米輸出を規制する可能性が引き続き意識され、投資家の消極姿勢が目立った。英国の政局混乱やイタリアの財政悪化も警戒された。平均株価の下げ幅は一時200円に迫った。《共同通信》

【プロ野球・30日】

オ4―5ソ

ソフトバンクが競り勝った。六回に2ランを放ったデスパイネが4―4の八回に勝ち越し適時打をマークした。3番手の武田が3勝目を挙げ、森が13セーブ目。オリックスは六回に2点差を追い付き粘ったが、11残塁の拙攻だった。

日8―0ロ

日本ハムが今季初の4連勝。一回に近藤の適時二塁打と渡辺の適時打で2点を先制し、三回に中田の11号2ランなどで3点、四回に清宮の1号3ランで加点した。有原は4安打、3年ぶり完封でリーグトップの6勝目。ロッテは3連敗。

5―2巨

阪神が3連勝。高橋遥は力のある直球で押して、7回4安打2失点で今季初勝利を挙げた。打線は一回に大山の3ランで先制。五回に大山の適時打、七回に糸原の犠飛で加点した。巨人は要所で、打線がつながらなかった。

中1―8D

DeNAが14安打で大勝し、5位に上がった。一回はロペスの10号満塁本塁打で先制。宮崎が二、四回にそれぞれ適時二塁打で加点した。東は制球良く投げ、10奪三振の7回1失点で3勝目。中日は勝野が打たれ、5安打と打線も低調だった。

ヤ0―13広

広島が今季最多の13得点で3連勝を飾った。一回にバティスタのソロなどで3点を先行し、中盤以降に田中広の3ランなどで次々と加点した。プロ初先発の山口が7回1安打無失点でプロ初勝利。ヤクルトは14連敗で最下位に転落した。

【映画・主戦場】「だまされた」保守派が抗議

旧日本軍の慰安婦問題を扱った公開中のドキュメンタリー映画「主戦場」の中でインタビューに答えた学者らが30日、東京都内で記者会見を開き、「大学院生の学術研究に協力したつもりが、保守をたたくプロパガンダ映画になっている。だまされた」と抗議した。今後、法的手段を検討するという。

「主戦場」は日系米国人ミキ・デザキ監督(当時は上智大院生)が製作。保守派の論客と、元慰安婦の支援団体や研究者らにインタビューを重ね、それぞれが主張する構成になっている。

会見したのは、慰安婦制度に問題はなかったとする立場で映画に出た「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長ら3人。《共同通信》

【中国外務省・張漢暉次官】米国制裁は「露骨な経済テロ」

中国外務省の張漢暉次官は30日、トランプ米政権による中国産品への追加関税や、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)製品を市場から締め出す動きについて「意図的に貿易摩擦を引き起こしている。露骨な経済テロリズムだ」と強い表現で非難した。

張氏は習近平国家主席のロシア公式訪問に関する記者会見で、現在の国際情勢に関して「一国主義が台頭し、国際関係の基本ルールに著しい打撃を与えている」と米国を牽制(けんせい)。中露が経済・通商分野などで協力を強め、「外部の挑戦」に対応する考えを示した。

習氏は6月5~7日に訪露する。張氏によると、両国は「戦略的安定性」に関する共同声明を発表し、「多国間主義の堅持」や安全保障分野の協力強化などを確認する方針。米中貿易摩擦やイラン核合意からの米離脱などをめぐり、中露が連携して対応する姿勢をアピールするとみられる。

中国商務省の高峰報道官は30日、年600億ドル(約6兆6千億円)分の米産品に対する追加関税率を最大25%に引き上げる報復措置について、予定通り6月1日に発動する考えを示した。《産経新聞》

【中国】新駐日大使が着任

中国の新駐日大使に任命された孔鉉佑氏(59)が30日来日し、着任した。東京都大田区の羽田空港で日本メディアなどの取材に応じた孔氏は、「新しい時代にふさわしい中日関係の構築に全力を尽くしていく決意だ」と抱負を述べた。

孔氏は、6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて中国の習近平国家主席が訪日し、日中首脳会談の開催が見込まれていることについて、「中国側指導者の出席について日本側と緊密な意思疎通を図っている」と述べるに留めた。一方、深刻化する米中貿易摩擦については「われわれの正当な利益を、最後まで断固として守っていかなければならない」と強調した。

孔氏は、上海外国語学院(現・上海外国語大)で日本語を専攻。外務省入省後、日本で14年以上勤務した知日派として知られる。駐日大使就任前は、外務次官兼朝鮮半島問題特別代表を務めていた。《産経新聞》

【台湾】中国軍上陸阻止の実弾演習

台湾の国防部(国防省に相当)は30日、中国軍による上陸侵攻を阻止する大規模な実弾演習を実施し、内外メディアに公開した。27~31日の予定で行っている年次演習「漢光35号」の実動演習の一環。

