平成11034日目

2019/03/25

この日のできごと(何の日)

【夫婦別姓訴訟】東京地裁「違憲といえず」

日本人同士の結婚で夫婦別姓を選択できないのは戸籍法の欠陥で違憲だとして、ソフトウエア開発会社「サイボウズ」(東京)の青野慶久社長(47)ら4人が国に計220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。中吉徹郎裁判長は「違憲状態とはいえない」とし、請求を棄却した。原告側は控訴する方針。

中吉裁判長は、平成27年の最高裁判決と同様、夫婦同姓の原則を定めた民法の規定を合憲と判断。個人が使用する法律上の姓は一つであることが予定されており、戸籍法が別姓を認めていないことには合理性があると結論づけた。

原告側は、戸籍法の規定では、日本人同士の離婚や日本人と外国人の結婚と離婚では同姓か別姓を選択できるのに、日本人同士の結婚だけ選択できないのは法の下の平等を定めた憲法に反すると主張していた。

青野氏は判決後に記者会見し「国会での議論が進まない中、司法の側からおかしいと声を上げてほしかった。別姓が認められるよう、早く立法してほしい」と訴えた。法務省民事局は「国の主張が認められたものと認識している」とのコメントを出した。《産経新聞》

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【東京株式市場】

週明け25日の東京株式市場は世界景気の減速懸念が広がってほぼ全面安の展開となり、日経平均株価(225種)は前週末比650円23銭安の2万0977円11銭で取引を終えた。終値としては今年最大の下げ幅で、2月15日以来約1カ月ぶりに心理的な節目の2万1000円を割り込んだ。中国などアジア市場も売り一色となり、前週末の欧米市場に端を発した株安が世界的に連鎖した。

国内外の長期金利の急低下で不安が増幅し、一時1ドル=109円台を付けた円高も重荷になった。東京証券取引所第1部の時価総額は25日に594兆円余りへ縮小し、前週末22日から約15兆円が吹き飛んだ計算だ。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】京都ご訪問

天皇、皇后両陛下は25日、神武天皇陵(奈良県橿原市)参拝などのため、京都府に入られた。計11に上る一連の譲位関連儀式の1つとして26日に神武天皇陵を訪れ、来月末の譲位を報告される。

25日は即位30年にあたり、京都御所(京都市)に近畿地方2府4県の各界代表者約210人を招き、茶会をご主催。陛下は「父祖の地であるこの京都において、皆さんとともにひとときを過ごすことをうれしく思います」とあいさつをされた。

陛下は兵庫県の井戸敏三知事に、平成7年の阪神大震災について「復興はどうですか。進んでいますか」と尋ねられ、皇后さまは和歌山県出身の演歌歌手、坂本冬美さんに「みなさんのために良い歌を歌ってくださいね」と激励されたという。両陛下は滞在中は京都大宮御所(京都市)に宿泊し、28日に帰京される。《産経新聞》

【皇太子殿下】ご一家で長野県入り

皇太子ご一家は25日、静養のため北陸新幹線(長野経由)で県内に入られた。ご一家は昼すぎに長野市のJR長野駅に到着。学習院女子高等科2年の愛子さまは春休み中で、数日間、県北部のホテルに滞在しスキーなどを楽しむ予定だ。5月1日の皇太子さまの新天皇即位を前に、市民らは例年にも増して大きな歓声で出迎えた。

ご一家は、長野駅のデッキから下りる階段の途中で立ち止まり、小旗を手に出迎えた市民らに向かって、にこやかに手を振った。市民の列に歩み寄って数分間、言葉を交わす場面もあった。《信濃毎日新聞》

【横綱審議委員会】白鵬関の三本締めに苦言

日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は25日、東京・両国国技館で定例会合を開き、大相撲春場所で42度目の優勝を全勝で飾った横綱白鵬を高く評価した。

