平成10796日目
2018/07/30
この日のできごと(何の日)
【イージス艦・まや】進水式
海上自衛隊の新型イージス艦の進水式が30日、横浜市内で開かれ、「まや」と命名された。平成32年3月に就役する。海自はイージス艦8隻態勢を目指しており、まやは7隻目。敵のミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」が初めて搭載される。北朝鮮の弾道ミサイルや中国による海洋進出など周辺海空域の脅威が続く中、世界屈指といわれる防空能力に集まる期待は大きい。
「イージス艦はその国の軍事力を象徴する『スーパーパワー』。抑止力や運用上の効果は計り知れない」
海自護衛艦隊司令官や呉地方総監などを歴任した池田徳宏元海将はこう語る。CECは自艦レーダーが探知していなくても味方レーダーが捉えれば迎撃できるネットワークシステムで、海自が長年求めてきた。池田氏は「1隻の探知能力に頼るよりも、複数のイージス艦の情報を共有した方が迎撃に時間的余裕が生まれる」と期待を寄せる。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【石川県かほく市】37・7度を記録
中国地方から東北の日本海側では30日、雨が降って水分が抜けた後の風が山を越え、平地に下りる過程で暖まる「フェーン現象」によって各地で気温が上がった。太平洋側も高気圧が張り出して暑くなった。31日も引き続き気温が高くなる見通しで、気象庁は熱中症対策を呼び掛けている。
気象庁によると、石川県かほく市で37・7度、新潟県魚沼市では37・4度、福井市で37・1度、秋田県横手市で37・0度の最高気温を観測した。
太平洋側は岐阜県多治見市で37・6度を観測した。高気圧が張り出し、日照時間が長かったことが影響したとみられる。《共同通信》
【JR四国】9月までに全線再開
JR四国は30日、西日本豪雨で被災し不通となっている各区間を9月末までに運転再開させると発表した。
各区間の再開予定日は、予讃線の本山-観音寺間が8月9日、同じ予讃線の伊予市-伊予大洲間(海回り)と予土線の宇和島-窪川間がそれぞれ8月10日になる。
予讃線の卯之町-宇和島間は9月中をめどに再開する予定だ。《産経新聞》
【福岡高裁】諫早開門、確定判決を「無効」
国営諫早湾干拓事業(長崎県)を巡り、2010年に確定した「開門命令」判決の効力が争われた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(西井和徒裁判長)は30日、国側の請求を認め、確定判決を無効とする判断をした。相反する「開門禁止」の判断が併存した司法のねじれが解消され、長年の法廷闘争は「非開門」で決着する可能性が高まった。逆転敗訴の漁業者側は最高裁へ上告する方針。
今回の訴訟で、国は10年に確定した福岡高裁判決に基づく堤防排水門の開門を強制しないよう漁業者側に求めた。確定判決に従わない国には制裁金が科され、1日90万円を支払っている。これまでの総額は約12億円。《共同通信》
【成田空港】エア・カナダ機が立ち往生
30日午後3時45分ごろ、成田空港に着陸したカナダ・モントリオール発のエア・カナダ5便ボーイング787が、滑走路から建設中の誘導路に誤って進入して停止した。国土交通省によると、乗客乗員計約210人を機内に残して立ち往生。機体を車両で移動させ、5時間以上すぎた午後9時ごろから、ターミナルで乗客らを降ろした。けが人などはいないとしている。
国交省成田空港事務所などによると、機体はB滑走路のすぐ脇で停止。路面が一部未整備なため、移動には鉄板を敷くなどの措置を取った。この影響でB滑走路は午後10時すぎの運用再開まで、6時間以上閉鎖した。《共同通信》
【立憲民主・枝野幸男代表】自民・杉田水脈議員のLGBT発言「許してはいけない」
立憲民主党の枝野幸男代表は30日の党会合で、自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌への寄稿で性的少数者(LGBT)への行政支援に疑問を示したことを「人権に対する意識の欠落という深刻な問題として許してはいけない」と批判した。立憲民主党の福山哲郎幹事長も同日、国会内でLGBT関係団体と面会し「自民党は党としての見解を出すべきだ」と述べた。《産経新聞》
【京阪電鉄】車両トラブルで27万人に影響
30日午前7時55分ごろ、京阪電鉄萱島駅(大阪府寝屋川市)で、電車のパンタグラフが故障し、発車できなくなるトラブルがあった。同府門真市の門真市駅付近と大和田駅付近でそれぞれ緊急停止した車両の乗客計19人が体調不良を訴え、8人が緊急搬送された。守口市門真市消防組合によると、重症者はいない。
京阪電鉄によると、停電で車内の冷房が停止しており、暑さが原因で体調不良になったとみられる。京阪本線、鴨東線、中之島線の上下線全線で運転を見合わせ、いったん午前9時に動きだしたが、故障した電車の回送中にまた停電が起き、午前9時35分ごろにもう一度運転を見合わせた。
その後、午前11時半に再開した。このトラブルを受け、上下線で115本が運休した他、126本が最大3時間遅れ、約27万人に影響が出た。《産経新聞》
【悠仁親王殿下】戦傷病者史料館ご視察
秋篠宮ご夫妻と長男の悠仁さまは30日、東京都千代田区にある戦傷病者史料館「しょうけい館」を私的に訪問された。同施設は戦傷病者や家族の労苦を後世に伝えるための国の施設。平成21年には天皇、皇后両陛下も訪問されている。
お茶の水女子大付属小学校6年の悠仁さまは、戦場で止血に使われた日章旗や、兵士から取り出された摘出弾などを熱心にご見学。秋篠宮さまが、負傷した状態について「壊疽(えそ)って分かる? 腐っちゃうことね」と説明される場面もあり、悠仁さまは真剣な表情でうなずかれていた。《産経新聞》