演習は、中国軍が台湾海峡に面した南部・屏東県に、大型の揚陸艦から上陸用舟艇に乗り換えて侵攻してくると想定。F16戦闘機やフリゲート艦、多連装ロケット砲で上陸準備中の沖合を攻撃した後、火砲や攻撃ヘリ、戦車などが接近してくる敵に見立てた目標を順次攻撃し、水際で上陸を阻止する手順を実演した。

演習には兵員3000人超、航空機24機、火砲30門などが参加。厳徳発国防部長(国防相)は「中国共産党軍は台湾への武力侵攻を放棄していない。国軍は戦いを求めないが恐れもしない」と訓示した。《産経新聞》

【立憲民主党・辻元清美国対委員長】「失言防止マニュアル効いていない」

立憲民主党の辻元清美国対委員長は30日の党会合で、自民党の桜田義孝前五輪相が「子供を最低3人くらい産むように」などと発言したことについて「開いた口が塞がらない。大臣を辞めたからといって見過ごせない。こういうのは譴責だ」と批判した。

自民党が「失言防止マニュアル」を作成し、議員らに配布したことにも触れ、「失言防止マニュアルが効いていないことを証明してしまったのではないか」と揶揄した。《産経新聞》

【立憲民主党・蓮舫参院幹事長】桜田氏の発言「国会議員の恥」

桜田義孝前五輪相の「子どもを最低3人くらい産むようにお願いしたい」とする発言に、与野党幹部から30日、反発の声が相次いだ。立憲民主党の蓮舫参院幹事長は記者団に「最低な発言だ。こんな古い発想を持っている人が大臣だったことが驚きでしかない。国会議員の恥だ」と述べた。

公明党の斉藤鉄夫幹事長は党中央幹事会で不快感を表明。「選挙に直結する。与党としておごり、ゆるみを排除し、参院選勝利に進んでいきたい」と語った。

国民民主党の原口一博国対委員長は記者会見で「そもそも人権に対する意識が欠如している。人間の尊厳を保障する国会議員の務めが全く分かっていない」と非難した。《共同通信》

【インド・モディ首相】2期目就任

インド下院選で圧勝した与党インド人民党(BJP)を率いるモディ首相が30日、首都ニューデリーで2期目の就任宣誓式に臨んだ。モディ氏は「誠実に首相としての責務を果たす」と宣誓した。

スリランカのシリセナ大統領のほか、バングラデシュ、ネパールなど近隣諸国から代表団が参加し、南アジアの大国としての存在感を示した。

また、新内閣のメンバーも発表され、モディ氏の腹心、アミト・シャーBJP総裁が初入閣。モディ氏の最側近として財務相を務めたジャイトリー氏は、健康問題を理由に入閣を辞退した。《共同通信》

【岩屋毅防衛相】ロシア・ショイグ国防相と会談

岩屋毅防衛相は30日、ロシアのショイグ国防相と防衛省で会談し、ロシア側による北方領土での軍備強化や軍事演習について遺憾の意を伝えた。ロシア側は、陸上自衛隊の地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」導入計画への懸念を示した。北朝鮮の非核化を目指す方針では一致した。

岩屋氏は会談で「北方四島の軍備強化はわが国の立場とは相いれないものだ。ロシア側に冷静な対応を求めたい」と述べた。ロシアは近年、択捉島や国後島に地対艦ミサイル「バスチオン」と「バル」をそれぞれ配備するなど軍備増強を進ている。3月には両島で射撃・砲撃部隊による軍事演習も行った。

一方、ロシア側はイージス・アショアについて「攻撃的な能力も持つのではないか」との懸念を表明した。これに対し岩屋氏は「純粋に防御的な仕組みであり、決してロシアをはじめ他国に脅威を与えるものではない」と説明した。《産経新聞》

【安倍晋三首相】「解散風」に言及


https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は30日、東京都内で開かれた経団連の定時総会であいさつし、衆院解散について言及した。「『(解散)風』という言葉には今、永田町も大変敏感だ。一つだけ言えることは、風というものは気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」と述べた。

首相は4月の訪米時にトランプ大統領とゴルフをした際に「ボールが勝手に転がり出すくらい強い風だった」と紹介。今月26日のトランプ氏との千葉県でのプレーでは風があまりなかったとした上で永田町の「風」に話題を転じた。

菅義偉官房長官は記者会見で「解散風」について問われ「無風ではないか」と述べた。《産経新聞》

【米国務省・オータガス報道官】天安門事件は「徹底した虐殺、忘れるな」

米国務省のオータガス報道官は30日の定例記者会見で、中国で学生らの民主化運動が武力弾圧された天安門事件について、「徹底した虐殺が行われたということを我々は忘れてはならない」と強調した。

さらに、天安門事件発生から6月4日で30年となるのを前に、中国当局が活動家らに対する締め付けを強めているとされることに関して、「中国共産党による組織的でおぞましい迫害行為であり、拘束された人々は釈放されるべきだ」と述べ、中国当局を批判した。《読売新聞》



5月30日 その日のできごと(何の日)