一方、白鵬が千秋楽の優勝インタビューで、平成最後の本場所に際して行った観客との三本締めには苦言を呈した。矢野弘典委員長は「手締めというのは行事が全部終わった後にやるもの。一力士としてそういうことをやれる立場なのかという疑問」と述べた。

本場所は千秋楽の表彰式後に神送りの儀式を行い終了する。相撲協会の芝田山広報部長は「古く大事なものは残していくのが大事なので、それは教育しないといけない」と話した。《共同通信》

【JR武蔵小金井駅】「電車止めた」男立ち去る

25日午後8時20分ごろ、東京都小金井市本町のJR中央線武蔵小金井駅で、通過しようとした新宿発松本行き特急あずさ33号(12両編成)の運転士が「ホームから線路に人が飛び降りた」として列車を非常停車させた。ところが線路周辺に負傷者はおらず、約1時間後に運転を再開した。

警視庁小金井署によると、隣の東小金井駅で「電車を止めた」と話して立ち去った男性がおり、関連を調べている。車載カメラには人がホームから降りてレールの間に寝そべる様子が写っていた。一方、午後9時ごろには東小金井駅で線路からホームに上がった男性が「電車を止めた」と駅員に話し、立ち去ったという。《共同通信》

【富山市】川底に現金300万円

富山中央署は25日、富山市内の河川の川底に、現金約300万円が沈んでいるのが見つかったと発表した。24日に付近の住民が約200万円を拾って届けたのを受け、同署が近くを捜索した結果、25日午後にさらに約100万円が見つかった。同署が持ち主を捜している。現金の種類や詳しい発見場所は明らかにしていない。

同署によると、24日午前11時20分ごろ、散歩していた男女2人が、水深約50センチの川底にまとまって沈んでいる約200万円を発見。約100万円も近くの川底にあった。現金は束ねられたり袋に入っていたりしたわけではないという。《共同通信》

【イスラエル】ロケット弾が民家直撃

イスラエル中部クファルサバ近郊で25日早朝、パレスチナ自治区ガザから発射されたロケット弾が民家を直撃し、救急当局によると7人が負傷した。イスラエル軍はガザを実効支配するイスラム組織ハマスが撃ち込んだと非難。報復としてハマスの関連施設への空爆を実施した。緊張が激化する恐れがある。

米国訪問中のイスラエルのネタニヤフ首相は「許しがたい攻撃」と主張。25日にトランプ米大統領との首脳会談を行った後、予定を早めて帰国し対応に当たると述べた。《共同通信》

【桜田義孝五輪相】震災被害の発言撤回

桜田義孝五輪相は25日の参院予算委員会で、東日本大震災の津波被害を巡り、交通網への影響に言及した24日の発言に関し「事実と異なるため、おわびし撤回したい」と陳謝した。安倍晋三首相は「発言の正確さには十分に留意してほしい」と注意した。野党の罷免要求に対しては「復興した姿を世界に発信していく五輪・パラリンピックにするよう職責を果たしてもらいたい」と拒否した。

桜田氏は24日の千葉県柏市での集会で、被災した沿岸部の国道や県道が各地で寸断されたにもかかわらず「まだ国道とか交通、東北自動車道も健全に動いていたから良かった」と発言した。《共同通信》

【鈴木宗男氏】即時抗告

受託収賄などの罪で実刑判決が確定し、服役した新党大地代表の鈴木宗男・元衆院議員(71)の弁護人は25日、再審開始を認めなかった東京地裁決定を不服として、東京高裁に即時抗告した。

弁護人は「証人が記憶に反する証言を強いられ、有罪認定の根拠になった」として再審請求したが、地裁は20日に「虚偽の供述を強要した合理的な疑いはない」として棄却した。

確定判決によると、北海道開発庁長官だった1997~98年、建設会社から道開発局発注の工事に関して請託を受け、現金600万円を受け取るなどした。《共同通信》



3月25日 その日のできごと(何の日)