平成10966日目

2019/01/16

【ライダイハンのための正義】英議会内で集会

ベトナム戦争に派遣された韓国軍兵士による現地女性への性的暴行などで生まれた「ライダイハン」と呼ばれる混血児の問題を追及する英民間団体「ライダイハンのための正義」は16日、英議会内で集会を開いた。

イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の性暴力を告発してノーベル平和賞を受賞したクルド民族少数派ヤジド教徒、ナディア・ムラド氏(25)は「性暴力に対して団結し、正義の実現まで行動を」と訴え、韓国の戦争性犯罪である同問題への連携した取り組みを訴えた。

ムラド氏は「世界中の紛争下で性暴力被害を受けた全ての人たちの力になるよう支援したい。ライダイハンはベトナム社会で日陰に置かれるのが長すぎた。犠牲者と家族は、壮絶な被害があったことを認識されるべきで、正義のため共に闘いたい」とも述べた。

同団体の「国際大使」であるジャック・ストロー元英外相は「韓国人兵士の犠牲になったライダイハンが求めているのは謝罪でも賠償でもなく、韓国政府が悲惨な性暴力を起こした事実を認めることだ」とあいさつ。国連人権理事会にベトナム戦争における性暴力として徹底して調査するよう申し立てたことを明らかにした。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使を務める米女優アンジェリーナ・ジョリーと紛争地での性的暴行の実態調査を進め、英政府の性暴力防止イニシアチブ(PSVI)を設立したウィリアム・ヘイグ元外相は、「戦場で性暴力被害にあった人々をサポートするのが英国の外交政策の一つ」と述べ、英国政府としてライダイハン問題への関与する意向を示した。

「ライダイハン」の男性、トラン・ダイ・ナットさんは「学校で『犬の子』といじめられ続け、就職もできなかった。韓国政府は謝罪はもちろん母をレイプしたことも一切認めない」と憤り、「慰安婦問題で日本を攻撃する韓国政府は、韓国人がベトナム人女性に行った行為(性暴力)に頬被りするのは許せない。日本政府に助けていただきたい」と述べた。

ナットさんの母親で、77歳になるトラン・ティ・ンガイさんは、「24歳から3人の韓国兵士に3度も性的暴行を受けた。ライダイハンは現在も苦しみ続けている。韓国政府はベトナムの女性にしたこと全てに謝罪すべきだ」と涙ながらに語った。

「ライダイハン像」を制作した英国人彫刻家、レベッカ・ホーキンスさんは2メートルの等身大の「ライダイハン像」が7月完成し、ロンドン市内に設置する計画だと説明した。

同団体は、韓国はベトナム戦争に約32万人を派兵し、12、13歳の少女を含むベトナム女性数千人に性的暴行が加えられ、その結果生まれたライダイハンが約1万人いるとしている。

ライダイハンの父親は、韓国兵のほか民間人や軍属の韓国人男性ら。1973年に結ばれたパリ和平協定による韓国軍撤退などで韓国人男性らは帰国し、ライダイハンは置き去りにされた。75年にベトナム戦争終結後、南ベトナム政府の崩壊により、共産党政権下でライダイハンは「敵国の子」として迫害され、差別されてきた。韓国政府は公式謝罪や賠償は行わず、韓国でタブーとされてきた。《産経新聞》



【横綱稀勢の里関】現役引退

引退した大相撲の第72代横綱の稀勢の里(32)=茨城県出身、田子ノ浦部屋=が16日、東京都墨田区の両国国技館内で記者会見し「横綱として皆さまの期待に沿えないというのは非常に悔いが残りますが、私の土俵人生において、一片の悔いもございません」と、時折涙を流しながら心境を語った。

日本相撲協会理事会で引退と年寄「荒磯」の襲名が承認され、今後は田子ノ浦部屋付きの親方として後進を指導する。

進退の懸かった初場所で初日から3連敗して決断。思い出の一番に、初優勝した2017年1月の初場所で千秋楽に横綱白鵬を破った取組を挙げた。場所後に横綱へ昇進した。《共同通信》

