平成11010日目
2019/03/01
この日のできごと(何の日)
【パキスタン】インド軍操縦士を解放
インドとパキスタンの間でカシミール地方の実効支配線(停戦ライン)を挟んで軍事的緊張が高まっている問題で、パキスタンは1日、拘束していたインド軍操縦士の身柄を解放した。操縦士は国境を越え、インドに帰還した。ただ、インド政府は強硬姿勢を崩しておらず、緊張が緩和されるかは不透明だ。
パキスタンは2月27日の空中戦でインド機を撃墜し、脱出した操縦士1人を拘束した。カーン首相は28日、「平和への意思表示だ」として解放を決め、同時にインドのモディ首相に対話を呼びかけた。
一方、インド軍高官は28日夜の会見で、操縦士の帰還を歓迎する意向は示しつつ、パキスタン側の攻撃や挑発に「対応する準備はできている」と言及した。インド政府筋は「パキスタンがテロ対策に取り組まない限り対話はありえない」とも強調した。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【東京地裁】「司法取引」初適用
日本版「司法取引」(協議・合意制度)が初適用されたタイの発電所事業を巡る外国公務員への贈賄事件で、不正競争防止法違反に問われた大手発電機器メーカー「三菱日立パワーシステムズ」(MHPS、横浜市)の元執行役員(63)と元部長(57)両被告の判決が1日、東京地裁であった。
任介辰哉裁判長は、元執行役員に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)、元部長に懲役1年4月、執行猶予3年(同)を言い渡した。司法取引が適用された事件での判決は初めて。《読売新聞》
【気象庁】西日本の日本海側「記録的に少ない雪」
気象庁は1日、2月は全国的に高温で雪の量が少なく、特に西日本日本海側の降雪量は「平年比1%」で1961年の統計開始以来、最少を記録したと発表した。
同庁によると、2月の降雪量の平年比は、東日本太平洋側16%、同日本海側22%、西日本太平洋側29%、北日本太平洋側41%、同日本海側49%。寒気が南下せず、北日本に湿った空気が入り込まなかったことが要因という。
関東から沖縄は昨年からの暖冬傾向が続き、2月の平均気温は那覇市20・0度(平年差プラス2・9度)など6地点で過去最高を更新した。3月も全国的に暖気に覆われる見通しだ。《読売新聞》
【北朝鮮・金正恩委員長】ベトナム書記長らと会談
ベトナムを訪問中の北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1日、首都ハノイでベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長(国家主席)らと会談した。国家主席府で行われた歓迎式典では静かにほほ笑み、淡々と対応していた。
国家主席府は、正恩氏の祖父・金日成主席(当時は首相)が1958年に訪越した際、ベトナム建国の父ホー・チ・ミン主席に迎えられた場所だ。車から降りた正恩氏は、チョン書記長と肩を抱き合い、言葉を交わした後、整列した儀仗隊を閲兵した。終始にこやかな表情を見せ、出迎えの少女に話しかける場面もあった。
正恩氏は2日、ホー・チ・ミン主席の遺体が安置されている「ホー・チ・ミン廟」などを訪問する。その後、車で移動し、中国との国境に近い北部ランソン省のドンダン駅から専用列車に乗って出国するとみられる。《読売新聞》
【第42回日本アカデミー賞】「万引き家族」が8冠
第42回日本アカデミー賞の授賞式が1日、東京都内のホテルで行われ、犯罪でつながった家族を描いた是枝裕和監督の「万引き家族」が作品賞、監督賞、安藤サクラさんの主演女優賞、故・樹木希林さんの助演女優賞など8部門で最優秀賞を受賞した。他の最優秀賞は次の通り。(敬称略)
▽アニメーション作品=「未来のミライ」▽脚本=是枝裕和(「万引き家族」)▽主演男優=役所広司(「孤狼の血」)▽助演男優=松坂桃李(同)▽音楽=細野晴臣(「万引き家族」)▽撮影=近藤龍人(同)▽照明=藤井勇(同)▽美術=今村力(「孤狼の血」)▽録音=浦田和治(同)▽編集=上田慎一郎(「カメラを止めるな!」)▽外国作品=「ボヘミアン・ラプソディ」《読売新聞》
【国民民主党、自由党】政策協議で正式合意
国民民主党の平野博文幹事長と自由党の小沢一郎代表は1日、合併に向けた政策協議を国民民主党本部で行い、合併後の新党が国民民主党の基本政策を踏襲することで正式合意した。
両党は週明けから合併に向けた党内手続きに入る見通しだ。国民民主党は両院議員総会や全国幹事会を開いて了承を取りつける。その後、両党幹部で構成する「合併協議会」を設置し公式な合併交渉に入る。《産経新聞》
【韓国・文在寅大統領】日本とは協力強化
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、1日に行った「三・一独立運動」の100周年記念式典での演説で、現在の日本を直接批判せず協力強化の方針を明言した。悪化が続く日韓関係を考慮し、対日刺激を避けたとみられる。
文氏は昨年の記念式典で、日韓が2015年に解決で合意した慰安婦問題について「解決していない」との立場を強調し、日本側の対応を批判。竹島(島根県隠岐の島町)の「韓国領有」も主張した。
今年は慰安婦や徴用工、独島(竹島の韓国での呼称)を口にせず、「被害者(元慰安婦や元徴用工)らの苦痛を癒やしたとき、韓日は真の友人になる」と日本に協力を暗に求めた。
未来志向の日韓関係について文氏は昨年も強調している。ただ、今年は国民を前に「朝鮮半島の平和のために日本との協力を強化する」と宣言した。《産経新聞》