【第160回芥川賞、直木賞】選考会

第160回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は上田岳弘さん(39)の「ニムロッド」(群像12月号)と町屋良平さん(35)の「1R1分34秒」(新潮11月号)に決まった。直木賞は真藤順丈さん(41)の「宝島」(講談社)が選ばれた。

上田さんは兵庫県生まれ、東京都在住。三島由紀夫賞や芸術選奨文部科学大臣新人賞などを受けた。町屋さんは東京都生まれ。「青が破れる」で文芸賞を受けデビュー。

真藤さんは東京都生まれ。2008年に日本ホラー小説大賞など四つの新人賞を別々の作品で受賞した。《共同通信》

【埼玉新都市交通】パンクで運休

16日午前11時5分ごろ、さいたま市と埼玉県伊奈町を結ぶ埼玉新都市交通(ニューシャトル、伊奈町)の加茂宮-鉄道博物館間を走行中の大宮駅方面に向かう上り電車(6両編成)で、運転士が異常音を検知、緊急停止した。最後尾の6両目のタイヤ2本がパンクしており、レールなどの一部にも破損が見つかった。全線で運休し、復旧のめどは立っていない。けが人はいなかった。

同社によると、パンクしたタイヤ2本のうち、1本はタイヤ片が飛散、破裂したような状態だった。故障当時、運転士が大きな音に気づいたために緊急停止し、6両目の乗客も異常音を聞いたという。国土交通省によると、電車は脱線していたことが判明。運輸安全委員会は鉄道事故調査官3人を派遣、同日夕から現地調査を始めた。部品破損を含め何らかの原因でパンクしたとの見方がある。

埼玉新都市交通によると、乗客約100人が軌道上を約500メートル歩いて鉄道博物館駅まで移動。この故障で1千人の乗客に影響が出た。《産経新聞》

【沖縄県・玉城デニー知事】浦添埋め立て「やむを得ない」

沖縄県の玉城デニー知事は16日、同県浦添市の松本哲治市長と県庁で会談し、那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)を浦添市の米軍牧港補給地区沿岸に移設するための埋め立て計画について、経済波及効果など将来性を考慮すれば自然破壊はやむを得ないことなど3項目を確認した。

玉城、松本両氏はこのほか、新たな施設は「新基地」ではなく「代替施設」であることも確認。那覇軍港の浦添移設が「県内移設」ではなく「那覇港湾区域内の移動」であることでも一致した。

米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、県は「新基地建設」として批判し、環境破壊や県内移設は認められないとしている。辺野古移設と浦添移設の違いについて、玉城氏は16日、記者団に「那覇軍港(移設)は那覇市、浦添市双方にメリットがあり、県全体の産業振興にもつながる」などと述べた。

那覇軍港の浦添移設をめぐっては、翁長雄志前知事も容認していた。玉城氏が昨年10月に知事に就任したことを受け、松本氏が改めて3項目の確認を求めた。《産経新聞》

【立憲民主党・枝野幸男代表】参院選候補一本化へ野党の会談要請

立憲民主党の枝野幸男代表は16日、岡山市で講演し、夏の参院選をめぐる改選1人区での野党候補の一本化に向け、28日に召集される予定の通常国会の前に、野党6党派の代表による会談を開催すべきだと訴えた。「大きな方向性を確認し、国会論戦に臨みたい。参院選まで全力疾走したい」と述べた。

候補者調整に関しては「地域事情が違うので一気に進めることはできないと思うが、課題を共有できればいい」と説明した。会談では、安倍晋三政権を通常国会でどう追及するかについても意見交換する方針も示した。

共産党の志位和夫委員長は16日の記者会見で、枝野氏の呼びかけを歓迎し「1人区での一本化を公式に合意するよう願っている」と述べた。《産経新聞》

【防衛省】韓国に抗議

防衛省は16日、韓国駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機へのレーダー照射問題に関し、シンガポールで14日に行われた日韓防衛当局による実務者協議の内容を韓国側が一方的に公表し、事実と異なる主張を展開したとして抗議の上、撤回を求めた。16日の自民党安全保障調査会と国防部会の合同会議で防衛省幹部が明かした。

14日の日韓実務者協議で、日本側は電波情報の交換を提起したが、韓国側は応じず、協議は平行線に終わった。協議内容は非公開とする取り決めだった。しかし、韓国国防省報道官は15日の定例記者会見で協議内容を公表。「韓国の乗組員が脅威と感じる雰囲気であったという部分は、日本側が一部認めた」などと事実と異なる見解も示していた。

これに対し防衛省は16日午前、韓国の駐在武官を東京・市ケ谷の防衛省に呼び出し、抗議するとともに撤回を求めた。韓国側は「本国に伝える」と応じたという。防衛省幹部は「非公開の約束を破った上、でたらめな発表をしている。信頼関係は完全に崩れた」と語る。

自民党部会では、韓国に対し厳しい制裁を求める声や、P1が収集したデータを国際社会に示し、日本の正当性を訴えるべきだとの意見が相次いだ。《産経新聞》

【青森市・山崎翔一市議】「議員活動を全うしていきたい」

ツイッター上で高齢者らを差別する内容の投稿をした青森市の山崎翔一市議は16日、昨年11月に任期が始まって以来、初めて市議会に出席した。山崎氏は、「議員活動を全うしていきたい」と述べ、議員を続けていくことを明らかにした。

山崎氏は市議会広報広聴特別委員会に出席。委員会後、取材に対し、「11、12月は議員活動ができず、申し訳なく思っている」と謝罪。「議員の職務を全うし、市議会と市民を近づけるため活動していきたい」と述べた。

市議会が昨年11月に辞職勧告決議を可決したことについては「重く受け止めている。辞職も考えたが、辞職しないでほしいとの声もいただいた」と話した。

山崎氏は昨年10月の市議選に初当選。ツイッター上で、高齢者や性的少数者(LGBT)を差別する内容の投稿をしていたことが判明、病気を理由に約1か月間、入院していた。《読売新聞》

【岩屋毅防衛相】米国防長官代行と会談

訪米中の岩屋毅防衛相は16日午後(日本時間17日午前)、シャナハン米国防長官代行とワシントン郊外の国防総省で初めて会談した。日本の防衛力強化を従来と異なる速度で進めると明記し、昨年末に決定した新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」や次期中期防衛力整備計画(中期防)を踏まえ、日米同盟を一層強化させる方針で一致した。

会談冒頭でシャナハン氏は防衛大綱について「サイバーや宇宙も含めた先端技術の分野を重視する計画になっていて評価できる」と述べた。

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を含む在日米軍再編計画の推進についても議論するとみられる。《共同通信》

【野田佳彦前首相】会派「社会保障を立て直す国民会議」結成

立憲民主党会派入りを見送った衆院会派「無所属の会」の野田佳彦前首相、玄葉光一郎元外相ら4人は16日、会派名を「社会保障を立て直す国民会議」に改称し、衆院に届け出た。これまで会派に所属していなかった井出庸生、重徳和彦、中島克仁各氏が加わり、所属議員は7人となった。

会派代表だった岡田克也元副総理が立憲民主党会派に移ることに伴い、後任の代表には野田氏が就いた。

野田氏は国会内で記者会見し「国会で一番停滞している社会保障改革の分野で政策提言などを行う」と強調した。「立憲民主、国民民主両党の間をつないでいく役割も懸命にやっていかなければいけない」とも語り、旧民進党系勢力の橋渡し役を担う姿勢を示した。

野田氏によると、28日に予定されている通常国会の召集をめどに複数の無所属議員が会派入りを検討しているという。《産経新聞》



1月16日のできごと